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12.ゲーテの詩集なんて彼の趣味じゃないのに、ぜったい

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作者:ブルー

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 経過報告12 ―― 7月13日

 教室を出たところで人とぶつかった。
「あいててて……」
 思いっきり尻餅をついてしまった。正面では緑の髪を頭の左右でわっかにした女の子が同じようにお尻を押さえていた。スカートの奥に目つきの悪いコアラがプリントされた子供っぽいパンティーが見えてた。あれえ、どこかで見たことがあるぞって思った。好雄の秘蔵写真の中に写ってた女の子だって思い出した。あんな変な髪型をしてる子を忘れるなんて俺もどうかしてる。
「見えてる」
「??」
「コアラのパンツ」
「きゃっ!」
 あわてて隠してた。
 先に立ち上がって手を貸してあげると「あっ、ごめんなさい」って謝られた。そういえば前にもこの子とぶつかったことがあるような気がした。それも一回じゃなくて複数回。偶然にしてはよくぶつかるなーって思った。近くで見るとけっこう可愛い。以前ぶつかったときはまともに会話する暇もなくつむじ風みたいに立ち去ってた、彼女が。好雄がチェックを入れるだけはある。髪型以外は目立たない感じだけど、キラキラとしたつぶらな瞳がとても愛らしい。ちょっとタンポポって雰囲気があった。身長なんかはごく普通の女の子って感じだ。
「あのさー、前もぶつかったよねえ」
 彼女、俺の言ってる意味がわからないって顔をしてた。当然だ。彼女とぶつかったってのは俺が男のときのことだ。
「あ、こっちの話。それよりよそ見してたらダメだよ」
 急に飛び出した俺も人のことはいえないけど。でも教室のドアのところに立ってるのは良くないと思う。
「ちょっと気になる男の子を追跡してて」
「気になる男の子?」
 彼女の視線はまっすぐに教室の中に向けられていた。その先にちょうど詩織が座っていた。周りのクラスメイトが騒いでる中で、一人だけ熱心に本を読んでいた。ゲーテの詩集だ。俺が何を読んでんだってたずねたら、詩織は冷めた視線で一瞥をくれてさらに冷めたトーンで「ゲーテ」とだけ教えてくれた。詩織はそういう文学とか詩集とか大好きだ。俺にはなにがいいのかさっぱりだけど。
「彼、近ごろおかしくないです?」
「なにが」
 表面上は涼しく受け流してたつもりだけどギクッとした。彼女は真剣なまなざしで俺になっている詩織をじっと見つめていた。
「ゲーテの詩集なんて彼の趣味じゃないのに、ぜったい」
「ここからタイトルわかるの? 目がいいなあ。じゃない、気変わりしたんじゃない」
「マンガばっかりだったのにいきなりゲーテ?」
「わざと難しい本を開いて女の子の気を引こうとしてるとか。ほら、男の子ってそういうカッコつけなこととかあるでしょ」
「うーん、そうなのかなあ……」
 彼女はチラッと俺のほうを見た。口もとに手を当てて考えていた。そういう女の子っぽい仕草がとてもよく似合っていた。やっぱり本物の女の子は勉強になるなーって思った。これが詩織だとこのブリっ子がー! って思うところなんだけど。
「でもでも、行動に無駄がなくなって几帳面になったって思いません? いつも教科書とかノートとか机の中に入れっぱなしだったのに、最近は全部持って帰ってるみたいだし」
 俺はどうしてそんなことまで知っているのだろうと思ってた。
「早弁もしてないみたいですよね。まるで女の子に作ってもらったみたいなお弁当だし。そういうのっておかしいですよ」
 それはたぶんおふくろの手伝うついでに詩織が自分で弁当を作っているのだろう。やけに詳しく観察してるなと思った。下手すりゃストーカーだろう。
