作者:ブルー
経過報告13 ―― 7月14日
部活に行こうとしてたときだ。プールわきの物陰で人の気配がした。なんだろうと思って覗くと、薄暗い場所に競泳水着を着た女の子が、首からホイッスルを下げたマッチョな男の足もとにひざまずいている姿があった。
女の子は清川さんだった。さっぱり短くカットした明るいメロン色の髪とスッとした涼しげな瞳の横顔でわかった。彼女は水泳部のエースっていうか超高校級スイマーで、ある意味詩織よりも目立つ体をしている。身長があってまんべんなく日焼けした褐色の肌に、引き締まった長い脚、流れるような細身の体だ。イルカのイメージっていったほうがわかりやすいかもしれない。制服姿だと男の子みたいな女の子だけども、生地の薄い競泳水着だとコンパクトに隆起した大胸筋や広背筋の陰影が絶妙のコントラストで見てとれる。水泳部の練習も好雄とよく覗きにきてたりする。なんせ水泳部は女の子の水着姿の宝庫だ。根っからの体育会系なので普段はざっくばらんな男言葉を使ったりしている。
それで彼女がそんな場所で隠れるようにして何をしてたかといえばこれが驚きで、見上げるようにして夢中にフェラチオをしていた。相手は水泳部のコーチだった。俺はどうして清川さんはそんなことをしているのだろうと思った。見ちゃいけないものを見た気がした。
「うまいか、清川」
「はむぅ、んん……はい、コーチ」
コーチを見上げる清川さんの表情は俺の知っている彼女とは別人みたいだった。男っぽさが消えて、周りが見えてない危うさが漂っていた。
「男を悦ばせるツボがわかってきたようだな」
「んぷぅっ、コーチの指導のおかげです」
合間によだれのついた口もとを無造作にぬぐっていた。清川さんに嫌がっている様子はなかった。むしろ練習メニューの一環としてコーチにフェラチオを教えてもらっているみたいだった。コーチのチンコは、俺が昨日しゃぶらされた好雄のチンコより一回り以上大きくて黒くて太かった。夏の青空に向かってそそり立つその威厳に満ちた姿は、まるでメジャーリーガーのホームランバッターみたいでもあった。それに比べたら好雄のなんかリトルリーグのベンチウォーマーだ。
その黒くて太い巨根が清川さんの小さな唇にねじ込まれると、しゃがんだままで苦しそうに顔を歪めてた。ボタボタとヨダレが競泳水着に垂れる。たぶん喉の奥までチンコをねじ込まれて苦しいんだと思った。俺にもその気持ちがわかる。ほんとオエッってなりそうなぐらい苦しくなる。たぶんあの気持ちはチンコを咥えさせられた女の子にしかわからない。ましてや清川さんの場合にはあのサイズだ。慣れててもオエッとなるだろう。
「苦しいか、清川」
コーチの問いかけに清川さんはメロン色の短い髪をふるふると横に振っていた。
「全日本の決勝はそんなもんじゃないぞ。よし、日本記録を出すつもりで最後までしゃぶってみろ」
コーチは分厚い胸板のところで腕組みをしていて、清川さんの手は海パンを下げた相手の大腿筋横に置かれていた。
コーチの命令を受けて、清川さんがすごい勢いで顔を前後にしゃぶりはじめた。両目を浅く閉じて、ズチュ、ジュリュと音をさせて唇を絡める。首まで使って振り子運動をし、頬をAVみたいに窄めていた。まるで100メートル自由形のラストスパートを見てるみたいだった。
「あと10メートル、……5、4、3、2、1……よしっ、ゴールだ!」
