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6.人気アイドルの条件

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 放課後、めずらしくマネージャーが学校まで車で迎えに来た。
「今日は、レッスンですよね。ほかに予定あったかしら」
「ドラマのオーディションが入ったんだ」
「オーディション? かなり急ね。準備もしてないのに」
「Fテレビで放送予定。向こうが詩織を指名してきた」
「私を?」
 ドラマのオーディションは、すごいチャンスなの。出演すれば、一気に知名度がアップする。Fテレビはキー局だし、話題性は抜群。でも、新人の私をわざわざ指名してきたっていうのが引っかかる。

 向かった先は、都内の高級ホテルなの。
 こんなところでオーディションをするなんて、ますます怪しい。
 エレベーターで最上階に上がって、スイートルームのドアをノックした。

「待ってたよ。ささ、入って」
 中から出てきたのは、このあいだのプロデューサー。
 お酒を飲んでるみたい。顔が赤い。ホテルのガウンを羽織ってる。
「あの、オーディションじゃ」
 戸惑う私を、プロデューサーは腕を引っ張って招き入れる。
 すごく強引ね。マネージャーは私を置いてさっさと帰った。
 落ち着いた雰囲気の部屋はすごく広い。それに眺めも最高。東京タワーが見える。たぶん、夜景がとても綺麗な場所ね。一泊、何十万円もするんじゃないかしら。

「その辺に座って。学校帰りだろ。美味しいシャンパンがあるよ」
「……まだ高校生なので」
「平気平気。週刊誌には内緒だよ」
「じゃあ、すこしだけ」
 学生鞄を足元に置いて、ゆったりとしたソファに腰を下ろした。
 グラスのシャンパンに口をつけた。
 ほんのりとした甘さが広がる。
「グラビアで見たのと同じ制服だ。抜群に似合ってるね。清楚さ100倍」
「それより、オーディションは」
「これだよ」
 プロデューサーがテーブルに1冊の本を置いた。まだ出来上がったばかりのドラマの脚本ね。
 それを手に取って開いた。冒頭部分を読んだだけでも、面白そうなのが伝わる。
「学園モノで、すごくいい出来だよ。高視聴率まちがいなし。主役のヒロインを、詩織ちゃんにやってもらおうと思ってさ」
「ヒロイン?? クラスメイトの役とかじゃなくて」
「優等生で学園のマドンナという設定なんだ。役のイメージにピッタリ」
「お話はうれしいけど、いきなりできるかしら……演技経験もないし」
「いったろ、イメージにピッタリだって。舞台は高校。監督・撮影スタッフも一流だし、脇はベテランで固めてるから、詩織ちゃんは自然体で演技をしてくれれば十分。視聴者を惹きつけるビジュアルが大事だからね」
 隣に座ったプロデュサーが手が、制服のスカートから伸びた私の脚に触ってきたの。
 太腿をすごくねちっこく撫でまわしてる。私、ゾワゾワしちゃった。
「あの……プロデューサーの手が私の脚に……」
「綺麗な脚だね。健康的で肌もすべすべ」
「そうじゃなくて……」
「僕と仕事をしたくないの? こんなチャンス二度とないよ」
「……なにをおっしゃられてるのか、意味が」
「合格と引き換えに、大人の関係になるんだ。社長の了承は取ってある。子供じゃないんだ、それぐらいわかるだろ」
 私、言葉を失ったわ。
 それってつまり、エッチするってことよね?
 芸能界ではよくある話だと聞いてたけど、実際に自分の身に起こるとは想像してなかった。ドラマのヒロインになりたいのは山々だけど……。
「もし嫌なら、この話はなかったことになる。ドラマの主役をやりたい子は、たくさんいるからね。新曲もお蔵入りかな」
 せっかく頑張ってレコーディングしたのに。本当にいい曲なの。
 絶対にヒットする手ごたえがある。
「僕が目をかければ、映画やCMの仕事もたくさん来るよ。大手事務所の華澄みたいになりたいんだろ」
「私が華澄さんに憧れているのを、どうして知ってるの?」
「僕をだれだと思ってる。業界の地獄耳だよ。麻生華澄は、この僕が磨いて育てたようなもんさ。面白いのを見せてあげよう」
 プロデューサーがリモコンを操作する。
 目の前のテレビに、黒いレースの下着に身を包んだ華澄さんが映った。ガーターベルトとストッキング。まるで下着モデルみたいな抜群のプロポーションね。
(華澄さん、なにをしてるの??)
 思わず目を疑った。
 画面の華澄さんは、ベッドに寝転がったプロデューサーの上に自ら跨り、腰を前後に揺すりはじめた。
 豊かなロングヘアを振り乱し、かすれた声で白い肌に汗を浮かべている。すごく大人っぽい表情。
「女子大生だった華澄を酒で酔わせて処女を頂いたんだよ。世間では綺麗なお姉さんキャラで売ってるけど、いまじゃスポンサー相手に寝る枕営業の常連だ」
「ああ……ウソよ」
 ものすごくショックだった。まさか華澄さんが枕営業をしてたなんて。
 光ちゃんがいってた話は冗談じゃなかったのね。
 いつのまにか、プロデューサーは、制服の胸を巧みに揉んでいたの。
 セーラー服をめくってブラジャーをずらし、私の乳首を口に含んでチュパチュパと吸いはじめた。
「あ、あん……」
 華澄さんの姿に感化されて、甘い声が出ちゃう。
 拒まなきゃダメって頭ではわかってるのに、それができない。どんどん怪しい雰囲気に流されていくのが自分でもわかる。
「グラビアで見た通り、おっぱい大きいね。綺麗なピンク色の乳首だ」
「やめてください……こんなの、だめです」
「残念だな。かわりにお友達の陽ノ下光ちゃんを呼ぼうかな」
「光ちゃんを」
「どうする? 僕とここでエッチする? 詩織ちゃんはまだ経験ないだろ」
「……本当に約束してくれますか? 私をドラマのヒロインに」
 私の返事に、プロデューサーは下心丸出しでニヤニヤしてた。
 すこし我慢をするだけで、ドラマのヒロインになれると考えると……誘惑にはあらがえない。だって、そのために毎日、厳しいレッスンをしたりして頑張ってるんだもの。
 それに、私が断ると光ちゃんにヒロインの役を奪われる。大切な友達だけどライバルでもあるし、やっぱり悔しい。

