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12.用具置き場2

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 放課後――。
 ひとりで下校していた公人は、通りかかったコンビ前で好雄の姿を見かけて足を止めた。
 ヤンキー風の二人組と話しこんでいる。ひとりはサイドに剃り込みの入った短髪で腕にタトゥーがあり、もうひとりは茶髪のリーゼントで耳にピアスをしている。
 制服がちがうので他校の生徒だとわかった。
「かなりガラの悪そうな二人組だな。なにをしているんだ? こんなところで」
 不思議に思って眺めていると、好雄が数枚の1万円札をそれぞれ渡した。
 不良たちは上機嫌で去っていった。
「好雄、大丈夫か」
「びっくりした。だれかと思ったら」
 駆け寄ってきた公人を見て好雄は驚いた顔をした。
「ガラの悪そうな奴らだったけど、カツアゲされたのか」
「見てたのか。中学の知り合いだよ」
「知り合い?」
「簡単なバイトを手伝ってもらって、その謝礼を渡してた」
 好雄はニヤニヤしている。
 それで親しそうな雰囲気だったのかと公人は納得した。
「あんまりかかわらない方がいいぞ。事件に巻き込まれたりしたらやっかいだからな」
「そうか。ハサミとなんとかは使いようってな。それよかいま帰りか」
「まあな」
「ちょうどよかった。例のブツを見せてやるよ」
「例のブツ?」
 公人はなんのことかわからなかった。
「証拠を見せてみろっていってただろ。詩織ちゃんの部屋に遊びに行ったら」
「すっかり忘れてた。それがどうかしたのか」
「ほら、これ」
 好雄はスマホの画面を公人に見せた。
 自室で、下着姿の詩織がポーズをとっている。
 この間の写真だ。
「同じ手に何度も騙されるかよ。どうせまた合成写真だろ」
 公人は冷静に指摘した。
 そもそも詩織が好雄の前で下着姿になる理由がない。
 首から下は別人の写真だろうと考えて、つなぎ目を探している。
「よくできてるなこの合成写真。体つきとか肌の感じも、まるで本物の詩織みたいだ」
「こんなスタイルのいい子が他にいるか?」
「そういわれてみれば……画像ソフトで修正したな」
「目ん玉をかっぴらいてよく見ろよ。こいつはどうだ」
 次の写真を表示した。
 そこには、全裸の詩織がベッドでぐったりと倒れている姿がある。好雄に処女を奪われた直後の写真だ。
「なっ!?」
 公人はスマホ画面を食い入るように見た。
「よく撮れてるだろ」
「からかうのもいいかげんにしろよ。冗談にしても悪質すぎる」
「詩織ちゃんを信じたい気持ちもわかるけどな。ウソだと思うなら本人に直接聞いてみろよ」
 好雄は勝ち誇った態度で断言した。
「まさか本物なのか……」
 公人は血の気のひいた顔をする。
 最近、詩織の様子がおかしかったのを思い出した。
 教室で話しかけても生返事でどこか元気がない気がした。
 好雄のしゃべっていることが事実なら説明がつく。
「すげえ締まりが良かったぜ、詩織ちゃんのマンコは。はじめは痛がってたけど、時間をかけてハメまくったら途中から気持ちよさそうにアンアン喘いでさ。最後には自分から腰を振るようになったぜ」
「悪夢だ……詩織にかぎってありえない。どうして好雄なんかと……」
「女子は心変わりが早いからな。恨むならいつまでたっても告白しなかった自分を恨めよ。俺は忠告してやっただろ。だいたい詩織ちゃんみたいな女の子が彼氏を作らずにいたのが奇跡なんだよ」
「詩織は……好雄と真剣に付き合ってるのか?」
「好きでもない相手に体をゆるすような女の子に見えるか?」
「そ、そうだよな……」
 公人は目の前が真っ暗になった。言い返す言葉が浮かばない。
「気を落とすなよ。こいつをやるからさ」
 好雄はポケットから白い布切れを取り出して公人に渡した。
「詩織ちゃんのパンティーだぜ。脱ぎたてホヤホヤ。そいつを使って家でシコシコしろよ」
 顔面蒼白になった公人の肩をポンと叩いた。

