こんな藤崎詩織はいやだ

こんな藤崎詩織はいやだ

9.こんな悪ガキはいやだ2

<<前へ こんな藤崎はいやだー9- 次へ>> 週末、詩織の家でマセ吉を預かることになった。 前回のこともあり、話を聞いたなおとは憤りを隠せない。「断ったはずだろ」「そうなんだけど、ママが勝手に引き受けちゃったの」「ったく、ほっとけばいいのに...
こんな藤崎詩織はいやだ

8.こんなエンディングはいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー8- 次へ>> 夜、詩織の部屋。 床に置いたテーブルの上にノートと参考書を広げる。 勉強の合間、詩織の肩を抱いた。「この問題は……」「すこし休憩しようぜ」「だめ。まだ勉強の途中でしょ」「ちょっとぐらいいいだろ。...
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7.こんなヒロインはいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー7- 次へ>> 金曜日の放課後。 青々とした街路樹沿いの通学路を詩織と並んで下校する。「夏休みには泊まりで海水浴に行こうぜ」「泊まりで?」「来年は受験生だろ。お金ならバイトで貯めたのがあるしさ」「そうね。すこし...
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6.こんな主人公はいやだ2

<<前へ こんな藤崎はいやだー6- 次へ>> 撮影の帰りに詩織をラブホテルに誘った。 体にバスタオルを巻いて、緊張した表情でシャワー室から出てきた。 お互いなにをしゃべっていいのかわからない雰囲気だった。 裸の詩織をベッドに寝かせて……。 ...
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5.こんな友人はいやだ2

<<前へ こんな藤崎はいやだー5- 次へ>> 風呂を覗いていたのは詩織にバレてた。 当然といえば当然だ。  紆余曲折あったけど、詩織とキスをするのに成功した。 学校帰りに、詩織の部屋でだ。 これもいろいろと経験してきたおかげ? 胸を揉んでも...
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4.こんな悪ガキはいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー4- 次へ>> 朝方に降った雨もあがった日曜日。 俺は参考書と筆記用具を手に詩織の家に行った。 といってもすぐ隣だけど。 チャイムを押すと、咲きはじめたコスモスのような笑顔で詩織が玄関から出てきた。 オレンジ色...
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3.こんな教師はいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー3- 次へ>> 午後の体育の授業前--。 運動靴に履き替えて校舎を出る。「なおと」 声がして振り返ると、青空をバックに体操服姿の詩織がいた。「今日も暑いわね」 まぶしそうに手をかざす。 校章の入った真っ白な体操...
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こんな藤崎詩織はいやだ

作者:ブルー詩織のことが好きなのに、素直に気持ちを伝えられない主人公の悲しい物語こんな主人公はいやだこんな友人はいやだこんな教師はいやだこんな悪ガキはいやだこんな友人はいやだ2こんな主人公はいやだ2こんなヒロインはいやだこんなエンディングは...
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2.こんな友人はいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー2- 次へ>> あの一件以来、詩織がやさしくなった気がする。 よく下校するようになったし、授業でわからなかったところも教えてくれる。 教室で他の女子と話してると、どこからともなくやってきてまるで彼女みたいに存在...
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1.こんな主人公はいやだ

<<前へ こんな藤崎はいやだー1- 次へ>> 俺は高見公人(たかみ・なおと)。 都内のきらめき高校に通う二年生。ごく普通の男子生徒だ。 六月、教室で下校の準備をしていた。 窓の外には気持ちのいい空と街並みが広がり、グラウンドでは練習をはじめ...