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3.淫獄の狂宴

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作者:kazushi

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 いつもは生徒たちが熱心に魔術の授業を受けている教室。
 その空間の後ろ側に集められた――ジンの魔術で腕の自由と魔術を封じ込められた――生徒たちは、身を寄せ合うようにしながらじっと息を押し殺し、教壇の側で行われている情交(レイプ)の光景を食い入るように見つめていた。
 教壇の側(そこ)では、銀髪の美少女がチンピラ風の男にむりやり組み伏せられているのだ。
 引き裂かれた制服の上着を捲り上げられた上にブラを剥ぎ取られ、露わにされた慎ましやかな美乳を男の手がひたすら弄り続け。そこから、元々剥き出しだった形のいい臍を通り過ぎて下半身に移ると、下着を引きずり下ろされた――下着そのものは足首に引っ掛かっている――ところへ短いスカートをたくし上げられた上に、制服と同じ青のソックスを穿いた長く綺麗な脚を左右に大きく広げられてしまっている。そうして晒されたオマンコに男の兇悪なペニスが突き立てられ、今も激しいピストン運動を受け止めているのだった。

「――ほらほら、我慢なんかしないで声出しやがれってーの。さっき中出しされてイッちまったのはもうバレてんだから、今更感じてないフリしたってしょーがねーダロ? これだけ濡れてんだ、痛みなんかもうほとんどねーだろうしな」
「……私はイッてなんていないんだから……勝手なこと、言わないでよ。アソコだって、まだ痛むんだから、お願い……動かないで」
 チンピラ風の男――ジンの得意げな台詞に、銀髪の少女――システィーナは顔を歪ませて苦痛をアピールする。
 だが、その苦しそうな言葉や表情とは裏腹に、今のシスティーナはほとんど苦痛を感じてはいなかった。それどころか、ジンのペニスに一撃を打ち込まれる度にオマンコから感じるのは、甘美な快感そのものだ。
 なによりも、肉同士がぶつかり合う度に――パンパンと鳴り響く淫肉の音に混じって――結合部から響いてくるちゅぷちゅぷという水音が、快感(それ)を証明している。
(ああ、ダメ。どうしてこんなに気持ちいいんだろう? 身体、おかしくなってるみたい……)
 もう2回も大量に精液を放っているのに、膣内(なか)で蠢く肉棒は大きく硬いままだった。その硬さを身体の奥に感じさせられる度に、少女の肉体は敏感に反応してしまっている。処女を強引に奪われたばかりだというのに、そうやって淫らな反応を見せてしまう自分の身体に対して、システィーナはただ戸惑うことしかできなかった。
「痛いって言ってる割には、ずいぶんとヌルヌル汁出しまくってるみたいだしさ。おまけに顔もすっかり蕩けてやがるしよ。感じまくってるのはバレバレだからさ、意地張ってないで素直に感じてるの認めた方が、白猫ちゃんも幸せになれるんじゃないカナー」
「レイプされてるのに、感じてるなんて、ありえないから……っ。他人を、変態みたいに、言わないで……っ」
 そんな反応を見透かすような男の物言いを、打ち消すように言葉を重ねるシスティーナ。けれど、そんな言葉だけで否定できるものではないことくらい、彼女自身にも――おそらく、男にも――解っている。
 それは処女を奪われたすぐに感じてしまう淫乱だと自分で認めたくないから、せめて言葉だけでも否定したいという、ただそれだけのことだ。
