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1 悪夢の襲来
作:kazushi
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2018/08/06
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「――きゃあっ!? ちょっと、なにするのよっ!?」
「なにって、んなのナニするに決まってるだろ?」
 両手を黒魔【マジック・ロープ】によって背中で縛り上げられ、そのまま教壇の床に突き飛ばされたシスティーナ――長い銀色の髪に翠玉色の瞳を持った少女――が思わず抗議の声を上げると、突き飛ばしたチンピラ風の若い男――ジン、と言ったか――は愉しげに不穏な答えを口にする。
「ヒマだし、まだ時間あるし、おまえ使って一発抜いとこうかなって思ってな。せっかくなかなかの上玉見つけたんだ。暇な時間に喰っとかねーと勿体ないだろ?」
 事もなげな返答と、なによりも自分を見つめる男の目に宿る獣性に思わず言葉を失ってしまうシスティーナ。その言葉の意味が解らないほど彼女も子供ではない。自然と背筋を冷たいものが走り抜けるのを感じた。
「あ、貴方、なにを言って……」
「いやー、オレっておまえみたいな乳臭いガキ、結構好みなのよ。ロリコンってヤツ? ぎゃはは、捕まっちゃうなー。……あー、でも、おまえくらいの女に欲情するのって本当にロリコンなのかね? 一応、ケッコンとかできる年齢なんだろ? オレの精液子宮に注いじまったら赤ちゃんもできるはずだよな。せっかくだから試してみっか?」
 へらへらと嗤いながら卑猥な言葉を平然と口に出し、ジンがシスティーナの上にのし掛かってくる。身動きも魔術も封じられ、なにひとつ抵抗できないことがとても悔しい。このまま男の慰み者になるしかないのか、と。絶望的な思いに晒されながら、彼女はことの始まりを思い返していた。
 いったいなにがどうなって、こんなことになってしまっているのかを――


 そもそも、本来なら今日は休日のはずだった。
 今日から帝都オルランドで行われる魔術学会に出席するために、システィーナ達が通うアルザーノ帝国魔術学院の教職員達は全員帝都に向かうことになっており、彼らが戻ってくるまでの五日間は休校となっている。
 だが、システィーナのクラスは担当講師が突然退職した影響で授業の進行が遅れているため、その穴を埋める形で――五日間とも補講として――授業が行われることになったのだ。
 そのために親友のルミアといつも通り教室(クラス)に向かい、そこで現在の担当講師であるグレンが現れるのを待っていたのだが――時間になっても彼が姿を見せることはなかった。またサボりかなにかだろうかと、不満と不審を彼女が覚え始めていたところに場違いな闖入者――チンピラ風の男とダークコートの男――が姿を見せる。
 テロリストと名乗る彼らを排除しようとするシスティーナだったが、チンピラ風の男が見せた魔術の力――黒魔【ライトニング・ピアス】の前に圧倒され、抵抗する気力を奪われてしまうことになった。
 そして、事情こそ分からないが彼らの目的はルミアだったらしく、ダークコートの男によってルミアはどこかへ連れて行かれてしまう。後に残る形になったチンピラ風の男は教室に残された生徒全員を【マジック・ロープ】で縛り上げた上に、黒魔【スペル・シール】で呪文の起動を封じることで生徒たちを完全無力化してしまった。
 その作業が終わったかと思うと、チンピラ風の男――ジン=ガニスは他の生徒を教室の後ろに集めた上で、システィーナを教壇の前まで引きずり床に放り投げると、抵抗できない彼女の上にのし掛かってきたのだ。


「……いいわ。好きにすればいいのよ」
「あん?」
 自分を組み敷いているジンを睨み上げながら、システィーナは怒りを込めて声を上げる。
「私を慰み者にしたいなら好きにすればいいわ。だけど、覚えておきなさい。貴方だけは絶対私が殺してやる。フィーベル家の名に懸けて、この屈辱は絶対晴らしてやるから覚悟しなさい」
「…………」
 鋭い眼差しで睨みつけながらの恫喝に、男は虚を突かれたようにしばらく沈黙すると、
「ぎゃはははははははははは――ッ!」
 突然弾けだしたように爆笑した。
「ちょっと、あなた、なにがおかしいのよ!?」
「ひゃははははっ! いや、だってさ――頑張って吠えてみたみたいだけどさ、本当におまえにそんなことできるのかって思ったら、笑えてきちまったんだよ」
