作者:ブルー
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ノックの音で安岡は急いでドアを開けた。部屋の外には、きらめき高校の制服を着た詩織が両手を前にしてうなだれて立っていた。思いつめた表情をしている。
「さあ、入って」
廊下に誰もいないのを確認する。安岡は詩織を部屋に招きいれた。ドアの鍵をかける。
「信じられないよ、ほんとに来てくれるなんて」
すでにトランクス一丁の安岡はニンマリ顔だ。詩織が来るのを今か今かと待っていた。入ったところで立ち尽くしている憧れのアイドルの肩に腕を回して、奥へ案内した。
ベッドのところまで到着すると、安岡は膝を折って床にしゃがみ、清純な白いソックスと学校指定のローファーを履いた詩織の足下にすがるように抱きついた。スリスリと大げさに頬擦りをはじめた。
「安岡さん……」
うつむくように見下ろす詩織の声は弱々しくか細い。極度の不安が全身を覆っている。
「わかってるって。撮影が終って恐いんだろ。明日の航空機のチケットを取っておいてあげた。そこに置いてある。パスポートを持って朝一番で空港に行けばいいよ。日本に帰れば安心だろ。ここに来るのを誰にも見られなかった?」
「ええ、たぶん……」
詩織はテーブルの上を見た。航空機のチケットが置いてあるが目に入り、目の前が明るく開ける気持ちになった。ようやく日本に帰れると嬉しくなる。昨日サイパンに来たばかりなのに日本がとても懐かしく感じられた。
「ありがとうございます。なんとお礼を言えばいいのか。ほんとに助かります」と、心からお礼を述べた。
「言っただろ、オレに任せてれば平気だって。あとは先生のビールに薬を混ぜるだけさ。ついでに薬も買ってきたし、市販されてる睡眠導入剤だけどね。効き目はバッチリさ。それよりスカートをめくってもらえるかな」
待ちきれない様子の安岡に促されて、詩織は一度うなずいて制服のスカートの裾を握りしめた。前をスルスルとたくし上げる。ふっくらとした恥丘に赤い恥毛、そこにあるべきはずの少女の下半身を隠す薄い布切れを詩織は身につけていなかった。
「ああ、嬉しいよ。マジでノーパンで来てくれたんだ」
喜んだ安岡が今度は膝を抱いた。むっちりとした太ももに顔を寄せる。手を膝の間から内股に這わせ、スベスベの肌を堪能する。そうして詩織の体の向きを寝室の片隅に置いてある観葉植物の方向に微調整した。生い茂る葉っぱに隠れ、隠し撮り用のレンズが光っている。もちろん詩織が知るはずもない。ここで行われる行為はすべてデジタル動画として撮影されるのだ。
詩織にきらめき高校の制服を着て、ノーパン・ノーブラで来るように頼んだのも安岡だ。シオリストには堪らないコスチュームと言える。そうでなくとも詩織のような美少女がノーパンの制服姿でスカートをめくってくれているのだから夢のようなシチュエーションだ。日本中の男性を魅了するスーパーアイドル、思いのほか肉付きの良い上品な太ももがふたたび降臨した。
詩織は床に視線を落として、複雑な表情をしていた。安岡にどう接していいのか判断がつきかねているのだ。嫌いではない。いい人だと信じている。こうしてチケットを手配してくれたし、危ないところを助けてもらった恩人でもある。安岡が来てくれなければ間違いなく詩織は昨晩のうちにレイプされていた。
「ダメ、見ないで。恥ずかしい」
頬を恥じらいに染めて、スカートを握りしめた指先が震える。わずかに腰をモジつかせた。
「あれだけヌード撮影されてたのに? 波打ち際を全裸で走る姿、とてもキュートだったよ。大きな胸がブルンブルン揺れてね。あの姿も写真集やイメージビデオになってみんなに見られるんだよ。日本中の男が詩織ちゃんの裸をオカズにオナニーするようになる」
後ろに回した手で引き締まった尻肉を掴んでグニグニ揉む。立ったまま制服のスカートをたくしあげている詩織の股間に顔を埋めた。フガフガと美少女の甘い香りを胸いっぱいに嗅ぎ尽くして、赤い陰毛の生え揃った土手ごとねぶった。唾液をまぶして花びらをほぐす。
「あのあと先生にどんなことをされたの?」
