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練習4

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「詩織ちゃん」

「あの……どなたですか?」

「偶然、見かけて。いま暇? バイトしない?」

「バイト?」

「簡単な写真モデル」

「なんだかあやしい。バイトは校則で禁止だし・・・」

「堅いこといわずに。学校にはバレないし、おこづかい欲しくない?」

「……どうしよう。今月はピンチなのよね。変な写真じゃなければ」

「ないない。おじさんの指示通りにポーズするだけ」

「それならいいけど、帰りが遅くなると両親が心配するかも」

「撮影場所は近くのスタジオだよ」

「詩織ちゃん。そこに立って。教室にいるみたいに自然な感じでいいからね」

「はい」

「制服姿がすごく似合ってるね。さすがきらめき高校のアイドルだ」

「うふふ。お上手ですね」

「そこでクルっとして。周りはお花畑のイメージ」

「はーい」

「スカートの前をちょっとたくしあげてくれる」

「え……」

「どうしたの? できるよね、それぐらい」

「でも……下着が見えちゃう」

「カメラに写らないようにするからさ。それぐらいみんなしてくれるよ。バイト代払うんだしさ」

「しかたないわね……」

「これって……」

「なにか知ってる?」

「友達が学校に持ってきてて見せてもらったことがあります」

「よかったら使い方の勉強する? おじさんがやさしく教えてあげるよ」

「もうっ! 冗談いってると、怒りますよ」

「ハハハ。ごめんごめん」

「撮影慣れてきた?」

「ぜんぜん。すごくはずかしいです」

「詩織ちゃん、写真を撮られるの好きでしょ」

「そうなのかなぁ」

「さっきよりグッと大人っぽくなった。表情もすごくいい」

「セーラー服の胸当てをはずして、ちょっと見せてくれる」

「えー……でも……」

「この通り! 一生のおねがい!」

「こうですか?」

「おお! 色っぽい。意外と大きいね。サイズは何センチぐらい?」

「84です」

「本当に? もっとありそう」

「ずっしりと重い。それにすごく柔らかいね」

「ダメです。勝手に触らないで」

「あれれ、詩織ちゃんの顔が赤いよ。それに呼吸も弾んでる」

「おじさんの手つきがエッチなせいです」

「もっと大胆になった詩織ちゃんを見てみたいなぁ、おじさん」

「え……」

「物分かりのいい詩織ちゃんならわかるよね」

「あの……他の人には写真を見せないって約束してくれますか」

「するする」

「こんなのはじめてだから、すごくドキドキしちゃう」

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