作者:ブルー
俺は紐緒さんの実験によって、詩織と精神が入れ替わってしまう。
その経過報告書。
- 知ってたらそんな実験受けてないっつーの
- はー、めんどくせー
- そんなものを書くはめになった身にもなってほしい
- なんでもないです。こっちの話だし
- ほら、やっぱり。私のことやらしい目で見てる
- 私より他の女の子見てあげたほうがいいんじゃないですか
- 俺はこの感動を一生忘れないだろう
- 美樹原さんが泊まりにきた。もちろん詩織の家にだ
- どもるなよ、キモイやつだな
- 四人の人間が知っている秘密はすでに秘密とは言えないわ
- 舐めんな、気色悪いっ。警察につきだすぞ
- ゲーテの詩集なんて彼の趣味じゃないのに、ぜったい
- バカか。困るのはそっちだろ。グラウンドまで聞こえる大声出してやる
- おい、みんなを笑わせるつもりなら昼休憩にしろよ
- 制服だとまずいじゃん。補導されるかも
- でも、男子って私のイメージを勝手に作ってるみたいよね
- こういうのって更衣室で一緒に着替えてるのと理屈は同じだと思うの
- じつはさ、もう紹介料もらちゃったんだよね、アハハ
- 昨日食べたオレンジが痛んでたのかも
- これは優美が世界で一番大切な人にもらった宝物なんです
- ハゲ……じゃない、先生に用事があって
- いつか痛い目見るわよ
- こらっ! やめなさい。ムクっ!
- やだ。おじさんの、エッチー。手をどけてください
- 男には男の事情があんだよ。だいたいプライバシーの侵害だろ
- お嬢ちゃん、なにしてるの? 一人?
- サービスよ、サービス。ブルマだと思えば平気でしょ?
- 清川さんが「今夜はパーティーだな」って言った
- あなたたち自分がなにをしてるのかわかってるの?
- あれは狂ってたとしか書くことができない
- 目をさましたときに俺は俺に戻ってた
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