作者:ブルー
経過報告7 ―― 7月8日
俺はこの感動を一生忘れないだろう。ワクワクしてた更衣室はまさにハーレムだった。右を向いても左を向いても下着姿の女子女子女子女子。体育の準備をしないといけないはずなのにみんなキャアキャアとしゃべってばかりで、ランジェリーショップみたいな甘い香りが部屋中に充満していた。男子がいないのでみんな堂々としたもんだ。下着姿で歩き回ったり、制服を乱雑に脱いだりしている。何人かの女子は手鏡を取り出してブラシをかけていた。
俺はうわーすげーっとまわりばっかり見回していた。隣では美樹原さんが隠れるように着替えていた。美樹原さんはピンクの下着を着ていた。栗毛色の髪がかかる肩もまだ細い。
唾を飲み込んだのはその横にいる青い髪をした虹野さんの姿だった。どこまでも澄んだ深い瞳に控えめな口もと、髪を短く切り揃えた妖精みたいな横顔をしている。花にたとえるなら朝露に濡れた朝顔のような雰囲気がある。正統派美少女といった詩織とはタイプが違うけど、虹野さんもかなりの美少女だ。その飾らない性格で校内は詩織派と虹野派で二分されるほど人気がある。スタイルだって詩織と甲乙つけがたい。詩織のほうがちょっと胸が大きいかな。逆に女の子女の子してない感じが彼女らしい。見ているだけでこっちまで元気な気分になってくる。どうして彼女みたいな可愛い子がサッカー部のマネージャーをしているのだろう。それは頑張っている人を見ると応援したくなる彼女の性格に起因しているんだろうけど。
じつは何度かデートに誘ったことがある。彼女は嫌な顔ひとつせずOKしてくれた。いつも夏の青空のように元気で、デートのとき手作りのサンドイッチまで作ってくれてた。レタスはシャキシャキのハムはジューシーですげー美味しかった。彼女は俺に「サッカー部で一緒に国立を目指しましょう。私、ずっと応援するわ」って真剣に誘ってくれた。さすがに断ったけど(俺がサッカー部の練習についていけるわけがない)。俺はつねづね詩織もすこしは虹野さんの家庭的なところを見習えばいいのにと思うことがある。虹野さんは詩織とも仲がいい。たまに二人が木陰のベンチに座って楽しそうにおしゃべりしているのを見かける。ほんと詩織と虹野さんが並んでいるのを見ると、がんばってこのきらめき高校に入学して良かったって思える。ていうか、二人とも絵に描いたみたいに可愛すぎる。
「詩織ちゃん……なにかついてる?」
虹野さんが不思議そうに首をかしげてた。ハッとした。俺は彼女の下着姿を瞬きもせずに凝視していた。やべえやべえ、あんまり夢みたいなんでヨダレが出そうだった。虹野さんは手に持った体操シャツで胸を隠すようにしていた。スレンダーな体のラインと一緒に淡い水色のブラジャーがチラリと見えていた。下はブルマをすでに履いていた。嬉しいことにうちはまだブルマだ。青に近い紺色をしている。体にフィットするポリエステル製で、お尻のラインが丸わかりになるどころか、運がいいと股間に薄っすらと縦スジのラインが浮いたりする。そのせいで女子からはことのほか評判が悪い。男子としては嬉しい限りなんだけど。
「あ、え、あはは、えーっと、虹野さんの体、きれいだなと思って……」
つい虹野さんって呼んじゃった。詩織はいつも沙希ちゃんって呼んでるのに。
そしたらいきなり後ろから誰かにガバッて抱きつかれた。胸をモミモミと揉みしだかれた。
「わお、問題発言。聞いたわよ、詩織~。あんたいつからレズに目覚めたの~」
「うわああ」
「うわああ、って。なにそれ詩織、超ウケル。下着はいつもどおり白か。あいかわらず生意気な乳してるじゃない。男子はみんなこうやってこの胸を揉みたがってるわよ」