「遅刻しなくなっただけじゃなくて、この前なんて一番にきて花瓶の水をかえてましたよ」
 そこで彼女はまた俺をチラッと見た。
「ほんとに変わったって思いません? だっていつもだったら藤崎さんがお花に水をあげてたりしたのに」
 俺は「さあ、どうかしら……彼ってもともと変わってるところがあるから」って笑ってごまかしておいた。内心は冷や汗をかいていた。それよりこの子はいったい誰なんだとずっと思ってた。

 好雄にそのことを話したら「おいおい、マジかよ」ってあきれられた。遊びに寄った好雄んちでの話だ。
「な、お前も変な子だって思うだろ」
「そうじゃなくて館林見晴ちゃんのことも知らないのか」
「館林?」
 どっかで聞いたことのある名前だと思った。ちょくちょく俺の家のかかってた間違い電話の名前も館林だった気がする。
「館林見晴。きらめき高校の隠されたオアシスだよ。詩織ちゃんや沙希ちゃんほど有名じゃないけど評判の美少女だな。男子にも密かに人気があるんだぜえ」
 何枚かの写真を見せてくれた。そのうちの一枚に、その女の子(館林見晴ちゃん)が学校の洋式トイレに座っておしっこをしている姿が写っていた。それも絶妙のアングルで黄金水のアーチがきれいにアソコから放たれている場面がバッチリと。下着を足首のところまで下ろしてた。緑色のマン毛の生えたアソコが妙に生々しい。
「そうそうこの子この子。って、お前すごいの撮ってるな」
「くれって言ってもやらないぞ」
「いいよ。隠しどころに困る……まさか詩織のまでそういうのあるんじゃないだろうな」
「もちろんって自慢したいところだけど、そればっかりはいかんともなんとも。詩織ちゃんはガードが固いからな」
 そう言いながら好雄は床に座っている俺の背後にまわって、詩織の胸を制服の上から揉んでいた。ハアハア、鼻息を首筋に吹きかけて。右手でスカートをめくって、パンティーのマンコをいじる。俺は渡された見晴ちゃんの写真を手に持って眺めていた。おそらく体育の時間に撮影したのだろう、体操シャツの裾で額の大粒の汗をぬぐっている写真があった。真っ白いお腹がピロリと見えていた。すごく無防備ですごく健康的な一枚だった。男っ気が感じられないから見ててムラムラしてくる。そのせいもあって好雄にいじられてた下着は早くもグチョグチョに濡れていた。純白パンティーに詩織マンコの形が透けるぐらい。
「なあ、いいだろー、さっきの話。詩織ちゃんの裸を撮らせてくれよー」
 好雄のやつしつこくそう言ってた。ずっとずっと凝りもせず繰り返しだ。どうしても詩織の裸が撮影したいらしい。まー、その気持ちはわからなくもないけど。詩織本人に頼んだって断られるのは目に見えてる、っていうか軽蔑を通り越して激怒されて一生無視される。
 もちろん俺は「やだ、断る」と即答してた。どうして好雄なんかに貴重な詩織の裸を見せなきゃならない? 性格はべつにして、詩織の体はマジで絵画みたいに可憐だ。こうやって遊びにきてやってるだけでも感謝しろってぐらいなのに。しかも胸とかマンコを触らせてやって。
「いいだろ。友達だろよおー」
 欲求に素直っていうか、まるで駄々をこねる子供みたいなやつだ。右手をパンティーに入れてマンコをかきなで、制服の中ではブラジャーをずらして乳首をクネクネ倒していた。詩織の生乳を玩具みたいに揉む。
「ケチケチすんなよ。お前の体じゃないだろ」
「俺の体じゃないだからだろうが。あんまりしつこいと帰るぞ。詩織にだって好雄のとこは遊びに行くなって注意されてるんだからな」
「ウソだろ、なんでだよ。俺が一番詩織ちゃんのことを応援してるのに」
「知るかよ。お前の目つきが危ないからじゃないのか。詩織はそういうのに敏感だからな」
「ちくしょー。なんか裏切られた気分だぜ。なあ、そいじゃあさ、かわりにいいもん見せてやるからさ」
「いらね、どうせいつもの隠し撮りした写真だろ。自慢じゃないけど、体育の時間になったら虹野さんや鏡さんの下着姿を生ライブで拝めるんだぜ」
 そしたら好雄のやつ、「チッチッチッチッ」って立てた人差し指を横にしてた。
