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22.いつか痛い目見るわよ

アクセス数: 1145

作者:ブルー

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 経過報告22 ―― 7月23日

 夏といえば成績表に1が並んだって海だ。というわけでみんなで海に行った。虹野さんに美樹原さんに朝日奈さんに鏡さんに。詩織はあの通りだし、紐緒さんには研究が忙しいっていわれた。あー、あと好雄。俺は「いないほうがいいんじゃない」っていったけど、朝日奈さんが荷物持ちがいたほうが便利だってさ。ちゃっかりしてるっていうか、男を利用するのに長けてるっていうか。好雄が幸せいっぱいの笑顔でみんなの荷物を運んでたのは事実だよ。

 海水浴場は夏休みに入ったばかりだけあってたくさんの人でにぎわってた。キチガイみたいな太陽にアチチアチチの砂浜だろ。もーさー、あの人の多さと生っぽい潮風がたまんないんだよね。海だーって感じがする。あとなんとなーくただよう焼きソバの香りってか。ハワイとか行ったことないからわかんないよ。
 なにが感動したかって、みんながきわどいマイクロビキニを着てたことだ。紐と小さい生地だけのさ。横とか後ろから見るとなめらかな肌に紐しかないから裸だよ、裸。マジでヌードで外を歩いてるのと変わんない。全部好雄が用意してた。おかげでビーチの注目をめっちゃ集めたし。近くの男らはこっち(裸同然の詩織の体)を見まくってた。虹野さんも美樹原さんもすごく恥ずかしそうだった。それにひきかえ朝日奈さんはでっかいサングラスをしてフフンって感じで、鏡さんは巨乳の大部分がはみ出てたのにゴージャスな髪を片手でかきあげちゃったりしてさ、モデル歩きしてた。そこでグラビア撮影がおこなわれてるみたいにさ。男はたまんないんだよね、そういうの。色は詩織(俺)が白で、虹野さんが水色、美樹原さんがピンク、朝日奈さんがオレンジで、鏡さんが紫だった。

 好雄はっていうと、これがまた海につくなり自慢のカメラを持ち出して撮影モードに入ってた。「夕子、記念に一枚~」とか「沙希ちゃん、こっちよろしく!」とか「照れてる美樹原さん萌えるなぁ」とか「鏡さん最高っす!」とか、女の子のビキニ姿をフィルムに収めておかずにするつもりだって魂胆が丸わかりなんだよ、まったく。詩織の体をあらゆる角度で撮影してさ。だいたいあいつがそんなものを渡したって「はい、そうですか」って着替えてくれるわけがないんだよね。そこはそれ、詩織の俺が「みんなのために特別に準備したの。とびきりの夏の思い出を作りましょう」ってお願いした。こういっちゃなんだけど傑作だったな、あんときの虹野さんの顔。間違えて男湯に足を踏み入れたみたいな顔をしてた。ま、好雄のおかげみんなのビキニ姿を見れたのは心から感謝してる。それだけは俺も認めないわけじゃない。

 浅瀬で水をかけあったり、ビーチバレーをしたり、1年分ぐらい泳いだ。夏の海独特の開放感もわくわくだけど、詩織の体は切れがいいからアメリカ大陸まで泳げる気がした。悔しいけど泳いでる詩織って絵になるんだよ。同性ですら見とれる。美樹原さんは一人で波打ち際にしゃがんで小さな貝殻を集めたりしてた。「ねえ、詩織ちゃん。これ可愛いでしょ」っていって、手の平に乗せた真珠色の貝殻を見せてくれた。そんときの笑顔のほうが1000倍は可愛いいつーの。
 転がったボールを拾って振り返ると、虹野さんがお尻についた砂を両手ではたいてた。視線が釘付けになったさ、そりゃあ。自分が詩織だってのも忘れてドキドキしてた。このまま夏が永遠に続けばいいのにって思った。そうすればいつまでも虹野さんと仲良くしてられる。ただこれは詩織である限りついてまわるんだろうけど、ヤロウに声かけられまくりなのだけはどうにかしてほしい。みんな詩織に目がないんだよ。ずっと見られてるのを肌で感じてた。わかっちゃいるけどさ、格好が格好だっただけにね。
 記念撮影もした。海をバックに詩織を真ん中に5人が並んで、お互いの腰に腕を回してね。横を見ると、虹野さんがすごく充実した笑顔をしてた。そのままポスターに引き伸ばして部屋に飾りたいって思うよな、友達と最高の夏休みを満喫してる女子高生っていう笑顔だよ。虹野さんはそういう裏表のない明るい表情が素で出てくる女の子なんだよ。ここが容姿は完璧だけど性格に難のある詩織との最大の違いだと思う。いまどき珍しいよね、ほんと。