 そして、彼女のそんな思考の流れはお見通しなのか。今のジンの動きは一発目までの自分が気持ちよくなるためだけのものから、オンナを深く感じさせるものへと変わってしまっている。
 最初は岩盤をむりやり掘り進めるようだった膣内(なか)でのペニスの動きも、今ではすっかり潤滑(スムーズ)になっていて。その絶え間ない反復運動がシスティーナの理性をゴリゴリと削りながら、彼女の膣内を自由にできる領域をどんどんと拡げてしまうのだった。
 だから。
「んっ……うぅん……んん……。ダメ……それ以上、動かないでぇ……」
 途切れ途切れに切羽詰まった声を出してしまう今のシスティーナは、狩人に追い詰められた手負いの獣のようなものでしかなく。たとえ今この瞬間までは耐えられても、次の瞬間には決壊して溜め込んでいたものが溢れ出してしまいそうな、そんな状況になっている。
(ダメよ……私はシスティーナ=フィーベル。誇りあるフィーベル家の娘として、こんな屈辱は耐え忍ばなきゃいけないのに。もし快楽に負けちゃったら……声を出してイッてしまったら……私、もう戻れなくなる。それだけは避けないといけないのに……っ)
 必死に自分へそう言い聞かせる彼女だったが、ジンの腰の動きに合わせるように腰が勝手に動いてしまっていることは自覚できないままに加えて。乳房への愛撫の仕方も最初の乱暴なものから、刷毛で肌の上を優しくなぞるような繊細なものへと変わってしまったことで、彼女が感じている快楽の度合い(ゲージ)が引き上げられてしまっているのだった。
「くははは――っ。『動かないで』って、こんなきつきつマンコで締め付けてくれてるのに動かないなんて無理だってーの。白猫ちゃんだってオレのチンポに合わせて腰動かしてるじゃん。根がドスケベな白猫ちゃんが我慢するなんて無理だから、諦めて身体(自分)に正直になろうぜ。――乳首だって、こんなにコリコリに尖ってんだしな」
「――――んんんんっっっ!!?」
 その上に勃起している乳首をコリコリと啄むように舐め転がされたら、システィーナの我慢(りせい)も限界になってしまう。はしたない声を出すのはぎりぎりで阻止できたけれど、出来上がってしまった身体の熱を冷ます術は見つかりそうもない。
 思えば、初めにテロリストを名乗る二人組が現れたかと思うと、内の一人にルミアを連れ去られ。もう一人――ジンには魔術の力を見せつけられた上に、動きと魔術を封じられたところを襲われてしまう。
 更には制服を引き裂かれ下着を剥ぎ取られ唇を奪われると、おっぱいもオマンコも好き放題に弄り回されただけでなく、フェラチオを強制された挙げ句に精液を飲まされかけた。
 そうして最後には処女を奪われると、たっぷりと中出しされてしまったのだ。
 次々と襲いかかる淫靡な仕打ちにシスティーナの理性(こころ)は削られ、思考は靄が掛かったようにぼんやりしてしまう。そんな中でレイプの記憶はまるで覚めることのない悪夢のように、彼女をひたすらに苛み続けるのだった。
(夢……そうよ、悪い夢を見てるだけなんだわ。だから夢から覚めたら、きっとなにもかも元通りになるに決まってる。だから処女を奪われたのも今も犯されているのもアソコが燃えるようにアツく疼いてるのもみんな嘘。ただの夢でしかないんだから、もうどうでもいいや……)
 その瞬間、翠玉の瞳から光がふっと失われる。表情も快楽に耐える苦悶のものから虚ろなものに変わると、その口から漏れるものも悲鳴や拒絶の言葉ではなくなり、ただジンの動きに合わせて断続的に喘ぐだけの人形となってしまうのだった。
「……あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ……」
