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2.童貞卒業

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作者:しょうきち

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      1

 半年前の4月4日。三年生となる新年度の開始を目前にして、早々に18歳の誕生日を迎えた好雄は焦っていた。
 今年より新たに18歳を成人とする法律が施行されており、この日をもって好雄は彼女いない歴=年齢のまま成人年齢を迎えてしまっていたのである。
 年頃の男子らしく、中学の頃から圧倒的に性欲だけは有り余っていた。とにかくセックスが、セックスがしたいのである。
 中学の成績は絶望的であったが、かなり無理をして美少女揃いということで有名なきらめき高校に入学したのがおよそ二年前である。
 評判通り、美少女揃いの同級生女子達はまぶしくて仕方がなかった。どうして中学を出たばかりの同い年の筈なのに、みんなキラキラと輝いて見えるのか、まったくもって不思議であった。
 こんな夢のような環境なら、初の彼女ゲット、そしてそこからの童貞卒業が果たせるに違いない。そう考え、フラれてもフラれてもめげずに多くの女の子に声を掛けてきたものの、一向に努力が実ることはなかった。
 一方で、次第に面白キャラというポジションを確立してきており、また、女子の情報収集にかけては他の追随を許さない非凡なものがあるため、男友達ばかりが充実していった。
 しかし、気づけば二年が経過し、もう高校三年生。おまけに法改正によって童貞のまま成人を迎えることになってしまった。昔で言うヤラハタみたいなものである。
 彼女が欲しい! 
 そしてセックスがしたい!
 そんな思いが常に頭の中で渦巻いており、近頃は何事も手につかなくなってきていた。おまけに近頃はまだまだ性に無自覚な妹が、風呂上がりなど平気な顔をして裸体を晒してているのである。
 頭の中に性欲しか詰まっていない好雄にとって、これは目の毒でしかなかった。やめろと言ってもズボラな妹にはなしのつぶてだし、このままではいつか妹を押し倒してしまう。
 春休み中、悩みに悩み、遂に思い至った。
『そうだ、風俗に行こう!』
 思い立った後の行動は早かった。

      2

 春休み最終日。好雄は風俗店ひしめく繁華街、通称『ときめき通り』を訪れていた。
 道の端では濁った目付きの汚ならしい男がシケモクを吸い、その向かい側では小綺麗な黒スーツを来た男が道行く通行人にしきりに話しかけている。キャッチというやつであろうか。
 大通りから三軒ほど離れた地点に通っているこの一本路では、キャバクラ、スナックといった飲み屋に始まり、ソープランド、ファッションヘルス、ピンクサロンといった風俗店、ラブホテルにデリヘル受付所、変わり種ではセクシー下着や大人のおもちゃ専門店などもひしめいている。
 実のところ、これまでもこういったいかがわしい店に興味が無かったと言えば嘘になる。だが、繁華街に足を伸ばしてもこうした店にあまり近づかない様にしていた。当たり前だが、どこも「18歳未満お断り」と看板に書かれているからである。
 しかし、今の好雄は違う。晴れて18歳を迎えており、それどころか今は国によって認められた成人扱いなのである。年齢を聞かれても、堂々と成人と答えればいいのである。
(へ、へへっ。どうして咎められる事があろうか、いや、ない! なんてな。ウプププププ……)
 逸る気持ちを押さえ、好雄はたまたま目についた〈ヒヤシンス〉という看板の店へと向かった。衝動に任せ下調べも何もしていなかった。なぜその店を選んだのかは好雄自身にもわからない。
 その店は通りの中程にある雑居ビルの四階に位置しており、よく見ると他のフロアもおっパブ、スナック、ピンクサロンと18歳未満立入禁止の店で占められていた。こんな世界があるのか、と思った。
 雑居ビルの中に足を踏み入れると、いよいよ異世界へと入り込んでしまったような気がして心臓が高鳴った。
 好雄はビルの奥へと歩を進めていった。
 一基しかないエレベーターの乗り口前では、確実に体重100キロ以上はありそうなすだれ頭の中年男がブツブツと聞き取れない声で何やら呟いている。
(うわぁ……。お目当ては一緒……だよな、確実に……)
 エレベーターを待とうとその後ろに立つと、不快な悪臭が立ち込めてきた。男が振り返り、じろりと見つめて来る。目線が合ってしまった。感情を全く感じさせない鋭い目つきであった。好雄は思わず目を逸らしていた。
(チッ、臭ぇ……。キモいおっさんだな……。風俗以外女に縁がねえまま年食うと、こんな風になっちまうのかよ……。オエッ……)
 心の中で悪態をついていると、やがてエレベーターの扉が開いた。
 中からは若い女が出てきた。明るい茶髪のセミロングで、顔がやたらと小さい。小柄なのに胸だけが砲弾のようにドンと突き出ている。ノースリーブのブラウスに膝上までのスカートと装いはシンプルなのに、信じられないくらいエロティックに感じられた。
 女がエレベーターから降りてくると、強めの香水と共に女を感じさせる甘い香りが漂ってきて、鼻腔の奥深くを揺さぶった。
(お、おお……! やべ……、どストライク……。このビルから出ていくってことはやっぱ、デ、デリヘル嬢か? デリヘル嬢ってやつなのか……!? あ、あんな社長秘書か女子アナみたいな美人がこれからラブホテルで裸になって、男のモノを咥えたりすんのかよ……!)
 女は手にしたポーチにスマホをしまうと、好雄達には目もくれずにすれ違い、狭い廊下を出口に向けて歩き去っていった。
 エレベーターに乗り込んだ。4Fを押す。中年男の目的地は別の店であったようで、フゴフゴ言いながら2Fでエレベータから降りていった。
 エレベーターが目的の4Fに到着すると、今更ながらに心臓が爆音を奏で始めた。あとほんの何メートルか歩き、受付を済ませ、その先では憧れの夢にまで見た、女体とくんずほぐれつのめくるめく時間がやって来る。
 フロアの奥に、目的の〈ヒヤシンス〉という看板が見えた。黄色い看板にTVゲームのタイトルロゴみたいな文字が書かれた、派手なんだか地味なんだかよく分からない趣きがある。
(へへへっ……。はぁ……、はぁ……。どんな女が出てくんのかな……。やっぱりさっきすれ違った女みたいな、清楚で童顔で巨乳で……、うへへっ。うーっ、やべえ、勃ってきちまった……)
 早くも股間は戦闘準備に入ろうとしていた。ジーンズの固い生地を押し上げるほどで、はっきり言って痛いほどである。好雄は股間のポジションを調整すると、意を決して受付へと足を伸ばした。

