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8.陶酔

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作者:ブルー

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 ――2時間後。
「はぁ……ぁぁー……」
「いいぞ、いい具合で腰の動きがスムーズになってきた」
「あっ、あんっ、ああン――」
「声まですっかり色っぽいね」
「やぁ、はぁ……はずかしい、南」
 まぶたを閉じたまま頬をはじらいに染める、南。
 腰に手を添えた男のレクチャーを受けて、みずから腰をスライドさせている。
「自分で感じる場所を探してごらん」
「あっ、ああーー」
「いい表情だ」
「はぁ……あっ、ぅ」
「おじさんの前では、本当の南ちゃんをさらけ出していいからね」
「……はぁ、く……う、うん」
「エッチだ。奥までヌルヌルしてるよ」
「あ、ンア……アァ」
「南ちゃんはセックスの才能があるみたいだ」
「はぁ、はぁ……ン……」
「南ちゃんも気持ちいいでしょ」
「はぁはぁ……ぁぁ……南っ」
「おじさんも南ちゃんのような女の子とエッチ出来て嬉しいよ」
「ン、あっ……はぁー、ぁぁ……」
「おっ、さっきより締まった」
「はぁ、くっ……」
「ほらほら、頑張って腰を振って、南ちゃん」
「ンあっ! はあっ……! ああっ……南っ、頭がおかしくなりそうっ!」
 南の唇から自然と熱い吐息が漏れた。
(すごい……奥に響く……南、なにも考えられなくなる……)
 いつしか抵抗感も消え去り、南は生まれて初めて経験する快感に身を委ねた。

イラスト『月夜のリボン』さん

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