 ひと通り泳いだあとで適当な場所にみんなで横になって、すこし体を焼いた。ほんとすこしだったけどさ。詩織は赤い髪と白い肌が自慢だからあんまり日焼けするわけにはいかなった。
「これぞ俺が思い描いてた理想の高校生活。ほんっときらめき高校に入れてよかったあ」
 俺の知るかぎり好雄は泳がなかったと思う。カメラを向けてばっかりいた。あいつにとって海は泳いだり遊んだりする場所じゃないってことだ、学校のプールと一緒でさ。
「好雄くん、鼻の下が伸びてるわよ」
「でへへ、そうかなぁ。ビキニ似合ってるよ。今日も一番の注目だね、”詩織ちゃん”」
 言い方がいちいち癪にさわるんだよね。順番に女の子の背中にサンオイルを塗ってた。
「あとが残るとまずいよん」とかうまいこといってビキニのブラとショーツの紐をほどいてた。つまりみんなは好雄の目の前で、裸の背中を晒してたわけだ。詩織や虹野さんや鏡さんのお尻がプリップリに並んでさ。好雄のことだからお尻の形や大きさを見比べてたにちがいない。割れ目を覗き込んだりしてさ。オイルもただ塗るだけじゃなくてお尻の肉ごと掴むように揉んで、さらに頼んでもないのに胸のマッサージまでしてやがった。
 オイルを塗りたくられた朝日奈さんは全身が色っぽく火照ってたし、鏡さんは「な、ちょっ、ちょっと好雄くん、そこはちがうでしょ……っっ!!」って、横から巨乳をグイグイ揉みしだかれてた。さすがの鏡さんもお尻の穴までサンオイルを塗られたあとじゃいつもみたく女王様口調で突っ張れなかったんだよ。まじでそういうのに関して好雄は天才だよ。「あれえ。しっかり塗らないとへんに焼けるよー」とかいってうまいこと鏡さんの動きを封じるんだよな。

