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【アンケート実施中】 向坂環に似合う衣装は?
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作:クマ紳士連絡
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2018/07/13
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ー4月19日ー

「あー、かったりぃなぁ。学校サボれば良かった」

昨日は彼女面のブスに振り回されて散々だった。
今年の春から付き合い始めたが、身体がそこそこだから抱いてやったものの中々にめんどくさい女だった。
去年別れた女も似たような女だったし、やっぱり身体で選ぶと性格はイマイチらしい。
顔もパッとしねえし、身体ってもそこそこレベルってだけだし……はぁ、マジだるいわ。

「あ、河野くぅん。ちょっといい?」

間延びした声が聞こえ、ぼんやりと教室を眺めていた俺はついつい声の主を目で追う。
見れば茶髪を片側で纏めた女生徒がクラスの男子に声を掛けているようだった。

……委員長か。あれ? 委員長って男子苦手じゃなかったっけ?

ぼんやり見つめた先で、クラスの男子と親しげに話す学級委員長。
小柄で華奢だが人一倍真面目な性格で、学級委員長になった小牧愛佳。
愛らしくおっとりした性格で、クラスのマスコット的存在だ。
しかしよく見れば顔も整ってるし、身体もそこそこムッチリとしていて抱き心地が良さそうだ。
男子をあまりに遠ざける為、以前まではスルーしていたが……話せるならチャンスはあるかもしれない。
ムクムクと自分のモノにしたい欲求が溢れ、席を立とうとするとタイミング悪く委員長は男子との会話を終わらせたようだった。

「河野君、ありがとうございます。参考になりました」

頭を下げて教室を後にした委員長は、どこかに行くようだ。
丁度いいと、俺も席を立ち教室から廊下に出ようとすると誰かに呼び止められた。

「ごめんなさい、河野君いるかしら?」

「はあ? 河野ならーーッ!?」

いつもなら無視するはずが、たまたま呼びかけられた相手に反応してしまった。
委員長を追いかけようとした矢先に声を掛けられ、苛立っていた為かもしれない。
睨みつけるように声を掛けて来た相手を見て、驚きに目を見開く。

「? いるかしら?」

……核兵器かよ。

腰まで届く赤い長髪。それだけでも目を引くが俺は顔を飛ばして、その身体に目が虜になった。
学級指定の白い体操服+紺のブルマに身を包んだ姿の女生徒は反則的なまでのエロさだった。
体操服の上からでも分かる巨乳。盛り上がった胸元はとても主張が激しく、女生徒が呼吸する度に揺れているようにすら見える。
さらには紺のブルマは切れ込みが鋭く、ムッチリした太ももを美しく引き出しブルマのスリットは分かっていても抗えないエロさがある。

……ケツ見てぇ……!

横から覗き込もうとしていると、すぐ様相手の目が鋭く尖った。

「……もういいわ、あなた。どいて」

女生徒は長髪を翻し、俺の身体を押し退けて教室に入った。

「たかぼう、いる?」

「あれ? タマ姉、どうしたの?」

先ほど委員長と話していた男子を見つけると声を掛ける。
親しげに話す2人から目を離せず、教室へと戻った。
入り口で視線を向けていても怪しまれるなと、自分の席へと戻った。
タカ坊と呼ばれた男子は、よく見れば河野貴明という女が苦手だとか噂されている奴だった。
俺とは正反対の人種過ぎて、全く話した事がない。
俺は窓側の真ん中辺りの席だが、河野の奴は中央の真ん中の席。
近すぎず遠すぎずといった距離。

「あの子達、迷惑掛けてない? タカ坊のクラスにまで押し掛けて来てないかと思って」

胸の前で手を組む女生徒。タプンとした巨乳が腕に乗っている。

「大丈夫だよ。タマ姉が心配するような事は起きてないから」

後ろ頭を掻きながら話す河野に、そう? と半信半疑な表情を向ける女生徒。
おそらく上級生らしい女は、タマ姉と呼ばれていて、河野の姉のようだった。
なんつーエロい姉ちゃんだよ。よく見たら顔もイイし。足なげえし。モデルとかやってんのか?
手足はスラリと長く、そこらの読モなんか目じゃねえ。
今まで俺が付き合って来た女達とも一線を画しているし、是非ともお近付きになりたい女だった。

……クソ、こんな事なら河野の奴と話しとくんだった。まさかこんな美人の姉ちゃんがいるなんて!

