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3.ラブホテル

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作者:ブルー

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 リビングでテレビをつけてゴロゴロしてるとメールが届いたの。
「ふああ、こんな時間に誰かしら?」
 右手を伸ばして寝転んだままで携帯を取ると、おじさんからだったの。
『今日も楽しかったよ。なにしてる?』
 私は『ん~、ソファーでゴロゴロしてる』と、適当に打ったわ。
『お風呂入った? 宿題は終わったかな。どんな格好してる?』
『お風呂はとっくに。格好はえーっと』
 その時は部屋着の大きめのニット(ピンク)を着てたんだけど、メールで説明するのも面倒だったので写メを送ってあげたの。すぐに『すごくセクシーだね』って返事が来たわ。
 たしかにゆるくて角度によっては胸元がかなり際どくなるのよね。でも、その分ラフですごく動きやすいの。パパとかはちゃんとしたのを着なさいって注意するんだけど。
 一度返事をしたせいで、おじさんは私が暇だって思ったみたい。まー、寝ようかどうしようか退屈はしてたんだけど。

『やけにラフだね。いつもその格好?』
『まあだいたい?』
『もしかしてノーブラ?』
 たぶんそっちが本命の質問ね。やれやれよ。
『そりゃあ、あとは寝るだけだし』
『胸のとこもっと見たいなー。着てるのを指で引っ張って写メで送ってよ』
 ありゃ、またおじさんのスイッチが入ったのねって、半分あきれるわよ。寝る前にビールでも飲んだんじゃないの。
『ダーメ。よい子は寝る時間よ』
『はるかちゃんとおじさんの仲じゃない』
『はて、なんのことかしら。ふああ、眠くなってきちゃった。おやすみなさい』
『見たいなー、はるかちゃんの裸。全校男子を惑わすパーフェクトボディ』
『残念でした。おだてても無駄よ。ほんとは私ガード堅いの』
 そこで切り上げようとしたんだけど『はるかちゃんの欲しがってた○○のコート買ってあげるよ』って内容を見て、「むむむ」って手が止まったの。
『大事な場所は隠してていいよ。そのかわりコートを買ってあげることはひびきちゃんに内緒だよ』
 はあ、しかたないわねえって感じよね。
 だってそのコート、有名なブランドですっごく可愛くてずーっとまえから欲しかったの。私のおこづかいじゃ永遠に買えそうもないし。
 二階が静かなのを確認してソファーに座り直すと、ニットの肩口を斜めにずらして、携帯のレンズを自分に向けたわ。左腕と手で胸の半分は隠して。いくらなんでも全部は拒否よね。
『はい。これ』
 おじさんのアドレスにドキドキしながら写メを転送してあげたの。顔はちょっとモデル気分ですまし風でね。
『素敵なオカズありがとう。手をどけてくれたら満点なのに。残念だけど、コートは買ってあげれないよ』
『ずっるーい! 約束違反よ!』
『裸を見せるって約束だろ。せめて指をどけてくれないと。高校生なんだしさ。他の子はしてくれたよ』
 正直、ムッとしたわ。そこまでいわれたら悔しいじゃない。
 ニットを脱いで、肘を曲げて片手を頭に当てた男子がよく見るようなグラビアにあるポーズ(上半身裸)でもう1回撮り直したの。にっこり笑顔をして、半分ヤケ?

 メールを送ったあと、すぐになんであんなことしたんだろうって自己嫌悪。
 5分ぐらい間があったかしら『はるかちゃん。これは頑張ってくれたお返しだよ』ってメールと一緒に写メが届いたの。
「なになに。ダッくんの待ち受け画面?」
 期待して開くと、大きくなったおじさんのアレに私があげた下着が巻き付いて、白いドロドロなので汚れてるアップだったの!
『はるかちゃんの裸をおかずに、パンティー大事に使わせてもらったよ』ってコメント付きで。
 心臓が飛び出すかと思うぐらいびっくりして、携帯を持ったまま石膏みたいに固まっちゃった。はあ、寝る前に最悪の気分じゃない。