「んー? どうしちゃったの白猫ちゃん? もしもーし、聞こえてるー? ……あー、壊れちゃったのかなー、もしかして。折角ノってきたところだったのに冗談じゃねーぞ、コラ。自分の殻に引きこもって逃げようたって、そうはいかねえからな白猫ちゃんよ」
 反応の平板さでシスティーナの状態(へんか)に気づいたのか、苛立ちも露わに吐き捨てるジン。すぐに腰の動きを止めると、システィーナのスカートや制服に手を伸ばして、なにやらまさぐり始める。
 少しして男が取り出してきたのは、一枚のハンカチだった。
「…………、…………」
 ピストンをやめたせいか反応しなくなった少女を一瞥すると、ジンは手に取ったハンカチでシスティーナの口にこびりついていた精液を乱暴に拭い取る。それからおもむろにチンポを引き抜いて――屹立したままの砲身は、精液と愛液とに塗れてらてらと濡れ光っていた――彼女の上から覆い被さってくると、そのまま唇を重ねてきた。
 ――と思うと、鼻をつまんで呼吸を塞いでくる。
「…………、…………んん、んんんっっっ!? ……ごほっ、ごほっ――」
 さすがに息苦しくなって――現実に引き戻されたシスティーナが、頭を激しく振って鼻をつまむ男の指と口を塞ぐ唇とをなんとか払いのけた。そして何度か激しく咳き込んでから、貪るように空気を求めて喘ぐ彼女に、
「白猫ちゃん、おっかえりー。で、逃げるのに失敗したトコ悪いけど、教室の後ろ見てみな。なかなか愉しいことになってるからよ」
 無慈悲な言葉を投げ掛けながら、顎を掴んで強引にそちらを向かせてくるジン。男が指し示した方向にぼんやりと視線を向けたシスティーナは、思わず息を呑んでしまっていた。
 クラスメイトが男女の区別なくまとめて押しやられていた教室の後ろ側では、見る限りすべての生徒たちが身体を絡め合っている。ほとんどの学生達は制服を着たまま――当然下着を脱いだり制服をはだけたりと、肝心の箇所は露わにした半裸状態ではあるが――だが、中にはすべての服を脱いで全裸になって欲望をぶつけ合っている者もいた。
「リン、大丈夫か? 痛くない?」
「……うん、大丈夫だよ。私は平気だから、カッシュ君ももっと動いてもいいよ」
 メガネを掛けた小柄な女子――リンをがっしりとした大柄な男子――カッシュが押し倒すような状態になり、露わになったその大きな胸を必死の形相で揉みまくりながら、下半身が繋がった状態でお互いに夢中で腰を振り続けている。
「ああっ、オチンチン深くまで届いていますわ。こんなの、感じすぎてしまいます」
「うふ、すごくビクンビクンしてるのね。私がみんなをいっぱい気持ちよくしてあげますから、その代わりにみんなで私のことも気持ちよくしてくださいね」
 かと思えば、その隣では上半身だけ裸にされたツインテールの少女――ウェンディが、四つん這いにされた上に背後から思い切り串刺しにされていて。更にはテレサ――長い髪の大人っぽい少女はと言えば、三人の男子に囲まれてその一人に騎乗位で揺らされながら、残りの二人のペニスをそのたわわな胸や唇で慰めているのだった。
「嘘、みんな……なんで……?」
「んー、なんでって、そりゃあオレらのラブラブセックス(笑)に当てられたのに決まってんじゃん。目の前で激しく愛しあってんの見せつけられたら、多感な青少年なら興奮して目の前のオマンコにハメたくなるってーの。……ま、【マジック・ロープ】の効果が切れてんのはあっちゃーってところだけどな」
 目の前で繰り広げられる落花狼藉の光景へ言葉をなくすシスティーナに、乳首へ執拗な口唇愛撫を振る舞いながらジンが意味ありげに答える。――その指先が、いつの間にか体液で濡れまくっている蜜壺へと差し込まれていた。
