放課後、世原に呼び出された詩織は社会科準備室を訪れた。
社会科準備室は管理棟3階の廊下を進んだ一番奥にあり、生徒や他の教員が近寄ることはめったにない。外部から隔離された世原のプライベート空間だ。
「失礼します」
ドアをノックして中に入る。
澱んだ空気の室内には、資料の本が並んだ棚と授業で使う備品が置かれ、テレビ・仕事机・椅子の他に応接用のテーブルと横になって休める大きな革張りのソファーがある。
「グフフ、よく来たな」
世原は制服姿の詩織を足元から眺める。
人気絶頂のアイドルを間近で鑑賞できるのは教師の特権だ。
「外は暑いだろ。冷たいジュースでも飲むか」
詩織にソファに座るようにうながし、冷蔵庫の中からスポーツドリンクのペットボトルを取り出す。テーブルに置いた。
「あ、これ。私がCMに出てる」
詩織はうれしそうな顔をする。
未開封なのを確認してキャップを開ける。
ちょうど喉が渇いていたこともありゴクゴクと飲み干した。
「勉強の調子はどうだ。芸能活動との両立で大変だろ」
「友達にノートを見せてもらってるので、テストまでには遅れを取り戻せそうです」
「そいつは良かった。藤崎には他の先生方も期待してるからな」
「それでお話しはなんですか」
「最近、高見と仲がいいみたいだがどういう関係だ」
「先生もご存じのとおり幼馴染です。それがなにか」
「本当にそれだけか。隠し事はためにならないぞ」
「どういう意味ですか」
「これなんだがな」
世原が取り出したスマホの画面を見て、詩織は絶句した。
公人の部屋のベッドに並んで座り、うっとりした表情でキスをしている詩織が写っていた。
「まさか学校帰りに男の部屋で乳くり合っていたとはな」
「これは盗撮です」
「だったらなんだ。警察に訴えるか。恋愛禁止のアイドルが重大な契約違反だろ」
「そ、それは……」
大企業のスポンサーは多額の契約金を払って、新人アイドルの詩織をCMやドラマに起用している。恋人がいたとなれば莫大な違約金が発生する。
公人とキスをしたのは、先週の勉強会のことだ。詩織にとってファーストキスの大切な思い出だ。
写真は部屋の窓越しに撮影されている。問題はどうやって詩織の行動を把握したかだ。
(……もしかして私のスマホに)
世原に送ってもらった日、車で寝落ちしたのを思い出した。
あのときスマホに不正アプリをインストールしていたとすれば、詩織の位置情報や会話は筒抜けだ。
「写真をどうするつもりですか」
「さあな。いまをときめく清純派アイドルのスキャンダルだ。喉から手が出るほど欲しい週刊誌は山ほどある」
「……おねがいです。データを消してください」
表情を曇らせ懇願する。
「可愛い生徒の頼みだ。態度次第では考えてやらないこともないがな」
世原は不気味な笑みを浮かべる。
ポロシャツのたるんだお腹を揺らしながら、詩織の隣に腰を下ろした。
ヌウッと顔を近づける。
とっさに身構えた詩織の手首を掴んで強引にキスをした。
「いやっ……!! 手を放してくださいっ!」
「騒ぐな。ネットに写真をばら撒かれてもいいのか」
「……こんなことまちがってます」
「頭のいい藤崎ならわかるだろ。すこしのあいだの我慢だ」
言葉で巧みに詩織を説得して、ナメクジのような太いベロを差し込む。
ヌチャヌチャと音をさせた。
「藤崎も舌を出せ。俺がするように動かしてみろ」
「……んっ、ふぅ……んん」
公人とのキスとはまったく異なる濃密な行為に詩織は戸惑う。
嫌なのにうまく抵抗できない。
(……なにかへん……体に力が入らない)
詩織は体調の異変を感じる。
得体の知れないムズムズとした感覚。だんだんと頭がぼーっとする。