このおちゃらけた軽いノリは朝日奈さんだって振り向かなくてもわかった。朝日奈さんはおしゃべり好きの女の子っていうかお調子者だ(そういう点では好雄と似たり寄ったりかも??)。俺や好雄とも結構遊んだりする。おしゃれとか音楽とか流行に敏感で、いつも人気のスポットに遊びにいこ遊びに行こうってうるさい。人の文句を言うだけあってビジュアルは悪くないけど、すぐに騒いだりあっちやこっちのショーウィンドーを渡り歩いたり、どんどん一人で先に進んで問題を引き起こすことがあるのでついていけないことがある。(何段にも重なったアイスクリームを食べようとしてバランスを崩してべちゃっと地面に落とした。それについてなぜか俺が怒られる。そんな感じだ)まあ、朝日奈さんみたいな気軽な女の子は嫌いじゃないけどね。
「やめてよ、夕子」
「ほれほれ、お主も悪よのう、越後屋」
「もう、はぐらかさないでってば」
「とかいって、ほんとは沙希の胸を揉みたかったりして」
俺はゴクッと唾を飲み込んだ。沙希ちゃんは苦笑いをしてた。その様子で、こういうふうに朝日奈さんがふざけるのはいつものことなんだとわかった。
「ちがうわよ。どうせなら鏡さんの胸を揉みたいかな」と言ってしまった。ちょうどその向こうで着替えている鏡さんの姿が目に入った。セミロングの髪をゴージャスにウェーブさせている鏡さんは学年でもダントツのグラマーな体の持ち主だ。ボンッ、キュッ、ボンッって三拍子揃っててまるでモデルみたいな体をしる。鏡さんに比べたら詩織でさえ子供だ。とくに胸がすごい。お尻はバイーンだ。これをダイナマイトボディと言わずして何をダイナマイトボディと言うのだろう。女子高生の集団に一人だけグラビアモデルの女性が混じっているような迫力だ。バラの刺繍の入った紫色の下着を身に着けていた。いきなり俺に名指しされて、こっちを向いて、はいい?? っていう顔をしていた。
「アハハハ。おもしろーい。いいわねー、そういうノリ大好きっ! 詩織もわかるようになってきたじゃない。よーし、特別にこの夕子様が許可をあげるわ。思う存分魅羅の巨乳を揉んできなさい」って、勢い良く背中を押された。
うわああってこけそうになって、顔から鏡さんの胸に着地した。目を開けるとそれこそメロンか! っていう鏡さんのバストがあった。なんか高そうな香水の香りがした。どうせだし、今がチャンスだと思って両手でブラジャーごと鏡さんの胸を掴んで揉みまくった。マジでメロンサイズだった。ずっしりとした重量感があって詩織の手じゃ掴みきれない。それにシコシコしてて弾力があってすごく柔らかかった。
「ごめんね。夕子の命令だから」って、口だけ謝りつつ好奇心全開で揉みまくった。
「ちょ、ちょっと詩織っ、冗談はよしなさいっ!」って鏡さんは甲高い声で驚いていた。俺があんまり強く揉みすぎるんで、デカパイメロンがブラから飛び出しそうになっていた。すげーこれが夢にまで見た鏡さんのデカパイかーって俺は感動していた。考えてみれば詩織以外の胸で触ったはじめてのおっぱいだった。心の底から詩織になってラッキーって思ってた。
狼狽している隙をついてメロンサイズのデカパイをブラから持ち上げて、両手で搾るようにグイグイ揉んだ。耳に息をふーって吹きかけると、鏡さんは下唇を噛んでビクンと反応してた。
「アハハハ。なんか詩織の手つきいやらしー。男子みたい」って、朝日奈さんが後ろで笑っていた。美樹原さんは口を半開きにしたまま固まってて、虹野さんは目をパチパチさせて驚いていた。二人とも普段だとありえない詩織の行動に驚いているみたいだった。当然なのかもしれない。生徒の先頭に立って模範になるような超真面目タイプの詩織がふざけたりするわけがない。まー、女の子同士だしこれぐらいはギリギリセーフかなって、俺は思ってた。