*******************************************

 私たちの学校はいまだにブルマなんだけど、私自身はなんとも思ってなかったのよね。
 体育の時間に男子の視線が少し気になるぐらい? 男子って、宿題を忘れて先生に叱られてる小学生みたいにチラチラ見るでしょ。そういうのなんだか可愛いぃ。
 でね、おじさんもそういうのが好きみたい。よくわからないけど、私とひびきの体操着姿がどうしても見たいっていいだしたの。まったく、世話がやけるおじさんよねぇ。
 さすがにカラオケ店で体操服になるわけにはいかないし、着替えれる場所に行くことになったんだけど、そこがちょっと問題だったの。ずばりホテル? それも普通のホテルじゃなくて裏通りに一つ入った場所にあるような。二人きりだと危ないけど、ひびきが一緒なら安心でしょ?
 でも、この日のひびきは朝からずっと元気がなかったのよね。

「こっちこっち。制服と下着はその辺に置いとけばいいからね」
 シャワールームで着替え終わると、トランクス一丁のおじさんが手招きしたの。いかにも嬉しそうにニコニコ笑って、声がいつもより弾んでた。部屋はムードランプに照らされてて、大きな丸いベッドと大きな鏡の壁、それに三脚に乗ったビデオカメラがあったの。
「ありゃ、今日もビデオ撮るんだ」
「はるかちゃんとひびきちゃんのブルマシーンだからね」
「倒すクマ~。新手のロボット兵器みたいね。ブルマシーンと、ブル、マシーンでしょ」
「面白いねえ、相変わらず。こいつはあとで一人で楽しむためのだよ」
「ふ~ん。それならいけど。複雑な心境よねえ」
 おじさん、ニヤニヤってしたの。それから私とひびきの体操着姿を順番に足下からゆっくり眺めてたわ。ひびきは両腕を腰の後ろにして、私はさっと指で髪を横にやって……。目と目が合うと照れちゃうじゃない。
「二人ともエロイよ。スクール水着も捨てがたいけど、やっぱり生のブルマ姿は格別だ」
「目つきが犯罪者っぽいような?」
「変態おじさんがはるかちゃんの大切な処女を食べちゃうよ~」
「あれぇ~。お助けをお代官様~、な~んちゃって。ハマリ役ね、ふふっ」
「いいねえ、襲われるJK。これだけでご飯三杯はいけるよ。甘酸っぱい青春の匂いがする」
「見た目によらず大食いさんね。おおげさすぎじゃない」
「女の子はわからないだろうけどね。ブルマは青春のシンボルだよ。健康的な太もも、お尻にフィットした曲線、ポリエステルの独特の光沢。昔はどの学校もブルマだったんだよ。いまはハーフパンツが主流だろ」
「たしかに他にブルマの学校って聞かないわねえ」
「あとブルマは濃紺色が一番だよ。えんじ色もいいけど、濃紺のほうが白い体操シャツに映える」
「はあ、またまた熱弁されてもなんといえばいいのやら。入学したときからずっとこれだし。ねえ、ひびき」
「ええ……」
 ひびきは不安そうに視線を落としてたわ。今度は両腕を横にして、おじさんの視線を強く意識してるみたい?
 ひびきも私もおじさんの指示で体操着の下に何も身につけてなかったのよね。そのせいよね、たぶん。下着がないだけで妙に心細くなるの。
「軽くシャツをめくってお腹を見せてもらえるかな。あー、今日も暑いなーパタパタって感じで。おお、いいねー。冬だけど半径1メートルが夏って感じだ」
「あははっ。夏といえば海よねえ。これは立派な変態さんね」
「海は大学生になっても行けるだろ。そういう何気ないエロチシズムがたまんないよ。若くて無邪気で健康的で」
「いつからそんなふうになったのかしら」
「男はみんな変態だよ、はるかちゃん。好きな女の子の裸ばかり想像してる」
「わお、いきなり名言? それとも人生経験かしら? 素直なのはいいけど、自覚があるのもあれよねぇ」
「ブルマ、チクチクしない。直に履いてみて」
「さ、さあ、ノーコメントよ」
