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4.お宝写真

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作者:ブルー

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 そのことを写真部の部室で好雄に伝えると大笑いされた。
「とんだとばっちりだぜ、まったく」
「また詩織ちゃんに嫌われたな」
「好雄はヌードを撮りたいんじゃなかったのかよ」
「嫌われたら元も子もないだろ。それよりこれを見ろよ」
 好雄がノートパソコンを開いた。
「おおお」
 そこには美樹原さんとペアになって体育館でストレッチしている写真があった。
 美樹原さんは詩織の親友で、栗色の長い髪をしていて前髪を眉にかかる長さでパッツンにしている。人見知りの強いおとなしい女の子だ。詩織はいつも「メグ、メグ」と呼んでいる。
 ブルマ姿の詩織は床に左右に大きく脚を開いて座って、背中を美樹原さんに押してもらって体を前に倒す運動をしていた。とくに開脚したブルマの股間がやばかった。こんもりとした丘の真ん中にうっすらとスジの陰影が見え、健康的なお色気がムンムンだ。
「我ながらグッジョブだろ」
「変態の王様だよ、好雄は」
「喜ぶのはまだ早いぜ」
 好雄が次に開いたファイルには、更衣室で体操着に着替えようとしている詩織の画像があった。
 上半身は下着だけで制服のスカートを履いている。薄いピンクのブラジャーが目を引いた。胸の膨らみがいまにもこぼれそうだ。
「ブラ姿がバッチリだろ」
「よく更衣室に忍び込めたな」
「ちょっと夕子に頼んでさ」
「朝日奈さん?」
 その手がと思った。女子なら怪しまれることもないし、詩織も油断するだろう。
「予想よりでかいよな」
「ああ」
「詩織ちゃんの彼氏になった男はこのおっぱいを自由に揉めるわけか」
「ほかに続きがあるんだろ」
「そうあせるなって」
 3枚目の画像では詩織は上下とも下着姿になり、今まさにブルマーに片足を通そうとしている場面だった。
 隠しカメラにはまったく気づいていない様子だ。
「詩織ちゃんの履いたブルマーなら5万円でも売れそうだな」
「売るわけないだろ、詩織が」
「もっとすごいのがあるぜ」
「もっと?」
「目ん玉かっぽじって見ろよ」
 好雄が得意げに画像を開いた。
 そこには気持ち良さそうにシャワーを浴びている詩織の写真があった。おそらく学校のシャワー室だ。部活動の練習をした後なのか、写真は上から見下ろすアングルで盗撮されていた。シャワーの水流が、大人びた詩織の体をつたって流れ落ちていた。ピンク色をした乳首が湯気に隠れてかすかに見える。
「いっとくけどアイコラじゃないぜ」
 俺はしばらく写真から目が離せなかった。
(バスタオルの下にこの裸があったのか……)
 思わず昨日のバスタオル一枚だった詩織の姿を思い出した。
「これで処女って罪作りだよな」
「なあ、好雄」
「わかってるって。コピーしてやるから家でじっくり拝めよ」
「いつもサンキューな」
「それはそうとあの後でヤリチンについて調べたけどさ。これが奴のFBな」
 好雄はマウスを使ってブラウザを立ち上げた。ページには車の写真やクラブでの写真などが多数アップされていた。中には腕のタトゥーをアップで写した画像もあった。
「どこにも詩織ちゃんに関する事は書いてなかったぜ」
「LINEの方は?」
「そっちも調べてみた」
「どうだった」
「なりすましを使ってグループに入ってみたけど不審な点はなかったな」
 なりすましをさせたら好雄の上を行く奴はいない。俺も女子になりすました好雄に何回も騙されてきた。
「たまに連絡を取ってるぐらいか」
「先輩とLINEしてたのか」
「するだろ、それぐらい。まあ、詩織ちゃんぐらいになると色んな男に言い寄られるのも日常茶飯事みたいなもんだろ」
「なんか腑に落ちないな」
「とっておきの画像もおまけしといてやるからさ。こいつですっきりしろよ」
 深夜、俺は好雄がくれた詩織の画像でシコシコした。
 どういうわけかUSBメモリには、俺がこれまで見たことのないテニスウェア姿の詩織が自分でスカートをめくってアンスコを見せているスナップ写真があった。

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