陰裂に沿って舌を這わせながら、クリの部分を執拗に転がす。昨晩詩織がどんなことをされたのか気になっていてしかたなかったのだ。
「……言えません」
「それはつまり人には言えないようなことをいっぱいされたわけだ」
詩織には答えることができない。天井を見上げて、赤い髪を小さく振った。
「処女は守ったけど、こっちの穴にアナルバイブを入れられた?」
揉んでいた尻肉を割り開いて、指で詩織のアナルをズブリとほじくる。
「あんっ」と甘い声を出して、詩織の膝が落ちかけた。
「やっぱりか、この反応は。くそっ、あの変態野郎! みんなの詩織ちゃんのお尻の穴に大人の玩具を突っ込むなんて!」
嫉妬に狂ったように詩織の後ろの穴に指をねじ込む。ネチネチとほじくった。
「だめ、やめて、安岡さん。困る!」
詩織は慌てて安岡を止めにかかる。逃げようとしたが両足に抱きつかれている状態では後ずさりも出来ない。そうこうしているうちに詩織の体にヌード撮影の興奮がよみがえってくる。全裸になって砂浜に寝転がり、砂まみれになって笑顔で膝を立てた両足をM字型に大きく開いたポーズもした。ここに来る前に冷水のシャワーを浴びて体を冷ましたつもりでいたのだが、官能の熱は予想以上に根深く広がっていた。早くも崖っぷちに追い詰められる。
「それだけじゃないだろ。ここも、ここも、マッサージ機で弄られたり、ピンクローターを入れられたりしたんだろ。そうに決まっている」
興奮した安岡が膝をそのままタックルをして詩織を押し倒す。寝室のベッドに背中から派手に倒れた。バネが軋んで、キューティクルな赤い髪がバサリと広がる。「う、うーん」と詩織はうめきを漏らした。
「せめて日本に帰る前にもう一度拝ませてくれ。ああ、詩織ちゃんのオマンコが目の前に。パックリだ。奥までピンクが見えてるよ」
半身にかぶさる安岡はスカートに頭を突っ込んで、内股をおかまいなしにねぶり回す。両腕を挿し伸ばして、セーラー服の内でデカパイをモミモミ揉んだ。胸の黄色いスカーフリボンがしわくちゃになる。
詩織は「うんん、うんん」と首を左右に動かした。すぐに危険な状況を悟って「だめ、いけないわ、安岡さん。落ち着いて!」と、相手に冷静さを求める声を発した。両手でスカートの内側にもぐりこんだ安岡の頭を必死で押さえた。本来であれば蹴り飛ばしてでも逃げるのだが、危ないところを救われた負い目が詩織の判断を鈍らせていた。
「いいだろ、これぐらい。詩織ちゃんだってそのつもりで来たんだろ」
「ち、ちがう……誤解です」
「いいや、違わないね。シャワーだって浴びてきてくれたみたいじゃん」
「ああん、撮影が終わったからです」
「わざわざ制服に着替えて? 約束どおりノーパンにノーブラで」
「そ、それは……」
「ほらみろ。反論できないじゃんか。一人で男の部屋に来る意味ぐらい詩織ちゃんだって知らないはずないだろ。今時の女子高生だもんなあ、ほんとは期待してたりして」
「はあ、んあー、許して」
色を失ってたじろいでいる、詩織。安岡の指摘されるまでもなく詩織はこの事態をある程度予測していた。きらめき高校のパーフェクトガールと呼ばれる才媛でもある。知っていてなおノーパンノーブラの制服姿で部屋を訪ねたのは、安岡の期待を裏切りたくないという気持ちがあったからだ。けして淫らな行為を許したわけではない。
(まずいわ。どうにかしてチケットを貰って逃げないと)
逃げる手だてはないものかと考えを巡らせる。助けを呼ぶことはできなかった。それでは詩織が日本に帰ろうとしていることがバレてしまう。それに安岡がビールに睡眠薬を混ぜなければ、元の木阿弥となってしまう。ひらめいたのは詩織が安岡のセフレになると一旦口約束をしてこの場をおさめることだった。だがそうなると恩人の安岡を本当の意味で騙すことになる。仕事だけでなく、プロカメラマンになる夢まで失うかもしれないリスクまで背負って助けてくれようとしている安岡を裏切ることは、今の詩織にはどうしてもできなかった。むしろ安岡の望み応え、純潔を差し出すべきではないかという考えがよぎる。命を救ってくれた安岡には、少なくともその権利がある。
(もしかして私、安岡さんならエッチされてもいいって思っている??)