 思わず、声が詰まっちゃった。答えづらいことをズバッと聞いてくるのよね。そこがクラスの男子と大きく違うところね。
「じゃあさー、食い込みを直す仕草をしてみようか。体育座りして立って、お尻についた砂を両手で払うように。いつもグラウンドでしてるみたいにさ。横を向いて、二人とも」
「はーーい。先生っ。こう?」
「いいねえ、横向きだと体操着の凹凸がよくわかる。ウエストがキュッとしてる」
「いたいけな女子高生を着替えさせて眺めたりしていけないおじさんねぇ」
 私とひびきは、おじさんにいわれた通りブルマの隙間に両手の親指を入れて食い込みを直す動作をしたの。パチンってゴムの音をさせたわ。パチンってほとんど同時によ。私もひびきも自然と顔が赤くなってたみたい。
「呼吸もぴったりだね。画になるよ、ヌキ要素満載のブルマショットだ」
「なんだかなー、もう」
「ブルマの土手がこんもりして、下着を履いてないからうっすらスジが見えてるね。マンスジって知ってる?」
「はあ、知らない。へんなことばっかりいって私たちを困らせようとしてる? 立派なセクハラよ」
「とかいって、照れてる表情がバージンっぽいねえ。もうすぐ卒業だからブルマのサイズが小さいのかな。それとも3年間使い込んだ味が出てる?」
「あ、あん。話を聞いてってば……!!」
 おじさんが手を伸ばして、私とひびきのお尻に触りだしたの。まるでブルマの手触りを確かめるように。さわさわって触って、お尻に指を食い込ませてマッサージして……。でも、おじさんだしそれぐらいはいいかなって許しちゃうのよねぇ。
「あと数ヶ月で、このブルマ姿も見納めってわけだ」
「うふふ、そうなるかしら」
「それとも単位不足で留年かな」
「脅かさないでよ。それは本気で困るぅー」
「はるかちゃんファンの男子はかなり残念がってるねェ」
「どうかしら? どっちにしても3年生は体育の授業ってあんまりないのよねえ。私としてはたくさんあってもいいと思うのに」
「たんに外で遊んでたいだけだったりして」
「むむむ。バレたか」
「はるかちゃんらしいね。そのまま体育の時間にしてるみたいにストレッチしてもらえるかな、二人とも」
「ストレッチ?」
「いつもしてるだろ。ひびきちゃんは水泳部だからプールに入る前にもしてるよね? まずは両手を腰に当てて、ぐぐーって後ろに体を反らすように。おへそが出てもシャツで隠したらだめだよ」
 いつも変だけど、その日はそれ以上にマニアックな指示をするの。体操着に着替えて、ストレッチをさせられるなんて予想もしてなかったし。もしかして体育マニア?
 おかげで私とひびきは、たっぷりと時間をかけてストレッチをすることになったの。
 膝を曲げて屈伸したり、足を伸ばしてその方向に手と体を倒したり、両手を挙げてぐるんって回すラジオ体操みたいな動きをしたり、あとペアになって背中合わせにお互いの肘を引っかけて相手を背負う運動でしょ。背負われるとどうしても頭に血が上って膝が開くんだけど、おじさんは黙ってじっくり見てて、そういうのって逆にすごく困っちゃうじゃない。どんな態度をすればいいのか、みたいな。
 20分ぐらい運動したかしら。すっかり体が暖まって軽く汗ばんじゃった。おじさんが部屋のエアコンを暖房にセットしてたみたい。
「はー、疲れた。なにかジュース飲みたいわね」って、ベッドに座ったの。体操シャツの首のところを指でつまんでパタパタさせて。
 ひびきも私の隣に座って、片手で汗をぬぐってたわ。
「はるかちゃん、これ見たことある?」
「なになに?」
 おじさんは手にピンク色をしたうずらの卵みたいな物を持っていたの。
「はて? フラミンゴのタマゴ? 新発売のコスメかな?」
「ピンクローターだよ。ここからコードが伸びてコントローラーに繋がってるだろ」
「ふむふむ。で、そのスイッチは何かしら? ラジコンじゃないわよねえ?」
「惜しい。玩具は当たってるよ」
