作者：しょうきち ＜＜　前　　パワフルメモリアル (2/14)　次　＞＞ 　 あれから土日が明け、 全校を巻き込んだ活況は忘れ去られ、きらめき高校にはいつもの日常が戻って来ていた。　公人はというと、学園生活をほどほどに過ごし、時たま女の子に声をかけ...

作者：しょうきち ＜＜　前　　パワフルメモリアル (1/14)　次　＞＞ 　季節は初夏、7月下旬。　灼熱のような熱気に包まれた、ここはきらめき市民球場。ここでは毎年、一枚しかない甲子園行きの切符を懸けて、球児たちが鎬を削り合う。　そして今年も、ま...

作者：しょうきち 　きらめき高校一年の高見公人は、野球部マネージャーである虹野沙希の誘いにより野球部へ入部し、甲子園を目指すことになった。　たがそれは、凡そ尋常ではないパワフルな野球生活の始まりであった。 （２０１９年０９月１０日投稿） 【...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (7/7)　次　＞＞ 朝食を済ませると、もう日はすっかり登っていた。 「ん……」食膳が片付けられ、再び二人きりとなった部屋の中、私はビアンカさんと別れを惜しむように、最後の抱擁を味...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (6/7)　次　＞＞ 翌朝 「おはよ。よく眠れたかしら？」外からは雀の鳴き声が聞こえてくる中、眠い目を擦りながら頭を起こすと、浴衣からこぼれ落ちそうな双球が、目の前に飛び込んでき...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (5/7)　次　＞＞ 浴衣に着替え、部屋に戻ると、既に豪勢な食事の支度が出来ていた。「さ、召し上がれ」彼女の給仕による食事は一層美味しく感じられた。食事を終えて暫くすると、彼女...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (4/7)　次　＞＞ 「せーの、ドン！」 手を繋いで一緒に浴槽に飛び込む。ざぶんという音と共に、大人二人分の水飛沫が上がった。湯気が晴れると、浴槽からはこの辺りの山景が一望できる...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (3/7)　次　＞＞ 「それじゃ、付いて来てね」 再び誘う様に揺れる尻を眺めながら、今度は温泉へと向かう。温泉のある階は先程受付を済ませた階よりも下、地下一階にあった。地下一階と...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (2/7)　次　＞＞ 人口もそれほど多いわけではないが、この村は質のいい温泉が湧いている事で有名で、繁忙期にはかなりの混雑を見せるそうな。村の中央に位置する大きな温泉宿は、建物...

作者：しょうきち ＜＜　前　　幻想風俗体験記② ～山奥の温泉宿にて～ (1/7)　次　＞＞ 暖かな初夏の日差しに照らされながら、その日は都会の喧騒を離れ、のんびりと緩やかな山道を歩いていた。 港に面した大規模な商業都市、サラボナから北東方向に歩き始...