予想外の自問自答に詩織自身戸惑っていた。戸惑いは意識へと変る。考えてみれば単純な話だ。安岡は詩織を抱きたいと迫り、詩織は安岡にお礼をしたいと考えていた。さすがに命を差し出すことはできないが、異国の地で命の次に大事な物を詩織が差し出せるとすれば一つしかない。
(だめよ、私には〇〇くんが!)
大好きな幼なじみの少年を思い出そうとする。そうこうしている間にも安岡のクンニによって、詩織の弱点はSOS信号を発信していた。甘い微弱電流がゾクゾクと駆け巡る。
「あー、すげえいい匂い。とてもこれが清純派アイドル藤崎詩織ちゃんのオマンコと思えないよ。すごいグチョグチョだ。舐めても舐めても奥からエッチな汁が溢れてきてる。さすが先生だ、たった二日でここまで開発するなんて。これじゃまるでヤリマンの女子高生だよ」
「いやああ、ちがいます。ひどいことを言わないで」
詩織はかかとでシーツを蹴って悶えている。
「アハハ。可愛いなあ。そういうピュアなところがファンのハートを鷲掴みにしてるんだよなあ」
中にねじ込んだ舌をウネウネと動かしている。ドロッとした愛液が溢れ、安岡はそれを舌でかき出した。恥骨ごとベロンベロンとしゃぶる。呼吸をするのも忘れるほど顔ごと詩織の股間にむしゃぶりついて、エサに食らいついた犬のようなありさまだ。
攻められる詩織もたまったものではない。じょじょに膝の緊張が緩んでくる。「あん、あん」と甘い音色の喘ぎ声をひっきりなしに絞った。ここに来た目的も忘れてヘアバンドの先まで快感にどっぷりと浸っている。
「これだけ濡らせば十分だろ」
スカートの奥から顔を上げた安岡は口もとを腕でぬぐっている。指を当てて、試しにズブズブさせた。ドロリとしてキュンと絡みつく。女子高生らしい活きの良い反応だ。
「すげえ、指だけでヒクヒクしてら。すげえネチョネチョ」
「あ、ああん、はあ……は、恥ずかしい」と、詩織は唇を半開きにしてか細く喘いでいる。指の動きに合わせて、切なげに腰をモゾモゾさせていた。
「うへへ。やっぱその気じゃん。おらよ、指マンしてやるから詩織ちゃんはこうやって自分の足を持ってなよ」
安岡は仰向けの詩織に腰を曲げて足を揃えて上げさせ、膝裏を両腕で抱えるポーズを要求する。白いソックスを履いたローファーの足先が天井に向いた。プリンとしたキュートなお尻が裏返しになる。いわゆるマングリ返しのポーズだ。濡れそぼってスリットの緩んだ秘部どころか、その下にある可憐な窄まりまで丸見えになっている。抱えた両足の横から、不安そうな瞳をした詩織が顔をのぞかせていた。トレードマークのヘアバンドと、赤い髪がさらさらと揺れている。
「あー、ちょーやべ。マジでクラッときた。マジで可愛いすぎだろ、これ」
怯えた詩織の様子に征服欲を刺激された安岡が指マンをズボズボと行う。かき出された愛液が飛散してシーツを汚す。詩織は唇を真一文字に引き縛って快感に堪えていた。両腕で抱えた膝をギュッと胸のところで抱きしめている。
「ああーん、んあー、詩織のオマンコ溶けちゃうー」と、反射的に赤い髪を打ち振った。
「へへへ。可愛い声だなー。声だけでイキそう」
「はあ、はあ、はあ……」
詩織の目がトローンとした。頭が一瞬真っ白になっていた。安岡の指が抜けそうになるとアソコでキュンと締め付ける。押し入る時には、天井に伸ばしたソックスの指をぐっと丸めて力んでいた。クンニに指マン、もうメロメロだ。ほぐれきった秘唇は、だらしなく緩んで口をパクパク開けていた。
「先生に教えられた台詞だろ、どうせ。先生は好きだからな、そういうの。こっちも指ふやけそう」
指マンを繰り返しながら、剥いたクリトリスをチロチロ舐めている。
「昨日の話は考えてくれた?」
「はあ、んあ、ああ……な、なに、ですか……はあ、はあ」
「俺のセックスフレンドになってくれるって話だよ」
