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【感想】僕の心のヤバイやつ【マンガ】

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現在アニメの第二期が放送中のマンガ。

陰キャの市川京太郎と、同じクラスでスクールカーストの頂点に立つ美少女・山田杏奈の恋を描いたラブコメ作品。
はじめは山田のことを殺したいと妄想していた市川が、実は好きの裏返しだったことに気づいてから、どうせ手が届くはずがないと半分あきらめている姿がリアルな中学生っぽい。
全編を通して市川の目線で描かれていて、山田がなにを考えているのかわからないのがポイント。
2巻の図書室で手を握りしめるシーンが見開きカットになっいて、市川のことをはじめて異性として意識した様子が描写されている。
そこから山田が積極的に距離を縮めようと努力するが、自己評価の低い市川はそのことにまったく気づかない。
クリスマスイヴに、マンガの続きを貸す口実に山田に呼び出されて帰りに手を繋ぐシーンは心がほっこりします。
こんな中学生生活を送って見たかった!
もう遅いけどね。
学生時代にモテなかったおっさんにぜひ読んでほしい。
(一言でいえば山田みたいな女の子は世界中を探してもいない、だからこそ読者の想定を超える展開があって面白い)

注意点としてはアニメよりも絶対的にマンガの方が面白いということ
アニメだとテンポが悪いため、市川の痛いところばかりに目がいってしまう。
1・2巻はよくある平凡な男子生徒がクラスで一番の美少女と付き合うマンガかなーって思ってたけど、3巻から急激に面白くなりました。
(アマゾンで1・2巻を無料で読める)
ネガティブな市川の頑張りよりも、ヒロインの山田がどうにかして距離を縮めようと努力している姿がいじらしい。
作者が女性の場合、男キャラが必要以上にかっこよく描かれがちだけど、この作品では逆になっている。(逆に作者が男性の場合、男の理想を詰め込んだようなヒロインが描かれる)
周りにいるクラスメイトらもいい味を出しています。
小さなコマの表情も見逃せない。
女子同士の生っぽい会話はさすが。男子の下ネタ系もうまい。
この辺はギャグマンガ畑を歩いてきた作者のセンスがすばらしい。
あまりマンガを読まなくなったけど、最近だとまちがいなく1番ハマりました。

現在9巻まで発売されていて、アマゾンでは6000を超える高評価がついています。
通常、巻数が進むにつれて高評価の数字はなだらかに下がる傾向があるのに、この作品は6000→7000をキープしている。
ちなみに似たような作品の『古見さんは、コミュ症です』だと、1200→700ぐらいで推移してる。

作者の桜井のりおさんは『みつどもえ』の作者です。
アニメ化されたので知ってる人も多いはず。

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