 笑いをようやく収めると、ジンは口角を思いきり吊り上げて残忍な目を彼女に向けてくる。
「ルミアちゃんはさ、一見か弱ーい女の子に見えるが実は常時覚悟してるタイプの人間だよな。その手のヤツはどんな苦痛を与えられようが、辱めを受けようが心は決して折れねえ。それこそくたばるまでな。オレにはわかる」
 けどな、と続けると、酷薄な笑みを浮かべながら男は言った。おまえは別だ、と。
「おまえは一見強がって見せちゃいるが……脆いね。自分の弱さに必死に仮面つけて隠しているだけのお子様さ。オレはおまえみたいなチョロい女を壊すのが一番楽しいんだ。だって、メッチャ美味い酒もフタが開かなきゃムカつくだけだろ?」
「なっ――!? わ、私が貴方に屈するとでも……?」
 屈辱的な物言いで頭に血を上らせたシスティーナに、ジンはせせら笑いを見せつけながら断言する。
「ああ、屈するね。それも多分、割とあっさり」
「ふざけないで! 私は誇り高きフィーベル家の――」
「はいはい、じゃー、どこまで保つかやってみっか?」
 嘲るような言葉とともにジンがシスティーナの制服の胸元に手を掛けると、一切の躊躇もなくそれを引き裂いた。白い下着に包まれた――慎ましやかな――胸と肌があっさりと露わにされる。
 その瞬間、教室の後ろに押し込まれていたクラスメイト達がざわめきかけるが、男の一睨みで――一瞬のうちに――沈黙させられることになった。
 そして、
「……ぅ、ぁ」
「ひゅーっ! 胸は謙虚だけど綺麗な肌じゃん! うわ、やっべ勃ってきた……おや? どうしたのー? なんか急に押し黙っちゃってさー、元気ないよー?」
 露わにされた肌がひやりとした外気に晒される感触と、それを見つめる獣(おとこ)の視線にこれから自分がどのような末路を辿るのかを強く示された気分になり――恐怖と嫌悪感から、彼女は声を絞り出すことさえできなくなる。
(ダメよ、こんなので負けちゃダメ。私は誇り高きフィーベル家の娘なんだから。魔術師としてこんな奴相手に負けられるわけがない。そうよ、肉体なんてただの消耗品なんだから、こんな奴に犯されたってどうってことない。どうってこと……ない、はず、なんだから……)
 凌辱への恐怖に唇を震わせながら、必死で自分自身にそう言い聞かせるシスティーナ。
 だが、そんな彼女の切実な思いを裏切るように、口は勝手に違う言葉を紡いでしまう。
「……あ、あの……」
「ん? なに?」
「……やめて……ください……お願い……」
 もうどうしようもない。耐えることなんてできなかった。初めては本当に好きになった人に捧げるという秘かな夢を無慈悲に砕かれ、これからその身を汚されてしまう現実を前に強がりの仮面はあっさりと剥がされてしまう。その絶望を前に、システィーナは全身を捕食される直前の兎のように震えさせながら、ぼろぼろと涙を溢れさせてしまっていた。
「あ、あの……お願いします……それだけは……それだけはやめて……お願い、許して……」
「ぎゃはははははは――っ! 落ちんの早すぎだろ、おまえ! ひゃはははははっ!」
 ひとしきり笑い飛ばしてから、男は冷酷な眼差しで泣きじゃくる彼女を見下ろしてくる。
「悪いがそりゃできねえ相談だ……ここまで来ちゃ引っ込みつかねーよ」
「……やだ……やだぁ……お父様ぁ……お母様ぁ……助けて……誰か助けて……」
「うけけ、おまえ、最っ高! てなわけでいただきまーす!」
「イヤ……イヤぁあああああああああ――っ!」
 悲鳴を上げ必死に身じろぎするシスティーナをあっさり押さえつけると、ジンの手が彼女の胸元に残されていた最後の白い布切れを無造作に引き剥がした。剥き出しにされた白いささやかな膨らみと、その頂点に位置するピンクの突起を目にして男が歓喜の声を上げる。
「ひゅー、いい感じのちっぱいじゃねぇか。いいね、おまえ。実にオレ好みだわ。いっぱい可愛がってやるから、せいぜいオレを愉しませてくれよ。ほらほら――っ」
「いやぁ、やめて! 痛い、痛いってば! やだぁ、そんなところ、舐めないで。やだって、言ってるのにぃ……っ!?」
 乳房を乱暴に揉みしだかれている上に、胸に顔を埋められて乳首を好き放題に舐められ始めたことに悲鳴を上げながら、必死で抵抗を試みるシスティーナだったが――魔術で身体の自由を封じ込められていては、どうすることもできない。ただ背中に触れる床の冷たさだけが、無慈悲な現実と彼女の無力さを教えてくれた。
(なによこれ、そんなに舌動かさないでってば!? 乳首、気持ち悪いのよ――っ! もうやめて、どうしてこんな――? イヤイヤイヤイヤイヤ――――っっっ!!!)