      3

 受付のカウンターには、三十過ぎくらいのパリッとしたスーツを着た、ビジネスマン然とした男が立っていた。何となく勝手に、このような店の店員はヤクザ崩れのような人間と思い込んでいたため、いい意味で意表を突かれていた。
「ご予約のお客様で?」
 好雄が近づいていくと、声をかけてきた。
「あっ……」 
 緊張のあまり声が詰まる。よもや年齢確認をされたりはしないだろうか。それでも気が気ではなかった。
「んっ?」
「う……おほん、い、いや……。よ、予約……?  し、してないっす」
「それでしたら、ただ今の時間でしたら30分のお試しコース、50分のスタンダードコース、65分のプレミアムコースがございます。料金はこちらで、今入れる女の子はこちらになります」
 男が差し出してきたパネルには、30分9000円、50分13,000円、65分18,000円とあった。
 そして肝心の女の子であるが、パネル写真に写る姿は目線こそ手で隠されていたものの、どの娘も信じられないくらいセクシーでチャーミングであった。
 妹の優美が付けているお子ちゃまブラなんかとは違う、性的アピールのためだけに存在するようなパールピンクの薄手のランジェリー。そのランジェリーから溢れそうな程たわわに実る、柔らかそうな乳房。雪のような白い素肌にさくらんぼ色の唇。どれをとっても決して安くはない金額とは言え、金銭だけで好きにしてしまっていいのかと思えるほどの魅力に溢れていた。
「うっ、ええと……、オススメの子とかって、いたりします……?」
「う~ん、そうですね……。どの娘もオススメですけど……。じゃあ、この娘なんかどうですか? この娘なら今ならすぐ入れますよ」
 そう言って差し出されたパネルには、ロングの髪をツインテールに纏めた、透き通るような白い肌の美少女がプリントされていた。目線は手で隠れていたが、まるでリカちゃん人形のように顔が小さく、シャープな輪郭は彫刻刀で切り出したような美しさを携えている。クールでありながら無垢そうな感じが堪らない。だが、おっぱいはかなり小ぶりな方であった。
「うーん、いい感じなんすけど……。もっとこう、おっぱいがこう……デカイ子とかいないっすか?」
「おっ、巨乳の娘がお好みですか? それなら……この娘なんていかがですか? この娘でしたら15分ほどお待ちいただければ入れますよ?」
 次に差し出されたパネルにプリントされていたのは、アイドルチックな黒髪ロングヘアの女であった。言うだけあって胸元にはたわわなおっぱいが実っている。例によって目線は手で隠されていたが、もう片方の手で作ったVサインをこちらに向けてきており、底抜けに明るそうな雰囲気が感じ取れた。
「う~ん、中々いいとは思うんすけど、ちょっと見た感じバカっぽいって言うか……。もっとこう、エロくて優しくリードしてくれそうなお姉さんって感じの子とか……いないっすか?」
「う~ん、そうですねえ……。お、それじゃあこの子なんかはいかがです? 30分ほどお待ちいただきますが、おっぱいもプレイの質も評判のいい、オススメの娘ですよ」
「どれどれ……、ぶっ!?」
「だ、大丈夫ですか?」
「だ、大丈夫っす……」
 吹き出してしまったのは、提示されたパネルに書いてあった名前が妹と同じ「ユミ」であった為である。
 やや癖のある赤毛に、童顔でどこかあどけなささの漂う大きな瞳。スリーサイズはB91(F)W60H89、年齢は25歳とあった。どこか妹に似た雰囲気を感じないでもなかったが、逆に言えば共通項は髪と目つきくらいのもので、他はまるで違った。
 まず、高校生になってもまだまだ子供っぽい体型の妹とは似ても似つかず、こちらはミチミチに詰まったバストが圧倒的な存在感を主張していた。そんな暴力的さながらの乳房といい、むしゃぶりつきたくなるような唇といい、妹はおろか同世代の女子などからは到底感じられない、なんとも言えない色香が写真からも漂って来るようであった。
 何かあった未来。もしも妹が風俗で働かなきゃいけないくらいの莫大な借金を抱えたら……。
(もしかしたら、未来の優美の姿だったりして……いや、ないない。だってあいつ、接客とかマジで向いてなさそうだもんな……)
 そう考えたことが、吹き出した原因であった。
「あ……あの。本当に大丈夫ですか?」
「だっ、大丈夫す。それじゃあ……、この人でお願いしまっす!」
「はいっ、ありがとうございます。それで、コースの方はいかがなさいます?」
「そ、それじゃあスタンダード……、50分でお願いします」
「それでは、入会金、指名料合わせまして15,000円となります。それでは女の子の準備が出来るまで、待合室でお待ちください」
(あれ? さっきは13,000円って聞いた気がしたが……。 ま、いいや、何でもいいっ。早くヤりてえっ!)