 乳首とオマンコの入口付近と二箇所を同時に責められてしまうことで、目にしたばかりの光景で昂ぶってしまっていた身体は、性感の高まりを抑えきれず――
「…………あっ、あぁん♪……」
 気づけば、甘い声をこぼれさせてしまうシスティーナ。
 まずい、と頭で思うよりも早く、ペニス代わりの指が彼女の性感帯を激しく擦りあげてくる。それと同時に、別の手が勃起したクリトリスに伸びてくると、二本の指で優しく潰してきた。
「あぁっ、やめ、あ、あぁぁぁぁ~~~~~っっっっっ!!!!」
 瞬間、背筋を一気に走り抜けた電流に耐えきれず、とうとう彼女は腰を震わせながらあられもなく大きなよがり声を搾り出してしまうのだ。
「――やれやれ、ようやく堕ちてくれたかよ。手こずらせてくれたもんだな。ま、それでも待った甲斐はあったか。なかなかいい声で啼いてくれるみたいだからな。ほらほら、オマンコ気持ちいいだろ? クリトリスもイジメてやっからよ――っ」
「えっ、やだ、やだ、やだ。あぁぁん、やだぁぁ、膣内(なか)、そんなに掻き回さないでぇぇぇっっ。声出ちゃうから、お願いします、イジメないで――っ! クリトリス、敏感になってるから、んんんん~~~~~~っっっ!!!」
 指ピストンで膣内の奥まで貫かれまくり、ついでとばかりにクリトリスの皮を剥かれ露わになった芯を軽くつつかれると、堪らず彼女はいい声で啼きながら軽く達してしまう。同時にオマンコから透明の液体が噴き出して、男の指と教室の床を濡らしていった。
(もうやだぁ。どうして意地悪するのよぉ。もっと優しくしてくれたら……そうしたら、もっともっと気持ちよくなれるのに……)
 不満に口を尖らせながら思わず心の中で文句を付けてしまうシスティーナに、秘所から濡れた指を引き抜くと、ジンが顔を近づけてなにやら耳打ちしてくる。
「え? ちょっと、なにを言って……」
「ま、単なるお願いだからさー。聞くか聞かないかは白猫ちゃんの自由だよ。けど、白猫ちゃんだってもっと気持ちよくなりたいダロ? オレのチンポ、突っ込んで欲しいよな?」
「……それは……その……はい。気持ちよく、なりたいけど……ちょっと、待って……」
 勃起チンポを肌に押しつけてくる男に困った彼女は、言葉を濁して少し時間を稼いでみた。
 ジンが命じてきたのは、普段のシスティーナなら怒り狂って――グレンにしてきたように――ぶん殴ってもおかしくないレベルのものだ。けれど、と勃起チンポをチラ見して、ゴクリと唾を飲み込みながら思う。
 彼女の処女膜を貫いて気が遠くなるほどの痛みを与えると、その後には蕩けるほどの快感を植えつけた上に中出しの瞬間には頭が真っ白になるほどの絶頂をもたらした逸物は、愛液と精液に濡れてらてらと光りながら今もビクンビクンと震えていて、彼女にその偉容を存分に見せつけていた。
 その逞しくて硬いモノを――ジンが言うように――自分の膣内(なか)へと突っ込んで動かして欲しいと、そう思ってしまう自分がいることにもうシスティーナは気づいてしまっている。
 そんな淫らな思いを抱いてしまうのは、男に深い快感を植えつけられてしまったからだけではなくて。今も彼女の視界の端に映っている、すっかり肉欲に溺れてしまっているクラスメイト達の姿を見てしまったからだろう。
(みんなが、あんな風になってしまってるなら……別に私だって、同じようにしたっていいんだよね。快楽に、溺れてしまっても……仕方ないんだから)
 自分にそうやって言い訳を与えると、システィーナはジンの指示に従うために自由になった腕を持ち上げて、ゆっくりと股間へ近づける。そうしてできるだけ股を大きく広げると、二本の指で秘芯をくぱぁと開かせながら――恥ずかしそうに口を開いた。