 制服姿のまま、ベッドに仰向けになる。靴下もローファーもそのまま。どうやら、そういう趣味みたい。
 プロデューサーは、制服のスカートをめくると私の下着をスルスルと脱がした。大事なところをベロで舐めはじめた。まるで犬みたい。
「清純派アイドルの名にふさわしい上品なマンコだ。内側も鮮やかなサーモンピンク色をしてる」
 クンニっていうのね。あんなのはじめて。すごくはずかしいのに、気持ちいい。
 私、何度も首を左右に倒して、イヤイヤをしてた。あっというまに、アソコは濡れちゃった。
 私以外にも、たくさんアイドルに手を出してきた証拠ね。あとから聞いた話だけど、業界ではかなり有名だったの。とくに新人に目がない。
 プロデューサーは、小さなチューブを取り出した。黄色がかったクリームを指に乗せる。
「気持ち良くなれる魔法のクリームだよ。詩織ちゃんのアソコはとくに小さいだろ。潤滑油替わりに使うのさ」
 私のアソコに塗りたくる。
 はじめはスース―して、血の巡りが良くなって熱くなる。
(なによこれ、すごくへん。アソコが熱い)
 自然と瞳が潤んで、体の内側からトロリと溶けるような感じ。
 指で軽く触れられただけで、まぶたを閉じてビクビク反応しちゃった。そこだけ感度が何倍にもなったみたい。
「準備OKみたいだな」
 プロデューサーはガウンを脱いだ。
 私、はじめて見た。男の人のアレ……。
 思わず、目を背けたくなるぐらい狂暴。
「こいつで、詩織ちゃんの大切な処女をハメハメするよ」
「そ、そのまえに避妊を」
 恐怖で声が震えてた。
「せっかくの初物なのにもったいない。生に決まってるだろ。いい記念になる」
「でも、もし妊娠したら」
「詩織ちゃんは心配性だな。ちゃんと外に出すから」
「……それなら」
 経験ないし、押し切られちゃった。
 強くいえないわよ。相手はパパよりも年上だし、業界の大物でしょ。
「どっちにしろ、高校を卒業するまでには妊娠させるんだけどね」
「?? いまなにかいいました?」
「なんでもない。独り言だよ」」
「……そう」
 プロデューサーは、私の膝に手をかけて、たるんだお腹で覆いかぶさるように体重をかけはじめた。
「体が震えてる。僕のチンポが詩織ちゃんの処女マンに当たってる。もうすぐ開通だ」
「ああ……こわいの。プロデューサーさん、やさしくして」
「ヒヒ。たまんないなぁ、処女を失う直前の怯えた表情。清純派アイドルの悲哀が漂ってる。最高のエッセンスだ」
 プロデューサーの男性器がゆっくり私の中に……。
 私の処女は、あっけなく失われたの。
 ショック。はじめては好きになった人に捧げると、あんなに心に決めていたのに。

