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作:白雲連絡
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2018/08/22
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【土曜日】
 キッキィーーーー!
 線路沿いに道で自転車が急停止した。
 浅倉南は、放課後の買い物帰りに線路沿いの道を走っていた。線路の向こう側に例のアパートがある。
 どうしてあんな悲惨な事態になってしまったのか、あんな最悪の選択をしてしまったのか、幾ら考えても原因が分からない。分からないことは気になってしまう。気になれば確認しなければ気が済まない。
 もう二度と行かないと決めていたが、線路を挟んだこちら側からちらりと観察するだけならば問題なかろうと思った。何かしら小さな発見もあるだろうと思った。
 が、である。
 微かに垣間見えるアパートの窓には、浅倉南のパンツが干されている。
 目を避けんばかりに見開いて立ち尽くす。その前を電車が駆け抜けて、浅倉南のカールした髪を吹き上げた。

 スーパーのレジ袋を抱えて、浅倉南は階段の前に立っている。焦る気持ちと恐れが交差して混乱している。一歩が踏み出せずに、どのくらいそうしているのか、心臓の鼓動だけが強く打ち続ける。その時、背後で子供の走る声が聞こえてきて、慌てて階段を駆け上った。
 電気メーター裏から鍵を取り出して、部屋に入る。窓を開けて、自分のパンツを乱暴に回収すると、封印するようにカバンに仕舞った。
「ふぃー。ミッションクリアー……」
 ようやく一息ついて落ち着きを取りも出す。
 北向きの部屋は、薄暗く湿っぽく、今日も布団が敷きっ放しである。
 性分である。見てしまった以上仕方がない。浅倉南は布団を片付けようと思う。
 膝をつき、身体を前に倒して、布団を包み込むようにして抱える。力を入れるために大きく息を吸った。その時、体中が男の匂いで充満する。不思議と全身の力が抜けて行った。
 この部屋で乱れまくった記憶が蘇る。
 昨日夢を見た。否、もうずっと前から繰り返し見ているような気もする。
 ヤリマン女がバーで裸同然で踊っている。好色な男達が集まると、「私とやりたい人」と誘う。一斉に男たちが手を挙げる。
 テレビドラマや映画、もしかしたら小説で見たのかもしれない。ニーチェの永遠回帰では、同じ人生が何度も繰り返されると云う。信じたことはなかったが、もしかしたら、未来の自分の姿なのかもしれない。未来の自分は、セックスが大好きな淫乱女でそこへ向かって帰っているのかも知れない。そんな埒もないことを考える。
 制服の上から左手で乳ぶさを揉み、指先で乳首をくりくりと扱く。
「あ……はぁ……」
 次第に呼吸が乱れ出すと右手がスカートの中へ動き始める。
 パンティーの細い船底、ヴェールに隠された秘められた花びらの部分を中指の爪先で縦になぞる。
「あ……あ……あぁあん」
 吐く息が甘ったるさを増す。
「あ、熱い、あそこが熱い……」
 閉めきった部屋の中、咽返るような湿気と熱気が高まる。
 浅倉南は布団に顔を埋める。鼻腔を男の匂いが支配するとくらくらと痺れる。手が届きやすいように尻を持ち上げて、背中を弓のように反らせる。そして、割目の端で顔を覗かせる固くなった肉の玉を薄い布越しに擦る。浮いた尻がもぞもぞとグラインドして、忽ち、クチュクチュと水音が鳴り始まった。
「染みが広がっちゃう……」
 指先に湿りを感じる。
「脱がなくちゃ……」
 今、浅倉南の頭を閉めているのは、あの魂を直撃するような稲妻のような快楽と、全神経を焼くような喜悦の炎の事ばかりである。


 仁志が帰ってくると、部屋の真ん中で布団がこんもりと盛り上がっている。引き戸の傍には浅倉南の鞄が立て掛けてあるから、それが何なのかは一目瞭然である。
 掛け布団を引き剥がすと、敷布団のシーツがグッショリと濡れていて、牝の匂いが拡散する。
 蹲った浅倉南が顔を上げる。
 眼は異様な熱を帯びて潤み、頬は赤く腫れて妖しく色付く。剥き出しの尻はメラメラと汗に光り、匂い立つほどの色香を放っていた。
 これほどの据え膳を見たことはない!
