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8.プライベートビーチで

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作者:ブルー

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 最後の撮影がはじまった。場所はホテルの前に広がる三日月状のプライベートビーチだ。容赦のない直射日光が白い砂浜をジリジリと焼いている。遠くのビーチは蜃気楼のように湯気だっていて、真っ青な水平線が空と交わるまで続いている。寄せては返す穏やかな波が打ち寄せ、潮騒とともに南国の風が心地よく吹き抜けている。

「詩織ちゃん、用意はいいかな」
 青山に呼ばれ、ビーチパラソルの影でデッキチェアーに座っていた詩織が立ち上がる。ガウンの腰紐に手をかけ、ハラリと脱いだ。「おおお」という歓声が、リゾート客のまばらなプライベートビーチに響いた。詩織は大胆なマイクロビキニを身につけていた。それもただのマイクロビキニではない、胸や股間の部分にイミテーションの宝石や光るラメがあしらわれた、南米のカーニバルで使用されるような水着だった。腰周りには頼りないゴールドの鎖とすだれのような飾りのチェーンがあるだけで、余分な布地は一切れもない。。後姿は裸同然だ。腰裏に下と横から回り込んだチェーンをつなぐリングがあるだけで、あとは赤い髪のかかる背中とキュートに引き締まった桃尻しかない。裸に宝石と細いチェーンの飾りをしているような状態だった。
(すげー、宝石で乳首とアソコを隠すなんて、反則だろこれ。後ろはモロ裸だし)
(さっきもすごかったけど、こいつはまたダイナマイトだな)
(腰周りのチェーンの飾りが超セクシー。見てるだけで射精もんだ)
(こんな写真が載ってみろ。ファンが一人で十冊は買うぞ)
 みな口々に驚きあっている。だが、全裸のようなマイクロビキニよりも目を引いたのは、着ている詩織がまるで熱射病にでも冒されたようにぼーっとしていて、白い肌がなめらかに上気していることだった。悩ましげな腰つきといい、疲れ気味の表情といい、それまでになかった色気を漂わせている。カメラの前に向って砂浜を歩く足取りもフラフラで、足を動かすたびに腰のチェーンとチェーンが当たってシャラシャラと金属のすれる音をさせていた。イミテーションの宝石が小さいので、白山の乳房どころか、可憐な乳首や赤い陰毛がチラチラと見えている。
「よーし、そこに立って。こっちを向いて、片手を腰に当ててみようか。ぐんーっと大人っぽく。色っぽい仕草でいってみよう」
 波打ち際に立った詩織は、カラフルな熱帯魚の泳いでいる珊瑚礁の海をバックに片手を腰に当てたモデルポーズをした。黄色いヘアバンドをした赤い髪を軽くかきあげる。潮風になぶられ、飾りのチェーンがシャラシャラと鳴った。シャッターの音が聞こえる。
「いいねー。なんだか急に大人っぽくなったみたいだね」
 青山得意の褒め言葉に対し、詩織は口もとだけではにかんだ。背すじを伸ばして、胸をやや反らせる。乳首がビンビンに突起していた。恥ずかしいのに感じてしまう。詩織がしている表情は、つい今しがた処女を捨てる覚悟をした美少女の表情だった。そのせいで妖しい火照りを帯びた全身からは男を誘う色気がにじみ出ている。
「足もとの波を蹴ってみようか。思いっきりはっちゃけてね」
「こうですか」
「そうそう。いいねー。すごくいいよー」
 波打ち際で子供がはしゃいで遊ぶように打ち寄せる白い波を右足を高く上げて思い切り蹴った。チェーンが尻たぶの間に挟まれ、イミテーションの宝石が股間に当たる。詩織は思わず顔をしかめた。
(やだ、宝石がちょうどアソコに当たって……鎖がお尻に食い込んでムズムズしちゃう)
 しかもチェーンが絶妙に擦れる。詩織は複雑な心境の入り混じった視線を青山に注いだ。
 青山は日よけ帽子をかぶってカメラを構え、もっと足を高く掲げて波を蹴るように要求していた。あくまでも詩織を最高にヌケる一枚が撮れる被写体としてしか見ていないのだ。そういうビジネスライクな態度が17歳の詩織には悔しくもあった。半ば開き直った気持ちで「えいっ!」と足もとの波をカメラに向けて蹴り上げた。弧を描いた水しぶきと一緒に、股間のイミテーションの宝石が夏の日差しを浴びてキラリと輝く。そこを狙って青山がシャッターを切っている。それが見えているので詩織の心は異常な高揚に包まれる。
