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8.こんなエンディングはいやだ

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 夜、詩織の部屋。
 床に置いたテーブルの上にノートと参考書を広げる。
 勉強の合間、詩織の肩を抱いた。
「この問題は……」
「すこし休憩しようぜ」
「だめ。まだ勉強の途中でしょ」
「ちょっとぐらいいいだろ。最近、二人きりになる時間がほとんどなかったし」
「部活がいそがしかったから……しょうがないわね」
「好きだよ、詩織」
「……私もよ、なおと」
 愛くるしい瞳で俺を見つめている。
 そっとキスをした。
「っ……ちゅっ……」
 力が抜けたみたいにうっとりとした詩織。
 目つきの悪いコアラが描かれたTシャツを脱がして胸に触れる。下はランニングパンツを身に着けている。
 モミモミと揉んだ。
 ずっしりとたしかな重量が伝わってくる。
「あん……」
「詩織の体が火照ってる」
「……ん……やだぁ」
「胸が大きくなった? 感度もまえより良くなったみたい」
「そ、そうかしら」
「ほら」
 ピンク色の乳首をコリコリさせる。
「ンん……」
 詩織が指を口元に当ててビクンと反応した。
 長いまつ毛を震わせる。
「ハアハア。乳首がたってきた」
「バカ……私の体で遊ばないで」
「ずっと詩織とこうしてたい」
「なおと、私の胸でしてほしい?」
「もしかして?」
「うん……なおとにしてあげたいの」
 詩織からパイズリを提案してくれるなんて夢にも思わなかった。
 以前よりとても積極的だ。
 俺はズボンを脱いでパンツを下ろした。ピンクのシーツが敷かれた、詩織の部屋のベッドに寝転がる。
 上半身裸の詩織は片手で髪を後ろに払い、俺の足元に寝そべるような体勢になる。両手を使って胸と胸の間に挟んでパイズリをはじめた。
 やわらかな乳肉に包み込まれる感触。
 さらさらとした髪先が脚に当たってくすぐったい。
「やばっ」
「なおと、気持ちいい?」
 上目づかいに俺の反応をうかがっている。
 働きはじめの風俗嬢みたいで興奮する。
「感動で卒倒しそう!!」
「うふふ、なおとのがピクピクしてる。かわいい」
「ハアハア。迫力すげえ。エロマンガみたい」
「……やっぱり先輩よりかなり小さいみたい」
「ううっ! なんかいったか、詩織??」
「ううん。ひとり言よ……先っぽをペロペロしてあげるわね」
 俺の言葉を遮るように詩織が顔を近づけてペロペロと舐める。
 亀頭を転がすように小さな舌を熱心に這わす。
 俺の腰がビクンと跳ねた。
「ハアハア。くっ……とろける」
「ちゅっ、ぺろぺろ……いっぱい気持ちよくなってね」
「詩織がパイズリできるなんてビックリだよ」
「ん、ふぅっ……はあっ……なおとのために練習したの」
「いったいどこで?」
「……ヒミツよ」
「ま、いっか。すごく気持ちいいし」
 ちょうどいい乳圧と扱きのリズム。強烈な射精感がこみあげてくる。
「ストップ。出そう!」
「いいわよ、このまま」
「詩織の顔にかかる」
「なおとのなら平気よ」
「ハアハア。ひさしいぶりだし詩織とエッチしたい」
「え……」
「いいだろ」
「うん……わかったわ」
 ベッドを下りる。
 詩織は学生鞄の中から避妊具を取り出した。
「あのさ、避妊具なしはダメかな」
「私と生でしたいってこと?」
「……詩織が許してくれれば」
 俺は頭をかいた。
「いくらなおとの頼みでも、さすがにマズイわ。まだ高校生だし、赤ちゃんが出来たら困るでしょ」
「ハハハ。無理をいってごめん」
「がっかりしないで。高校を卒業して、私をなおとのお嫁さんにしてくれたらいいわよ」
「マジで?」
「それまで勉強をしっかりして、一流大学に進学してね」
「俺、がんばるよ」
「うふふっ。機嫌がなおったみたい。私がゴムをつけてあげるわね」
 慣れた手つきで封を切る。
 詩織は唇にコンドームを咥える。
 フェラチオをするみたいに俺のペニスにかぶせた。
(すごいエロイ……教えてないのにいつのまに)
 普段の詩織とのギャップに萌えた。
 たぶんネットで調べたかクラスの女子に吹聴されたのだと思った。
 つい最近までキスもしたことのない処女だったのがウソみたいだ。
「入れるよ」
「……きて、なおと」
 純白のパンティーを脱がして裸になった詩織をベッドに寝かせて、正常位で挿入する。
 アソコはすでにヌルヌルだった。
(詩織も興奮してたんだ)
 俺の知らないあいだに詩織の体はどんどん大人になっている気がする。
 クリを軽くいじると「やぁん」って甘い声をもらして、ビクビクと全身を震わせていた。
「ハアハア。詩織のアソコ、すごい気持ちいい」
「あん、んっ……なおと」
「トロトロで熱くて、すごい締まる」
「私の中になおとを感じるわ」
「ハアハア」
 俺は夢中になって腰を振った。
 まるで俺のペニスに吸い付くみたいにキュンキュンと締まる。
 美人でスタイル抜群で勉強もできて、詩織のアソコは日本一締まりが抜群じゃないかと思う。
 めちゃくちゃ気持ちいい。
 あっという間に限界に達した。
「ううう!! で、出るっ!!」
「うそ……もう終わり?」
 俺の射精を察知して、詩織は拍子抜けした様子でつぶやいた。
「我慢したけど、詩織の膣が気持ち良すぎて……」
「私はぜんぜんイケてないのに……」
「ハアハア……ちょっと休憩」
「う、うん……」
 口には出さないが詩織の不満そうな顔だ。
 なんだか申し訳ない気持ちになった。
「なおと、近ごろ運動をサボってるでしょ。体力のステータスが低すぎるんじゃない」
 小さくなった俺のペニスからゴムを外すと、口を結んでゴミ箱に捨てた。
 ティッシュを使って汚れを拭いている。
「ごめん。俺だけ先にイッて」
「気にしないで。なにか飲み物とお菓子を取ってくるわね」
 詩織はTシャツ姿で部屋を出ていった。
 部屋の壁には制服がかけてある。
「なんだこれ」
 床に小さくて黒いプラスチック片みたいな物が落ちているのを見つけた。
 SDカードだ。
 避妊具を取り出した時にはずみで学生鞄の中から落ちたのだろう。
 詩織がそういう電子機器を持っていること自体かなりめずらしい。
 気になった俺は自分のスマホに差し込んでみた。
「パスワードは……複雑なのはないだろ」
 詩織の名前や誕生日を入力したけどエラーが表示された。
「もしかして……」
 ためしに【tyarajima】と打ち込む。
 ロック解除されて、ファイル一覧が表示された。
 全部で100枚以上はある。作成日はどれもつい最近だ。
 すごくいやな予感がした。
 恐る恐るその中の一枚を開いてみる。
 赤くなった笑顔で照れくさそうに正面を見つめ、俺の知らない部屋のベッドで膝立ちになって、みずからセーラー服とスカートをたくしあげて下着を見せている詩織の姿が写っていた。

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