「甘く見るなよ。お前が想像できないようなすごいのだぜ。お宝の中のお宝だからな」
 いつも以上に自信満々の口ぶりだった。鍵のかけられていた抽斗の奥から数枚の写真を取り出して「いいか、両目をかっぴらいてとくと拝見しろ」と言った。
 一枚目の写真には亜麻色の髪をポニーテールにまとめた可愛いらしい女の子が制服姿で写っていた。まだ幼さの残ったあどけない顔立ちに、ぱっちりとした大きな瞳。好雄の妹の優美ちゃんだ。無邪気にカメラに向かってピースサインをしていた。
「あー、がっかり、超がっかり。期待させるだけさせやがってただの妹自慢かよ」って言ってやった。でも、貰えるもんなら貰いたい写真ではあった。それぐらい優美ちゃんは可愛い。まだ子供子供してるけど、とにかく元気で上級生のあいだでも静かな噂になっている。心の底からダメ兄貴の好雄に似なくて良かったと思う。
「次の写真を見ろって」
「なんだよ、せかすなー」
 二枚目の写真を見るなり「うおお」ってテンションが一変した。椅子に座った優美ちゃんが下着を膝のところまで下ろして、右手の指先を股間に当てて両目を閉じて息苦しそうな表情をしていた。その指先のいけない感じ具合で、オナニーをしている姿だとわかった。まだウブ毛も生えていない割れ目がトロリと濡れて光っていた。そうか、優美ちゃんはまだマン毛も生えていないのかと思った。パジャマの前を開いて乳首を摘んでいる姿が痛々しくもあり危なかった。まだスポーツブラがお似合いのふくらみかけの幼い胸だ。ロリマニアだったらそれだけでご飯が三杯はいけると思う。いまにも切ない優美ちゃんの息づかいが聞こえてきそうな一枚だ。
 その次の写真は、ベッドで背中を丸めた優美ちゃんが脚のあいだから手を伸ばしてアソコを指先でなぞっていた。顔を横にして、眉間に深い縦溝を作って唇にシーツを噛んで。もしかするとイッた直後の写真なのかもしれない。
「ヌレヌレの割れ目までバッチリだろ」
「お前、よくこんなの撮れたな。優美ちゃんの部屋にもカメラ仕掛けてるのか」
「まあな。もっとすごいのがあるぜ」

 パソコンのドライヴにセットされた、見るからに怪しい無地のDVDは本当にすごかった。静かに寝息をたてて眠っている優美ちゃんのパジャマ姿で映像ははじまっていた。それを見下ろすように好雄が撮影している。手持ちカメラなのでときどき画面がぶれてた。部屋の明かりはついている。画面には好雄の姿は写っていない。そのかわりマンガみたいな荒い鼻息が聞こえていた。ときどき何かを考えるように一定の距離で優美ちゃんの全身を映して止まっていた。
『優美、起きてるかー? 起きてないだろー? 起きてたら返事しろー』
 それほど大きくない声で優美ちゃんに呼びかけていた。
「好雄ってさー、変なところで根性あるよな。起きたらどうするつもりだったんだ」
「さあな。布団を引っぺがしても起きないけどな。そうならないよう手は打つだろ」
「へえ、どうやってだよ」
「夜食のアイスにド○エルをちょいとな」
「うわ、そこまでするか、ふつう。自分の妹に」
「起きて家族崩壊するよりマシだろ」
 そういう問題ではないと思うのは俺だけだろうか。一見して軟弱で毒のなさそうな顔をしてて好雄は自分の趣味のためには手段を選ばないところがある。そういえば女の子たちの誕生日や住所や電話番号やスリーサイズなどの情報だってそうだ。どこでどうやって仕入れてくるのやら。俺に対する女の子の評価まで逐一知っているし、ま、重宝してるんだけどね、いろいろと。

 先にパジャマの下をずり下ろしてた。ピンク色の面積の大きいパンティーを履いてた。なだらかな下腹部が静かに上下に動いていた。それはもう砂浜に打ち寄せる波のような一定のリズムで。ハアハアと画面の鼻息が荒くなる。あきらかに普通ではないぐらい興奮している。パンティーに手をかけて下げると、飾る物のない鮮烈でシンプルなマンコがそこにあった。土手の部分が盛り上がってふっくらとして剥き身になった貝類みたいな形をしていた。ぴったりと頑なに閉じた二枚貝と言えなくもない。中央にはノーマルな一本スジが真っ直ぐに走ってた。