「しょ、処女をしっかり奪ってもらって欲しがりになった私の中古マンコに、あ、貴方のバカでかくて立派なチンポをもう一度ぶ、ぶちこんでください。処女を奪ってくれたそのチ、チンポでまた私のオマンコを掻き回して、せ、精液をたっぷり注ぎ込んでください。どうかお願いします――って、なんで私がこんなことを言わなきゃいけないのよ。うぅぅぅぅぅ」
 恥ずかしさのあまり声が震えて、最後には泣き言を言ってしまう彼女だったが――同時に興奮してしまったのか、指で大きく押し広げたオマンコからは、溜まっていた白濁液(ザーメン)や破瓜の出血が固まったモノを押し流すように、透明な液体(愛液)が滴り落ちてきている。
 クラスメイト達がセックスに夢中なあまり――あのギイブルでさえ――こちらをまったく見ていない状況でなければ、こんな恥ずかしい行為はできなかっただろう。或いは、よく知るクラスメイトが全員快楽に溺れている姿を見て興奮を覚えなかったら、そもそもシスティーナが自らチンポを求めることを選ぶこともなかったはずだ。
「ひゃはははははっ! マジでおねだりしやがったぜこのオンナ! いいね、白猫ちゃん。やっぱおまえ最高の上玉だわ。……そんなイヤらしくおねだりされたら、このチンポぶっこまねぇわけにはいかねぇよな。思い切り啼かせてやるから、そのままマンコ開いて待ってろよー」
 少女のおねだりを聞き届けたジンが爆笑で応えると、指で広げたままの彼女のオマンコにいきり立ったチンポを押し当ててきた。熱く硬い肉の感触に腰を震えさせながら、システィーナは少しでもハメやすくなるように、股もメス穴もさらに大きく広げてみせる。
 そして、ゆっくりと挿入されていく肉棒が、彼女のイヤらしい穴をずぶずぶと埋めていった。
「ああっ、太くて硬いの入ってきたぁ……っ。こんなスゴイのハメられたら、オマンコすごく感じちゃうの。ダメぇ、イヤらしい声止められないのぉ」
 もう我慢する必要はなくなったから。とめどなくもたらされる快感に、はしたない声を出すことを止められないシスティーナ。悶え乱れる彼女の膣内を極太ペニスが蹂躙していくたびに、唇から熱い吐息と嬌声がこぼれ落ちていく。
「いいねー、さっきまでのきつきつ具合も悪くなかったけど、声を出すようになってから膣内がほぐれてきて、チンポに絡みついてくるのがたまんねぇわ。こりゃどう考えても魔術なんかよりもセックスの方が向いてるよなー。白猫ちゃんの天職って、むしろ娼婦なんじゃねぇの?」
「やだやだぁ、そんな風に言わないでお願い。気持ちいいのが好きになっちゃったけど、セックスもスゴくいいなって思うようになったけど、私娼婦になんてなるつもりないのに。オマンコ突かれながらそんなこと言われちゃったら、ホントにそうかもって思うようになっちゃうからぁ。だから、お願いします……そんなこと言わないで。私を惑わせないでよう……」
 自分を犯す男の軽口に、半裸で悶えながら彼女は――銀髪を振り乱すくらいに――イヤイヤと首を振ると、弱々しくそう訴えた。めくるめく悦楽に溶かされた理性では、自分がなにを言っているのかさえ解らない。身を焦がす官能の炎に脳髄を炙られたまま、ただ本能に突き動かされるように譫言めいた言葉を発するだけだ。
(ダメ、もうホントになにも考えられなくなってる。セックスってこんなにすごいんだ。……それともこのオチンチンが特別なのかな? もう、こんなの味あわされたら私、戻れないよ。ゴメンなさいお父様、お母様、ルミア……それに、先生。私、もうダメみたいです……)