「いつか痛い目見るわよ」
 俺は忠告もこめてそういってやった。足の指までオイルを塗られてた。詩織マンコの奥まで好雄の指がヌルヌルっと入ってきてさ。「んっんっ……」ってやらしい声を抑えるのに苦労した。そうでなくとも詩織の体はセックスに目覚めて敏感になってるっていうのに。
「あれれ、詩織ちゃ~ん、顔が赤いよ~? あとであっち行こうか。もっと気持ちいいことしてあげるからさ」
「視力が落ちたんじゃない。べつに赤くなんて」
 ツーンと言ってやった、いつもの詩織みたくさ。どうせ人気のない場所に連れてってエッチなことをしようとたくらんでたに決まってる。ずっと俺をその気にさせようと詩織マンコを執拗にグチュグチュさせてた。俺としては好雄が馴れ馴れしくしてるのを虹野さんや美樹原さんに見られるのはまずいって気持ちがあった。
「あんっ……それより優美ちゃんはどうしたのよ。……誘ったの?」
「行かないってさ。いつもだと行く行く絶対に行くって大はしゃぎなのにへんだろ?」
「そ、そうなんだ。ふ~ん」
 もちろん知らんふりした。そりゃーさ、あんなことがあったばかりじゃ気まずいと思うよ、じっさい。海どころじゃないだろ。その点は俺も安心もした。あと優美ちゃんを襲ったのがバレてないんだとわかった。知ってたらノンキにオイルなんか塗れるはずがないもん。
「ほんとあっちいかない? 風の涼しい場所にさあ」
「しつこいわね。いかないっていったでしょ」
「冷てえなあ。俺と詩織ちゃんの仲じゃんかさ」
「へんなこといわないでくれる。みんなが誤解したらどうするの」
「ちぇ、つまんねーの。そういう態度なんだ」
 好雄のやつ、子供みたいに口を尖らせてた。虹野さんの横に移動して、サンオイルを背中にドバーって垂らしてた。
「私はいいよ。自分で塗るから」って、虹野さんが動揺してた。
「遠慮しない遠慮しない。みんなに塗ってあげるんだしさあ。背中とか手届かないじゃん」
「そこは詩織ちゃんにお願いして」
「あー、体に砂がついちゃう」
 好雄のやつ、まんまと虹野さんの背中にタッチした。オイルを引き伸ばすふりをして、ツツツー、ツツツーって指をすべらせてさ。ゆっくり円を描く動きで背中全体を刺激してた。あれってゾワゾワするんだよね。とくに体の横とか。オイルがヌルヌルだからさ、へんに感じてしまう。夏の日差しに照らされて肌がこんがり熱をもってるのもやばい。
 好雄はそのまま両脇から手を下に回りこませるようにして虹野さんの胸をモミモミしてた。デレデレ鼻の下を伸ばしてさ。
 虹野さんはうつ伏せの体を斜めにするように手で好雄の手を押さえて、「ダメッ! そこはダメっ!」って周りに聞こえないように抵抗してた。虹野さんの困り顔ってすごくそそられるんだよ。たえられなかったんだと思う、好雄なんかに胸を触られるのがさ。
 俺は気づいてないふりをして横目でチラチラと盗み見してたんだけど、好雄の手が首筋から肩のラインをなぞると両目を閉じた虹野さんが唇を小刻みに震わせてた。快感に抗ってるってわかった。
 そっからはあきらめたらしく、砂浜に横にした両腕に額をのっけて顔を見られないようにして、好雄の好き放題胸を触られたり、脇の下をゾワゾワされたりしてた。青いショートヘアが潮風にさらさらとなびいて、腕には砂浜の砂がついててさ、じっとり汗ばんでたんだよね。背中に悔しいのにドキドキしているオーラを感じるんだよね。ときどき電源が入ったみたいに反応して肩や肩甲骨が動くのが印象的だった。
 ついに好雄の指先がお尻の割れ目から大切な場所へとなぞりはじめると、虹野さんは両脚をキュッと閉じて、まるで逃げるみたいにいやいやってキュートなお尻を右に左に動かしてた。
 黙って見てるわけにはいかないって思って身を起こしたとき、朝日奈さんに「詩織ー、のど乾いた。ジュース買いにいかない? 魅羅も一緒にどう?」っていわれた。俺はそれどころじゃないって思ってたんだけど、好雄のやつがうまく話にのっかって「ついでに焼きそばでも頼む。荷物見とくからさ」とか言いやがってさ。
 鏡さんは気だるそうに髪を振って上半身を起こして、横にした右腕で重そうな胸を隠して、器用にビキニの紐を結んでた。そういうわけで俺もしかたなく朝日奈さんたちについていくことになった。めちゃくちゃ後ろ髪を引かれてる気分だったよ。

 朝日奈さんと詩織(俺)と鏡さんで売店に歩いてる途中、三人組に声をかけられた。いかにもって感じのさ、三人とも茶髪で体格がガッチリしててよく日焼けをしてて、リゾートっぽい派手な海パンをはいてた。一人はピアスに金のネックレスをしてて、もう一人はあごひげを生やしてて、あと一人は腕のところにドクロのタトゥーを入れてた、たぶん。
「ねーねー、彼女たちーひま~?」
 女の子に声をかける男の声って決まってすんごく軽いんだよね。まー、暗い声でナンパなんかするやついないと思うけど。金のネックレスをしたやつがリーダーぽかった。そいつがはじめに声をかけてきたから間違いないと思う。俺は無視無視って歩いてたんだけど、朝日奈さんがね。
「ひまといえばひまかなー」
 俺はあちゃーって思ったよ。朝日奈さんはいつもの人懐っこい笑顔を振りまいてた。鏡さんなんか早くも腕組みをして男らを見下ろすポーズをしてたし。胸が大きいからそんなふうにすると腕から胸がこぼれそうになる。知っててやってるのかな??
「俺ら××から来たんだけどさ」
「へー、そうなんだ。わりと近いかも?」
「彼女らどこからきたの~?」
「う~ん、秘密」
「えー、マジー?」
 なにがマジなのかって話さ。
「水着すごすぎっしょ? 鼻血もんなんですけどさあ」
「まあね、夏休みだしね。これぐらいサービスしてもいいかなってねー」
「めちゃくちゃ目立ってたぜ。ビーチ中の視線を独占してさ。なあなあ、どこの大学なの?」
「あははは。そっかー、女子大生に見えちゃうんだ。まいっちゃうなー、あたし。ざーんねん、ピチピチの女子高生でした」
 そこで男らが「おおおー」って低い歓声をだしてた。見間違えるのも無理はないよ。鏡さんに朝日奈さんに詩織だろ。海だと制服じゃないからいっそう区別のつきにくい三人だと思う。
「マジで? 高校生なわけ? ポイントたけー! みんな大人だろ」
「そっちは大学?」
「まーな、へへへ」
 男らは顔を見合わせてニヤついてた。なにが大学生だ。100%ヤンキーだろって思ってた。
「あんまりいい大学いってないって感じ?」
「ひでーなー。俺ら天下の一流大学だよなあ」
「そうそう、一流大学生一流大学生。将来はお医者さん目指してまーす、なんちゃって」
 あいつら仲間内だけで大爆笑してた。