      4

 平日の昼間ということもあってか、案内された待合室に他の客はいないようであった。室内は消毒液と煙草の香りがが入り交じった臭いがしていた。
 待合室で過ごす時間は、一分がまるで一時間に感じられるような感覚だった。置いてある風俗情報紙や古ぼけたギャンブル漫画を手に取ってみたが、興奮と緊張でまるで頭に入ってこない。
 待合室の雑誌を一通り斜め読み終わった辺りで呼び出しの声がかかった。受付の奥へと案内された。何か面倒な説明を受けたような気がしたが、期待と緊張はうるさい程に心臓を高鳴らせている。まるで何も頭に入ってこなかったため、ひたすらにウンウンと頷いていた。
 受付スペースと待合室がある入口部分とその奥へ続く通路はカーテンで仕切られており、その向こう側には性行為をするためだけに女が待ち構えている。その事実は滑稽なほど好雄の心を粟立たせるのであった。
「それでは……どうぞっ!」
 店員の男が勢いよくカーテンを開いた。
 カーテンの向こうには、写真そのままの女がいた。扇情的な白いキャミドレスに身を包み、殆ど下着みたいなシースルーの生地からは胸の膨らみとピンク色の乳首が透けている。
「こんにちはぁ、ユミでぇす。狭いから気をつけて来てくださいねぇ」
「は、はひ……。ユミさん、よろしく……」
 ユミと名乗った女に手を引かれ、好雄は建物の奥へと歩を進めていった。間延びした舌足らずなしゃべり方が、これまた妹の優美をちょっとだけ思い起こさせる。女の手は暖かかく、汗で手が湿ってゆくのを止められない。これからめくるめく初めての性体験の相手となる女性である。好雄は彼女の一挙一動足を舐めるように観察した。
 豊満なのは胸だけではなかった。丸々としたヒップが誘うように左右に揺れていた。丈の短いキャミドレスが誇示するかのようにむっちりとした尻肉に貼り付いている。そして胸も尻も豊満なのに、腰だけはきゅっと括れており、両手を回せば折れてしまいそうなほど細い。更には、ガーターストッキングがむっちりとした太腿を包んでおり、長い脚をことさら扇情的に見せていた。
 ユミに手を引かれ一歩一歩歩いていくごとに、フロア内からは濃密な男女の性臭とでも言うべき何とも言えない甘い香りが漂ってくる。まるで嗅覚を通じて脳を揺さぶっていくようだ。
 途中に見えた扉の中からは何やら微かに声が聞こえる。注意深くそちらへ意識を向けると、それは男女の織り成すくぐもった淫声である事が分かった。自分もこれからそんな行為の当事者になれるのだと思うと、あまりの興奮に息が苦しくなり、全身が小刻みに震えだした。
「んっ?」
 気づけばユミが振り返り、好雄の目を覗きこんできていた。怪訝そうな目をしている。
「どうかしましたぁ? ひょっとして、緊張してますぅ?」
「い、いや……、大丈夫……、です……」
 それだけ返すのが精一杯だった。
「お部屋、着きましたよぉ。一緒に入りましょ?」
 ユミは好雄の腕に自身の腕を絡めた。
 柔らかい膨らみが二の腕に当たってひしゃげた。背中にぬるりと汗が伝うのを感じた。
(おおお……、これが……)
 童貞であり、当然ながらラブホテルに入った事も無いため、このような部屋に足を踏み入れたのも初めてである。
 その部屋は、思った以上に淫靡な空間であった。
 広さはワンルームマンションなどよりも更に手狭で、精々が四畳ほどの広さしかなく、さらに面積の半分をベッドが占めているために殊更狭く感じる。奥にはシャワールームとおぼしき扉が見えた。
 壁一面がピンクなのにファンシーさは微塵も感じられず、間接照明によってぼおっと照らされた室内からは、いかにも性交を行うためだけの空間といった猥雑さだけが伝わってきた。
「うふふ、緊張してますぅ?」
「い、いや……、そ、そんなことねえよ……」
 少しだけ意地を張った。
 好雄はベッドに腰かけた。すぐ隣に肩を寄せてユミが座る。
「お兄さん、結構若いよね? 10代? 大学生さんかな?」
「あ、ああっ、そうさ! 泣く子も黙る一流大生よ」
 好雄は見栄を張るあまり、知っている限り最も有名でレベルの高い大学の名を挙げていた。実際のところは三流大さえも受かるか怪しい成績でしかなかったが。
「え~、凄い、すごぉい。頭いいんだね、お兄さん。わたし、頭いい人って大好き」
「へ、へへへ。そうかな……」
「うん……。一目見たときからね、賢くて優しくて……、男らしい人だったらいいな……って、思ってたもん」
(それって、俺の事かよ……? ま、マジか……!)