 チンポへの敗北感に打ちのめされながら、システィーナの手はいつのまにかジンの腰に回されてしまっている。
 ――いつもの彼女なら、そもそも【マジック・ロープ】の効果が切れていることに気づいた時点で、男の手から逃れる機会を窺っていたはずだ。たとえそれが現実的な考えではなくても、隙を窺うくらいはしてもよかっただろう。
 なのにあの時の彼女はと言えば、ただジンの指示に従ってイヤらしいおねだりをしてみせただけ。チンポはオマンコから引き抜かれ、身体を押さえつけられてもいないのに、その場から逃げようと考えることもなかった。その挙げ句にこれだ。
 周囲でセックスに耽るクラスメイトのように快楽の虜になっている姿は、まさしくジンの言葉通りの娼婦と呼ばれるのに相応しい、とても淫らなオンナのものだった。
「まーだそんな風に頑張れるつもりみたいだけどよ、身体の方はすっかりそのつもりみたいだぜ。チンポが欲しくて欲しくてたまりませんって喚いてやがんよ。マンコもビンビンに感じまくってんだろ、クリも弄ってやるから楽になっちまえよ。ククククク……」
「ああんっ、そんなのダメですぅ――っっ! オマンコ突かれてるだけでも感じてるのに、クリトリスまで一緒に触られたら、本当に狂っちゃうから。絶対にこのチンポから離れられなくなっちゃうんだから――っ。 ああっ、そこ感じちゃうのっ。やだ、やだ、やだぁ、クリ、トリス、感じ、過ぎちゃう。ホント、ダメ、なんだからっ。あ、あ、あぁぁぁんんん~~~っっっ!!!」
「ぎゃはははっ! なんだよイキまくりじゃねぇか。こんなに反応がいいってことは、毎週のオナニーでクリトリス弄りまくってたんダロ? どうよ、オナニーと比べてどっちが気持ちいい? 自分の指とオレのチンポとどっちが好きよ?」
「そんなの、決まってる、ってばぁっ! チンポの、方が、好きに、決まってます――っ! だって、オナニーよりも、何十倍も、気持ちよく、してくれるんだからぁぁ~~っっ!! オマンコ、ズボズボされるの、たまらないの。こんなの、カラダ、熱くなりすぎて、溶けちゃいそう。チンポ、気持ち、よすぎ、だってばぁ~~~っっっ!!!」
 肉の槍で割れ目の奥を深々と突かれながら敏感なクリトリスをこねくり回されてしまい、あっけなく――甘い声を絞り出しながら――イカされまくってしまうシスティーナ。
 そうして息も絶え絶えに喘ぐ彼女に構わず、男は腰を巧みに使いながらオンナの出来上がった膣内を存分に堪能しているのだった。
 それを証明するように、ぐちゅぐちゅと、抽送の度に銀髪の美少女の股間からイヤらしい水音が響いてくる。初めて挿入されたときは処女膜から奥は狭く閉じていたけれど、何十回何百回と肉槍に突きほぐされた結果、今では前後運動も実に滑らか(スムーズ)にできるようになっていた。まるでシスティーナのオマンコが、ジンのチンポの形に変えられてしまったみたいに。
 そして――
「ああぁぁぁ――っ! 深いぃぃぃ、深いのぉぉぉ。一番奥まで、届いちゃってるの――っっ! これ、スゴイ。スゴイ、これ。ああっ、ダッメぇぇぇ。感じちゃうぅぅぅ――っっっ!!!」
 とうとう一番奥までチンポが届いてしまう。膣奥の一番内側、子宮口ぎりぎりまで生のペニスを埋め込まれ、システィーナは焼け付くような興奮を味わっていた。男の硬いモノで女体のすべてを征服されてしまったことに、背徳に満ちた悦びを覚えながら――
「へっへへへ。どうよ、この一皮剥けた途端のドスケベっぷりは。本人は嫌がってたけど、ムッツリちゃんでぴったりじゃねえか。――どうよ、ムッツリ白猫ちゃん。オレのチンポは気持ちいいか? セックスは好きになったかよ?