「こっちの子、すげえビジュアルじゃん。芸能人かなんか?」
 俺を見て金ネックレスのやつがいった。詩織のプロポーションを確認するように足もとから順番に眺めてた。詩織より白ビキニの似合う女の子がこの世にいるのだろうか。
「あはははっ、芸能人だって、詩織。この子、うちらの学校じゃ男子からアイドルって呼ばれてるのよ」
「マジで? 学校のアイドル? どうりで清純系なわけだ、超キマってんじゃん。いつもヘアバンドしてるわけ? ずっと目ぇつけてたんだぜぇ、俺ら」
 金のネックレスのやつ、詩織が学校のアイドルだって聞いてから目つきが鋭くなってた。俺は「そうなんだ。ぜんぜん気づかなかった」ってさらりと受け流した。本当は海で泳いでるときからヤバそうなやつらこっち見てるなって気づいてたけど、あんまり危なそうなんで目を合わせないようにしてた。

「たまんねえなぁ、そのツンツンしたとこ。学校のアイドルの詩織ちゃんは夏休みに出会いを求めて遊びにきたわけ?」
 いきなり近づいてきて、ほとんどむき出し状態の詩織のお尻をピタピタって触られた。ごつい手でさ。それだけでゾゾゾって感じてしまった。好雄に悪戯されてたせいだ。詩織の体が熱を帯びたままだってことを忘れてた。
「ちょ、ちょっと、やめてよ。勝手にさわらないでよ」
 体をひねって嫌がったさ。なのにやろう、詩織の尻全体をなでるように触りやがった。しかもビキニの紐にクイッって指を引っかけてさ。マンコにビキニの生地が擦れて、その場にしゃがみたいぐらい頭がクラクラってした。
「あれれ、これで気分出しちゃったわけ? モロ俺のタイプだわ、ハアハア」
 やめろ、バカッ! って思ってた。詩織の耳に息を吹きかけてきやがって、俺は鳥肌が立った。
「やめて、それ以上近づかないで。……ああん」
 背中を触られて、エロイ声が出てしまった。
「うひひ、やっぱきてんじゃん。みんなでエロビキニ着て、ギャラリーを悩殺して歩いてるぐらいだもんなあ」
「誰がギャラリーを……これは」
「いいじゃんか。俺らと気持ちいいことして夏をエンジョイしようぜ」
 金ネックレスは詩織の髪に鼻を押し付け、クンクンと匂いを嗅いで胸を持ち上げるように触った。
 マジでこれ以上はヤバイと思って「夕子、助けて……」っていおうとしたら、朝日奈さんはタトゥーの男に抱きすくめられてビキニショーツの中を手を突っ込まれてて、鏡さんはあごひげの男に背後からおっぱいをグイグイ揉まれて、顔を斜めに傾けて「あ、あんっ」て喘ぎ声をもらしてた。
 二人とも好雄に体を弄られてスイッチ入ってたんだって思い出した。でなきゃあんな簡単に言い寄られたりしない、たぶん。しかも二人の崩れてく表情を見てたら詩織のマンコまでもがトロリと濡れてきて、このままヤンキーにハメられる朝日奈さんと鏡さんの姿を見てみたいって欲望が頭のすみっこで首をもたげてた。