「さて、下の方はどうなってるかね。……おっと、ちゃんと毛は生えてるみたいだな。そこまでガキじゃなかったってか? ま、オマンコの方はお子様みてえに閉じてるみてえだけど。……チッ、まぁだ濡れてねぇな。コレさえなきゃ処女はサイコーなんだけどよ。――っと、忘れてたな」
 しばらく胸を堪能してから標的を下半身に移し、下着の隙間から忍び込ませた指で割れ目をしつこくなぞっていたジンだったが、その反応のなさに諦めて舌打ちしながら指を引き抜く。と思うと、
「おまえみたいなお子様は夢見がちなのが多いからな。セックスの手始めはキスから――てぇのが基本なんだろ? せっかくだから付き合ってやんよ」
 そんな言葉とともにいきなり顔を近づけてきた。
「――――っ!?」
 不意を突かれたシスティーナが身構える暇もなく、あっという間に唇を奪われてしまう。
 ぴったりと重なり合う二つの唇。その感触におぞましさを感じ顔を歪めてしまったところへ、更に男の舌が彼女の唇を強引に押し開いて口内へ入り込んでくるのだった。
「んんんっ、もぅ、やだぁ。離、してっ! んんん~~~~~っっ」
(嘘、私初めてなのに、こんな奴にキスされるなんて。……ファーストキス、大事にしたかったのに……どうして、こんな……ひどい、ひどすぎる――っ!)
 涙を流しながら懸命に抵抗するが、その程度でジンの暴虐が止められるはずもない。入り込んで来た舌が縦横無尽に口内を蹂躙し、好き放題に貪ってくるのをただ黙って受け入れ、堪え忍ぶしかないシスティーナだった。
 そう従順に振る舞ったせいか、男の行動はエスカレートする一方だ。ディープキスの合間に唾をむりやり流し込んでくるだけでなく、乳房をこねくり回すばかりか乳首をふたつの指で――挟んだり引っ張ったり押し潰してきたりと――好き勝手に弄り回してくる。そんな悪夢のような時間がひたすら続いたせいで、システィーナの意識は半ば朦朧としてきていた。
「ほら、こうやってキスしてると、頭の中勝手に蕩けてくるだろ? 身体の方もそろそろアツくなってきてんじゃねーのか。おら、どうよ。いいかげんもう感じてきてんだろ?」
「むむむむん~、むぅむむ、むむむむ~」
 勝手な物言いをしてくるジンに抗議の声を――唇を塞がれているためはっきりとした言葉にはならなかったが――上げるシスティーナ。
 確かに男の言葉どおり、頭はぼうっとしてきているしおっぱいや乳首はじんじんと熱を持ち始めているが、だからといって感じているなんてことはありえない――はずだ。そう信じて愛撫に抗い続ける彼女だったが、
「どれ、確かめてみっか。……お、やっぱり濡れてきてんじゃねえか。偉い家のお嬢様は口よりも身体の方が正直みたいだなぁ。どうよ、オナニーもちゃんとしてんだろ? 週に何回くらいやってんだ? そうだな、だいたい三、四回くらいか。まさか、毎日ってことはねぇよな?」
 再び下半身に手を伸ばし、下着の中に指を忍ばせるジンの指摘に絶望を与えられる。
 嘘だ、と全力で否定したいところだったが、股間から響いてくる水音がそれを許してくれなかった。
「やだ……なんで、こんな……どうして? 私、そんなの、してないのに……」
「おいおーい、本当のこと言えよなおまえ。カマトトぶってんじゃねえぞ。もう一回訊くからちゃんと正直に答えな。オナニーは週・何・回・や・っ・て・ま・す・か?」
「んんんん――――っっっ!!!」
 割れ目をなぞっていた指がいきなり膣内(なか)に突き入れられる。その衝撃にくぐもった呻き声を上げてしまったシスティーナは、言いたくもない秘密を白状させられてしまうのだった。……クラスメイトも見ている、その場所で。
「……週、一回です……。オナニー、覚えてからは……毎週、欠かさず……やってます……」
「毎週欠かさずオナニーしてんのかよ。おいおい、ただのムッツリちゃんじゃねーか。どれどれ、そんなスケベなお嬢様のオマンコは――っと」