「んあー、そ、それは……安岡さんが私を助けてくれたら……の、はず……んんっ」
「およよ。まさか日本に帰ったら断るつもりなのか」
先ほどの動揺を知ってか知らずか、すでに陥落寸前になっている詩織の心を安岡が追い落としにかかる。顔を押し付けてクリを舐め、指マンのスピードを速めて、逆の手でその下のアナルを浅くほじくる。詩織の全身が赤く染まった。細い首をすじばらせ、気が狂ったみたいにのたうちを開始する。タイミングを見て、セーラー服を押し上げて胸をグイグイ揉みしだいた。乳首をねじって引っ張る。
「まさか裏切らないよなあ」と、声のトーンを落とす。
詩織はまともな返事さえ怪しい。天井に向けた白いソックスを突っ張らせ、首を右に倒したり左に倒したり、熱を帯びた呼吸を撒き散らしている。
「いいだろ。どうせ日本に帰ったらヤラしてくれるわけだし。先払いでさ」
秘部に熱烈なキスをした。スクリューのようにベロンベロンと舐め回す。
「ああん、ああーん」と甘い声を絞った詩織が腰を曲げて、アナルをヒクヒクとさせていた。汗ばんだ眉間に深い縦溝を作っている。額は汗でびっしょりだ。汗を吸った前髪がほつれて張り付いている。
安岡はここがチャンスだとふんだ。パンツを脱いでいきり立った男根を取り出す。裏向きになっている肉唇に当てて擦りつけた。詩織が逃げないよう片腕をついて、上から見下ろしている。
「あああ、やめて。恐い」
詩織は絶体絶命のピンチにおののいている。揃えて抱えた両足の横から深刻な顔を覗かせ、唇を結んで安岡を見つめる。首を盛んに振っていた。
「ちょっとくっ付けるだけ、先っぽを当てるだけだから、入れたりしないよ」
なだめなすかして、右手でイチモツを持って先を擦りつけている。ドッキング前に馴染ませていた。絡みつく襞をかきわけ秘唇を歪ませる。ヤル気満々だ。
「辛いんじゃないの。アイドルだって普通の女の子だろ。学校の友達みたく早く経験して大人になりたいって思わない?」
「いや、お、思いません。はああん、それ以上押し付けないで」
「ウソウソ。この反応でそれはないな。本当は最初からこうなるのを期待して俺の部屋に来たんだろ。まったくそんな気ないってはずはないぜ。ドアの前に立ってた時の表情、あれはぜってー処女を捨てる覚悟を決めた女の子の顔だっただろ。なあ、いいだろ。焦らすのなしにしようよ。俺のセフレになってくれよ、詩織ちゃん。一生大事にするからさ」
「でも、でも、私……」
詩織は言葉に詰まる。眉を弛ませ、視線だけあらぬ方向を見つめていた。
さらにもう片方の腕も着いて逃げ場を潰した安岡は、両足を抱えている詩織にのしかかるようにして接近している。亀頭は半分ほど埋まっていた。腰を動かして微妙に角度を調整している。ムリリと歪んで、ジリジリと沈んでいる。安岡が腰を振り下ろせばすべてが終る状況だ。
「いいから、あとは俺に任せて。初めてが恐いのはみんな一緒だよ。詩織ちゃんは目を閉じて体の力を抜いててごらん。チクッってするだけだよ。すぐに終る。二人でサイパンの思い出作ろ。誰にも絶対バレない。学校のみんなにもファンにも事務所にも。高校生ならひと夏の経験をして大人になるのなんか普通だろ」
昨日と同じく安岡の言葉はどこまでも軽い。まるで詩織を夏の海でナンパした女子高生か何かと勘違いしているようでもあった。鼻の下を伸ばした顔など女にだらしない性格であろうことが露見している。
詩織はひどく悩んでいた。サイパンに来てからというもの青山や安岡に体中を弄られ開発され、誰でもいいから体の熱をしずめて欲しいという衝動もあった。親切にしてくれた安岡の期待にも応えてやりたい。詩織は静かに目を閉じた。
「……優しくしてください」と、かすかな声でつぶやいて、それ以上何も言わなかった。横向きに口を噤んで、辛そうに眉間にしわを作っている。両膝を、大切なぬいぐるみでも抱きしめるようにギュッと抱えた。
