最近は、いろんな会社でテレワークが導入されてるわよね。
パパの会社でもテレワークの日があるの。
リビングで、パパとジェンガで対決することになったの。
ママはフラワーアレンジメント教室に出かけているわ。
テレビゲームのときと同じ。勝った方のおねがいを一つ聞くこと。
ジェンガは得意だから油断してたの。
真ん中の棒を抜こうとして指がふれて、タワーが一気に崩れた。
くやしい! あとすこしでパパに勝てたのに!
「あーあ。負けちゃった」
「約束通り、詩織には罰ゲームを受けてもらうぞ」
「なにをすればいいのかしら? おつかい? 肩たたきとかなら楽でいいんだけどなぁ」
勝つつもりだったから、対決するまえにパパの要求を聞くのを忘れてたの。
「詩織の脇を見たい」
「えっ、なにそれ?? 私の脇??」
私はキョトンってしてた。
急になにをいいだすのかと思ったわ。
「父娘でも、はずかしいわよ」
「だからこそ、罰ゲームだ」
「それはそうだけど……」
「文句をいってないで、腕を上げて、お父さんに脇を見せなさい」
約束は約束だし、守らないとダメよね。
ソファーで、ひじを曲げるように右腕を頭の上にあげて、脇を広げたわ。
今日はピンク色のキャミソールを着てたの。
パパは隣にすわって、私の脇をじっくりと見た。
そんなに見られると緊張してきちゃう。
「綺麗な脇だな。剃り跡もない」
「脇を褒められたのは、はじめてかも」
「いつも、お風呂で手入れしてるのか」
「ううん……」
私は、生まれつき体毛が薄い体質なの。
夏のプールの時期も、ほとんど手入れをしなくて平気ぐらい。
ここだけの話、アソコもツルツルなのよ。パパにもヒミツだけどね。
「こんな魅力的な脇は見たことがない」
「ちょっと、パパの顔がちかい」
パパの顔が、どんどん私の脇に近づいてきたわ。
パパって、そういう趣味があったのかしら?
鼻息が当たって、くすぐったい。
「パパの鼻息がくすぐったいわ」
「クンクン」
「やだぁ。高校生の娘の脇のにおいを嗅がないで」
「ハアハア……汗のにおいがする」
「今日は体育の授業があったから」
「舐めてみてもいいか?」
「えっ!?」
私が返事をするまえに、パパがベロリって、私の脇を舐めたわ。
そんなことするとは思ってもいなかったから、すごくおどろいちゃった。
ゾワゾワってしたわ。
「いやん……」
「ハアハア。しょっぱい味がする。とてもうまい」
「ペロペロ舐めて、犬みたい」
まあ、脇ぐらい、いいかなって……。
あとで知ったけど、脇には性感帯があるのね。
ベロが這うたびに、肌が震えるみたいな感覚があるの。
「……パパ、もう十分でしょ」
「あと1分だけ」
「でも……」
ほんと犬みたいにしつこい。
犬って飼い主の手をずっと舐めようとするでしょ。あれと同じ。パパは舐めるのをやめようとしないの。
ジュルジュル、チュパチュパ、ペロペロ、レロレロ……私の脇はパパの唾液まみれよ。
あとね、体を支えるようにして、パパの手が私の胸を掴んでいたわ。
キャミソール越しにモミモミと揉むの。
(あん……へんな気持ちに……)
頭がぼーっとしてきちゃった。
だって、ずーっと無防備な脇を舐められて、胸をさわられているんだもの。
感じるなっていうほうがムリな話よ。
「詩織の顔が赤いぞ」
「……パパの気のせいよ」
「ほんとはパパに脇を舐められて、へんな気持ちになってるんじゃないのか」
「っっ!!」
パパがキャミソールの乳首を、指で摘まんでクリクリってしたの。
思わず、ビクン!! て感じちゃった。
腕の力が抜けかけたの。
「時間よ、もう終わり」
「つぎは左の脇だな」
「ウソ。こっちもなの」
「片方だけと、いついった?」
「そんなの、ずるいわ」
まんまとパパにだまされちゃったわ。
今度は左腕を上げて、パパに左脇を舐められることになったの。
やっぱりキャミソールの胸を掴んで揉んでるし。
これって確信犯よね。
罰ゲームだし、注意したくてもできないわよ。
けっきょく、10分以上、パパに両脇を舐められてたかしら。
「詩織の脇ならずっと舐めていられる」
「バカいわないで……パパのつばでドロドロ。私の脇が溶けちゃいそう」
「こっちはどうだ」
パパが下着の股間にふれようとしたの。
さすがにまずいわよ。
私は、あわててソファから立ち上がったわ。
「そろそろママが帰ってくる。続きはこんどね」って、逃げるようにして自分の部屋にもどったわ。
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