ボルスター

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作:ブルー 最近どんどんと大人っぽくなっていく詩織のことがとても気になる、高見公人。以前の詩織なら相手にしないはずのDQNな先輩の影もチラついていて・・・。14話完結(2017/09/13) 午後の体育授業でDQN先輩窓越しの...
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14.すぎた日々

 月曜日の朝、玄関から出てきた詩織はいつもと変わらない完璧な身だしなみでいつもと変わらない笑顔をしていた。一見すると何も変わっていないように見えた。ありふれた日常の1ページだ。「めずらしく遅かったな」「ちょっと英語のノートを探してて。行き...
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13.電話とウソ

 昼に好雄から電話がかかってきた。「よお、好雄か」「お前、何してるんだ」「なにって、マンガ読んでたけど」「そんなのんきなことしてて大丈夫か。さっきショッピング街で詩織ちゃんを見かけたぞ」「詩織なら今日は予備校の体験授業に行ってるはずだぞ」...
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12.気になるひとこと

 2時間目が終わった休憩時間――。「……高見くん」 か細い声がして顔をあげると、俺の席の横に虹野さんが立っていた。 虹野さんの目の下にはクマが出来てて少しやつれたように見えた。「古典のプリント……私、日直だから……」「あ、ごめん。出すの忘...
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11.テスト勉強

 期末試験が近づき、詩織と一緒にテスト勉強をすることになった。 詩織の部屋に入るのは何年ぶりかだ。 いつも窓の向こう側から眺めていた記憶しかない。 詩織はTシャツに短パンの部屋着姿でローテーブルを挟んで勉強している姿を眺めても、祭りの夜に...
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10.夏祭り

 HRの後、校門のところで詩織とバッタリでくわした。 ひさびさに2人で帰ることになった。 途中、商店街のところで立ち止まった詩織が「これこれ」と指を差した。「へえ、今週末かぁ」 そこには鉢巻をした男性が勇壮に太鼓を叩く写真の、夏祭りのポス...
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9.ダブルデート

 あの雑誌のことを本人に聞けるわけもなく何日か経った日曜日。 朝から某大作RPGを進めていると電話が鳴った。「はい、高見公人です」「あっ、好雄だけど。いま暇か?」「なんだ、好雄か……。あぁ、暇だよ」「それじゃあさ、いまから遊園地に来てくれ...
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8.素人ナンパ天国

 水曜日、学校帰りに好雄の家で対戦ゲームをした。 予想以上に盛り上がってしまい家に帰ったのは夕方過ぎになった。「好雄の奴、本気なってたな。……あれ、あの車は?」 家の手前に差し掛かったところで黒のワンボックスカーとすれ違った。 ちょうど家...
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7.クラブハウスに行く道すがら

 放課後、ひさしぶりに顔を出そうとクラブハウスへ歩いてるとテニスウェア姿の詩織を見つけた。ラケットケースを肩に下げて白いポロシャツで、大学のテニスサークルにいそうな完璧なテニスルックだ。 名前を呼ぼうとしてやめた。隣にタラシが並んで歩いて...
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6.体育倉庫の覗き穴

 体育の授業中――。 水飲み場に行くと、体育倉庫の裏から「こっちこっち」と好雄の声がした。「なにしてるんだよ、そんなところで」「しーー!! いいから来てみろよ。面白いのが見れるぜ」「面白い物?」 不思議に思いながら近づいてみると壁に10円...
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