 まったくもってカラオケボックスの再現だったと思う。あのときはまだ詩織は処女だったからうまく逃げることができたけどさ。
 人気のない岩場に移動した。三人でナンパ野郎たちの足もとにしゃがんでペロペロチンコをしゃぶった。 日陰で波が足もとまで押し寄せてて、ビーチの喧騒も遠くに聞こえてさ、まさにナンパした女の子とエッチするにはうってつけの場所だった。ヤンキーってなぜかそういう穴場スポットを熟知している。
「今日は大漁だべ。三人ともレベルたけぇしな」って、金ネックレスのやつがいった。
「おおよ、大漁大漁。女子高生はチョロイな。これだからナンパはやめられねえってか」
「見ろよ、いいフェラ顔してるぜ、こいつら」
 あいつらゲラゲラ笑ってた。チンコも色黒で太くて反り返ってて、パンチラおじさんやハゲとは硬さや太さが違ってた。若いっていうか、遊んでる雰囲気があった。
「ちゃんと手も動かせよ、詩織ちゃん。学校のアイドルだからって手抜きはなしだぜ」
「むぁ、ふぅ、んんっ……ふぁ、ふぁい」
 あいつらフェラしながら自分でマンコを弄れって命令してたんだよ。俺も膝の奥に右手を入れて、詩織のピュアマンコを繰り返し上下に擦ってた。グチュグチュ、グチュグチュってさ。酸欠になって頭がボーっとしてきて、その頃にはなにがなんだかわからなくなってて、頭の中まで海でヤンキーにナンパされた詩織になりきってた。隣では朝日奈さんが一心不乱にチンコをしゃぶりながらビキニショーツのマンコを片手で弄って、反対の隣では鏡さんが顔ごとねじりこむようにチンコを頬張りながら自分のマンコを指先で深くほじくってた。
「やべえ、このオレンジ、フェラうますぎんぞ。やべえわ、マジで」 
「見ろよ、このデカパイの迫力。ほんと高校生かよ。デルモだろ、デルモ」
「詩織ちゃん二人に負けてんぞ。もっと気合入れてしゃぶれや、おらあ」
 ほんと好き勝手なことを言ってた。そりゃー、詩織みたいな超美少女をナンパでゲットできたらテンションも上がるだろうさ。朝日奈さんだって鏡さんだって普通に美少女だし。

「あー。やべえ、出そう。そろそろ女子高生マンコをファックしてやっか」
 あいつらはまるで荷物でも運ぶみたいに詩織と朝日奈さんと鏡さんをそれぞれ軽々と抱えた。唇をむしゃぶるディープキスをしてさ。朝日奈さんや詩織の俺はずり落ちないように両腕を相手の首筋にしっかり絡めてた。そんでビキニをずらした隙間に、ズン!! って感じで一気にチンコをねじ込んできた。いわゆる三人並んでの駅弁ファックだよ。
「ああん、入ってきたっ!」
「ひぃぅっ、太い!」
「んぐぅぅ、詩織マンコやぶけるぅぅ!」
 ほとんど同時に三人で肺がひしゃげたみたいな声をだして、背中を弓なりに反らしてた。宙に投げ出した足をブランブランさせてさ。詩織マンコが一発でノックアウトされた。ビリビリの電流が脊髄を駆け巡ってた。やべえ、野外セックスハマるかもって、金ネックレスのやつにしがみついてた。肩にかかった詩織の赤い髪が揺れて、形のいい胸が擦れてた。
「ああーん、詩織マンコ、壊れるぅ!」
 意識の遠くで、本物の詩織が叫んでる気がした。もしかすると体の奥に残ってた詩織の潜在意識がそう叫ばせたのかもしれない。科学的なこととかまったくわかんないけどさ。
 鏡さんは露出したデカパイを派手に上下に弾ませながら「ああーん、ああーーん」って甘い喘ぎを撒き散らして色っぽい顔をするし、朝日奈さんは口を半開きにして相手の背中に爪を立てて、突き上げに合わせて腰をクイクイと巧みにくねらせた。「いいー、いいーー!」って粘りつく声を響かせてさ。

「よくしゃべるだけあってやっぱ遊びマンコだわ。すげえ絡みついてきやがる。いままで何人の男に使わせてきたんだよ、おらあ」
「どうだ、俺のは腹にくるだろ。見下したみたいな目をしやがって。自慢のデカパイがボインボインしてるぜ」
「へへへ、詩織ちゃんはまるで新品みたいなマンコだぜ。締り抜群。育ちのいい子宮の奥まで夏休みファックしてやんよ」