(ああん、青山さんが私のアソコを撮影してる……恥ずかしいのに、動くと宝石が擦れて)
 裸同然のマイクロビキニ姿で、心臓がどっとと高鳴る。足を掲げるたびに陰裂にチェーンが食い込んで、宝石がクリトリスの上を刺激していた。たわわに弾む乳房の頂上にある宝石も狙ったように乳首に擦れて気持ちいい。ただでさえ先ほどの余韻によって熱を帯びていた肌は直射日光を浴びて汗ばんでくる。これでは晒し者の火あぶり状態だと詩織は戸惑っていた。それでも表面的には嫌な顔をせずにアイドルスマイルを振りまいていなければいけない。心の奥底では、撮影が終わったあとでどんなふうに青山に抱かれるのか心配していた。どうせ逃げられない運命ならば、せめて優しくして欲しい。
「こっちに背中を向けて。詩織ちゃんは海を見て。それで、そのまま体だけぐぐーってこっちを振り向いてもらえるかな。手はそうだな、体の横に置いて」
 詩織は言われた通り両腕を体の横にして、ゆっくりと上体だけで後ろを振り返るポーズをした。わずかに白い歯を見せた上気した笑顔でカメラを見つめる。長い足、キュートに引き締まったヒップラインと肩甲骨の浮いた白い背中、頂上で宝石が輝いている乳房が横向きに飛び出し弾んでいる。隠している部分が少ないだけにほとんどヌード撮影と変らない。赤い髪がさらさらと潮風に揺れている。近くでレフ板を持ち上げているスタッフなどは釘付けだ。清らかな詩織の見せる扇情的な姿にぞっこんになっている。
「その水着。着てみてどう?」とシャッターを切りながら青山が尋ねた。
「恥ずかしいです」と苦笑いで答える。
「とてもよく似合ってるよ。くびれがはっきりしてて、すごくセクシーだ。後姿なんか生唾モンだしね。ファンも驚くと思うよ」
「でも……私はもっと普通の水着がいいです」
「清純なイメージが壊れるから?」
「そうじゃなくて……この水着飾りがチクチクしてて着心地も悪いし」
「どのへんがチクチクするのかな?」
「えっと、それは……」
 詩織は口ごもって答えられない。
「答えられない?」
「ごめんなさい」
「そういう奥ゆかしいところがファンの心をくすぐるのかもよ。可愛い女の子って後姿もすごく美人だよね」
「おだてないでください」
「困った顔も可愛いね。そのままブラの紐を外そうか」
「え、それは」
「大丈夫。手で押さえてればいいからね。それぐらいできるでしょ」
「そういう問題じゃ……」
「どうしたのかな。これぐらいアイドルはみんなしてるよ。早くしないと撮影が終らないよ」
 しぶる詩織を青山が巧みに説得にかかる。どちらにせよ、調教を受けているアイドルが逆らえるわけがない。
(ここまで来たら頑張るしかないわよ、詩織)と、勇気を奮い立たせる。視線を落として、両腕を後ろにチェーンの留め金を外した。腕で押さえて、胸が見えないようにブラを取り外す。イミテーションの宝石があしらわれたビキニブラを足もとに落とした。砂に埋まって波に洗われる。ふたたび半身をよじって、緊張した笑顔でカメラを見返る。両手でしっかりと胸を隠していた。
「いいよー。最高だ。ビンビン来る!」
 青山は盛んにシャッターを切った。カメラを縦にしたり斜めにしたり、詩織に近づいてピントを絞っている。
「手を動かして、指先で乳首だけ隠そう。それでもっと明るく笑ってね。ちょっと表情硬いかな」
 もう行くところまで行くしかないと半分あきらめの境地に達している。揃えた二本の指先で左右の乳首を隠すポーズをした。公式プロフィールのサイズよりも大きい山なりの白い乳房は乳首以外見えている。にっこりと清純に微笑む。潮風が吹いて、赤い髪がさらさらと揺れた。パシャリと一枚。完璧なアイドルスマイルがレンズに吸い込まれる。
「きたよきたよー。のってきたじゃない。まさに常夏のビーナスだ。そのまま、んーっと太陽の光を浴びるみたいに背伸びをしてもらえる。そうそう。もう勢いをつけてガバーッとね」
 さすがに困り顔で小さく首を振っている。
「いいじゃない。ここまでしたら乳首ぐらい関係ないよ。ファンのみんなも詩織ちゃんの乳首を見たいと思ってるはずだよ」
「そ、そうですね……ファンの人が見たいなら……」