「不法侵入、器物破損だぞ、言いたいことがあるか、お嬢ちゃん?」
「あ……」
 浅倉南は、唇を何度も開きかけるが、言葉を呑み込んだ。言えない。言ってはならない。言っては終わってしまう……。
 今にも火を吹きそうなほど、身体中の肌が熱い。そして、高熱に魘された様に頭が揺らぎ思考が霞む。
「どうか……どうか、赦して……」
 そう言うと四つ這いの尻を仁志へもたげる。太腿は、お漏らしたように濡れて、特に開いた花弁はねっとりとした粘液でぬるぬるとしている。
「許さねえ!」
 仁志が尻を叩く。
「あっ、あっ、ひいいぃッ」
 断末魔のような悲鳴を上げるが、顔は歓喜の感情を晒している。弾力のある尻肉がぶるぶるッと震えて、腰が妖しく悶えのたうつ。
 浅倉南は、ヒイヒイと喘いで髪を振り乱し続けた。
「お尻が、みなみのお尻がァ!!」
 喉を絞って絶叫する。その瞬間、花びらの窪みからぴゅー、びゅー、と間欠泉のように蜜が噴き出だ。
「こ、壊れちゃうぅッ!!」
「いっちょまえに熟女みていな卑猥なケツしやがって。ほら、如何してほしいか言ってみろ」
 半ベソの顔を埋めて、シーツを強く握りしめる。
「お願い、赦して……」
 許さんと仁志が後ろから押し入ってくる。
「アヒィイイイイッ!」
 歓喜の悲鳴を上げて細い首を仰け反らせる。
 パンとパンと肉と肉がぶつかり合う音が、暗い室内に木霊する。
「どうだ?」
「……くっ」
「男の味を覚えたか?」
「……うっ」 
 キリキリと歯を食い縛って、決して言葉を紡がない。
「面白味のない奴め」
 よしならば、と仁志は腰を掴んだ。そして、入り口付近の浅い場所で、ぐちゅぐちゅと高速で出し入れした。
「あう、あうん、あううぅ……」
 浅倉南の背中が徐々に丸まっていく。そして、今度は一転深く差し込んだ。浅倉南は背中を弓のようにしなやかに反らせる。
「どうだ、気持ちいいか?」
 首を振る。
 そうウソを付いた瞬間、膣肉がギュっとすぼまった。それで、より肉と肉が密着して、擦れ抉られる感覚が増し、さらなる快楽に四肢が溶け爛れる。
「どうだ、気持ちイイだろ?」
「ち、違う……」
 否定すれするほど肉が燃え上がる。甘く疼く。
 不意に仁志が男根を引き抜いた。
「ふ、ふぁあ……」
 突然圧迫がなくなり、口をぽかりと開けて、間の抜けた声をもらしてしまった。昂ぶった感情に、言葉にならない切なさが忍び寄る。
「物欲しそうな顔しやがって」
「そんなん…じゃ…ない……」
 言葉とは裏腹に、勝手に尻がせがむように揺すり立つ。また、下の口も神秘の鍾乳洞の入り口のようにぽっかりと口を開いて、滴を漏れ流している。
「うっ、ひぃいい!!」
 そして、仁志が予告なしに挿入を再開する。自分勝手に激しくピストンを繰り返した後、またいきなり引きぬく。
「うふぁ……ああぁ……」
 吹き出す滴の量が明らかに増している。
「おりゃ!」
 また乱暴に犯して、また引き抜く。
 三度目は、まるで滝のように流れ落ちる。
 もう訳が分からない。ただただ楽になりたかった。
「もっと気持ちよくして……」
 ついに口走った。
「どうやって、だ?」
「抱いて……」
「偉そうに、小娘が」
「ああ……」
 嫌な筈なのに、異様な昂ぶりが背筋を波打たせる。肉の欲望が下腹部で煮え滾り、腰を痙攣させて熱い蜜を噴き溢らせる。
「お、オマンコに……」
 卑猥な言葉を口にした瞬間、全てが吹き飛んだ。
「おチンポを奥深くまで突き入れ……グチョグチョにかき回して……く、ください」
「よく言えた、な」
 褒美だと仁志が渾身の力で深く早く鋭く打ち込む。
「気持ちイイーぃッ!!」
 浅倉南が絶叫した。
 正直になった瞬間、脳が消し飛んだ。何もかもが一瞬で白く染まる。
「た、たまらない。ああ、おかしくなりそう」
 堰を切ったように、惜しげもなく悦びの声を上げて、一心不乱に悶える。
「気持ちイイ、気持ちイイよ、あああ、凄すぎる!!」
 獣のように叫び続けた。

「あ、お父さん」
 浅倉南は布団の上で、固定電話をかけている。
「美波さんの家で食事を一緒に作ったんだけど、泊まることになったから……うん…うん……大丈夫、分かってる。じゃ」
 抑揚のない声が受話器に吸い込まれていく。平常と何の違いもない声色で、平然と嘘を付いている。浅倉南は、自分で自分が恐ろしくなってきた。
「ごめんね……」