 言いながらも、睫毛が触れそうな距離でねっとりとした視線を向けてくる。両腕で乳房を寄せ上げているので、谷間が恐ろしいまでに強調されていた。
「うぅ……、うぁあ……」
 好雄の目は深々とした谷間に釘付けになっていた。
 俺に惚れている。誘っているのだ。そう思わせる何かがあった。しかし童貞の身空ではタイミングを図りかね、目線をチラチラと走らせ、彼女と反対側の手をわきわきと動かす事しかできなかった。
「いいのよ、触っても……。遠慮しないで……」
 逡巡していると、ユミが好雄の手を取り、自ら乳房へと押し付けてきた。
「あああんっ!」
 引き寄せられた手指を乳房に食い込ませると、ユミが眉根を寄せた切なそうな顔で悩ましい声をあげた。
 声をあげたかったのは好雄の方も同様である。今、好雄の手の中には丸々とした膨らみがあった。
 いや、そう表現するのは正確ではない。FカップなのかGカップなのか忘れたが、とにかく大きいとしか言いようがない。手のひらに収まりきらずにはみ出た乳肉が、指の隙間からぐにゃりとひしゃげていた。
「むううっ……、むうううっ……」
 好雄は鼻息荒く揉みしだいた。妹の胸くらいならプロレスごっこでじゃれあっている内に事故的に触れてしまった事はあるが、あっちが二次元ならこっちは三次元━━そう思えてくる程の、まるで別次元の感触である。
 夢中になって揉んでいると、白い乳房にほんのりと赤みがさしてくる。咲き誇る大輪の花のような乳輪が、卑猥さを更に際立たせていた。
「あんっ……、上手ぅ……!」
 ユミは身もだえしながらも反撃に出ていた。好雄の股間に手を伸ばし、ジーンズのチャックを下ろしていた。
「うっ……、うわっ……!?」
 空気に触れたペニスはまだ直接触られてもいないというのに、臍を叩かんばかりに反り返っていた。
「うふふ……、おっきい……」 
 ユミはうっとりとした目で、硬くみなぎった肉竿を握りしめてきた。
「あ……うぅあっ!?」
 18年間童貞として生きてきた好雄にとって、女の手で性器を触られたのは当然ながら初めてである。
 ユミはひどく卑猥な手つきで好雄のペニスを扱き始めた。すりすりと軽いソフトタッチから、次第にシコシコとリズミカルな動きで童貞の欲望機関を刺激していくのである。
「うあぁっ……!」
 たまらず情けない声を上げてしまう。
 負けじと好雄も、豊満な乳房をグリグリと揉みしだいた。
「むううっ……、むうぅん……」
「あああっ……、あはぁあん……」
 互いの顔が近づく。どちらの顔も真っ赤に茹で上がり珠の汗をびっしょりと浮かべ、呼吸を弾ませている。
(や、やべえ……。エロ可愛い過ぎるっ!)
 見れば見るほどユミの顔が愛おしく見えてくる。顔立ち自体もさることながら、眉根を寄せてあえぐ姿もひときわ魅力的で、うっとりと見惚れてしまう。
 ユミも見つめ返してくる。好雄の意を察したかのように、早く奪ってと言わんばかりの目つきでぷるぷるとした赤い唇を差し出してくる。
 おずおずと自身の唇を近づけていく。好雄はキスさえも未経験であった。唇が触れる直前、タイミングを図りかね、懊悩しカタカタと震えていると、ユミが唇を押し付けてきた。
 始めて重ねた唇、その甘さと柔らかさに感動していると、さらなる衝撃が訪れた。ユミが舌を好雄の口腔内にねじ込んできたからである。
「うううんっ……、むふうぅん……」
 鼻奥で悶えながら、ユミの舌は縦横無尽に好雄の口内を征服していった。舌が舌に絡み付き、口内粘膜から歯茎の裏側まで余すところなく口内を舐め回され、すぼめた舌によってユミの唾液が口内に流し込まれる。互いに鼻息を荒げ、夢中になって舌を吸いあった。
(うああっ……! こ、これがキス……。女の身体……! うおおおぉっ……!)
 好雄はもう、限界だった。興奮しきった顔でユミの両乳を揉みしだきつつ、そのままベッドに寝かせて押し倒そうとした。
「ああっ……、ちょ、んんんっ……!?」
「はぁっ……、おおおっ……!」
「まっ、待って……」
「へ……? こ、ここまでされて我慢なんて出来ねえよっ!」
 ユミに覆い被さり、猪のように女体に突撃しようとする好雄の額を、ユミの手が押さえつけていた。意外なほどに力が強い。
「んーっ、駄目よ……。シャワー……浴びよ……。ね?」
「お、おう……」
「いい子にしてたら……、続き、させてあげるから……」
 潤んだ目で見つめてくる。そう言われるともうなす術がなかった。好雄は猛獣使いに操られる獣のように大人しくなり、荒ぶる呼吸を抑えつつユミから離れた。
「は、はい……」
「うふふ、いい子ね……」