唾液の糸を引くチンコが引き抜かれた。コーチが自分でしごいて、おびただしい量の精液が清川さんの顔に向かってドバドバッと発射されてた。清川さんのシャープな顔立ちがドロドロの精液に埋め尽くされる。白濁液が絡まってたれてる横顔は、鏡に映った詩織のオナニー姿を見るよりも淫靡だった。俺はずっと清川さんのことをボーイッシュだ、ボーイッシュだ、とばかり思っていた。それがまさかコーチの巨根をしゃぶって顔射されてるなんて。衝撃過ぎて言葉が出ない。
「ああ、コーチ……今日も特訓ありがとうございます」
清川さんは両目を閉じたまま顔を上に向けて、うっとりとした表情で表彰台の一番上に立って表彰を受けるみたいに精液を受け止めていた。頭の先まで満たされた顔だった。
「なにか面白い物でもあるのかい、詩織くん」
不意打ちに背中に声をかけられて飛び跳ねそうだった。振り向くとキザがすぐ後ろに立ってた。
「部室なら向こうだよ。みんなコートに行ってるよ」
「あははは、そうですね。ちょっとどっかのノラ犬が迷いこんでて」
我ながら下手な言いわけだったと思う。
「犬が? ふむ、それは心配だな。よし、僕が職員室に知らせてこよう」
「あー、もうどっかに行きました。そうだ、早く着替えないと」
とりあえず何も見なかったことにして、その場を急いであとにした。
着替えているとドアが無言で開いた。誰かと思ったらまたキザだった。俺はうんざりしながら「ここは女子の部室ですよ」と言った。まだアンスコをはく前だった。部室には詩織の俺以外誰もいなかった。
「そろそろ着替えが終わったかなと思ってね」と、キザが後ろ手に鍵をかけてるのが見えた。薄っぺらい笑みで近づいてきて、前のこともあったので「出てってもらえますか」って冷たい声であしらった。嫌な予感はしてた。後ずさったところを肩をガッとされて床に押し倒された。それはもうライオンが野うさぎに飛び掛るみたいな早業で。
いきなりのことでうわああ、天井が回転してるぅぅって目が回った。見るからに高そうなシャツを掴んで、覆いかぶさるキザを引っぺがそうとした。でも、キザの動きは嫌な意味で洗礼されてて、逃げる暇なんかないうちにテニスウェアをめくられてブラの胸を揉みしだかれた。ヒラヒラのスカートも同じだった。お腹のところまでめくられて詩織お決まりの純白パンティーの上をいじられた。
「おい、どういうつもりだ。痛いだろっ、怒るぞ……!!」
ぶち切れてたのと驚いたので、いつもの言葉づかいが爆発してた。
「品行方正な詩織くんとは思えない口のきき方だな。先輩に対して”おい”はないだろ」
「なにが先輩だ、すぐどけっ! 詩織の体をお前なんかに触らせてたまるか!」
「あんまり騒ぐと他の生徒に見つかるぞ」
「バカか。困るのはそっちだろ。グラウンドまで聞こえる大声出してやる」
「ほんとは犬なんかいなかったんだろ」
「な、なにをほざいてやがる。手をはなせ――」
「同級生のいやらしい姿を見て興奮してたんじゃないのかい」
ギクってした。どうしてそれを知ってるんだって混乱した。おかげで叫ぶタイミングをなくして、キザの手がパンティーの淵からスルッって入ってきて、指でなぞるみたいに詩織のピュアマンコをいじられた。
「やはりか。もうこんなに濡らしてる。グチュグチュだろ」
「ちがっ! やめろっ。勝手に触るなっ」
「ほんとは逆だろ。良くないな、ウソは」
「逆じゃない、逆じゃない」
「同じことをしてあげるよ。いつもの素直で気のきく詩織くんが僕は好きだな」
「ちょ、ストップッ! っっ……! クリはマジやばいっ。あ、頭がおかしくなるー」
ほとんど反射的に仰向けで背中を弓なりにしまくってしまった。ビクビクッって震えて、粘りつく詩織の声まで上げて。
「興奮するねえ。録音したくなったよ、いまの声。このままイカせてほしいのかい」
「ンンー、ンムゥゥー」