 公人と別れた好雄はその足で学校に引き返した。
 新体操部の用具室のドアを開ける。
 部屋の中央には、アイマスクをした全裸の詩織が、両腕を縄で縛られて天井のフックから吊られている。
 胸部とクリトリスにはピンクローターが、股間には皮のバンドを使って電動マッサージ器が固定され、肛門にはアナルプラグが装着してある。それぞれが低いモーター音を響かせてひっきりなしに振動している。
 すでに全身汗でびっしょりだ。
「おまたせ。だれも来なかった?」
 好雄は詩織のアイマスクを取った。
「はぁぁ……よ、好雄くん……」
 眉を斜めに下げて、泣きはらした瞳で好雄を見る。
 だらしなく開いた口元からはヨダレを垂らしている。
「おねがい、たすけてぇ」
「へへへ、まるで俺が悪者みたいじゃん」
 好雄は電マの頭を軽く叩いた。
「だめぇぇっ!!!」
 こらえていたものがあふれたように詩織はあっさりとアクメに達した。
 つま先立ちになって両腕の縄がギシギシと音を立てた。
 しばらくの間、愛くるしい瞳の焦点が定まらない。
「はあ、はあ……」
「あーあ、太腿までビショビショ。新体操のホープがお漏らししたみたい」
「うう……縄が食い込んで腕が痛いわ」
「しょうがないよ。これは詩織ちゃんを教育するための儀式なんだからさ」
「ふぅ、ぅぅ……限界だわ……頭がおかしくなりそう……」
「俺がいない間に何回イッたの?」
「……わ、わからないわ……」
「他の生徒が来てたら面白かったのにね。お尻の穴もいい感じに育ってきたし」
 背後に回り込む。
 髪のかかったしなやかな背中を眺めつつ、アナルプラグを指で押した。
 詩織は手首の縄を引っ張って唇を噛みしめる。
「はあはあ……さわらないで……これ以上されたら……気がくるいそう」
「面白そう。俺はぜんぜんかまわないよ」
「どうしてなの……好雄くんのいうとおりにしてきたのに……」
「そういえばコンビニで高見に会ったよ」
 薄っすらとあばらの浮いた、詩織の脇を舐める。しょっぱい味がした。
 胸を片手で揉んだ。
 好雄と親しくなって以来、若干だがサイズが大きくなっている。
「はあはあ……」
「例の写真を見た時のマヌケな顔。いま思い出しても笑える。詩織ちゃんにも見せてやりたかったよ」
「ンあ、はあ……ぁぁ……ヒィィ」
 以前であれば世界の終わりのように哀しんでいたはずだが、まるで好雄の言葉が届いていないように反応はほとんどない。
 熱い吐息で身悶え、虚ろな視線で中空を眺めている。
 もはやそれどころではないのだ。
「あれれ、反応薄いね。あいつのことは好きじゃなくなった?」
「っっ、ふぅ、ぅぅ……機械を止めて……もうイキたくない」
「電マ? アナルプラグ? 詩織ちゃんが一生俺の恋人になるって誓ったらやめてあげるよ」
「い、いやよ……一生だなんて……はぁ、ぁぁ……」
 体を汚されても詩織は好雄の恋人になるのを拒否し続けていた。
 きらめき高校のアイドル美少女としてのプライドと気高さは失っていない。
「ほんと強情だな。何回もハメてるのに」
「ぁぁ……ンン……好雄くんの彼女になるぐらいなら死んだほうがマシだわ」
「いってくれるじゃん。自分の立場がわかってないみたいだね」
「どういう意味……」
「俺がどれだけ詩織ちゃんのことを好きかわからせてあげる」
 好雄は、詩織のアナルプラグをはずした。
 かわりに指を二本ねじ込む。
 内側で指を広げてぐるぐると直腸をかき混ぜる。
「ンくっ……ああっ、ふぅぅ……」
 詩織は腰を前に突き出してガクガクと震える。
 頭のてっぺんまでピンク色の電流が一気に流れた。
 軽く意識が飛びそうになる。
「背中まですごい汗。これなら楽勝かな」
「ンン、アア、ヒィィ……私が悪かったわ、好雄くん」
「へへへ、いまごろ謝っても遅いよ」
「……や、やめてぇ」
 恐れおののく詩織をよそに、好雄はフックから吊り下げている縄をすこしだけ緩めた。
 カチャカチャとベルトをはずしてズボンとトランクスを下ろす。
「正気なの!?」
「まるでレイプしてるみたい」
「いや、やあぁ……だめよ、好雄くん」
「こっちもハメれば、詩織ちゃんも考えが変わるはずだよ」
 なりふり構わずに体を揺すって暴れる詩織の細い腰に両手を添える。
 電マの振動を最強にすると、口を開けたアナルめがけてズップリとペニスを挿入した。
「ンんーー、むぐー、ぐぐぅっぅ……っっ」
「すげえトロトロ。詩織ちゃんのアナル」
「うあああ、ぬ、抜いてぇ……うそよ、こんなの……」
 好雄にアナルを串刺しにされた詩織は、双眸を見開いて口をパクパクさせる。
 電マのバイブと挟み撃ちにあって、あっという間にアクメに達した。
「イクゥゥ!! 私、お尻の穴でいっちゃうぅぅ!!!」
 縛られた両手の拳を強く握りしめる。
 端正な顔立ちを泣き崩して、詩織は絶叫に近い悲鳴をあげた。

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