机の下で悔しさから拳を握る。こんな身近に最高の素材があったのにみすみすチャンスを握りそこねた。
今からでも遅くはないだろうかと、二人を見ていると、

「タカ坊、ごめんね。迷惑掛けて。もし何かあったら私に言って、ね?」

「そんな心配しなくていいよ。大丈夫だからさ」

河野の姉ちゃんは河野の手を取って何やら真剣に話し込んでいた。
会話の内容はよく分からないが、何やら頼み事らしい。
ふと教室にいる連中に目を向ければ、男子や女子共が遠巻きに二人を見ていた。
やはり、河野の姉ちゃんはとても人目を引くのだ。
その刹那だった。河野の返事に気分を良くしたのか、この女はあろうことか、

「あ〜もう! タカ坊ってば可愛いんだから! ぎゅう〜!」

「わ、ちょッ!? な、なんでさ! だ、駄目だよ人前で!?」

いきなり河野の奴に正面から抱きつく女。
愛おしそうに河野の頭を巨乳に押し当て、力強く抱きしめていた。
河野の奴は恥ずかしがりながらも、顔が緩み、じたばた暴れてはいるが嬉しそうだ。

……はあ? なんだコイツら! 見せつけてんじゃねえぞ!

羨ましい光景を目の前でされ、怒りで頭が沸騰しそうだ。
河野が暴れる度に巨乳が型を変え、頬擦りすらする女は人目もはばからずに抱きついていた。
まるでバカップルのイチャイチャを目の前で見せられている気分になり、こっちとしては最悪の気分だった。

くそ! マジ羨ましいぜ。あの巨乳、俺なら今すぐ揉みしだいてやるのに!

重量感たっぷりの胸は、河野の頭をパイズリしてやってるかのように谷間に押し当てていた。
周りの男子共も羨望の眼差しで見ている。気付かないのか無視なのか、女は全く気にした様子はない。

「た、タマ姉離してよ! 皆見てるし!」

「もう少しいいじゃない。タカ坊エネルギー補充〜!」

ぎゅう〜! と声を上げながら、女は益々河野の身体を抱いた。
腹が立ち過ぎて我慢の限界に達した俺は一言言ってやろうと席を立った。

しかし、その瞬間。

「あん! こら、暴れないの! そんなに暴れたら……ひゃんッ!」

色っぽい声を上げたと思ったら、河野の姉ちゃんが抱きつくのを止め、河野から離れた。
さらには胸元を隠すように抱き、周りの目を気にしている様子だった。
河野の奴も女の様子に違和感を覚えたのか、心配そうに名を呼ぶ。

すると、

「……もう。タカ坊が暴れるから、ブラのホックが外れちゃったじゃない」

……なん、だと!?

周りの奴らは知らないが、俺の耳にはボソリと呟かれた女の台詞がはっきりと聞こえた。
河野の奴も聞こえたようで、顔を赤くし言葉を失う。
河野の姉ちゃんも、流石に言葉を失い頬が赤く染まっていた。

「もう行くわ。じゃ、じゃあね。タカ坊」

胸元を隠しながら、そそくさと教室を後にする河野の姉ちゃん。
なんつーエロい女だと、改めて感嘆の息が漏れてしまう。
河野同様、呆然と見送ってしまった俺を誰が責められようか。
あんなイチャイチャのあと、体操服のエロ姿でブラが外れたと言われたら、つい妄想してしまうに決まっている。
ブラが外れたまま体育の授業なんて受けていたら、あの巨乳が大暴れ。
授業なんてそっちのけで、あの姉ちゃんを見てしまうだろう。

……まあ、普通はどっかで直すだろうけどな。はあ……やべえ、抜きたくなってきた。

トイレにでも言ってヌいて来るかと席を立てば、廊下から戻って来た男子が俺とすれ違った。

「なんだ、姉貴の奴? 珍しく逃げるように走って行きやがって。変なもんでも食ったのか?」

……姉貴?

声の主を見れば、俺の前の席に座る向坂だった。
いつも女の尻を追いかける奴だが、顔はそこそこ整ってるのに口がチャラ過ぎてフラれてばかり。
加えて変な趣味も持ってるし、馬鹿な奴だといつも思う。

「向坂、あのエロボディの先輩、お前の姉ちゃんなのか?」

向坂は一瞬不思議そうに首を傾げたが、すぐに首を横に振る。

「やめとけやめとけ。ありゃゴリラだぜ? 気に入らない男を潰すのに、少しも躊躇いがねえ」

肩を竦めて笑われ、こっちの考えを見透かしたような台詞を吐かれた。

「なに、そんなにつええの? お前の姉ちゃん?」

「つええつええ。俺なんか何回頭割られかけたか」

席に座り直した俺の前の席に向坂も座る。
歯を見せて笑う向坂は、楽しげに自分の姉のエピソードを交えて苦労話を始めた。
確かに聞けば聞くほど、危険な女のようだ。

……しかも、河野のやつが好き、なんだろうな。

俺の好みドストライクの巨乳女だが、手を付けられない怪物は手に負えない。
もう面倒な女はこりごりだと、俺は向坂の姉ちゃんから手を引く事を決めた。
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