 嗚咽を漏らしながらの告白にジンはおちょくるような声を投げつけると、そのまま彼女の脚を掴んで下着を一気に引きずり下ろす。それから懸命の抵抗をむりやりに力で抑え込むと、強引に股ぐらを左右に開かせてきたのだった。
 そして、ジンの目の前にシスティーナの秘所が姿を現してしまう。まばらに生えかけた――髪と同じ銀色の――陰毛に包まれた女性器はうっすらと開きかけていて、溢れ出てしまった愛液で濡れそぼりてらてらとイヤらしい光を帯びていた。
「ひょ――っっ! いいね、うまそうなオマンコしてるじゃねぇか。それじゃ、さっそくいただきまーす!」
「え、待って、やだ、やだ――っっ!? 離して、そんなところ見ないで。ダメ、顔、近づけないで。うそ、舐めないで――っっっ!?」
 歓喜の声とともに男が顔を股間に埋めると、すぐに舌が膣口に差し込まれて猛烈な勢いでしゃぶられ始める。誰にも触れられたことのない大切な場所を蹂躙されるおぞましい感覚に、長い銀髪を振り乱して悶えながらも、次第に甘い痺れのようなものを感じ始めてしまうシスティーナ。
 そのことに絶望を感じながらジンから視線を逸らしたところで、こちらを恐る恐る伺うクラスメイトと目が合ってしまう。慌てて顔を背け目をきつく閉じると――
「……やだ、見ないで。お願い、見ないで。見ないでよぉ……」
 システィーナは悲鳴じみた声で懇願しながら、駄々をこねる子供のように首をイヤイヤと振り続けるのだった。
 だが、彼女(えもの)のそんな哀れな姿を気にした様子もなく、ジンはひたすら秘裂やクリトリスなどをその口で貪り続ける。その執拗なクンニリングスに彼女はただ泣き悶えながら、時折腰をビクンと跳ね動かすことしかできなかった。
 そして、システィーナにとって永遠とも思える時間が過ぎた頃――不意に男が股間から顔を上げる。それからズボンのチャックを下ろして中からペニスを引っ張り出してくるなり、彼女の頭を掴んでむりやりに上半身を起き上がらせると、そのまま眼前にそれを押しつけてきた。
「さーてと、そっちの準備をちゃんと整えてやったんだ。こっちの準備も整えてもらわねえとな。おら、咥えておっきくしてくれよ。ムッツリちゃんならよゆーでできんだろ?」
(え、なにこれ? もしかして、これがオチ……なの? こんな大きくてグロテスクなものをな、舐めろって言うの? そんなの、できるわけないってば――っ!)
 目の前に肉棒を突きつけられ、思わず絶句してしまうシスティーナ。股間から伸びた太く醜い肉塊が堂々と聳(そび)え立ち、その上部では傘のように大きなエラが張っていて、おぞましさを強調している。実際はまだ完全に勃起しきってはいないものの、それでも処女の彼女にとっては充分に兇悪すぎるものだった。
 だからしっかり口を閉じると、こちらを見下ろすジンに対して――ペニスからはできるだけ目を逸らしながら――睨むような視線を送りつけてやる。絶対に口を開いたりしないと、ただ犯されるだけなら兎も角、こちらから奉仕なんてするつもりはないと決意を込めて。
 すると。
「あーらら、まだそんな目で睨んでくるか。強がってる奴が折れるのを見るのは大好きなんだけど、いちいち反抗されるのはマジむかつくんだよねオレ。ムッツリちゃんがそう来るならしかたねーな。ほれ、『ズドン』っと」
 苛立たしげに吐き捨てながら、ジンが無造作に魔術を放った。
 その指先から放たれた閃光がメガネの男子生徒――ギイブルに襲いかかり、「――っ!?」その頬をかすめて教室の壁に小さい穴を開ける。恐怖の表情のままへなへなと床に倒れるギイブルだったが、もし魔術の軌道が少しでもずれていたら、その頭が消し飛んでいただろう。
「……………………ぁ」
「うーん、残念。少し狙いが甘かったなー。……で、咥えてくれねーならもう一発撃ってもいいけど、どうするよ? もう一回外れてくれる方に賭けてみるか?」
 ぺしぺしと剥き出しの逸物で彼女の頬を叩きながら、愉快そうに訊いてくるジン。
 ギイブルと同じようにへなへなと崩れ落ちそうになるシスティーナに、そんな絶望的な賭けをする勇気があるはずもなかった。