      5

 ユミは慣れた仕草でキャミドレスを脱ぐと、ガーターストッキングを脚から引き抜いた。続けてブラとショーツも外し、あっという間に一糸纏わぬ姿となった。
 小判型に揃えられた股間の茂みが露になる。好雄は息を飲んだ。白い肌にそこだけが黒々と艶光りしている。なんとも卑猥であり、牝の獣の匂いが漂ってくるようであった。
(マジか……、マジで脱ぐんだ……。脱いでくれるんだ……!)
 母親の弛んだ身体とも妹のお子様な身体とも違う、AVやグラビアでしか見たことないような妙齢の艶めく裸身が目の前にある。その事実に呆気に取られ、好雄は暫く呆然としていた。
「ホラ、何してるの? それとも、脱がせてほしい?」
「だ、大丈夫っす!」
 好雄は慌ててシャツ、ジーンズ、靴下とその場に脱ぎ捨てた。残すはトランクスのみとなったところで手が止まった。今更ながらに怖じ気づいていた。
「ど、どうしたの?」
(え~い、南無三っ!)
 好雄はトランクスもその場に脱ぎ捨てた。ユミは脱ぎ捨てた衣服を畳んでプラスチックのトレイに乗せて仕舞うと、やや癖のある赤に近い茶髪をアップに纏めた。うなじが艶めかしかった。
 シャワールームへと促された。二人で入るのがギリギリの狭いスペースであるため、泡でヌルヌルになった裸身が、常にどこか当たっている格好となる。ユミは好雄の身体を洗っている最中、空いている手であったりプリプリとした生尻であったり、必ず身体のどこかを使ってペニスを愛撫していた。ユミは玉袋や肛門まで丁寧に指を這わせてくる。夫婦や恋人ですら普通はしてくれないような事を、卑猥な笑顔を崩さずにやってのけるのである。
「ユミさん……」
 ユミは無言で見つめ返し、ねっとりした目を向け、身を寄せて口づけてきた。人工甘味料のような甘さのキスであった。
 シャワー室から出ると、ユミが身体を拭いてくれた。
「それじゃあ、そこのベッドに仰向けになって待っててね」
 腰にバスタオルを巻き、言われるがままにベッドに仰向けに寝転んだ。 
 仰向けになると天井からの光で目がチカチカした。ユミが立ち上がって照明のスイッチを調節する。ダークブラウンの間接照明だけになると、お互いの姿しか目に入らなくなる位の明るさとなり、部屋は一気に淫靡なムードに包まれた。
「それじゃ、気持ちよくしてあ・げ・る……」
 ユミはバスタオルをめくり、両脚を広げ好雄の腰の上にまたがった。ペニスがムクムクと頭をもたげる。
「あんっ……!」
 ペニスの先端が、くにゃくにゃした沼地のような何かに触れた感触があった。茂みに覆い隠されてよく見えなかったが、そこだけ他の素肌の感触とは明らかに違う。
(これって、もしかして……!)
「んんんっ……、やぁん。ねぇ……触ってみる?」
「さ、触ってみるって……?」
「オ・マ・○・コ……」
「っっっっ……!? お、おまっ……!」
 その一言だけで射精してしまいそうなくらい興奮した。むんむんと漂ってくる獣じみた匂いに頭をくらくらとさせながら、誘われるがままに右手を伸ばした。
 初めて触れる女性器はとにかくいやらしいとしか表現できなかった。指を入れ、花びらを左右に割り広げていくと、びっしりと幾重にも重なりあった粘膜から、発情のエキスが止めどなく漏れ出ている。
(これがっ……、これがオマ○コ……)
「はっ……あ、ああぁっ……」
 中指と人差し指を立て、花弁の奥へとねじ込んでゆく。肉ヒダの中はイソギンチャクの表裏をひっくりかえしたようにウネウネとざわめき、しかも指を深く突き刺していく毎にユミが総身をのけぞらせ、いやらしい反応を返してくれる。
 快感に耐えきれなくなったのか、ユミが上体を好雄の方へ預けてきた。豊満な乳房に顔を埋める格好となった。
 熱いシャワーを浴びたためか、乳房は温かいを通り越して熱かった。顔面を覆い尽くす柔らかさは、まさにつきたての餅のようである。中央にある桜色の突起をしゃぶりあげた。
「ああっ……! んんんっ……」
 ユミは声を押し殺して髪を振り乱してよがっていた。目線を上にやる。発情しきった雌の顔をして、頬をぼおっと朱に染め、愛おしげに見下ろす。見つめ合ったまま唇を重ねてきた。
「いいことしてあげる……。仰向けになって、脚を開いて……」
 ユミがささやいてきた。言われるがままにベッド上で脚を開いて寝転ぶと、ユミはその中央に移動した。ユミの眼前では勃起したペニスが唸りを上げて反り返っている。恥ずかしくなる程の勢いであったが、興奮が勝った。
 ユミは反り返った肉棒にそっと指を添えると、ゆっくりとしごき始めた。
 自分でしごくのとは別次元の快感が襲いかかってきて、好雄はのけぞった。寝転んだ体勢で、身体が熱くなっている筈なのに膝がガクガクと震え出した。いや、震えているのは全身であった。すりすりとユミが手指をスライドさせるごとに、震えは激しくなってゆく。
 そそりたったペニスを愛おしげに愛撫するユミの姿は、いくら眺めていても飽きない程にエロティックであった。
 しかし、真にいやらしさを感じたのは時折こちらに向けられる淫靡な表情であり、半開きになっている唇において他ならなかった。先程濃厚なキスをされた唇である。
(マ、マジで舐めてくれるってのか……!)
 いまからされるのはフェラチオに違いない。
 ユミが顔を上げ、上目使いにこちらを見上げてくる。いままでとは目付きが違った。ユミは唇を開いてピンク色の舌をペロリと出して、好雄の股間へ頭を埋めていった。
 舐められる! そう思った直後、亀頭の裏側に生じた生暖かい感覚と共に、好雄の体内に電流が走り抜けていた。
(んんんっ……、うんんんっ!?)
 声さえ上げる事が出来ないまま、ユミの舌はいやらしく動き回る。裏筋をチロチロとくすぐっては、舌腹で唾液を亀頭になすりつけてくる。みるみる淫らな光沢を帯びてくる自身のペニスを眺めながら、好雄は必死になって歯を食いしばっていた。
「……んあっ……!」
 ユミの唇がOの字に広がり、亀頭をパックリと咥えた。好雄はもう声をこらえることができなくなった。涙目になって情けなくも喘いだ。この世のものとは思えないほどの気持ちよさ。
「んむぅん……、むふぅん……」
 ユミは可憐な鼻息を振り撒きながら、唇をスライドさせはじめた。根元までズルリと唇を滑らせては、カリのくびれまで吸いたててくる。ペニスの中でも一番敏感な箇所を唇の裏側の柔らかい部分で擦られる。口内では舌がねろねろと動いて、カリ裏や鈴口をいじり回してくる。
「はぁ……、はぁあっ……! ユ、ユミさん……。おれ、おれっ……、もうっ……!」
 はっきり言ってもう限界であった。