 おじさん、含みのある笑いをしてたの。いま思えば何も知らない私の反応を見て面白がってたのよね。そう考えると、すーーっごく腹が立つわ。
「疲れを取るための道具だよ」
「ふ~ん。そんなので疲れが取れるんだ」
「そういうツボがあるんだよ。せっかくだし使い方を教えてあげよう」
「ふえっ!?」
 私の隣に座ってきたかと思うと、おじさんはいきなりそれを私の股間にあてがったの。
 ブルマのちょうど真ん中に……不意打ちすぎて膝を閉じる暇もなかったの。
「ちょ、ちょっと、怒るわよっ!」
 私はとっさに飛び退こうとしたけど、おじさんが腕を回して肩を掴んでそれを封じたの。ぐりぐりって押し当てて、スイッチを入れるとブーンってバイブレーションしはじめて……。これがかなりまずかったわ。
「……あ、あん! なによ、これぇ! 振動してる!?」
 思わず両目をつむって顎を反らしちゃった。
 振動するなんて想定外だったんだもの。あれは反則よね。しかも、私の弱点にこれでもかって集中的に押しつけてくるし。電流がするような微弱な振動がブルマ越しに伝わってきて、体が他の誰かに操られるみたいになったの。
 直感でまずいってわかってたけど、どうすればいいのか考えがまとまらずに焦るばっかりだった。おじさんに下着を指でなぞられるより感覚が危ないの。
 全身が熱くなって、体中の血がめまぐるしく巡るし。あとはまえと同じパターンよ。だんだん視界がぼやけて私の中から逃げようとする意思がしぼんだの。きっと魔法の道具ね。恥ずかしいのに逆らえなくなるんだもの。
 またエッチな術中にハマちゃった。抱きすくめられて、ずーっとブルマの真ん中を攻撃されて、もうおじさんのいいなり。自然と息が弾んでたわ。
「はるかちゃんのブルマに小さなシミが出来たよ。どうしたのかな」
「う、うそっ!!」
 なんとなくわかってたけど、指摘されると耳まで熱くなっちゃった。
「首筋を舐めてあげるよ」
「だ、だめ……それ弱いの、はああ」
 それでまた全身から力が抜けるのよね。
「耳の穴をベロで穿られながら、ピンクローターを当てられるとどんな感じがする」
「んっ、すごくドキドキするわ……全身がへんかも……」
「ハアハア。もう一段階振動を強くしてあげよう。エッチしたくなったら正直におじさんにいうんだよ」
「それはだめよ、あん……さっきよりアソコに響くっ」
「いいよー、いい感じだ。顔つきもだいぶやらしくなってきた。ブルマの中がヌルヌルだろ」
 両手を後ろに着いて、イヤイヤって思いっきりかぶり振ってた。ほんとおじさんってば、女子高生の扱いがとんでもなく上手よね。
 体操シャツをめくられて脇の下をワンちゃんみたいにべろべろされると、全身に汗が吹き出す感じがしてなんともいえない電流が駆け抜けたの。ちょうどブルマの真ん中から頭にかけて、ずっがーーーんって……。前回より激しくて、唇を噛みしめて腰を浮かしてビクビクしちゃった。
「だめよ、こんなのっ、自分じゃないみたいっ……!!」って、危うく尿意がしたのは秘密よ。
 気がついたらひびきが「はるか、大丈夫?」って心配そうに覗き込んでたの。
「イクときはちゃんとイクっていわないと、はるかちゃん」
「え、あ……ごめんなさい。いきなりだったから」
「ブルマがぐしょぐしょで、大洪水だよ。すごいシミだ」
「やだ……うそみたい。信じられない」
「こいつも買い取ってあげるよ」
「わ、わお……それだと私の帰りはどうなるのかしら……」
「新しい下着でも買ってあげようか」
「あー、その手があったか」
 冗談っぽくごまかしてたけど、ほんとはまだアソコが熱を帯びたままで気が気じゃなかったのよね。おじさんは右手で私の胸を優しく揉み続けてたし。
 それにこの日はこれだけじゃなかったの。他にも口ではいえないようなことをしたの。

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