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2.待ち受け画面

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 次の日のことよ。
 学校から帰って、部屋で着替えようとしていると、トントンとノックの音がしたの。

「はーい」
「入るぞ」
 スーツ姿のパパが部屋に入ってきたわ。
「いっておいたほうがいいと思ってな」
「??」
「今日、上司と訪問して先方に許してもらった。あらためて契約をしてもらえそうだ」
「ほんとに? よかった!」
 私は心からホッとした。
 これで、いつものやさしいパパに戻ってくれるはずよ。
「詩織のおかげだ。チアダンスで、お父さんをはげましてくれただろ」
「あれぐらい……娘として当然よ」
「ついでとはいってはあれだが、詩織に頼みがある」
「なぁに?」
「スマホの待ち受け画面に、あたらしい写真が欲しいと思ってな。仕事で疲れた時に、詩織の写真を見て癒されたいんだ」
「いま?」
「ダメか?」
「ううん。いいに決まってるじゃない」
 私は即OKしたわ。
 娘として素直にうれしい。
 いまの待ち受け画面は、小学生の頃の私なの。
「すぐに着替えるから、まってて」
「あ、いや。そのまま。制服姿でいいよ」
「そう?」
「そこに立って。目線をカメラに」
 私は制服姿のまま、部屋のベッドの前に立った。
 片手で耳元の髪をかきあげる仕草をして、自然なポーズを取ったわ。
 パパはスマホを構えて、私に向けた。
「すごくかわいいよ、詩織」
「ふふ。どういたしまして」
「高校生になってグッと、大人っぽくなってきたな。学校で彼氏ができたのか」
「なーに、急に」
「これだけ美人だと、悪い虫がつかないか父親として心配だ」
「心配性ね。大丈夫。高校生のあいだは、だれとも付き合う気ないから」
 私は、はにかみながら答えたの。
 てっきり1枚だけかと思ってたら、パパは何枚も私の写真を撮りだしたの。
「制服のスカートを軽くたくしあげてくれるかな」
「えっ……」
「父娘だから、べつにはずかしくないだろ」
「う、うん……」
 私はパパにいわれたとおり、制服のスカートをゆっくりとたくしあげた。
 昨日のチアダンスでも見えてたし、お風呂上りには、下着姿で家中を歩き回ってるし、パパにならべつに……大丈夫よね?
 もうちょっと、もうちょっとって、けっきょく、下着が見える高さまでスカートをめくったわ。
 ついでに(?)セーラー服も、首のところまでめくって、ブラジャーの胸元が見える格好になったの。
 左手でセーラー服を、右手でスカートを……すごくエッチな格好で、はずかしくて顔が赤くなるのが自分でもわかったわ。
「いつのまにか、胸も大きくなって」
「もう、やだ。おじさんみたい」
「そっちのベッドに両手を着いて、お尻を後ろに突き出すポーズをしてごらん。あと制服のスカートのうしろを自分でめくって」
「うん……こう?」
 私はパパにいわれたとおり、ベッドに両手を着いて、お尻を後ろに突き出したわ。
 片手でスカートのうしろをめくって。
「詩織は白のパンティーがよく似合うな」って、パパが私のお尻にさわったの。
 びっくしちゃったわ!
 思わず、いやいやってかわいらしく腰をクネクネさせたのよ。
「いくらパパでもだめよ、勝手にさわったりしたら」
「す、すまん」
「父娘でも、セクハラだわ」
 私はほっぺたを膨らませて怒った表情を作ったわ。
 内心、すごくドキドキしてたの。
 まさかパパにさわられるなんて思ってなかった。
 パパは満足してくれたみたい。
 これを待ち受け画面にするって、喜んで部屋を出ていったわ。

 かなりはずかしかったけど、これでパパが仕事をがんばってくれると考えたら平気なの。

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