「はぁはぁ……せ、先生……」
「顔が赤いぞ。恋愛ドラマに出るならもっと練習が必要だな」
制服の胸を片手で掴む。
黄色い胸のリボンが歪み、持ち上げるようにして揉んだ。
「見たぞ、グラビア。この制服の下に、あの乳があるのか」
「だ、だめ」
「ハアハア、弾力があってシコシコしてる。いつぐらいからでかくなったんだ。小学生か、中学生か」
鼻息を荒げセーラー服を下からめくり、白いブラジャーに包まれた発育満点のバストが姿を見せる。
これまでに多くの女子生徒を手籠めにしてきた手つきでグイグイとこねくる。
根元から絞るようにして握った。
ブラからこぼれそうになる。
「こうやってスポンサーやTV局のプロデューサーに胸を揉まれてるんだろ」
「知らない」
「怪しいな。芸能界は変態だらけだからな」
自分のことを棚に上げ、詩織の首筋にベロを這わせる。
指を引っかけてブラジャーをずらし、淡いピンク色をした乳首を露出させる。
「いやっ」
詩織は反射的に手で胸を隠した。
「手をどけろ」
「で、でも……」
「いつかベッドシーンがあるかもしれないぞ。これぐらいで恥ずかしがってどうする」
手を下げさせて、乳首を指で摘まむ。
コリコリっとねじった。
「あっ、あんっ……!!」
さらさの髪を揺らして、思わず顔をしかめた。
詩織の体が勝手に反応する。
(なにいまの……頭が真っ白になって体中に電気が走ったみたい)
全身が異常なぐらい敏感になっているのだ。
こんなことはいままでなかった。
「先生が乳首を吸ってやろう」
「ま、まって……先生」
「パクっ……レロレロ……」
「ああっ、んんっ!! まってっていったのに! ……やっぱりおかしい、私の体」
「チュパチュパ、ペロペロ……ベロ」
「はぁはぁ……ああっ、ん」
乳首をベロで転がされて、詩織は首を右に左に倒して感じた。
苦しくて頭がクラクラする。
「こっちはどうだ」
一通り乳首をしゃぶり終えた世原は詩織に膝を開かせると、スカートの奥にある下着に手を当てた。
指先で中央をなぞる。
ニチャリと音がした。
「おい、アイドルがお漏らしか」
「ああん……ウソよ」
「とぼけるな。自分でもわかるだろ」
「はー、はー……」
「都合が悪くなるとダンマリか。まあいい」
世原はショーツに手をかけて脱がせにかかる。
ソファに横倒しになりながら、詩織はあわてて両手で押さえた。
膝を閉じて引っ張り合いをはじめる。
「ダメです!! 全部見えちゃう!!」
「おとなしく手を放せ」
「もうゆるして……!!」
「ハアハア。これが藤崎のマンコか」
女の詩織が大人に力で勝てるわけがない。
純白のショーツをはぎ取るのに成功して、世原はマジマジと局部を眺める。
こんもりと盛り上がった肉土手の中央に縦スジがあるだけの、とてもシンプルな造形をしている。高校生ならあるべき陰毛が一本も生えてない。見事なパイパンだ。
「ハアハア。藤崎のイメージにぴったりだ」
「見ないで……はずかしくて死にそう」
ソファに仰向けになって、詩織は両手で顔を覆ってイヤイヤをしている。
大事な場所を他人に見られるなどバージンの詩織にとっては拷問に等しい。
「なにが死にそうだ。マンコはビチョビチョのくせに」
「っっ……!!」
「まさかとは思うが、どこかのイケメン俳優と経験済みじゃないだろうな」
「ちがいます!!」
「ウソじゃないだろうな。どうせすぐにバレる」
世原は詩織が足を閉じないように手で押さえて顔を近づける。
クンクンと匂いを嗅ぐ。
指でニチャリと開くと、内側は鮮やかなサーモンピンク色をしている。
小さな膣口から透明な汁がトロトロと溢れている。