『ハアハア、優美のオマンコ』
 膝を押して脚を広げさせて、優美ちゃんのアソコをドアップで撮影してた。指を当ててムニッと押し広げる。ニチャって音がして鮮やかなサーモンピンク色の内側が見えた。詩織よりもはるかに幼い、本当に子供のアソコだ。呼吸に合わせて、まるで息をしてるみたいに小さなヒダの奥にあるさらに小さな入り口が広がったり閉じたりしていた。見ている俺も思わずゴクッって唾を飲み込んでた。優美ちゃんのマンコはいたいけなって形容詞がぴったりだと思う。まだ食べてはいけない禁断の青い果実だけど、チンコを入れたら気持ちいいだろうなと想像してしまう。
「どうだ、すげー綺麗なマンコだろ。詩織ちゃんほどのじゃないと思うけどさ」
 横顔に好雄のスケベな視線を感じていた。俺は何も言えなかった。好雄に詩織の体をまさぐられているのも忘れて画面を見ていた。
 片手でぶきっちょにパジャマのボタンを順番に外す。前をはだけさせて、じっくりと映してた。薄くて色白の幼い胸、サクランボのような乳首がある。仰向けに眠っているとよけいに平べったくなっていた。ふくらみがあるのかさえわからない。でもそこには未成熟ななりに男を誘うみたいな危うさがある。女子高生っていうよりは女子中学生の裸に近いけど。
「優美のやつ、最近色気づいてきたからな」
「そうは見えないけど。まだ子供だろ」
「俺が部屋に入るのを極端に嫌うんだぜ」
「そりゃそーだろ。いちおう高校生だしさ。詩織だって急にそういうふうになったし」
「詩織ちゃんは特別だろ。みんなのアイドルなんだぞ。でも、優美は許さないね。兄として優美の成長を見守る義務が俺にはある」
「どんな義務だよ、それ」
「妹のいないやつには一生わからないさ、どうせ。風呂上りに下着姿で歩いてるのとかさ、その格好で回転エビ固めなんかかけてみろ。そのままマンコの奥までクンニしてやろうかって気が狂いそうになるんだぜ。ちょうど目の前にアソコがあるわけだろ」
 回転エビ固めってのは、相手の背中を掴んで両肩をマットに押さえつけるプロレスのフォール技だ。男同士でもすっごい危ない格好になる。それが女の子ならなおさらだろう。俺だって下着姿の詩織に回転エビ固めをしてみたい、一回でいいから。
 制服の中で乳首をコリッとされて、ビクッと震えた。
 画面の好雄が『チェックだ、チェック』と言っていた。いつもの好雄の口癖だ。優美ちゃんの薄い胸に顔を近づけて、舌を伸ばしてサクランボのような乳首をレロリと舐めた。舌先で飴玉を転がすようにしゃぶりながら、片手でノーガードのアソコを上下に何度も擦りはじめた。チュパチュパと唾液をまぶして吸っている。下からはニチャニチャと粘着質な音がしだした。優美ちゃんに起きる気配はまったくなかった。
「最低な兄貴だな」
「うるさい。見てるくせに。お前だって興奮してるだろ」
「それはまあ、そうだけど」
 俺も眠らされてる優美ちゃんと同じように好雄にマンコをいじられて感じさせられているという意味では非難する資格はないのかもしれない。詩織のアソコはもうビチョビチョだった。ニュルンって、指が何度も入り口に入っていた。(最近の詩織の体はマジで敏感すぎる。ちょっと触られただけですぐにアソコが濡れる。たぶん俺が毎日オナニーしまくっているせいだ)

 ズボンを脱いだ好雄が優美ちゃんの足を左右に割って、ツルツルの割れ目にチンコを押し付けていた。うわ、本気でやるつもりなのかと俺は息を飲んでた。相手は実の妹だぞって。片手でハンディカムを持ったまま、ハアハア言いながら体重をかけていた。
 ――と、そこで映像が止まった。こっちの好雄が一時停止のボタンを押しやがった。そんで毒気のない軟弱な笑顔で「続きを見たかったらわかってるだろ、さっきの交換条件」と言ってきた。はー、やっぱりそうきたかと俺は思った。