「ごめんなさい……ちゃんと舐めますから……もうやめてください……」
 その整った顔をくしゃくしゃに歪めて、銀髪の少女は震える声で敗北を認める。それから、ぼろぼろと涙をこぼしながら目の前のペニスにゆっくりと口をつけた。
(なにこれ、すっごく臭い。うう、鼻が曲がりそう。……舐めるって、どうすればいいのよ)
 鼻を突くホルモン臭に顔をしかめながら、おそるおそる舌を這わせてみる。ざらつく感触が気持ち悪いが、なんとか耐えて舌を動かし続けるシスティーナ。ただしそれは亀頭の周辺をチロチロとゆっくり動かすだけで、到底口淫奉仕と呼べるほどのものではなかったが。
「……ダメだねー、ムッツリちゃんは。初めてのフェラでびびってんのは解るけど、もう少し頑張ってくれねーとむしろ萎えちまうぞ。さっきオレがおまえのオマンコにしたみてーに気持ちよくしてくれないとさ。だいたい、舐めるだけじゃなくて咥えろってのもさっき言ったよな。そこら辺り踏まえてちったぁ頑張らねえと――また『ズドン』だぞ。解ってんのか、おい」
(コレを咥えろって、本気で言ってるの!? ……本気、なのよね。うう、そんなの絶対にやだ。イヤなんだけど……でも、そうしないとみんなが。死ぬのはイヤ、死ぬのはイヤ。だったら、私が頑張らないとダメ? ……誰か助けて。お父様、お母様……グレン先生、助けて)
 遠くで仕事中の両親がここにすぐ来れるはずもなく、グレンも男の仲間に殺されたと聞かされた。それが本当なのかは解らないが、いずれにしろ助けが来るのは絶望的だ。それでも誰かに助けを求めてしまうのは、現状を一人では受け止めきれない彼女の弱さの表れと言える。
 さもないと、目の前の絶望に耐えるなんてできないほどに心は折れてしまっているから――
「んっ……んむ。ふぐぅ……じゅる、ううぅんっ……ううっ、ううぅ……」
 だから今は、ジンの命じるままに頑張ってペニスを咥えることしかできない。
 鼻を突く強烈な臭いに顔を歪めながら口を限界まで大きく開けると、それをできるかぎり奥まで――恐る恐る――頬張ってみるシスティーナ。途端、鼻孔へ襲いかかってくる刺激臭に吐き気が生じるが、それに耐えながら彼女は必死にペニスを口に咥え込むと、ゆっくりと亀頭に舌を這わせてみるのだった。
「どうよ、オレのチンポ汁ちょーうめぇだろ。いくらでもくれてやっから、じっくり味わって美味しく頂いときな。クケケ……」
(うう、すごく苦い。これが精液? なの……? こんなマズいの何度も味わいたくなんてないのに、どうして次から次へと出てくるのよ)
 鈴口から湧き出てくる液体――精液ではなく先走り液だが――をひと舐めして、そのエグい苦みに思わず絶句してしまう。それでも、その液体をずっと味わい続けなければならない絶望(くつう)に、その悪魔の液体を生み出すチンポに歯を立ててしまいたくなるが――それができるくらいなら、はじめから苦労はない。
 だから、彼女は咥え込んだモノに歯を立てないように気を配りつつ、少しでも男が満足してくれるように先走り液を次々と処理しながら、肉棒のあちこちに舌を這わせ続ける。そうして艶めかしい鼻声を出しながらフェラチオ奉仕を続けているその最中に、
「んんっ……んんん……れろ、れろ……ちゅぷ……ちゅぱ……うぅん……はぁ、はぁ……」

 アツい――と。

 不意に、彼女の脳裏にそんな一語が過ぎった。
 事実、システィーナが今咥えている柔らかな――ただし、竿の部分はとても硬くなりかけている――肉の塊はとてもアツく、灼けるような熱を発している。その熱に触れているせいか、舌や口内もとてもアツく感じられるのだ。だけど不思議なのは、ペニスには触れていない剥き出しの股間や腰の辺りまでもアツいと、そう感じてしまっていることだった。そう、まるでなにかに疼いてしまっているように――
(気のせい……よ。こんなのずっと舐めさせられてるせいで、頭がぼうっとし過ぎてるだけ。だから妙な感じがしてるだけ、それだけなんだから……っ!)