「うおおお! やったぜー! するする、優しくするに決まってる! 最高の思い出にしてあげるよ」
安岡は有頂天だ。すべてをあきらめた詩織の首筋にむしゃぶりついて、ベロベロ舐める。体重をかけて、両襞を無言で抱えている詩織の体をさらに二つ折りにした。ベッドがギシリと軋んで、体ごと背中が沈む。シーツには赤い髪が優雅に広がっていた。乱れたきらめき高校の制服、胸の黄色いスカーフリボン、汗ばんで筋ばった首筋。安岡が一気に腰を振り下ろした。
「ん、んぐぐ……ぐぅぅ」
詩織の横顔が苦痛に歪み、きつく唇を食い縛って痛みを堪えている。眉をしかめて、眉間に深い縦溝を作っていた。抱えた両膝の足をこむら返りのように真っ直ぐに伸ばしている。処女を失った少女の顔だ。詩織の秘部には、黒々とした安岡の男根が垂直に突き刺さっていた。グプププ……と根元までねじ込まれ、押し開かれた秘唇が悲痛な叫びを発していた。詩織はとうとう安岡によって女にされたのだ。腹部には異物が挿入された圧迫感を強く感じていた。ギチギチと肉が裂けて痛い。
(ああー、ごめんなさい。〇〇くん、私、セックスされちゃったのっ!)
口を大きく開いて喘いでいた。心の奥で大好きな幼なじみの少年に謝っている。シクシクと泣いた。卒業式の日に伝説の樹の下で告白して、捧げようと大切にしていたのだ。
「い、痛い……痛いです」
遅れてつぶやいた。最後まで我慢するつもりでいたのだが、苦痛に耐え切れなかった。膝を抱えていた両腕を倒して、シーツに指を絡めて引っ張る。痛みから逃れようとするように気色ばんで首を左右に振っていた。本当に体が真っ二つに裂けたみたいに痛かったのだ。
「すげえ、マジすげえよ。めちゃくちゃ感動だ。しおりんとエッチできるだけでもすごいのに、まさか俺が初めて味わえるなんて。なんつーか、マジで夢みたいだ。超キツウ」
夢のドッキングを果たした安岡は、すげえすげえを連呼して大喜びだ。苦悶している詩織のあごに手をやり、隠しカメラの方向に向かせる。詩織のロストバージンの顔をバッチリ撮影した。いざとなればネットで売りさばいて稼ぐつもりなのだ。でなければ師匠である青山を裏切るという危険を冒してまで助けれるわけがない。腰をゆっくりと動かしはじめた。まだ呼吸の整わない横顔に舌を這わせて、耳の穴にヌルッと差し込む。優しく髪を撫でた。
「ん、んぐぅー、痛い、痛いの……」と詩織は顔を引きつらせて訴えている。額も首筋も汗でびっしょりだった。それほど辛いのだ、処女を失った痛みが。男女の交わりが熱気となり、乱れたセーラー服でさえベットリと汗ばむ。
突き込む安岡の男根には詩織が処女だった証が薄くまとわりついていた。それでも安岡の動きが緩まることはない。体重をかけて内臓を抉るように初めて異性を受け入れた詩織の蜜壷をスケベ根性丸出しで満喫している。憧れの詩織のバージンをいただけたことが嬉しくて嬉しくてしかたないのだ。
「あー、やべぇ。チンポ溶けそう。狭くてちいちゃいのに、軽く突いただけでキュンキュンしてめちゃくちゃ絡み付いてくれるじゃん。ビロビロのトロトロだあ。やっぱ処女は違うぜぇ。女子高生の初マンコはたまんねえや」
「んあ、むぐぅ、んぐぐぐ」
「サンキューな、詩織ちゃん。俺にバージンをハメさせてくれて。ファンに知られたら殺されそう、へへへ」
「お願い、もっと優しくっ、っっ! 体が裂けそう!」
「わりぃ、無理だわこれ。っていうか、我慢しなって。そのうち気持ち良くなるからさ」
体重をかけて痛がっている詩織にキスを迫る。ブチューと唇を奪って、薄い肉襞を巻き込んで男根をねじ込ませていた。子宮にめり込む。
「へへへ。ほんと可愛いなぁ~。顔もスタイルも完璧なら、オマンコも完璧だよ。さすがきらめき高校のスーパーヒロイン、みんなのアイドル藤崎詩織ちゃんだ。こんなやらしーマンコはじめてだし。これなら何回でも射精できるわ」
