作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (6/6)　次　＞＞ 　キーン、コーン、カーン、コーン……。　授業終了を知らせるチャイムが、校内に鳴り響く。 「ふぁ……」　放課後のきらめき高校、朝日奈夕子は、欠伸を噛み殺しながら帰り支度を...

作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (5/6)　次　＞＞ 「……そういう訳だから、一旦待合室で待ってて欲しいのよ」「どういうこと？」「それが見学パフォなのよ。　待合室の角のところ、パフォーマンス見学専用のスペースがあるから、そ...

作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (4/6)　次　＞＞ 　店員に案内されて、喜隆はトークルームへと入室した。　その空間は一面にマットレスが敷かれており、四方はベニヤ板程度の厚さしか持たない壁で仕切られ、広さに関しては大人一人...

作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (3/6)　次　＞＞ 　朝日奈夕子が、早乙女好雄からのメッセージを受け取った日……。　そこから遡ること三週間前。 　某中央官庁の幹部職を務める男、前山喜隆は、貧困調査と称した少女売春を何より...

作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (2/6)　次　＞＞ 　朝日奈夕子は、私立きらめき高等学校に通う１６歳である。 　共働きで放任主義の両親に育てられた彼女は、寂しさを紛らわすかのように、中学の頃から流行を追いかける事に命を懸...

作者：しょうきち ＜＜　前　　援交少女ゆうこりん (1/6)　次　＞＞ 　ここはネオンきらめく繁華街。無軌道な少女の打算と、汚れた大人のギラついた欲望が交差する街。 　繁華街の奥にある、欲望渦巻く歓楽街の裏通りの一角。きらびやかな街灯に照ら...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　あれから１週間がすぎた。　以前と変わらない生活が戻ってきた。　朝、スーツを着て会社に出勤し仕事をこなして帰宅。親子三人で食卓を囲む。　詩織との関係に変化はない。表面上は。　会話は自然に...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　父親の多くが家族写真をスマホの待ち受け画面にしているように私のスマホの待ち受け画面には詩織の写真がある。　きらめき高校に入学した日に校門のところで撮影した。　昨日のことのように覚えてい...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　詩織の背中を押して部屋に入る。　ドアにカギをかけた。（本当に来てしまった）　心臓がバクバクと音を立てている。　まるでＡＶみたいなシチュエーションだ。自分の娘とラブホテルに来るとは。　選...