「いいよ……。出しちゃっても……」
「さ、最後はさっきみたく……、抱き合ってイキたいんだっ……。お願いだっ……!」
「……いいよ……」
 ユミは髪をかきあげてにっこりと微笑むと、 傍らから一本のボトルを取りだした。中にはドロリとした液体が充填されており、逆さに傾けていくと中の液体がドロリとこぼれ、乳房を伝って流線型に流れ落ちてゆく。
「それは……?」
「ローションよ。使ったこと無いかしら?」
 ユミはヌルヌルとしたその液体を手に取り、陰部、そして好雄の下半身全体へと塗りたくってゆく。そそり立つ男根へは特に念入りに刷り込んでいた。
 ヌルヌルになった肉棒の上にまたがるように、ユミが上からのし掛かってくる。竿の部分に横からむしゃぶりつくように、広げた女陰があてがわれている。そうしておいて白魚のような手つきでペニスをしごきたて、先端の敏感な部分をコリコリと刺激する。
「うああっ……! これヤバイっ、ヤバすぎるよっ……!」
「んんっ……、あっ、ああっ……、気持ちいい……?」
 ユミは腰を前後にズリ動かす。
 ローションのぬめりによる身体と身体の一体感、絶え間なくペニスに加えられるなんとも言えない柔らかな刺激、女体の重み、柔らかさ、温かさ、それらが渾然一体となってもたらしてくる快楽はえも言われぬものがあり、好雄は意識が遠のきそうになる。
 後になって知ったが、これは素股と言って挿入が許されないファッションヘルスなどでは射精に至らせるためのフィニッシュ・ムーブである。
「あぁあんっ……、あっあっ……」
 好雄の上ではユミが髪を振り乱し、身体を縦横無尽にくねらせる。前後に腰を振るたびに、ぬちゅっ、くちゅっ、と淫らな音が立つ。
 プルン、ブルルンッと大きく揺れ弾む双乳に好雄は両手を伸ばした。信じられないくらい柔らかいのに、ゴム毬のような弾力で押し返してくる。中央にある充血した隆起をつまみ上げる。
「んあぁっ、いやっ……!」
 ユミは切迫した声を上げ、ますます腰を激しく揺すった。好雄はじっとしていられなくなり、ブリッジの要領で下から腰を突き上げた。
「はっ……、あっ!?」
 その一打でバランスを崩したユミが、上体を好雄の側へと被せてきた。反射的に両腕をベッドにつく。好雄はその腕を取り、自身の頭を抱かせると共に両脇から腕を差し入れてユミの身体を抱き締めた。両肩を抱いて引き寄せると、密着感がすごかった。
「あぁあぁ……、はぁあん……」
「ユミさん……」
 そうしておいて好雄はなおも腰を使った。先程から全神経を集中しているペニスの先端は、腰を突き出す度にヌルヌルとした深い沼地のような箇所に突き当たる感触があった。
「……っ、だ、ダメぇ……、許して……。本番になっちゃうよ……。怒られちゃうよ……」
 潤んだ瞳で好雄を見つめ、ふるふると首を横に振るう。好雄はその顔を捉えると、キスの雨を降らせ、口をふさいで黙らせた。その間も腰をくねらせる。ユミの反応がどんどん柔らかいものとなってゆく。
「はっあぁぁ……、いゃっ……、んあぁあん……」
 ヌプヌプとうねる好雄の腰の動きに合わせて、ユミも腰を上下させる。ペニスの先端が入り口上部にある突起を絶え間なく刺激する。ピクンとユミの身体が跳ねた。そこへすかさず好雄が抱擁を強めた。ユミは青ざめた顔で腰を引き上げようとしたが、好雄が背中から回した腕に力を込め、グッと両肩を押さえつけていたため、体ごと押し戻されていた。押し戻されることによって敏感な部分にペニスの先端が当たり、ユミは表情を蕩けさせた。
「あ……! ……っ……!?」
 瞬間、好雄のペニスはユミの身体の中心に突き刺さっていた。眉根を寄せ、しきりに「だめぇ……」「本当なのぉ……」などとうわ言のように繰り返すユミを無視して、好雄はさながら短距離ランナーのように後先など考えずに、全力の連打で腰を突き上げていた。
「あああっ、いやっ……ああああっ、いやあああっ……」
 最初はゆるく感じられ、こんなものかと思った蜜壺だったが、ズチュリと奥へ入っていくにつれて別次元の快楽が降りかかってきた。奥へとペニスを押し進めてゆく度に、内側の濡れた肉ひだがざわめき、絡み付き、吸い付いてくる感触がたまらない。
(おぉおおっ! これが……オマ○コ。これがオマ○コなのかっ! う、うおおおおおーっ!)
 オナニーなんかとは比べ物にならなかった。
 ヌルヌルの肉ひだは、これを味わうためなら死んでもいいと思わせる程にいやらしい感触がした。これまでは想像上の存在でしかなかった何かを、確かにこの手にしているという実感があった。
「あぁぁあ……」
 ユミはすすり泣きながらも、腰をズリズリとくねらせていた。
 鼻息荒く唇を吸い立て、唾液をレロレロと交換しては、泣きながらしゃぶり返してくる。手足に力が入らないのか、ガクンと好雄に体重を預けてくる。
(やっぱり……! なんだよ、口ではイヤイヤ言いながらもチンポが気持ちよくってしょうがないんじゃねえか……!)
 ユミの動きが切迫してくる。
「あぁああっ……、ふぁあああぁん……!」
 好雄はユミを見上げた。目をきつく閉じているものの、口はぼかんと開けている。彼女がオルガズムスに近づいていることは、蜜壺の締まりで薄々勘づくことができた。
 本能と衝動が最適な動きかたを教えてくれた。腰を反らせ、ブリッジの要領で下からズンズンと突き上げる。
「はっ、はぁぁあっ……、イッ、イクっ……、はぁああああっ……!」
 ユミは獣じみた悲鳴を上げてよがった。
 左右の太股で好雄の腰をぎゅうっと挟み、締め付けてきたかと思うと、全身をこわばらせた。そして次の瞬間、ビクンッ、ビクンと腰を跳ね上げた。同時に蜜壺がしたたかに締まった。くわえこんだペニスをしたたかに喰い締めてきた。
「おおおおおっ……!」
 好雄は息を止め、渾身の連打を真上に放った。ペニスの芯が熱くうずき始め、耐えがたい勢いで射精の瞬間が迫っていた。
「ダメダメダメっ……いっ、イッちゃうっ! そんなにしたらイクイクイクっ、は、はあおおおおおおーっ!」
「はああああっ、うぐおあおおっ、でっ……、射精るっ! うああぁああああーっ!」
 雄叫びを上げ、大きく突き上げる。
 すると煮えたぎる欲望のエキスがドピュッと噴射した。暴れだしたペニスがエクスタシーと共に収縮する蜜壺をめちゃくちゃに撹拌してゆく。
「はぁああああーっ! でっ……、出てるっ! こんなにいっぱい出されてるうっ!」
 好雄はユミの身体を力の限り抱き締め、女体にしがみつきながら腰を使い続けていた。呼吸をすることさえも忘れ、オスとしてこの世に生まれた喜びをこの上なくむさぼり抜いていた。