マニア垂涎のきらめき高校の制服が無惨に乱れている。安岡は詩織の両足を揃えて抱え、天井に伸ばさせ、串刺しのリズムで軽快に腰を叩きつけていた。ねじ込んで入り口を拡張し、グチュグチュと初々しい肉襞を摩擦している。ローファーを脱がして床に放り投げ、白いソックスの足裏をまんべんなくしゃぶり尽くした。ベッドが軋みを上げている。撮影でたまっていた物があっただけに念願の本番行為に終わりはない。
爛れた媚肉を削って熱のこもったピストンを繰り出す。痛みを訴える詩織の声にしだいに甘い音色が混じりだした。「はああん、んああー、んんー」と色っぽい喘ぎを絞る。汗を吸って貼り付いた前髪の額に眉根を寄せて、唇を半開きにしている。倒した両腕の指先でシーツの表面を掻き毟って、めくれるほどに引っ張っている。
「はあ、んあー、安岡さん、安岡さんっーー!!」
暗闇の迷路を手探りで進むように詩織は安岡の名前を呼んでいる。
(こりゃあパーペキにスイッチ入ったな。アイドルだって一皮剥けば今時の女子高ってわけだ。この一発で決めてやる。オマンコ狂いのオレ好みのセフレに変えてやる!)
腕を引いて身を起こさせる。自分はベッドサイドに腰かけて、そこに腰砕け状態の詩織を後ろ向きで跨らせた。背面座位でのドッキングだ。
自重を受けて繋がった詩織は、制服の乱れた体を斜めに倒して顔を歪めている。耳まで真っ赤にして、口をパクパクさせていた。深い結合にまだ慣れていないのだ。反り返った男根が内向きに抉るようにズップリと突き刺さり、背骨が砕けたみたいに後ろに寄りかかった。危うく床に転げそうにもなる。腹部がパンパンで辛く苦しいのに、アソコがどうしようもなく熱いのだ。こじ開けられた媚肉をかきわけ一直線で子宮まで届いている。
安岡はそんな詩織の膝を押して大きく広げさせ、隠しカメラの方向に向かせていた。プロカメラマンを目指して修行中の身でもある。どうしても憧れの美少女と繋がった場面を映像として残したいと考えていたのだ。制服のスカートをたくし上げるように詩織に命令する。すでにフラフラの詩織はおとなしくお腹のところまでスカートをめくった。赤い恥毛の下で、よじれて歪んだ秘部に男根がねじ込まれている姿をバッチリ隠し撮りされる。
「見てごらんよ、詩織ちゃんのオマンコがオレのチンポをバックリ咥えてる」
「んああ、んくぅー、あああっ、だめぇ、は、恥ずかしいわ」
「それが燃えるんじゃないか。詩織ちゃんは俺のセフレだぜ。関係をしっかり確認しないと」
「あっ、あっ、安岡さんのセフレっ」
「そうさ。オマンコをいつでもハメハメして気持ち良くしてあげるよ。こうして、こうやって」
デカパイを掴んでズンズンと垂直に突き上げる。詩織の中心を力任せに削って、美少女の子宮を直接突き動かしていた。片手を伸ばし、クリを横に転がす。「やああーー! だめえええーー!!」と金属質な声を発した詩織が、顔をくしゃくしゃにして髪を振り乱していた。さらさらの髪が安岡の首筋にくすぐったく触れる。
「へへへっ。詩織ちゃんにはまだ刺激が強すぎたかな。でも、これがたまらなくなるんだよ」と、下から男根をねじ込んでクリトリスを指腹を使って転がし続ける。
「やああ、はああ、んんー、こ、壊れるぅぅ」
「壊れろ、壊れちゃえ、詩織ちゃん。あとでケツの穴にもハメてやる」
「だめえ、だめええ。そんなのだめええ」
隠しカメラの方向に向って足を平行に広げた詩織が、ガックンガックン体を不規則に揺り動かしてドッと汗をかいた。赤い髪がバサリと横に垂れた。ぜぇぜぇと息を荒げている。安岡の突き上げる反動で、制服から飛び出した乳房がブルンブルンと弾んでいた。もう息も絶え絶えだ。
詩織の体力が限界が近いことを知った安岡もピークランディングに向ってラストスパートを開始する。くびれた腰を掴んで押さえ、がむしゃらに突き込みはじめた。幾重にも絡みつく襞ごと内臓を抉る。