それをベロですくうようにしてクンニをはじめた。
「ヒィィ!!」
詩織はビクンビクンと腰が跳ねた。
ハゲかかった世原の頭皮を手で押さえる。
「やめてぇ、先生……汚いわ」
「藤崎のマンコだ。いくらでも舐めれる。すぐに天国を見せてやるからな」
「ああ、はぁ……へんになっちゃう」
詩織は口元を片手で押さえた。
あえぎ声が漏れるのを必死にこらえる。
(気持ちよすぎて……なにも考えられなくなる)
生まれてはじめて経験するクンニに詩織はメロメロだ。
いやいやと思えば思うほど、体が気持ち良くなる。
クリトリスを舌で転がされ、ここが校内であることを忘れてヒィヒィと喘ぐ。
上履きの足先をピクピクさせて、駆け足で昇りつめる。
「い、いまのは……いったい」
詩織は夢見心地で部屋の天井を眺める。
甘ったるい疲労感に包まれる。まだ性器がジンジンと熱い。
「一人でするよりずっと気持ちいいだろ」
「はぁー、はぁー……」
「嫌がってたくせに、すごい乱れっぷりだったな」
「どうしてなの……」
「ためしに指を入れてやろう」
「ん、くっ……」
世原の太い指が詩織の性器に侵入する。
ズボズボと指マンを繰り出す。
愛液が飛び散り、詩織は瞼を閉じた。
「中はキツキツのトロトロだ。指がやけどしそうなぐらい熱い」
「はぁ、はぁ……ああっ、んーー」
「イケ、藤崎」
「あっ、あっ、アアァーー!!」
あごを反らして、詩織はふたたび喘ぎ声を上げた。
口をパクパクさせる。
世原はスラックスを脱いで、勃起したペニスを取り出した。
アクメの余韻に浸っている詩織を見下ろす。
「入れるぞ」
ヒクつく性器に擦りつける。
「まって」
のしかかろうとする世原のたるんだ体を腕で押し返した。
「まだ怖いとか抜かすつもりか」
「……せめてゴムをつけてください……赤ちゃんが出来ちゃう」
詩織は気まずそうに視線を横にした。
「おっと、そうだったな。未成年のアイドルが妊娠したら大事件だ。そら、つけたぞ。これでいいか」
ゴムを装着してあらためて詩織の上になる。
膝に手を置いて狙いをつけた。
先っぽを軽くなじませ、ゆっくり体重をかけた。
「おねがい……やさしく」
詩織は世原の腕を掴んで不安そうに見つめる。
ペニスによって圧迫されて、狭い膣口がギチギチと開く。
(……どうしよう……本当にセックスしちゃう)
心のどこかに迷いを感じつつも、もはや逃げようのない恐怖に震えている。
「こ、こわい」と、消えるような小さな声でつぶやく。
「体の力を抜いてリラックスしろ。いくぞ!!」
勢いをつけて世原の腰を沈めた。
狭い肉襞をかき分けてペニスがズブズブと埋没する。
「ややーーー、あああああーーーーーーッ!!!!」
詩織は細い体でのけ反って、自慢のストレートヘアを振り乱す。口を大きく開いた。
体の奥深くで一つに繋がる感覚。
ロストバージンのショックでビクンビクンとした。
(ウソ……私の膣内に先生が入ってる……お腹の奥がすごく熱い)
人生で一度きりの喪失感。
体内にある異物を直接感じる。
「ハアハア、清純派アイドルの藤崎のマンコをゲット! 奥までチンポが入ってるのがわかるだろ」
「うぐぅ……いたいの……」
「本当に処女だったみたいだな。血がにじんでるぞ」
「うう……だからいったのに」
「高見はもったいないことをしたな。せっかくのチャンスだったのに」
熱狂的なファンを出し抜いて、人気アイドルの詩織を手に入れた優越感。
これだから教師はやめられない。
しばらく動きを止めて、絶品の締まり具合を味わう。
たるんだお腹で体重を乗せて、詩織の性器を欲望のままに突いた。