俺は「そうかなー。そんなことないよー」って笑いながら鏡さんの胸をこれでもかって揉みまくった。さりげなく乳首を指先で引っかいたりもした。身をくねらせて恥ずかしがる鏡さんの顔が真っ赤に変わってた。
女子に「今日の詩織、なんかおもしろーい」って言われた。
グラウンドでは、早々と着替えを終えた男子たちがサッカーボールを蹴ったり、バスケをしたり、地面にしゃがんでしゃべったりしていた。俺が虹野さんや朝日奈さんや鏡さんたちと一緒にグラウンドに出ると、一斉に視線が集まるのを感じた。
「まーた、スケベな男子がいやらしぃ目で見てる。ヤリたい盛りのサルね、あれじゃ」と言ったのは朝日奈さんだ。歩きながら左手を右腕の肘にかけて体をほぐしていた。男子の視線をとくに気にしているふうはなかった。
「バカのひとつ覚えね」
冷めた口調で言ったのは紐緒さんだ。更衣室では我関せずと離れた場所で黙々着替えていた。
「……あっち行こう、詩織ちゃん」
美樹原さんは俺の背中に隠れるようにして身を小さくしていた。
「うーん、いい天気。今日もスポーツ日和ね」
虹野さんが片手をかざしてまぶしそうに青空を見上げていた。体操服姿になると虹野さんの爽快さがいっそう引き立つ気がする。
「私のいるところには男の人が集まってきて困ってしまうわ」と、鏡さんはゴージャスな髪を指先で軽くかきあげた。彼女は男子の注目を浴びることを自慢しているようにも見えた。
「申しわけございません。着替えるのを急いだのですけど遅れてしまいまして」
おっとりとした口調で古式さんが遅れてやってきた。彼女はシャツをブルマに入れる派だった。その正しい体操服の着こなしはさりげなくお嬢様って感じがする。
これだけのメンバーが揃うと男子の注目を集めるのは無理もないよなって思う。
「おい、あそこ見ろよ。我らが誇るきらめき高校の美少女勢ぞろいだぜ」と男子の一人が言っているのが聞こえた。
「すげー、やっぱしおりんかああいー。足すげーなげー」
しおりんってのは男子が詩織を呼ぶときの愛称だ。ブルマの足をじろじろ見られているのがわかった。詩織の太ももを勝手に見んなって、べーって舌を出してやりたい気分だった。
「俺は虹野さんだな。あの明るい清涼感が最高だろ」
「体で言えば鏡さんだよな。体操シャツなんかボインボインだぜ」
「夕子のやつ、なんか体エッチーくねえか。ぜったいもー経験ありだろ」
「あの怯えた感じ、美樹原さんも捨てがたいよな」
「いやいや、ここはやはり大和撫子を代表して古式さんだろ」
「閣下のあの冷めた視線で見つめられたかと思うと……くー、ゾクゾクする!」
男子が品評会をはじめていた。ま、俺も男だったときはしてたんだけどね。
朝日奈さんが横にきて、ちょんちょんと肩をつついて「ね、モテない男子にちょっとはサービスしてやったらー」って言ってきた。
俺は「ハハハ」って乾いた笑いをしてた。こうして見てると男子はほんと単純だってことが良くわかる。女子のブルマ姿が大好きだ。とくに詩織はいつだって男子のスケベな視線の格好の標的だ。俺もそうだったから人のことは言えないんだけどさ。制服のときもそうだけど、なんか詩織ってそこはかとないエロさがあるんだよな。愛くるしいピュアな清純スマイルとエッチぃ体つきのギャップだろうか。
で、地面にしゃがんで伸ばした足に体を倒して手を伸ばすストレッチをしているとスケベな男子の集団がやってきて、ブルマの股間を念力で透視するみたいに覗き込んでいた。もう犯罪スレスレの目つきだ。はー、ってため息をついた。ほんとどうしようもないやつらだなってあきれた。グラウンドを吹き抜ける風で、肩にかかった詩織の髪がさらさらなびいていた。
「たまんねえー、アイドルの詩織ちゃんがあんな足を開いてるぞ」
「うわぁ、もうちょいで首のところからブラ見えそ」
「むちむちのブルマエロす!