 ファンのためならばと自分に理由をつけて、詩織は両腕を青空に伸ばして思い切り背伸びをした。ピンク色の乳首が直射日光を浴びる。プルルンと上下に弾んだ。ついに清純派アイドル藤崎詩織のヌード撮影が解禁されたのだ。パシャパシャと撮影する。
「いいよー、ここは南国だからね。ヌーディストビーチみたいなもんだ」
 正面を向いた詩織は照れくさそうにはにかんで、片手で肩にかかった髪を背中に払う仕草をした。舌先を軽くだして、可愛らしく「べー」をする。先ほどまで行われていた悪戯に、股間に当たるイミテーションの宝石、南国の開放的な陽気と青山の巧みな話術の撮影によって毒されたのだ。両腕を後ろにし、背すじを伸ばしておしゃまな笑顔をする。丸めた両手を口もとに当てて、ブリッコポーズも披露した。照りつける日差しを浴びて、気温の上昇とともにヌード撮影に慣れてきた。
「きてるね~。だいぶほぐれてきたじゃない。そうそう最高の笑顔だよ。ショーツも脱いじゃおうか。最初はショーツの紐を外すふりをして、思わせぶりな感じでね。ゆっくりといこう」
 こうなると青山の要求はとどまることを知らない。はじめから未成年の詩織をすっぽんぽんにして撮影するつもりだったのだ。
 詩織は詩織で、異常な撮影の状況に頭がオーバーヒートして、プロカメラマンである青山の要求に応えようという気持ちになっている。処女を捨てる覚悟もしたほどだ、いまさら裸になれないわけがない。心臓が飛び出しそうな気持ちで、ショーツの留め金に指をかけた。
 体を横にしてビキニショーツのホックを外したのを思わせぶりにアピールした。腰を振って見せびらかす。土手を半分見せると、ダメーとブリッコに隠す。もう一度腰を振りながらホックを横を見せる。指を放した。局部を飾っていた宝石のビキニがハラリと砂浜に落ちた。
「すげえー」というスタッフたちのうなり声。それ以外は打ち寄せる波音だけが聞こえている。正真正銘一糸まとわぬ全裸姿になった藤崎詩織がそこにいるのだ。スーパーアイドルの可憐なフルヌード姿に、撮影慣れしているはずのスタッフでさえ生唾を飲み込んで息を止めている。浜風にそよぐ赤い恥毛に見ただけで処女だろうとわかる清らかな恥部、イミテーションの宝石が擦れていたせいで詩織の内股は人目にもあきらかにぐっしょりと濡れていた。フルヌードの立ちポーズで、詩織は両腕を後ろにした。カメラに向ってクスクスと微笑する。
「すげえー。ついに脱がしちゃったよ、先生」
「マジであの藤崎詩織ちゃんがフルヌードだよ」
「なんか神話の美少女みたいだな。気品つーか、神々しさがある」
「これぞ青山マジック」
「すげーやらしー。乳首は立ってるし、オマンコまで濡れてるぞ、これ」
「体は十分大人なのに、子供っぽさがあるところがいいよな」
 スタッフらがヒソヒソ声で品評している。声は詩織の耳にも届いているので、さらに動悸は早くなる。どっと汗をかいた。実際のところ詩織自身にもどうして裸になったのかよくわかっていない。ただ開放的な気分で裸を撮影される興奮がある。それこそが青山が一流の美少女カメラマンとして成功してきたテクニックなのだ。青山にかかればどんなアイドルもすっぽんぽんで撮影される。レンズを向けられてシャッターを切られると、まるで最愛の恋人に見つめられたように心も体もオープンになるのだ。
「すごく綺麗だよ。どう、カメラの前で裸になった感想は」
「……恥ずかしい」
「青い海とすごいマッチしてるよ。ファンがメロメロになるわけだ」
「……」
「そうだ。これを持ってみて。すごくよく似合うと思うよ」
 ヘアバンドの頭をうつむかせて恥ずかしがっている詩織に、スタッフが赤いハイビスカスの花を渡した。茎の部分を割れ目に当てて、股間を隠す。カメラの前でゆっくり一回転した。
「まさに芸術だよ。こんな綺麗な裸見たことがない」
「……」
「表情もグッとくるね。いかにも乙女の恥じらいって感じだ。想像してごらん、日本中の男性が詩織ちゃんの裸をオカズにオナニーするところを。みんな詩織ちゃんの大事なところにチンポを入れたいって考えるんだよ。想像の中で日本中の男に犯されるわけだ」
「私、そういうつもりでアイドルになったわけじゃ……」
 羞恥心に燃え上がった詩織は、胸をドキドキと高鳴らせる。首を斜めにして両目をつむり、眠たそうな顔をした。両手で持ったハイビスカスの茎を使って、無意識にクチュクチュ弄っていた。恥ずかしさが倍増する。