 金ネックレスのやつ、詩織のマンコをガンガンに突きやがった。おかげで子宮がやぶけて詩織の卵管まで精子を直接注入されるのかと思った。「んぐぅ、あぐぐぐ」って、詩織の子宮が忙しく収縮して視界が真っ白に染まってった。
「ああん、詩織マンコがこわれっるぅぅ」
「おおう、壊してやるよ。この一発で妊娠させてやる」
「やめてくれぇ。ゆっくり、ゆっくり」
「へへへ、マジでほれたぜ。俺の女になれよ。夏休み中ハメまくって、遊びまくりの体にしてやる」
「や、やばいっ、詩織がヤンキーの彼女になんか、んぐ、むぐぅ。ぐがが……」
 金ネックレスのやつ、これでもかって突きまくったあげく一番奥に射精しやがった。背骨が折れるんじゃないかっていうぐらい後ろに仰け反ってビクンビクン感じてしまった。まじでエクスタシーだった。朝日奈さんも鏡さんも白目を剥くぐらい男らにファックされてた。チンコを根元までねじ込まれて中出しされてたし。

 問題はこのあとだった。戻ってみると、ビーチパラソルの下には美樹原さん一人だけが両膝を抱えるようにして座ってた。
「あれ? 沙希ちゃんは?」ってきいたら、美樹原さんは「知らない」って栗毛色の髪を揺らした。
「好雄くんとどこかにいったみたい」
「好雄と!?」
 詩織の声が裏返りかけたよ。悪い予感がヒシヒシとしたさ。買ってきたジュースを放り投げて、ちょっと探してくるって駆け出した。

 でも、どこを探しても虹野さんはおろか好雄の姿も見つからなかった。めちゃくちゃあせってた。虹野さんが好雄と二人きりの時点でかなり危ないじゃん。
 ようやく二人の姿を見つけたのは駐車場の横にある藪の奥だった。俺は心臓が飛び出すかと思った。
 虹野さんは木に背中を預ける体勢で、足元にしゃがんだ好雄に右膝を横に広げさせられ、無防備の生マンコをベロンベロンに舐められてた。
「んん、だめぇ、許して、好雄くん」
 水色のショーツは足もとに落ちてた。虹野さんは消えるような声でお願いしてて、いまにも泣きそうな顔で愛らしい瞳を揺らしてた。好雄の頭を両手で必死に押して引き剥がそうとしてた。その悲しそうな表情だけで俺の胸は締め付けられた。虹野さんはなにか理由があって、好雄に嫌々クンニされてるんだってわかった。
「ハアハア、だめだよ。もう忘れたの? さっき自分でいったでしょ、沙希ちゃんが詩織ちゃんの身代わりになるってさ」
「あん、あん。お願い、好雄くん。詩織ちゃんに酷いことしないで」
「つまりこうして舐めてもいいってことだよね? 沙希ちゃんのマンコがヒクヒクしてる。ねえ、まだバージンでしょ?」
「はあ、はあ、し、しらないっ」
 色白い胸も好雄にしゃぶられたあとらしく唾液に濡れてた。乳首がピンピンに立っててさ。好雄がジュルジュルってわざといやらしい音をさせてマンコをねぶってた。舌先を尖らせて入り口にねじ込んで。二人の会話から虹野さんは詩織の身代わりで好雄に迫られてるんだってわかった。これは俺の想像だけど、好雄が詩織に馴れ馴れしいのとか、好雄との会話を見たり聞いたりして詩織が弱味を握られて脅されてるんじゃないかって早とちりしたんだと思う。まあ、現実問題として弱味を握られて脅されてるようなもんだけどさ。困ったことは実は詩織の中身は俺で、そのせいで詩織に好雄が急接近したように見えたわけであり、俺はそのことについて絶対に虹野さんに話すこともできないってことだ。だって真実を知られてたら破滅するのは俺のほうだ。