慣れた手つきでマウストゥーマウスにキスをされた。生暖かくてヌルヌルのベロが入ってきて口の中でスクリューみたいに動き回った。ベロンベロン、ズチュズチュ、ジュルージュルー、チュブチュブ……すげー最悪の気持ちだった。でも、そうやって無理矢理キスをされながら乱暴にマンコをいじられてると頭が霞むみたいにぽわーんってしていって、腕に力が入らなくなった。自分が誰でどこにいるのかわからなくなるっていうか、そういう事実関係がどうでもよくなる。嫌なのに詩織の体がエッチに反応してしまう感じだ。
「ハアハア、詩織くんの唇おいしいよ。まるで新鮮なフルーツみたいだ」
なにが新鮮なフルーツだ。ディープキスをかまされながらマンコの上を指が何度も行ったり来たりしてて、乗りたくないジェットコースターに乗せられたみたいに強引に感じさせられていた。口だろ、耳だろ、首だろ、胸だろ、マンコだろ。あれよあれよという間に詩織の感じるポイントを的確に責めまくる。ヌチュヌチュという音がだんだんと遠くに聞こえるような気がした。パンティーはすでに脱がされて、右の足首に絡まっていた。キザのやり口がうまかったのは、俺に抵抗する隙を与えず、一気にテニスウェアのシャツをめくって、ロープで縛るみたいに両手首に巻きつけたことだ。そのせいで俺は両腕の動きを封じられ、キザの好きなように詩織の体をいじられることになった。ブラジャーを引きちぎって乳首をレロレロしゃぶられた。ピンクの乳首を甘噛みされると俺は思わず「あ、あんっ」って甘ったるい声を出してしまった。熱を帯びてて、本当に自然と出た。
「ふぅふぅ、乳首が感じるかい? もっとカミカミしてあげるよ」
部室で後輩女子を襲うキザもやばいけど詩織の体もやばいと思った。昨日、さんざん好雄に体中を弄られまくったのもある。すげー快感に弱くなっているというか、いとも簡単に感じる。毛嫌いしてるのに乳首をカミカミされて、マンコの入り口を浅くほじくられるだけで、ハアハア息が上がって目がトロンとしてった。サウナに入ってるみたいに全身が熱かった。とくにズリマンで火のついた詩織マンコはドロドロに溶けてた。もっと危ない場所を摩擦して欲しいって思う、指で。アンアンとひっきりなしに喘ぎながら赤いキューティクルの髪を振り乱してモロに感じてしまった。
「いいよ、エッチに目覚めた女子の顔になってきた。膝の開きかたもすごくエッチだ。そのままにしててごらん、僕がもっと詩織くんの弱さを教えてあげるよ」
得意な顔をしたキザが、詩織のマンコめがけて指をズブブブと突き立てた。膣の熱さと深さを測るみたいに。俺は「んっ!」って顔を歪めた。半分怖かったのもある。体に異物が入ってくる感覚に慣れてなんかないし、詩織の大切な処女が傷つかないか不安だった。だけどアソコは別の意思を持ってるみたいにキュンって反応して、侵入してきた指にネトネトに巻きついて絡みついた。奥からさらにたくさんのツユが溢れてだ。
(やばいっ! このままじゃまた詩織のマンコがキザに感じさせられるっ!!)って焦った。あのときもこいつのせいで詩織の体の奥深くに眠っていた性的な部分が掘り起こされたようなもんだ。これ以上好きなことをさせるとどうなるかわからないって空恐ろしくなった。いまよりもっと詩織の体がエロに目覚めるかも。でも、体が思うように動いてくれなくて、意識はどんどんとやばい方向に流れていってた。
「想像以上だよ。キツキツなのに中はドロドロじゃないか。詩織くんはイメージと違って淫乱な女の子なんだねえ」
