ブルー– category –
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オディリックサブタ
4.勉強会
週末の夜――。 詩織の部屋を、幼なじみの高見公人(たかみ・なおと)がおとずれていた。 床にテーブルを置いて、そこに参考書とノートを開いて勉強会をしている。 窓の外は家の灯りがともり、東の空には夏の大三角形が見えていた。 詩織は耳元の髪... -
オディリックサブタ
3.ハヤシ先輩
5月の大型連休明け――。 きらめき高校の校門では、授業を終えた生徒たちが思い思い家路へとついている。 職員室での用事を済ませた詩織は、下駄箱でローファーに履き替えると美樹原愛を待たせている場所に急いだ。「おまたせ、メグ。先生と話してて遅... -
オディリックサブタ
2.遊園地
当日、高見公人(たかみ・なおと)が遊園地の入り口前に到着すると、すでに詩織と美樹原愛(みきはら・めぐみ)、ハヤシの姿があった。 「公人、遅刻よ」 詩織が手招きをして呼ぶ。「ごめん。起きたら時間ギリギリで焦った」「目覚ましをセットしなかっ... -
オディリックサブタ
1.連休前
新しい学年に慣れてきた5月の連休前―― 都内、きらめき高校。 HRを終えた2-A組の教室では、授業から解放された生徒たちが友人と雑談して自由を満喫している。 高見公人(たかみ・なおと)は、自分の席で鞄に教科書類を詰めて下校の準備をしてい... -
オディリックサブタ
オディリックサブタ
作者:ブルー 親友の美樹原愛がチャラ男先輩と交際をはじめ、詩織は困惑する。 2021年 連休前 遊園地 ハヤシ先輩 勉強会 部室 放課後 夕子 プール マンション ドラッグ エンディング -
こんな藤崎詩織はいやだ
9.こんな悪ガキはいやだ2
<<前へ こんな藤崎はいやだー9- 次へ>> 週末、詩織の家でマセ吉を預かることになった。 前回のこともあり、話を聞いたなおとは憤りを隠せない。「断ったはずだろ」「そうなんだけど、ママが勝手に引き受けちゃったの」「ったく、ほっとけばい... -
こんな藤崎詩織はいやだ
8.こんなエンディングはいやだ
<<前へ こんな藤崎はいやだー8- 次へ>> 夜、詩織の部屋。 床に置いたテーブルの上にノートと参考書を広げる。 勉強の合間、詩織の肩を抱いた。「この問題は……」「すこし休憩しようぜ」「だめ。まだ勉強の途中でしょ」「ちょっとぐらいいいだ... -
こんな藤崎詩織はいやだ
7.こんなヒロインはいやだ
<<前へ こんな藤崎はいやだー7- 次へ>> 金曜日の放課後。 青々とした街路樹沿いの通学路を詩織と並んで下校する。「夏休みには泊まりで海水浴に行こうぜ」「泊まりで?」「来年は受験生だろ。お金ならバイトで貯めたのがあるしさ」「そうね。... -
こんな藤崎詩織はいやだ
6.こんな主人公はいやだ2
<<前へ こんな藤崎はいやだー6- 次へ>> 撮影の帰りに詩織をラブホテルに誘った。 体にバスタオルを巻いて、緊張した表情でシャワー室から出てきた。 お互いなにをしゃべっていいのかわからない雰囲気だった。 裸の詩織をベッドに寝かせて…... -
こんな藤崎詩織はいやだ
5.こんな友人はいやだ2
<<前へ こんな藤崎はいやだー5- 次へ>> 風呂を覗いていたのは詩織にバレてた。 当然といえば当然だ。 紆余曲折あったけど、詩織とキスをするのに成功した。 学校帰りに、詩織の部屋でだ。 これもいろいろと経験してきたおかげ? 胸を揉... -
インビシブル
9.アイドル藤崎詩織
「はあ、んむっ、はっ、ちゅっ、ぴちゃ……」 高級マンションの一室に、水蜜の絡まるひそやかな吐息が充満している。 詩織は制服のスカート以外は全裸になって、しなりと体を斜めに崩しNの股間に美顔を埋めていた。 右手でシャフトをあやしながら、陰嚢... -
インビシブル
8.屈辱の本番撮影
ラストシーンの撮影がはじまった。 「準備おねがいします」 関係者以外完全シャットアウトの撮影スタジオにADの声が響く。 両手を膝に置いて、チェアーに座っていた詩織が静かに立ち上がった。 うつむいたまま腰紐をほどく。羽織っていたガウンを...