 そう自分に言い聞かせることで身体の変調をごまかしながら、彼女は舌を動かすことをやめようとはしない。それは意識してのものというよりも、自然で無意識な行為のように見えた。
 亀頭や鈴口のみならず、カリ首や裏筋の辺りにも熱心に舌を伸ばして男性器を舐め上げる。紛れもなくそれは、口淫奉仕と呼んでいいものだった。
 だからだろう。システィーナの舌によって快感を与えられたペニスが、彼女の口の中でむくむくと大きくなっていく。完全に勃起したソレはシスティーナの口には――咥内の隙間を埋め尽くすほどに――大きすぎて、顎を限界まで開いているのに正直持て余すほどだ。
 それでも苦労しながら舌を動かし続ける彼女に、
「ううんんっ。……んむむ……むぅ……ぷはぁっ……ちょっと、大きす――ぎっ!?」
「舐めるのには慣れてきたみてーだな。じゃあ、そろそろ咥える――つか、しゃぶる方も覚えてみようぜ。遠慮は必要ねえからな。……おらおら、チンポに歯は立てんなよー」
 男は銀髪ごと頭を鷲掴みにすると、喉奥目がけて怒張を突き立ててきた。あまりの苦しさに嘔吐(えず)きかけるが、それでも男は容赦なくイラマチオを強要してくる。
 何回、何十回と往復を繰り返すペニスに歯を立てないようにするのが精一杯のシスティーナだったが、彼女の口腔を性器代わりに使っ(犯し)ているジンがそれでも充分な快感を覚えているのは、その表情がとても満足そうに弛んでいることから明らかだった。
「んぐっ、んぐっ……んむんんっ……んんんん……っ!?」
(息、できなっ……こんなの、続けられたら、死んじゃうっ。……助けて、誰でもいいから……お願い、誰かっ……!)
 涙をこぼしながら心の中で悲鳴を上げ続けるが、それで男の腰の動きが止まるわけもなく、ただ喉の奥に兇器を叩きつけられる痛みと咥内を蹂躙する肉棒の硬さや大きさを味わい続けるしかないシスティーナ。
 だが、喉奥に陰茎を打ちつけられた際に先走り液を呑まされてしまったり、鼻孔を通って脳髄まで犯してくるホルモン臭に思考能力が削られているうちに――その表情は痛みや屈辱に苦しんでいるものから、次第に蕩けそうな恍惚めいたものへと変わってしまうのだった。
 そして。
「いいねムッツリちゃんよ、おまえの口マンコなかなかい~い感じだぜ。御褒美にたっぷりとミルク射精(だ)してやるから、ちゃんと全部美味しくいただいときな。……おらおら、そろそろ出すぞ――っ!」
 口の中でビクンビクンとペニスが激しく震えるのと同時に、叫びながらジンが両手でシスティーナの頭を押さえつけてくる。そしてひときわ大きく膨らんだかと思うと、一気に弾けたペニスの先端から吹き出してきた精液が、喉の奥まで大量に流れ込んできた。
「んんんんんん~~~~~~っっっっ!!!!? ……ごほっ、ごほっ……」
 濁流となって押し寄せてきた精液の一部は喉をすり抜けて、食道から胃へと――咽頭を灼き尽くしながら――吸い込まれていく。それでもそのほとんどは口内に取り残されて、行き場をなくしたまま口腔を埋め尽くした結果、耐えきれず彼女は床にすべて吐き出してしまっていた。
「あーあ、みんな吐いてやんの。ちゃんと全部いただいとけって言ったはずなんだけどなー。御褒美にミルクたっぷり出してやったってのに飲んでくれねーなんて、オレ超傷つくわー。……てことで、あれだ。お仕置きとして、ムッツリちゃんには今から下の口に好きなだけオレのミルクを飲ませてやることにしたから。せいぜい覚悟しときなー」
 そう嘯くジンの股間では、射精したばかりだというのに逸物がギンギンに勃起している。
 引き裂かれた制服の隙間からふたつの小さな果実を剥き出しのまま、半裸の状態で――口から白濁液を涎のようにこぼしながら――ぼんやりとそれを見上げるシスティーナ。彼女のその股間では、銀色の薄い下草に囲まれた開きかけの紅い花びらからこぼれ落ちた雫が太股へと滴り落ち、その白い肌を汚していくのだった――
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