 受話器を置きながら、神妙に詫びる。
 それを仁志は「くくく」と笑う。
「お前、嘘を付く時、膣穴が窄んだな」
「うそ……」
「他人を……いや、男を騙すと興奮するんだろう?」
「ち、違う」
「膣穴が熱くなったぞ。分かりやすい小娘だ」
「みなみは……違うもん…」
「父親に嘘ついたから、お仕置きしないと、な」
「……へぇ、た、たたくの?」
「おお、また濡れてきたぞ。南ちゃんは本物の淫乱だな。高校でこれじゃ末恐ろしいぜ」
 仰向けになり、腰を持ち上げられて、両脚を頭の方に倒している。所謂、マングリ返しの姿勢で、恥部を蛍光灯の下に堂々と晒していた。
 蛍光灯の光を背後にして、仁志はアナル、秘唇、恥毛、胸、そして、綺麗な浅倉南の顔を同時に見下ろしている。
「もうこの格好は嫌っ……恥ずかしいもん」
 ひっくり返った尻を揺すって、熱いスープをかき回す指を外す。
「何が恥ずかしいだ」
 仁志が嘲笑する
「こんなにマンコ濡れして、黒い乳首をおっ立てておいて、くくく」
「黒くないもん。普通だもん」
 泣きそうな声で反論して両手で胸を覆う。
「これを比べ言えるのか?」
 仁志は自分の乳首を指差す。
「……」
 それに浅倉南は何も反論できない。
「まあちゃんと電話できたんだから、お仕置きじゃなくてご褒美を上げないとな」
 そう嘯いて腰を浮かすと、上から串刺しするように男根を膣穴へ打ち下ろす。
「はぁァあ、んっ!」
 恰も満足したような声で喘ぎながら、仁志の首に両手を絡めてしがみ付く。両足は仁志の背の上で、船を漕ぐように揺らぎ続ける。そして、何より仁志を驚かせたのは、滑らかな腰の反応である。ピストン運動に合わせて柔軟に動いて、ぴったりと腰を密着され続けている。まるで車のサスペンションのように機能している。
「お前、部活しているのか?」
「しゅ、しゅんっ、たっ、たいぃちょおぉ…」
「体操か。道理で柔らかい訳だ。セックスするために鍛えたんだな」
「ちゃ、ちゃがァうぅ~よ~ぉ……」
 喘ぎあえぎ必死に否定する。
「今時の高校生は、頭の中セックスの事ばかりか?」
「みなみぃはぁ……まぅ、まっ、真面目にぃがっ、頑張ってェ……」
「オヤジのチンポをぶっこまれながら、優等生面するんじゃねえ」
「……でもぉ、ほんとうぉ…にぃ……」
 もはや否定したところで、この痴態では意味がない、とおぼろげに思う。
「仁志さんだって……」
 窮地でこそ果敢に攻める。それが浅倉南のモットーである。
「何だ?」
「仁志さんだって、女子高生とセックスしているじゃないですか?」
 白い肌を真っ赤に染めて、顔中を汗でたっぷりと塗らし、目尻の火照った瞳できつく睨みつけて告げる。
「俺だって、みなみちゃんが処女ならしないさ。0から1になるのは大問題だが、1も100も同じだからな。違うか?」
「……」
 考えたこともなく、咄嗟に返す言葉も浮かばない。
「女の穴ってもんは、一度開いてしまえば、誰と何回やろうと誰にも知られやしない」
「……」
「だから、みなみちゃんも、清楚な制服を着ていても百戦錬磨の娼婦と同じという訳だ」
「……そんなぁ」
「だから、ションベン臭いのを我慢して犯してやってんだよ!」
 一段と激しく犯し始める。
「ひぃひゃあああン!!」
 浅倉南も奇声のギアを一つ上げる。
「むふん、んむっ、んんん、ふぅむん……」
 そして、その喘ぐ唇を塞がれると、甘く鼻を鳴らす。唇が離れると混じり合った唾液が、綺麗なアーチを描いた。
「だが、今は俺の女だ。精々俺を喜ばせろ!」
 仁志は口を腕で拭うと叫ぶ。
「あ……おっ、おんなッ」
 声が震えて、白い肌に鳥肌を立てている。
「き、仁志さんのオンナァ!!」
 感極まった声を張り上げる。
「あっひゃうっ! あぁあぁあァ!!」
 後頭部を支えに背をブリッチさせて、古い木造の部屋を揺るがすように盛大に総身を痙攣された。
「ガキのくせにイキ癖付けやがって……」
 仁志は、短く感想を述べる。
「ほら起きろ。今度は腰文字のやり方を教えてやる」
「……はい」
 浅倉南は力なく頷き、蚊の鳴くような声で答える。朝は遠く、夜はまだまだ続く。そして、新しい朝が訪れた時、世界はどう変わっているのだろうか……。不思議と不安はない。己の進化に好奇心が疼く。
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