「おまえさー、将来いい金貸しになれるよ。これ本気で褒めてるんだぜ。いいか、撮影するだけだぞ」
「えへへ、わかってるわかってるって」
「いまいち信用できないなあ。詩織に絶対しゃべるなよ」
「言うわけないだろ。言ったら俺まで嫌われちまう」
 俺は部屋の真ん中に立つと、重たいため息をついてスカートの横のホックに指をかけた。いきなりフラッシュが光ってびっくりした。さっそく好雄がカメラを構えてシャッターを切っていた。
「もっと気分出して脱げよ、詩織ちゃんらしくさ。それかストリップみたいにしろよ」

 俺はチェッって思ってた。好雄の思惑通りに事が進んでいるみたいでいい気はしなかった。それでもどうしてもDVDの続きが見たかったので従わないわけにはいかなかった。それにすでに詩織のマンコや胸を弄られてて俺も興奮してたってのもあった。あんなの見せられて体を触られて悶々としないやつなんていないと思う。これが詩織本人だとしても口では汚らわしいとかツンケンしながらも内心は興奮してたんじゃないだろうか、たぶん。
 制服を全部脱いで下着姿になった。もちろんシャッターは数え切れないぐらい切られていた。
 いよいよブラジャーに手をかけると、俺のほうがへんな気持ちになってしまった。好雄に詩織の裸を見られて恥ずかしいという気持ちだ。まるで俺が詩織になったみたいな気がした。そんなふうに変に意識をするとドッドッと心臓が早くなる。パンティーを脱いで、全裸の姿で両腕を背中にしてカメラの前に立つと、体がカーッと熱くなって頭がぼーっとしてきた。
「これが全校生徒憧れの詩織ちゃんの裸……」
 好雄のやつ急に口数が少なくなりやがった。シャッターに集中してカシャカシャと切っていた。フラッシュがまぶしくて、なんだか立ちくらみしてきそうな気がしてた。撮影されているだけなのにアソコがトロリと濡れて、ぬるい粘液が太ももの内側に垂れているのが自分でもわかった。あー、なんで俺、詩織の裸を撮影されているのにおかしい気分になるんだ?? って軽く混乱してた。詩織の体はマンコだけじゃなくて乳首までビンビンに反応していた。
「し、詩織ちゃん、カメラに向かっていつもみたいに笑ってくれるかな」
 好雄のやつまたどもりやがった。いまさらうざいとも言えないので、俺も詩織になりきったつもりでにっこりと軽くはにかんだ笑顔をしてやった。
「うおおおー、燃えてきた。きてるぞー、そのアイドルスマイル。まさに理想の美少女そのものだ!」
 なんか好雄がえらい興奮してた。
「まるで本物みたいだな、ハアハア。足もスラリとして長いし、体のプロポーションも抜群だし、ほんと詩織ちゃんには欠点がないよな」
「もういいだろ。マジで恥ずかしいんだぞ。……それとあんまりジロジロ見るなよ。つーか、心臓マジで飛び出そうだし」
「なに照れてんだよ。それも詩織ちゃんの演技なのか。まだはじまったばっかだろ。透き通るような真っ白い肌にさらさらの長い髪。詩織ちゃんのおっぱい、詩織ちゃんのマンコ……ゴクッ」
「うううー、かんべんしてくれ。マジ寒気した」
「もうそのまま心まで詩織ちゃんになっちゃえよ。やっぱり優美と違って胸もアソコも大人だな。さすがきらめき高校のスーパーアイドル、最高のヌードモデルだぜ」
 好雄は前や後ろや横から詩織の裸を、髪をかきあげたうなじまでくまなく撮影した。完璧にド変態の顔でだ。
 俺は俺で詩織としていろんなポーズをさせられた。最初はストレッチ体操をするようなごく普通の立ちポーズだったけど、途中から寝そべったり四つん這いになったりのグラビア雑誌によくあるポーズをさせられて、しまいにはベッドに仰向けになって両足を頭上方向に伸ばして開脚して、片手でアソコをクパッと開いて、もう片方の手でピースサインをする格好までさせられた。ピンク色をした詩織のピュアマンコの奥の奥まで写真に写るように。
「そのまま詩織ちゃんになりきってオナニーしてみろよ」
「ふざけんなよ、誰が」
「どうせここまでしたんだし、ついでだろ」
