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番外編2
作:ブルー
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2018/05/28
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 南ちゃんの新しいグラビアが出たので買った。
 前回はマンガ雑誌だったが、今回は【美少女発掘マガジン】という男性向けのグラビア誌だった。
『Aカップボディのフレッシュ美少女・スペシャルグラビア!!』と書かれて、オレンジ色のワンピースタイプの水着姿をした南ちゃんが撮影スタジオで横向きで写っていた。顔はこちらを向いて、自然な表情をしていた。
 写真の端っこには前回と同じカメラマンの名前が記されていた。
 2ページ目では、『今年の夏は海に行きたいという浅倉南ちゃんを男達が放っておくはずがない』という説明とともに、両腕を伸ばしてバンザイをした南ちゃんが、上体をやや横に傾けている写真があった。ちょっとおどけているふうにも見える。
 気になったのは水着にうっすらとあばらが浮いた体のラインだけでなく、股間のスリットが透けていたことだ。
(サポーターをつけずに撮影したのか)
 カメラマンと2人きりで「サポーターをつけずに撮影してみようか」と説得されている場面が想像できた。きっと撮られながら褒められまくったはずだ。2度目の撮影なので南ちゃんもある程度相手を信頼していただろう。
 3ページ目は片手でボールを掲げて、無邪気な笑顔でY字開脚している写真だった。
『カメラマンがお願いすると、浅倉南ちゃんは笑顔で開脚してくれた』と書いてあった。
 レオタードではないので胸元が開いていてセクシーだ。
 床にあぐらをかいて座って髪をかき上げている仕草や、リングを使って後ろに反り返った技、お尻の食い込みを直している場面など、個人的にエロいなと思ったのは、南ちゃんが水着の肩紐をずらして右肘を曲げて、なだらかな横乳と脇を見せているポーズだった。
 ふわりとしたセミロングの髪を揺らして、まっすぐな瞳でこちらをじっと見ている。脇フェチにはたまらないカットだと思う。男ならベロベロ舐め回したくなる脇を惜しげもなく披露していた。
 後半では、ドアが半分開いてその先で南ちゃんがワンピースの水着を今まさに脱ごうとしている後ろ姿の写真があった。腰を屈めるようにして水着が下げられ、ほんのわずかな横顔としなやかな背中のほとんどが見えている。
(着替えを盗撮しているという設定のつもりなのか。変態カメラマンが考えそうなシチュだ)
 きっと控え室には隠しカメラなんかもあったに違いない。
 続いてアーミー調のハーフパンツにサスペンダーの格好をした南ちゃんが、正面を向いて両手を頭の上で重ねている写真があった。
 おしゃまな笑顔をしているが上半身は完全に裸だ。サスペンダーのベルトがギリギリ乳首を隠している。きっとこれもカメラマンが用意していた衣装なのだろう。ページが進むごとに南ちゃんがどんどん大胆になっている気がした。私はどうしてそんな格好で撮影されていても屈託のない笑顔でいられるのか、南ちゃんの気持ちがわからなかった。
『生着替えの後、サスペンダー姿でいろいろとポージング。スタジオに音楽が流れると浅倉南ちゃんはそれに合わせて軽やかに踊りはじめた』と書いてあった。
 私はサスペンダーとハーフパンツだけの格好でスタジオで踊っている南ちゃんを想像した。男に見られていることを意識した顔だった。
 鏡越しにカメラマンと思われる男に肩を抱かれている写真。最後のカットでは一糸纏わぬ姿になった南ちゃんがベッドに四つん這いになり、眉間にしわを寄せて苦悶の表情を浮かべていた。まるでバックからセックスされているかのように色っぽい。肩から背中にかけてじっとりと汗ばんでいた。
(ほとんどハメ撮り写真だろ、これは)
 ページを開いた手はじっとりと汗が滲んだ。それぐらいリアルさがあった。


 日曜日、南ちゃんは西村とデートに行くことになった。
 当日、南ちゃんはノースリーブのシャツにチェック柄のロングスカートだった。
 嫌な相手とのデートとはいえしっかりおしゃれをしていた。
 南風で待ち合わせて映画館へと向かう道すがら、西村はさっそく南ちゃんの腰に腕を回すふりをしてお尻を触っていた。
 私は2人のうしろを尾行していた。
 南ちゃんは何度も手を払おうとするのだが、その度に西村はスカートのお尻を撫で回すようにタッチしていた。とにかくしつこい。西村の性格がよく表れていた。
 南ちゃんも大変だな、と、私は思った。
 映画はラブロマンス物だった。
 案の定というか客席はガラガラだった。他に4~5人いるだけだった。
 西村と南ちゃんは後ろの方の席に並んで座った。
 私は気づかれないように少し斜め後ろの席に座った。
 南ちゃんは西村が隣に居ないかのようにスクリーンをまっすぐ見ていた。たぶん映画に集中して無視しようとしていたと思う。
 中盤のラブシーンに差し掛かると、暗闇の中で西村が何やらモゾモゾと動き出した。
「や、やめてよ、西村くん……」
「はあはあ、いいだろ少しぐらい」
「いやっ、南っ……!」
 南ちゃんの切羽詰まった声だ。
 目を凝らして見ると、西村が南ちゃんの膝を開かせてスカートの奥を触ろうとしていた。
「膝開いてよ、南ちゃん」
「……デートをするだけっていう約束よ」
 もはや映画どころではない。南ちゃんは必死になって西村の手を押さえようと防戦していた。
「だめだってば」
「ハアハア、南ちゃんの体からいい匂いがする」
「そ、そこはーー、はああっ」
 だんだんと声がうわずってきて、ついに大人っぽい声に変わった。
 南ちゃんの腕を逆に絡め取った西村がノースリーブの脇をペロペロ舐め回しながら、強引に膝を開かせてスカートの奥に右手を突っ込みアソコを弄くり倒していた。
「ハアハア、南ちゃんの脇だ」
「や、やだぁ」
「アソコも濡れてるね」
「ウソよ」
「ほら、俺の指が湿ってるでしょ、ヌフフ」
「ああーーっ……だめぇ、南っ」
 控え目な糸を引くような声だ。
 映画の音声に混じって南ちゃんの「あんっ、あんっ……」という声が聞こえている。
 西村はさらに大胆になると、南ちゃんに覆い被さるようにしてシャツをめくって控え目なバストの乳首をチュパチュパと吸い立てた。
「ハアハア、嬉しいよ。俺でも感じてくれてるんだね」
「ちがうわ、南っ」
「南ちゃんのここ、グチュグチュ音がしてる」
「ああっ……」
 クチュクチュという音が私の所まで聞こえてきた。
 座席に座っている南ちゃんの頭ががっくりと下がった。表情が見れないのがとても残念だった。
「南ちゃんが俺の指で……ムフフ」
「はぁはぁ……西村くん……」
「もっと感じさせてあげるからね、南ちゃん」
 たぶん西村の太い指で膣の中をかき混ぜられたはずだ。
 暗闇の中で、南ちゃんの首ががっくりと横に倒れた。
 エンドロールが始まると南ちゃんは西村を両手で押して、服の前を押さえるようにして走ってドアを出て行った。
 西村は「ムフフ」と自分の指先を眺めてご機嫌な様子だった。
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