「押すな、バカ。気づかれるだろ」
「あー、あの奥にきらめき高校最大の秘密の場所が。一回でいいから詩織ちゃんとマンコしてー」
あんまりかわいそうなので、そのまま気づいてないふりをしてストレッチを続けた。途中でブルマが食い込んで、やばいなー、スジが浮き上がるかもなー、って心配した。
運動を終えて立ち上がると、男子のほうにお尻を向けてブルマについた砂を両手で払った。それから親指を使ってさりげなくブルマの食い込みを直した。ゴムの音をパチンとさせた。
男子たちがゴクンって喉を鳴らす音が聞こえた。たぶん今晩のオカズにされちゃうんだろうなって思った。まー、大切なファンだしこれぐらいはサービスしてやってもいいかな。
で、さっきいつものように鏡の前で裸になった。もうこれは日課だ。夜になると無性に詩織の割れ目を擦りたくなる。ベッドに座ってふーって息を大きく吐いて、足を開いて大事な場所が映るようにする。鏡に映った詩織の裸を眺めているとだんだん催眠術にかかったようにまぶたが重くなって眠たくなってくる。これがバレたら確実に詩織に殺されると思いつつも左手が右胸の乳首に伸びる。そうしてアイドルみたいな詩織の裸にうっとりしながら、まだ誰も入ったことのない秘密の場所にそっと右手で触れる。それだけでビリッと電流が流れる。たまらず顔がゆがむ。
前は怖くてここでやめていた。でも、ついに自分でオマンコを弄る快感を知ってしまった。あのキザ野郎に無理矢理イカされたせいだ。今日は虹野さんの下着姿を見たり、鏡さんの胸を揉んだりしたせいもあった。男の頃には考えらなかったことばかり立て続けに起きている。目を閉じて、指先で詩織の大事な場所を何度も上下に擦るとすぐにいやらしいネバネバが指に絡んだ。クチュクチュって音がした。なんだか詩織の体がどんどんエッチになっているような気がする。たぶん気のせいじゃないと思う。第一前はこんなに濡れなかったし、こんなに敏感じゃなかった。それがいまや鏡に映った裸を見るだけで子供みたいなマンコが濡れる。
薄目を開けて、全裸でオナニーに耽る詩織の姿をぼんやりと鑑賞する。たぶん世界中を探してもこれ以上エッチなオナニーショーはないと思う。プライドも高くて素直じゃない詩織が俺のためだけに目の前でオナニーしてくれているみたいな感じだ。両手の指先で左右に開くとピンク色のオマンコが奥まで”くぱぁー”と口を開ける。
いっそのこと指を突き入れて中をほじくろうかとも考える。でも、それはできない。そんなことしたら本当に後戻りできなくなってしまうような気がする(詩織の体は男の時の何倍も快感が強い。マジで頭がトロトロにとろけそうになる。指を入れたらハマってしまうかもしれない)。だからまだ指を入れたことはない。詩織に悪いっていう気持ちもある。詩織はなんていうか、ああ見えてへんなところでロマンチストっていうか夢見る乙女みたいな部分がある。たぶん結婚するまで処女を大切に守ろうと本気で考えている。もし詩織の大切な処女を傷つけたらかわいそうだ。それに俺としては、俺が詩織の最初の相手としてこの処女マンコにハメたい。ここにチンコを突っ込んでAVみたいに突きまくったらすごく気持ちいいだろうと思う。
男に抱かれまくっている詩織を想像した。皮を剥いたクリを指で転がして刺激して、ベッドに仰け反るようにして俺はイッた。胸を揉みながら乳首を左右に倒し、クリトリスを激しく転がすのが最高に気持ちいい。ヤバイ、ほんとクセになりそうだ。
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