「し、しかたねーなー。とくべつだかんな」
 まんまと好雄にそそのかされてマンコを指でクチュクチュ擦ってしまった。逆の手で乳首をツイツイ引っ張って。超気持ち良かった。というか、一人でオナニーしてるときよりも感じてしまった。それはたぶん見せられた優美ちゃんのオナニー写真とかと状況が似ていたからだと思う。オーバーラップっていうか、好雄の目の前で詩織の体を使ってオナニーして、それを撮影されるのなんかどう考えたってまともじゃない。やばい、やばい、と思いつつ、詩織の体はどんどんと熱を帯びて興奮していった。
 そうしてると好雄のやつが詩織の体に触ってきた。モロ約束違反だ。最初は俺の反応をうかがうように乳首をしゃぶって、オマンコを指で浅くほじくるだけだったけど、しだいに大胆になって場所を変えて、それこそさっき話していた回転エビ固めの体勢になって詩織のマンコを直接ベロベロしゃぶるようになった。乳首を思いっきり引っ張ってねじって。
「こらっ、約束違反だろ!」って慌てたけど、回転エビ固めの格好でフォールされた時点で遅かった。好雄のやつ完全にスイッチが入っていた。
「ああん、あん……やめろ、詩織に怒られる」って、すでに頭が痺れるほど感じてて、マンコをしゃぶるベロの動きに合わせて腰をくねらせたりしてた。回転エビ固めでクンニされるなんて男として情けなさすぎる。
 続けて崩れ横四方固めみたい押さえ込まれて口にチンコをねじ込まれて、無理矢理フェラチオさせられた。
「ハアハア、詩織ちゃんの口に俺のチンコが入ってる」って、好雄のやつサカリのついた野犬みたいな顔をしてた。(下手に逆らってキレられでもしたら問答無用で襲われる可能性もあったのでどうしようもなかった。好雄の家には誰もいなかったし、詩織の力では好雄に勝てるわけがない)
 俺は(うげえええーー、気持ちわりぃぃぃーー!!)ってマジで吐きそうだったけど、このときには詩織のアナルには細い数珠状のアナルパールを入れられて、マンコにはブブブブ……と不気味に振動するピンクローターをセットされていたので意識は完全にエロモードに傾いてた。どっちもベッドの下に好雄が隠して用意していた。どうしてそんなものを準備していたのかわからない。とにかくアナルパールとピンクローターのせいで、詩織の体は完全に好雄の制御下に落ちた。

 俺はベッドに仰向けになって膝を開いた状態でアナルパールとピンクローターの攻撃にぐったりとして、好雄のチンコを無心でしゃぶりながらその向こうにあるパソコンの画面を放心状態で眺めていた。そこでは眠ったままの優美ちゃんが好雄に犯されている映像が流れていた。まだ子供の割れ目にチンコを突っ込んで、好雄が狂ったみたいに腰をガンガンと振り下ろしていた。二人の繋がった場所からは赤い血がわずかに流れていた。眠ったままなのに優美ちゃんの顔は発熱したみたいに赤くなっていた。子供マンコがめくれて真ん中に深くめりこんでた。どう見ても100%本物の性交だ。もしかすると優美ちゃんは夢を見てたのかもしれない、途中、寝ぼけた様子で好雄の首に両腕を絡めて「先輩、先輩、先輩っ!!」ってうわ言を繰り返してた。どうやら優美ちゃんは上級生に好きな男がいるらしかった。でも、それが誰なのか俺は知らないし、ましてやそんなことは好雄には関係ないのだろう。むしろ好雄はそいつから優美ちゃんを奪い返すために睡眠レイプという手段を選んだのかもしれない。優美ちゃんの体に覆いかぶさって、ビクビクと腰を小刻みに震わせていた。兄と妹で合体した部分からジュブジュブの白い粘液が溢れていた。
(優美ちゃん、眠ったまま好雄に処女をやられたのか)と俺はいたたまれない気持ちになってた。やべえなー、俺もいつかあんなふうに好雄にやられるのかなあ、そんなことをぼんやりと考えながら「うう、イクよ、詩織ちゃん!!」という好雄の射精を喉の奥で感じてた。

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