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コメント

  1. pncr より:

    1・2話読ませてもらいました。
    すんなりと話しに入れて導入部分はいいですね。
    詩織の、制服のリボンを前に押し出してるっていう表現は勉強になりました。
    JKリフレネタ面白そうです。
    文化祭で風俗をするというのは誰しもが一度は考えるシチュですが、そこがまた男の願望(妄想)を刺激してナイスチョイスだと思います。
    気になった点は、好雄が詩織のことを藤崎の奴って呼んでたことかな。
    自分の中の好雄は軟弱なイメージなので『詩織ちゃん』と呼ぶイメージです。

    2話目のくだりはいらないかなあ。
    いきなり話が脱線しててもったいない気がします。
    話を学校内で統一した方が読者もイメージがしやすくて話のテンポも良くなったと思います。
    しょうきちさんは、風俗に関する造詣が深いので、好雄が風俗で童貞を捨てる話を書きたかったのだろうな、という気持ちはわかります。
    それよりも詩織がどんなふうにJKリフレをするのかが個人的に見てみたいです。
    願わくば、あまり登場キャラを増やさないでほしい。
    エロって女性キャラが増えれば増えるほどエロが薄くなる気がするんですよね。
    まあ、ただ単に詩織の話が読みたいというわがままなだけです。

    以上、厳しめの感想でした。
    JKリフレに消極的な詩織を好雄がどんなふうに説得するのかな。
    散歩? 肩もみ? お客さんは学校の男子生徒なのかそれとも外部のおっさんなのか。
    つづき楽しみにしています。

  2. しょうきち より:

    ブルー様。コメント大変ありがとうございます。貴重なご意見嬉しく思います。全然厳しくなんかないですよ。もっと言ってください。

    さて、内容についてですが、こういうストーリー構成なのは私の話作りの好みというかクセみたいなものです。最初にアウトラインを示して、その後順繰りにストーリーを進めるための要素を小出しに入れ込んでいくような展開方式を意図的にやってます。多分シグルイとかファイブスター物語とかの影響です。

    呼び名問題ですが、わたしの個人的イメージでは好雄が下の名前で呼ぶヒロインって優美と夕子くらいなんですよね。原作ゲームでどうだったかは忘れたのですが、本作ではこういうものという事にしといてください。一応の理由付けとしては詩織(本作では意図的に堅めのキャラ付けにしている)とは接点に乏しく、あんま親しくないという事情がございます。

    ヒロインの人数問題については本格官能からエロライトノベルまで何人くらいが適切か、人によって意見が分かれるところかと思います。
    私が小説書く上で教科書にしている「鏡裕之のエロラノベバイブル」という本では、
    一人:いちゃラブ和姦に向いているが、ストーリーに変化を持たせることが難しく、ダレがちなので工夫が必要。
    二~三人:二人ないし三人が張り合うことにより、ストーリーにメリハリをつけることができる。
    四人:ヒロインとのエッチをスムーズに描く上で、単巻で書ききれる限界値。
    五人以上:単巻で書ききるのはほぼ不可能。
    という指針が示されておりました。

    私の場合にあてはめると、本作のメインどころのヒロインはあらすじに名前が出てきた三名となります。そんでもってそれぞれ役割が異なります。
    序盤~中盤は夕子や未緒に出張ってもらいわ詩織はストーリーを〆るための、トロフィー的な役割を担ってもらう予定です。
    ただ、せっかくときメモ小説を書いているので私はなるべく多くのヒロインを出演させたいですねぇ。欲を言えば全員出したいくらいです(流石に無理ですけど……)。

    詩織の出番はだいぶ後の方になりますが、その分ハードな濡れ場を演じてもらう予定ですので乞うご期待ください。

  3. kazushi より:

     2話まで読ませていただきました
     ときメモについては二次創作でしか触れていないので細かいことについてはスルーさせていただきますが、文化祭でのJKリフレという題材は非常に魅力的なので、うまく活かしてぜひエロエロな作品に仕上げて欲しいところですね。
     個人的に気になったのは、高校生なのにクラス会表記?(HRでは?) 今時だと道端でシケモク吸ったり堂々とキャッチしてるのはありえないのでは? というところですね。少し時代遅れな気がしました。もちろん、元ネタのときメモが古いタイトルなのでそういうテイストを出したいからと言うのであれば問題ないでしょうけど、読んでて微妙な気がしましたので言わせていただきました。

     2話目に関しては、JKリフレが行われるきっかけの場面でしょうから、作品に幅を付けられる点では必要かな、と。ただ読者の欲求を満たす意味では、ある程度リフレ描写をしてヒロインのエロを書いてから好雄にアドバイスをする黒幕? を登場させて、そこでさらっと書くのが多分一番効果的だったとは思いますが。
     ヒロインの人数は難しい問題ですけど、作品のコンセプト次第かな。主人公、ヒロイン、竿役がいるストレートなNTRなら一人の方が良さそうですが、今回のように文化祭でJKリフレなら複数名いた方が良いのではと思います。個人的にはヒロイン全員登場させて、一列になった彼女たちに一斉にフェラさせたり尻を並べて犯したりといったシチュが好みなんですが、さすがに書くのは大変すぎでしょうし無理もあるので妄想だけにとどめておきます。

     なにはともあれ、長編になりそうですので時間が借りそうですが、挫けず完結できるように執筆頑張ってくださいね。

  4. しょうきち より:

    kazushi様。ネトラレ彼女は拝見させていただいておりました。コメントいただけまして大変光栄です。

    さて、本作風俗街の描写ですが、実際いかがわしさを殊更に強調してるのは事実としてあるのですが、今でも現実の繁華街はちょっと裏路地に入ればそんなもんですよ。歌舞○町でも親○孝通りでも行って見てみてください。もしキャッチなど見たことないと言うのであれば、オリンピックに向けた偉い人の浄化作戦だとかコロナだとかの特殊要因によるところがデカいと思います。少なくともぴゅ○らば無料案内所があるレベルの繁華街なら私が書いたレベルの現実がそこらじゅうに散見される筈です。

    本作の18歳成人の話も含め、私はよく時事ネタを小説内のディティールに取り入れておりますが、さすがにコロナを絡めるとテーマが全く違うものになっちゃいそうなので勘弁してください。

    本作ファースト・エッチを風俗にした理由はいくつかあって、
    ・書きたかったから
    ・なるべく多くのヒロインのエッチシーンを書きたいが、主役を好雄にした以上優美を出すと近親相姦になっちゃうので、別人の風俗嬢ということにして擬似的にヤるため。
    ・一介の高校生である好雄が文化祭で風俗紛いの商売をやるにあたり、風俗業界とのコネを設ける必要がいったため。

    となります。ブルーさんの指摘どおり、風俗エッチが書きたくてしょうがなかったからというのが一番でかいんですけどね。

    ではでは。引き続きご愛顧いただけますと幸いです。

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