「もう立派なオナドルだ」
「ち、ちがいます……そんなふうに言わないで」
「詩織ちゃんが否定しても、みんなは詩織ちゃんの裸でオナニーするよ。もっともっと恥ずかしいポーズをして、ファンのみんなを喜ばせてあげよう。そこでY字開脚はできるかな。ハイビスカスを片手に持って大事な場所を隠して。顔は笑顔でいこう。カメラを見つめて~、はい、いい笑顔だよ~。その調子、いいね~。グッとくるよ~」
 砂浜の波打ち際に、左足だけで体を支え、右足を青空に向って高く掲げている。片足立ちのバランスが崩れないように左手で持ったハイビスカスで慎重に股間を隠し、天使のような笑顔を見せている、詩織。青山のカメラはさまざまな角度から撮影した。熱い日差しを浴びて、全身がじっとりと汗ばむ。裸の詩織には潮風が心地よく感じられていた。
 イメージビデオ用のカメラが近づいてきた。安岡だ。Y字開脚の足もとから舐めるように撮影する。ローアングルでハイビスカスに隠れる詩織の性器と顔を同時にフレームに納めていた。
「詩織ちゃん、ファンに一言お願いできるかな」と尋ねた。青山は機材の置いてある日陰の場所に移動してカメラの交換をしていた離れていた。
「えっと……みなさん、私の写真集とDVD買ってくださいね」
 消えるような声でどうにか言えた。性器を覗くような右斜め下からのアングルにアソコがドロリと濡れる。
「すごく綺麗な貝殻がある。拾ってファンのみんなに見せてあげてよ」
「どこですか?」
「ほら、詩織ちゃんの足もとだよ」
 足もとに転がっていた貝殻を見つける。Y字開脚のポーズを解いた詩織は、身を屈めて拾おうとした。そのチャンスを逃すまいと安岡のカメラは後ろに回りこむ。
 腰を曲げてプリンとしたヒップがカメラに突き出されている。パックリと開いた陰裂にバージンピンクのビラビラが可憐に見えた。
「あ、ストップ。そのまま中腰の姿勢でこっちに振り向いて手を振って」と安岡がお願いした。
 詩織は首だけで振り向いて、耳元の髪を指先でかきあげて、白い歯を見せてにっこりと微笑む。小さく手を振った。粘性の強いジュースが溢れ、太ももを巻くように伝って膝裏まで垂れた。
「もう、へんなところ写さないでくださいね」と頬っぺたを膨らませて可愛い子ブリッコに怒った顔をした。片手で後ろを隠した。内心、激しく動揺しているのだが、相手が安岡なので何事もなかったように振舞っている。拾った貝殻を手の平に乗せて、カメラに差し出した。海に向けて投げる。小さな貝殻は波間に沈んで消えた。

「ねえ、安岡さん……」
 ハイビスカスの花を髪に挿して、詩織は砂浜にしゃがむ。片腕で膝を抱えて座り、膝頭にやや斜めにした顔を乗せて真っ直ぐな瞳で見つめる。もう片方の手で、他のスタッフに見えない角度で濡れそぼった性器をムニリと横に広げた。ピンクのビラビラが見える。ハイビスカスの花が揺れていた。
「な、なにをしてるの、詩織ちゃん」
 驚いた安岡が小声で尋ねた。周りに聞こえないように注意している。
「……昨日、危ないところを助けてくれたお礼です」
「お、お礼って」
 安岡は言葉を失って詩織のアソコを凝視している。
「他の人には秘密にしてくださいね」
 そう言って詩織は足についた砂を払うふりをして、濡れそぼった陰裂に沿って指で上下に弄った。クチュクチュと音をさせる。表情が快感に崩れるのを下唇を噛んで我慢して、オナニーに耽る美少女顔を安岡だけに披露した。指がグッチョリと濡れる。生まれて初めてのヌード撮影によって詩織も精神が昂ぶり興奮していたのだ。危ないところを助けてくれた安岡であれば見られても構わないという恋心に似た気持ちが芽生えている。
「部屋で先生になにをされたの。まさか入れられちゃったとか」
 尋ねる安岡の小声に動揺が混じっている。
「ちがう。……でも、もうダメかも」
「らしくないだろ、詩織ちゃんが弱気なんて。させるもんか。このあと俺の部屋にきなよ。俺が先生より先に」
 そこまで言いかけたところで青山が戻ってきた。カメラの交換を終えて「よーし、次のポーズ行こうか」と声をかける。
 詩織はフラフラと立ち上がった。全裸で両手を前に立って、カメラに向って清純に微笑む。むき出しの秘部が口を開け、ドロドロになって溶けていた。

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