キザのやつ指を二本に増やしてドリルみたいにピストンさせやがった。おかげでお腹がじれるみたいに胎内をかき乱されて、さらに危ない雰囲気になって感じてしまった。(ふやけるんじゃないかっていうぐらいやつの指は汚れていた。すべて詩織のマンコから吐き出されたやらしい汁によってだ)胸はやつの唾液で埋め尽くされるぐらい乳を揉まれしゃぶられて、抵抗する気力も薄くなってしまった。その頃には詩織の全身にキスマークをつけられて、茫然自失状態の俺はキザの唾液までたっぷりと飲まされていた。
「やべぇ、やばすぎる……マジで感じるぅぅ、詩織マンコ犯される……」
「犯されるなんて人聞きが悪いな。僕は詩織くんにテニス部のしきたりを身をもって教えてあげてるだけだろ。さあ、そこのロッカーに両手をついて、お尻をこっちに向けてごらん。バックで詩織くんの大切な処女マンコをぶち抜いてあげるよ」
「やだ、それだけはやめてくれ」
「いまさら怖がるのかい。詩織くんもゆかりくんと同じように僕の可愛い恋人になるんだ」
そうなんだ。古式さんもキザに襲われてバージンを貫通されたらしい。おっとりとしてて人を疑うことを知らない彼女の性格を考えると十分ありえる、というか拒めないだろうお嬢様だし。つーかテニス部の女子でキザの毒牙にかかってないやつって詩織だけなのかもしれない。
「たのむぅ、詩織の処女だけは見逃してくれ」
キザの命令でロッカーに両手を着いて、お尻を後ろに突き出すポーズをさせられた。逃げようにも感じすぎて膝がガクガクで逃げれなかった。キザはすでに短パンをずり下ろして、反り返ったチンコを俺に向けてた。垂れてたテニススカートの後ろを背中までめくって、俺が動けないように両手で腰をガッチリ掴んでチンコをヒクヒクに濡れまくった詩織マンコに押しつけてきた。顔は詩織の処女をヤル気満々だった。
「待て、待っててば。他のことならなんでもするから、な」
テニスシューズの足をつま先立ちにして、なんとかキザの毒牙から詩織の処女マンコを守ろうと横にずらしてた。
「ゆかりくんもそうやって怖がっていたよ」
「ハアハア、古式さんも……」
「いま思い出しても興奮する。お嬢様の彼女が歯を食い縛って痛みを我慢する表情は最高だったよ。詩織くんはどんな顔を僕に見せてくれるかな」
場所も部室だったんじゃないかと思う。俺はキザに押し倒されて処女を失った古式さんの姿を想像してた。痛くて辛かっただろう、たぶん。それともキザの繰り出すテクニックに翻弄されてマンコがとろけるぐらい感じてたのだろうか。ありえなくもない。なんせ相手は女ったらしのキザだ。それに悲しかったり辛かったりしたら部活なんかとっくにやめてるはずだ、そういえば。つーことは俺や詩織が知らないだけで、古式さんはキザのセックスにメロメロになってて、いまも練習の合間とかに抱かれたりしてるのだろうか。おっとり美人の古式さんの処女をいただくなんてどこまでもふてーやろうだ。
そうこうしてるあいだにキザのチンコが詩織のアソコに当たって血の気が引いた。じりじりとミリ単位で距離を縮めるみたいに狭い入り口を強引にこじ開けようとしてた。
もうなりふりかまってられなかった。「やめろー、やめてくれぇー」って、必死になって頼み込んだ。心境的には土下座してるみたいな感じで。
「おとなしくしろ。高校生活最高の思い出だ。二人でたっぷり楽しもうじゃないか」
マジでやばかった。俺がもうダメだってあきらめかけたとき部室の外で人の気配がして、他の女子部員が戻ってきてくれて助かった。キザのやつ血相を変えて部室から出ていった。あとちょっと遅かったらマジで詩織の処女はキザのモノになってたと思う。
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