「いくよ、いくいくよ。このまま出すよ。詩織ちゃんのマンコに俺のザーメンを注いでやる」
「待って、せめて外にっ! だめぇぇ」
危険な膣内射精を押し留めようと言葉を発する。顔が真っ赤に染まった。両手でスカートの裾を握りしめて、全身をこわばらせる。引きつらせたソックスの足先をきつく丸めていた。
「くらえっ! オマンコの奥までオレのセフレになれ!!」
勢いをつけて安岡が最後の一撃を叩き込む。
おびただしい快感に詩織の心がまっさかさまに落下した。眉間にしわを作って細い喉元を仰け反らせて、白い歯をカチカチ鳴らした。「あああーー! い、いくぅーー!!」と耳の奥に粘りつくヨガリ声を発した。1ミリの隙間もなく繋がったまま全身で痙攣している。眉根をピクピクと震わせていた。
ドピュドピュという熱い迸りが下腹部の底を叩く。それを感じてうっとりと目を閉じ、安岡の体にぐったりと背中を預ける。汗まみれになって「はあ、はあ」と肩で息をしていた。
一月後、日本中の書店に詩織の写真集とイメージビデオが並ぶこととなる。表紙は制服姿の詩織が恥ずかしそうにスカートをたくし上げている写真だった。だが裏表紙を見ると、フルヌードになった詩織が大股開きに一輪のハイビスカスの花で股間を隠して写真が使われていた。タイトルは『詩織 Lost Virgin』と銘打たれていた。
ページは制服姿や体操着やスクール水着やビキニ姿やフルヌードなど、可憐な詩織が見せる過激で扇情的なカットの満載だ。新聞の一面広告に電車の中刷り、インターネットにまで大々的に広告を打ったこともあり、熱狂的なファンだけでなく一般層を巻き込んで社会現象と呼ばれるまでに売れた。大ヒット、完売御礼、増刷に次ぐ増刷の注文連絡……。
『ダーって走ってみようかー。元気良く、あっちの岩場のところからこっちまで――』
潮騒の音とともに青山の声が聞こえていた。
『早いね~、すごいなこりゃ。スタッフが追いつかないよ――』
画面では全裸の詩織が赤い髪をなびかせて白い砂浜の波打ち際を元気に疾走していた。青い珊瑚礁の海、泳ぎ回る熱帯魚、トロピカルなフルーツ、照りつける常夏の太陽。どれもが遠い昔のことのように再生される。
「何度見ても懐かしいよな。このあと大人になったわけだ」
安岡が言った。ワンルームマンションで、安いベッドを背もたれがわりにして床に座り、反り返った男根をむき出しにしていた。その股間では制服姿の詩織が体を横にして顔を埋めてフェラチオ奉仕を行っていた。右手で根元を支え、舌を伸ばし出してペロペロと舐める。邪魔な髪を指先でかきあげる仕草も板についてきた。乱れたスカートの股間にすでに下着はない。純白のショーツが床に丸まって転がっていた。
砂嵐が走って画面が切り替わった。寝室のベッドに、シースルーのベビードール一枚だけで横になった詩織が映っていた。横の窓からはサイパンの青い海が見えている。手を体の横にして、足を真っ直ぐに伸ばしている。シースルーのベビードールはヒラヒラの純白だ。大きなふくらみの乳房や可憐な乳首どころか赤い恥毛の秘部まで丸見えになっている。画面の詩織は両目をつむって、静かに息をしていた。カメラが舐めるように全身を撮影する。
どこからともなく裸の黒人の男が二人やって来る。戦士のようにたくましい肉体をして、馬並みの巨根がヘソの辺りまで反り返っている。ベッドに上がると、二人は詩織の両サイドに膝立ちになって見下ろし、ゆっくりと黒い手を伸ばした。シースルーのベビードールをめくって、雪のように白い胸を揉んだり股間を弄ったりをはじめる。
その一連の様子を詩織は悲しそうな瞳で見つめていた。このあと詩織は黒人二人がかりで抱えられ、前と後ろをサンドイッチされたのだ。それも青山や他のスタッフらが見ている前で。「ノォーー、ノォーー、ストッップ、ヘルプミー!!」と、気が狂ったみたいに叫んだ声が今も耳の奥にこびりついている。