 虹野さんは何度も激しく首を振って、なんとかして感じまいと抵抗しているようだった。でも、男にクンニされて感じないでいる女の子っているのだろうか? 虹野さんもだんだんと表情がトロンとしてきて、鼻を抜ける「あん、あん」という甘くて切ない声をもらすようになってった。
「ん、んんっ、だめぇ、私の奥をそんなふうに舐めないで。へんな気分になる」って熱っぽく言いながら、細い腰つきをクネクネ動かしだしていた。クネクネ、クネクネってさ、あの虹野さんが好雄のクンニに合わせて腰振り運動する姿は衝撃的で興奮だった。日陰なのに細身の素肌が汗ばんでてさ。
 好雄がクリ付近に吸い付くと、ビクンビクンって震えながら腰をせり出して、「ああー、そこ感じるぅぅー」って切羽詰った声で喘いでた。濡れた唇を半開きに眉を斜めに下げて。あきらかにマンコで感じてる顔をしてた、あの学校で一番明るくて元気で優しい女の子の虹野さんが。
「すごく濡れてるよ、ングゥ。舐めても舐めても奥からいやらしい汁が溢れてくる」
「いやぁ、だめ、いわないで」
「感激だなぁ。沙希ちゃんまで俺のクンニで感じてくれるなんてさ、へへへ。なんか夢みたいだよ」
「むぅぅ、舌を回さないでぇ。こわぃぃ!」
 虹野さんの指先が好雄の髪をかきむしってた。ガクガクと腰をびくつかせ、ハートフルマンコを好雄の顔に押し付けてた。まるでもっとクンニをして欲しいってせがむみたいに。青いショートヘアが頬に張り付いて、虹野さんは虚ろな瞳を横に投げ出して、ハアハア、肩で息をしてた。虹野さんが好雄にイカされたんだってわかった。

「へへへ。次は沙希ちゃんの番だよ。いつも詩織ちゃんがしてるみたいにしてもらうよ」
 好雄は心底嬉しそうな顔をしてた。立ち上がってパンツを下ろすと、心の糸が切れた様子の虹野さんを自分の足もとしゃがませた。そんで青いショートヘアの頭部を両手で掴んで、チンコを虹野さんの唇に強引にねじ込んでた。
「んむぅぅ、うぐぅぅ」
 虹野さんは目を大きく見開いて驚いてた。たぶんというか間違いなく、生まれて初めて男のチンポを口に含まされたと思う。俺もそうだったけど初めてのフェラチオの相手が好雄だなんて最悪だろう。
 でも、虹野さんは嫌がるわけでも抵抗するわけでもなく、目じりに涙をためて両手を好雄の脚の横に置くと、まるでその状況を受け入れるかのように好雄のイラマチオに身を任せてた。愛らしい唇でいやらしい輪っかを作って。薄っすらとまぶたを閉じていた。たぶんそれが詩織(俺)の身代わりになるっていう条件だったんだ。ジュブジュブと喉を突かれて、出入りする好雄のチンコに虹野さんの唾液が絡んでだらだら垂れていた。
「沙希ちゃんの口、温かくてヌルヌルで気持ちいい」
「はぅ、ぅぅ、うむぅー」
「カメラ持ってくればよかった。ただ口を開けてるだけじゃダメだよ」
「んぐぅ、ううむぅ、んくぅー」
「まだまだだなあ。やっぱり詩織ちゃんには遠く及ばないや」
「ハアハア……んくぅ、くるしぃ」
「だめだよ、もっと頑張らないと。もっと練習だよ」
 好雄のやつ、沙希ちゃんが抵抗しないのをいいことに乱暴に腰を叩きつけてた。そのたびに虹野さんは苦しそうに顔を歪め、ときどきオエッって眉間に深いしわを作ってた。
「へへへ、いつか詩織ちゃんと沙希ちゃんのきらめき高校二大ヒロインにダブルフェラさせてやるぞ」
 好雄は沙希ちゃんのショートヘアを掴んで、思いっきりチンコを奥まで突き刺してた。
「いくよ。今日は特別に顔にかけてあげるからね。顔を上に向けてしっかり浴びるんだよ」
 苦しすぎたせいか虹野さんはしゃがんだまま魂の抜けたような顔をしてた。焦点のずれた虚ろな瞳をさまよわせてた。
 好雄は右手で扱いて虹野さんの顔に向けて、ドバドバッ! と射精を開始した。いつか詩織の顔にしたように、虹野さんの可憐な顔は好雄の精液でドロドロになって汚れてった。
「ふう、ふう。たっぷり出た。このことは詩織ちゃんには内緒だよ。いったところであっちはどうしようもないと思うけどさ、へへへ。次はもっと気持ちいいことをしてあげるよ、沙希ちゃん」
 好雄のやろう、朦朧としてる虹野さんの唇に射精したばかりのチンコを突っ込んでお掃除フェラまでさせてやがった。

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