ボーダーライン– category –

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　次の日の朝、家の前の道路に出たところで玄関が開いて、制服姿の詩織が学生鞄とスクールバッグを手に姿をあらわした。「お父さん、待って」　さらさらの長い髪をなびかせて小走りに駆け寄る。　セ...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　あれから１週間がすぎた。　以前と変わらない生活が戻ってきた。　朝、スーツを着て会社に出勤し仕事をこなして帰宅。親子三人で食卓を囲む。　詩織との関係に変化はない。表面上は。　会話は自然...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　父親の多くが家族写真をスマホの待ち受け画面にしているように私のスマホの待ち受け画面には詩織の写真がある。　きらめき高校に入学した日に校門のところで撮影した。　昨日のことのように覚えて...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　詩織の背中を押して部屋に入る。　ドアにカギをかけた。（本当に来てしまった）　心臓がバクバクと音を立てている。　まるでＡＶみたいなシチュエーションだ。自分の娘とラブホテルに来るとは。　...

作者：ブルー ＜＜　前　　ボーダーライン　　次　＞＞ 　青空が広がった、平日の午後３時すぎ――。　会社を早退した私はタクシーできらめき駅へと向かった。 　商業施設のビルに囲まれた街並み。大型ビジョンでは最新映画のＣＭが流れ、夏の装いをした人で...

作者：ブルー 偶然、詩織のスマホに不審な履歴を見つけた父親は別人になりすましてデートをする。 ※途中連載終了（２０２２／０８／２５） デート 秘密 父と娘 夜這い プレゼント