「ヒラヒラした衣装でステージで踊って、ファンに笑顔でパンチラしてんだろ。ネットの掲示板はな、藤崎をいやらしい目で見てる書き込みばっかりだ。雑誌のグラビアで水着でケツを突き上げやがって。シコシコしてって煽ってるようなもんだ。そうやって色気を振りまいて、ファンから金とザーメンを搾り取るのがアイドルの仕事だ」
「はあっ、ああっ……お腹の奥にひびいて」
「一発ハメちまえばアイドルも一般人もかんけぇねー。さっきまでの強気はどうした」
「やあ、ああ、はぁー、はぁー」
「藤崎も本当はわかってしてたんだろ。水着で股を開いて、普通はぶりっ子はできないよな。事務所の方針? 笑わせるな。つぎは紐ビキニでオイルマッサージか? カメラマンにきわどい写真を撮られてアソコを濡らして、ファンがどういう目で見てるか想像してこっそりオナってたんだろ」
「はぁ、んあー……ち、ちがいます……」
「カメラの前で清楚ぶってても顔を見ればわかる。藤崎は男を手玉に取る生まれつきのビッチだ」
「ひどい……やぁ、ぁぁ……んんー……頭が痺れる」
細い眉を斜めに下げて、愛くるしい瞳に涙を浮かべる。
詩織は世原の背中に腕を回した。息を弾ませ重いピストンを全身で受け止める。
ロストバージンのショックは消え、かわりに全身が燃えるような官能が詩織を襲う。
ズンズン、グッチョングッチョン、と音が響き渡る。
「これがセックスだ。はずかしがらずにもっと声を聞かせろ」
「はぁ、んっ……んっ」
「忘れるなよ、藤崎のはじめての男は俺だぞ。わかったら、俺にキスをしろ」
繰り返し暗示のように詩織の心に刻み込む。
ヌチャヌチャと舌を絡ませて腰の動きを加速した。
汗だくになってピストンを行う。
「うおおお!!」
覆いかぶさるようにして腰を細動させた。
「やばい。腰が抜ける」
「はぁはぁ……」
「ふうう、たっぷり出た」
満足した世原はたるんだ体を起こす。ペニスを抜いた。
中身がタプタプになったゴムを外し、詩織の体の上に置いた。
「はぁー、はぁー……」
左半身の腕と足を床に投げ出すようにして、詩織はソファでぐったりとしている。
虚ろな視線で壁を見て、汗がキラキラと輝く。
「すごく良かったぞ。これなら何発でも抜ける」
「え……」
「1発で終わりだと思ったのか?」
「……話しがちがう」
「グフフ、処女じゃなくなったんだ。1回も2回も同じだろ」
世原は蕩け切った性器を指でいじった。
グチュグチュとかき混ぜる。
「あ、あーーん! どうしてなの!?」
詩織は瞼を閉じて見悶える。
体の感覚は衰えるどころかさらに敏感になっていた。
もはや後戻りはできない。
「制服を脱いで、そっちに手をつけ。つぎはバックでハメてやる」
「は、はい……」
詩織はフラフラと起き上がる。
世原の指示通り、制服を脱いで生まれたままの姿になった。
コメント
某小説投稿サイトのリレー小説コーナーに、藤崎詩織が10分の1サイズの小人になってしまう話を立ち上げたのですが、どうもうまくいきません。
https://syosetu.net/pc/relay/kanou/main.php?mode=12&cno=2&tno=700
できましたら、詩織が小人になる話をこちらで描いてもらえませんか。
面白そうですね。
でも、自分の腕では難しそうです。
誤字報告
3話では背原、4話では世原になってます
いつも読ませていただきありがとうございます
報告ありがとうございます。
修正しておきます。
調べたところ問題ありませんでした。
おそらく邪たろさんのブラウザのキャッシュの影響だと思います。
途中で修正したので、以前のキャッシュが残ってるはず。