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【アンケート実施中】 ToHeart2のヒロインルートについて
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クマ紳士
[向坂環ファン倶楽部]

私がこれを見つけたのは、偶然に等しい。
ネットサーフィンをして、素人者のAVの子が気になり、調べていたら偶然検索にヒットしたのだ。
いや、本当に偶然だろうか? 私と同じ種類の人間が彼女の後ろ姿を追い、こうして足跡を残してくれたのかもしれない。
サイトに踏み入れば、会員登録を促すページに飛ばされた。
どうやらこのサイトは会員登録しなけるば利用出来ないらしい。
私はあの子の事を少しでも知りたいと、軽い気持ちで会員登録をクリックする。
この時点で悪質なエロサイトならば、金額を請求される画面などになるが……このサイトは違うようだ。

「なになに……あなたは向坂環を知っていますか?」

会員登録へと進むはずが、真っ白な画面にいきなり質問だけが浮かび上がった。
私は不思議に思いながらも、文字の入力画面に″知っている″と答えた。
画面に一度読み込みが掛かり、どうやら次に進んだようだった。

「また質問か? えー……会った事はありますか? 会った時の詳細を詳しく……会ったこと? いや、会った事はない、かな」

正直に答えるべきか悩む。質問ばかりだが、暇つぶしには丁度良いと思った。
オナネタに使った子のサイトで、こんな奇妙な質問ばかりをしてくるなんて、特別な何かがありそうだった。

「……よし。以前、彼女に痴漢と間違われた事が、あるっと……」

口からの出任せだが、軽い接点でもあれば良いのかと自問しながら、文字を打ち込む。
すると、また読み込みが掛かり、そこから一度別のページへ飛んだ。

「なになに……あなたは向坂環に復讐したいですか? 復讐? 随分物騒だな……あ、この質問は任意みたいだ。他にもいくつか…………お!」

ズラリと並べられた質問の中に、それだけ異質を放つ問いかけがあった。
私はその質問を見て、瞳を輝かせてしまった。
″サイト利用後に、向坂環の利用券が与えられますが……すぐに使用したいですか?″
なんだソレは! 利用券だって!? まさか、あの子を呼べるのか!

鼻息荒く、画面に張り付く。

詳細は書かれていないが、その文字を見るだけで期待が高まった。
そこからはただひたすらに画面に釘付けだった。
この子を呼べる。抱けると考えただけで、何もかもどうでも良くなり、文章を流し読みして利用規約を飛ばした。
必須事項のみを記入し、登録ボタンを押すと……ようやく、ようやく……サイトにログイン出来た。

……どこだ……どこだ? 利用券とやらを使えるのは!

サイト自体はシンプルだったが、興奮した私は目が欲に曇り、彼女の利用券の使い道が分からなかった。
掲示板を見て、使い方を教えてくれ!とまで書き込んでしまい、同じ登録者共に笑われてしまった。

『名無しさん:必死すぎワロタww 利用券は一ヶ月事に一枚貰えるから、使えなきゃ増えてくし。たまちゃん使いたいなら、予定表見て、予約入れろよwww』

馬鹿にされていたが、本当の事を書き込みしてくれる奴もいた。
そいつの書き込み通り、彼女の予定表のページを見つけた時は喜びで胸が打ち震えた。

「……クソ! 今月埋まってるじゃないか!」

はやる心は、スグにでも彼女を呼びたい欲求に駆られたが、規約違反は即効除名だ。
こんな非合法なサイト、いつ潰れるか分からない。
こんなチャンスは、逃せば二度とないだろう。

「来月の予定表は……ないのか」

掲示板に戻り、書き込みを1から読むと、どうやら彼女の予定表は一ヶ月事に決まるらしい。
月末に新しい予定表のページが出来、彼女の予約が始まる。
サイトの決戦の日と呼ばれる予定表争いは、管理人がランダムに実施する為、日付けまでは分からない。

……クソ! ふざけんな! これじゃあ、また使えないかもしれないじゃないか!

書き込みによれば、予定表が更新されるといつも数時間で月の予定が決まるそうだ。
まるで当選通知のように、予約が成功した奴には詳細希望メールが送られて来るらしい。

……妬ましい。羨ましい。俺みたいな40代近いオッサン、現役女子高生と知り合う機会自体ないのだ。

援交や出会い系は、二度程詐欺にあったことがあり、もう二度と使いたくない。
このサイトも目的は似たようなものだが……金銭は発生しない。
ただ単に、彼女が一ヶ月男達の性欲の捌け口になるのだ。

……あー。早く抱きたい。この女の子を。毎日抱かれてしまっているようだが、このサイトの利用者達は彼女を自分達のものだと思っている。
マンコが黒紫色に変色し、ビラビラがはみ出した使い古しの物だとしても……乳首もすっかり伸び、同じく変色してしまっても……やはり女を抱きたいのだ。
特にこのサイトの登録者達は、彼女に恨みを抱く者が多いらしい。
私はリアルの彼女と会った事はないが、掲示板を見る限り、以前はかなりのじゃじゃ馬だったようだ。
それが今や、サイトの住人の言いなり。ハメ撮りも断れず、動画を取られて犯されても……次の日には、新しい登録者の元に向かう。

強いのか、弱いのかよく分からない女の子だ。

掲示板は私にとって、妬みの対象者だらけだった。
彼女を犯し、好き勝手言いながら、穴が緩くだっただの、次は何をさせるかだの……自分達の物だと言う事をアピールする。
私は掲示板に毎日投稿される、彼女の写真やプレイ内容をオカズに日々を過ごしていた。
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