「すごい締まりだ。アツアツのキツキツ。さすが新品。新鮮具合がちがう」
「うう……痛い……」
「体の力を抜いて、リラックスだよ、詩織ちゃん」
「はぁはぁ……」
 頭の下にあるクッションを掴んで、顔をしかめてた。
 苦しいし、プロデューサーのピストンを全身で受け止めるのに必死。
(これがセックス……私、本当に経験しちゃったんだ)
 異物感、あと体の奥を抉られるような感覚。みんな、こうやって大人になるのね。
 はじめは痛かったけど、すこしずつ慣れてきたみたい。
 霞がかかったように頭がぼーっとして、気持ちよくなってきた。
 知らず知らずのうちに、「あんっ、あんっ」と小さな声を漏らしてたの。
 たぶん、あの不思議なクリームの影響ね。
 処女を失った悲しみよりも、体の疼きを鎮めてほしい気持ち。
 繋がったまま呼吸を荒げてプロデューサーとキスをして、頭の奥がビリビリと痺れた。
 ぜんぜん嫌じゃなかったの。全身がトローンとしちゃう。

「ウウッ! 出るっ!!」
 急にプロデューサーがうめいた。
 私の体を押さえつけて射精をはじめた。
(うそっ……私の中に出してる!?)
 熱いなにかが、私のお腹の奥に勢いよく当たってる感覚があったの。
 すべてがはじめてのことだから、なにもわからなくてされるがまま。
 子宮で、プロデューサーの精液を直接受け止めちゃった。
「はぁはぁ……中に出さないって約束したのに……赤ちゃんできちゃう」
「簡単に妊娠しないよ。もしもの時は、口の堅い病院を紹介してあげる」
「……」
 いまさら何をいっても手遅れね。
 私は、疲れ切ってベッドにぐったりして、罪悪感に涙を浮かべて部屋の天井を眺めてた。お気に入りの制服が汚れてないか気にしてた。
「詩織ちゃんのアソコから精液が逆流して溢れてるよ。血も出てる」
「やだ……」
「そのまま寝ててごらん。僕がティッシュで拭いてあげるね」
 プロデューサーは、すごい満足した様子でニコニコしてたわ。ティッシュを使って、まだ敏感な私のアソコを丁寧に拭いてくれた。
 結局、その日は夜遅くまでプロデューサーにエッチされちゃった。
 マネージャーの車で家に帰ったのは、深夜の0時すぎだった。

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