 ……そういや、犯されるのは屈辱だから殺してやるとか言ってたよなー。うわー、めっちゃ怖いー。もしかして、今もそう思ってたりしてるのカナー? だったら、殺される前に今すぐチンポ抜いて逃げちゃおうと思うんだけど、そこんところどうなのよ白猫ちゃん?」
 陶酔しきった表情で舌を半分ほど出しながら喘ぎまくるシスティーナに、猫なで声でジンがそう尋ねかけてくる。
(殺してやる……? ああ、そういえば最初の時にそんなこと、言ってたっけ……)
 ぼんやりした頭で思い返してみた。せいぜい数時間程度前のことなのに、まるで遠い昔のことのようだ。今考えればバカみたいだと――少し引き抜かれかけたチンポを逃がさないように膣を締めつけながら、彼女はそう己を嗤ってみる。
「……ごめんなさい、私が間違ってました。殺したいなんて、もう思ったりしないから。だから、お願いします。このチンポ、絶対に抜かないでください。気持ちよすぎだから。セックス、大好きになったから。貴方のチンポで私を思いっきりイカせてください。どうかお願いします」
「ぎゃはははははっ! ホント、おまえ、さいっこう――っっっ!!! いやぁ、さすがオレだよなぁ。折角の上玉だからと、手を出してみた甲斐があったってもんだわ。まさか、ここまでオレ好みだとは思わなかったぜ。――いいぜ。白猫ちゃんのお望み通り、思いっきりイカせてやるよ。天国見せてやっから、愉しみにしときなー」
 理性もなにもかもかなぐり捨ててのシスティーナの訴えを、馬鹿笑いしつつ――興奮したのか、ペニスを膣内(なか)で大きくさせながら――あっさりと受け入れるジン。それから少女を抱きしめるように体を密着させると、腰を大きくグラインドさせて深く抽送し始めた。
「ああっ、いいの。いいの、この動きが堪らないんです。チンポでオマンコ突かれるだけで、幸せになっちゃうの。チンポ大好き、セックス大好きにされちゃったの。もうどうなってもいいから、オマンコ壊れちゃってもいいからぁ、ガンガン突きまくってくださぁい――っ! らめぇ、スゴイ、スゴイの。クる、キちゃう、あぁっ、あ、あ、あ、あぁんんん~~~~っっっ」
 子宮口を叩かれる度に、快楽の波が押し寄せてくる。暗くなった視界に火花が飛び散る。官能に燃え上がった全身が灼熱の炎に包まれ、滝のような汗が噴き出してくるとともに、腰の辺りを甘い痺れのような電流が走り抜ける。
 吹き荒れる悦楽の嵐に耐えきれず、システィーナは両手を男の腰から背中に回すと、爪を立ててしまうくらいに強くしがみついてしまった。
「ははっ、なんだよこの締めつけ。半端じゃねぇな、マジかよっ。たまんねぇな、クソ。いいぜ、極上マンコへの御褒美だ。たっぷり受け止めて、好きなだけ味わっちまいな――っ!」
「気持ちいい~~~、気持ちいいのぉぉ~~~っっ!! チンポ、すごく熱くて、こんなの、我慢、できないってば。キて、キて、そのままキてください。射精(だ)して、いっぱい奥に射精して欲しいの。ああっ、熱いのキタぁぁぁぁ――っっ! 出てる、出てるのぉぉぉ――っ! 中出しオマンコイッちゃうの~~~~っっっ!!!」
 一番深いところまで淫肉を埋め込まれた瞬間に、膣襞へ熱い粘液をたっぷりと浴びせられる。それだけで思い切り昇りつめてしまったシスティーナは、全身を激しく痙攣させながら満足の吐息をそっと吐き出すのだった。
(ああ……スゴい、幸せになっちゃった……。精液、いっぱい膣内に出されて、それでこんなに幸せな気分になっちゃうなんて……ホント、セックスってスゴいんだなぁ……)
 全身を漂う倦怠感と陶酔感に蕩けたメス顔を晒しながら、ぎゅっと男の体を抱きしめたまま繋がった腰を震わせている銀髪の美少女。同じように腰を震わせながら最後の一滴まで搾り出している男の逸物が、今もまだ彼女の膣内で硬く大きなままでいるのを感じて、彼女は満足そうにうっすらと微笑んだ。
(あ、まだ大きいままなんだ。男の人って、一回出したらそれっきりの人が多いって言うけど、そんなことないみたい。それとも、このチンポだけが特別なのかな。……どっちでも、これなら、まだ続けられるわよね。勃たなくなるまで、中出しし放題とか言ってたんだもの。まだまだ、オマンコを気持ちよくしてくれる、はず……)
 すっかり快楽に染められてしまった頭で、無意識に交尾の続きを求めてしまう彼女の耳にふと、喘ぎ声と――体を絡め合う時の――猥雑な水音以外の音が入ってきた。
 閉ざされていた教室のドアが幽かな音とともにゆっくりと開くと、誰かが教室の中に入ってくる。そして、冷ややかな男の声が静かに教室中に響き渡った。
「――そこでなにをやっている、おまえたち」

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