「あれはねえよなあ。黒人のデカマラには勝てねえや」などと、安岡はまるで他人事のように笑っている。片手で詩織の股間を弄って、ビチャビチャと湿り気の絡まる音をさせていた。弄りやすいように片膝を立てさせ、詩織の後ろには黒々としたアナルバイブが精密なモーター音で回転している。ぴったりと頑なに閉じ合わさっていた秘唇は、肥大した花びらが淫らにはみ出し、色素も沈着してサイパンの頃とはあきらかに違う形容に変化していた。その他は夏休み前ととくに変わりはない。
安岡の作戦は不発に終わったのだ。詩織がすでにバージンでないことを知った青山は烈火のごとく怒り狂い、ほとんどレイプ同然に詩織を犯した。今では安岡は立派な無職だ。詩織に手を出したのがバレてアシスタントをクビになっただけでなく、芸能界から追放されてプロカメラマンになる道を完全に断たれてしまった。昼間からパチンコや競馬などギャンブルに遊び歩いて、年下の詩織に金の無心ばかりしている。
詩織の日常も大きく変わった。それまで憧れと尊敬の眼差しを集めていたのが、女子グループからは浮いた存在になり、男子はいやらしい目で見るようになった。ひとたび学校を出れば変質者まがいのファンが待ち伏せしているし、ネットを検索すれば詩織のヌード写真が多数ヒットする。ついには海外にまで詩織を熱烈に崇拝するファンクラブが誕生した。
作戦が失敗に終わったのだから、本来であれば安岡の相手をする必要などないのだが、詩織にはどうしてもそれができないでいた。詩織にとって安岡が初めての男性であること、安岡が詩織を助けようとして将来を失ったこと、安岡が詩織を必要としていること、などによって情が移ってしまったのだ。今ではアイドルの仕事のない日には学校帰りに安岡のところに寄って、部屋の掃除をしたり、料理を作ったり、良い働き口がないかかわりに探したり、世話をするのが日課になっている。その一方で安岡に求められればおとなしくベッドに両手を着いて、制服のスカートをめくって下着を下ろし、体を差し出すセフレとしての行儀作法も身につけた。部屋に来るたびに詩織は安岡の性欲を受け止めていた。
「んむ、はう、ぴちゃ……はむぅ、うう」
早く立ち直って欲しいという一心でおしゃぶり奉仕をする。部屋には手入れされなくなったカメラなどの撮影機材と一緒に、詩織を被写体にした写真が散乱していた。どれも安岡が撮影した写真だ。制服姿に体操着姿、ステージ衣装にスクール水着姿。中には男の物のコートを羽織った詩織が硬い笑みを浮かべ、夜の公園でコートの前を開いて裸を晒している写真まであった。クリップで挟まれた左右の乳首がシルバーのチェーンによって繋がっている。股間にはバイブレーターが装着されていた。眼鏡にエクステンションをつけて本人だとバレないように変装している。
「なあ、詩織ちゃん俺のチンポうまい?」と、安岡が尋ねた。画面ではキューティクルな赤い髪を振り乱した詩織が二人の黒人に挟まれてかすれた声で泣き叫んでいる。体を抱えられた状態で両足を平行に伸ばして広げ、パニックになって助けを求めていた。「だめええ! こんなの無理! 裂けちゃう、許して! 助けて、安岡さん!!」 画面の片隅には、ボコボコされた安岡が気を失って倒れていた。
詩織は辛い過去の記憶を忘れ去るように背中を向けていた。「すごく美味しい。詩織、安岡さんのオチンポが大好きなの」と、口もとに絡まった髪先を指で取り除きながらにっこりと微笑んだ。ソフトクリームでも舐めるように先っぽをペロペロする。銀色に光る唾液の糸を引いた。きらめき高校の制服にかかった赤い髪がさらさらと揺れていた。
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