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14.都大会

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 新体操の都大会の会場。

 表彰台の周りには大勢のカメラマンが集まって、さかんにカメラのシャッターを切っている。
 その中心にはレオタード姿の詩織が立っていた。
 ほこらしげな表情をして、首にはメダルがかけられている。
 新聞記者がマイクを向ける。
「個人総合での優勝おめでとうございます」
「ありがとうございます」
「いまの気持ちを教えてもらえますか」
「自分でもまだ信じられません」
「大勢の観客の中、とても素晴らしい演技でした」
「落ち着いてひとつひとつの技をできていたのが良かったと思います」
「早くもインターハイの優勝候補の呼び声があります」
「期待にこたえられるよう、一日一日練習を頑張ります」
 インタビューにハキハキとした口調で答える。
 緊張の取れたスマイルを見せた。
 明日のスポーツ新聞には『新体操のニューヒロイン誕生!』という見出しとともに大きく写真が載ることになる。
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 詩織の部屋――。
 優勝の興奮冷めやらぬ詩織は大会と同じ青と白のレオタード姿で右足を頭よりも高く掲げてY字開脚をしている。
 愛くるしい瞳が潤んだときめきモードの表情。
 ヘアバンドをした自慢の長い髪が揺れ、均整の取れた肉体から芳醇なメスの香りが漂う。
「大会が終わってすぐなのにエッチだなぁ」
 全裸の好雄が二へラとする。
 ベッドには電マをはじめ大人の玩具類が転がっている。
「おねがい、はやくちょうだい」
 詩織がせつなげな声色でおねだりをする。
 レオタードの股間はヌレヌレだ。
 大会よりも心臓がドキドキしていた。
「なにを?」
「好雄くんのいじわる」
「詩織ちゃんの口ではっきりいってくれないとわからないよ」
「……好雄くんのチンポをください。私のいやらしいマンコに」
 詩織みずから指先でレオタードのクロッチ部分をずらして誘う。
 ニチャリと糸を引く。
「へへへっ、優勝したご褒美だよ」
 鼻息を荒くして、好雄は斜め下から突きあげるようにしてペニスを挿入した。
 蕩けきった淫裂にズブリと突きさす。
「ああーーん! う、うれしい!!」
 長いまつ毛を震わせて詩織はあご先を反らした。
 待ちわびていた粘膜と粘膜と触れ合い。ピンク色の快感が全身を駆けめぐる。
「すごい食いつき。中がトロトロだね」
「はぁはぁ……だって、ずっとほしくて」
「演技中もレオタードの股間を濡らしてたよね。観客席から見えてたよ」
「ぁぁ……はぁ、リボンで踊りながらずっと気になってて……」
「それであの得点なんだからすごいよね。さすが詩織ちゃん」
 横から支えるようにして深いストロークで突きあげる。
 ヌチャヌチャとからみつく音がして、詩織はヒィヒィと喘いだ。
 子宮にズンズンと響いている。
「審査員の連中もスケベそうな顔してさ。絶対勃起してたはずだよ」
「はぁ、んっ……好雄くんのおかげだわ……私が優勝できたのは」
 もともと詩織には優勝するだけの実力と才能が備わっていたのだが、セックスを経験したことで女性らしさが増し他校のライバルたちを寄せ付けなかった。
 すっかり好雄のおかげだと信じ切っている。
 今日も好雄の指示でレオタードの下にサポーターをつけずに出場した。
 最前列のカメラマンの何人かは異変に気づいていたはずだ。
「ボールの演技で大開脚した時、みんなレオタードの股間を凝視してたね」
「や、やだぁ……はぁ、んんー、ああ」
「うわ。またマンコが締まった」
「ああん、私の子宮が落ちちゃう」
 詩織の頭の中は優勝した喜びよりもセックスでいっぱいだ。
「思い出して興奮した? どんどんいやらしくなるね」
 舌を絡めて濃厚なキスをした。
 窓のすぐ外には公人の部屋が見える。
 風もないのにカーテンが揺れた。
(こっちを覗いてシコシコしてるな。いい気味だぜ)
 わざと部屋のカーテンを開けていたのだ。
 詩織の心も体も自分の物だと見せつけている。
 完全勝利宣言だ。

「詩織ちゃん。気持ちいい?」
「はぁはぁ……き、気持ちいいわ」
「大きな声で具体的に教えてよ」
「ああーん! 私、好雄くんのチンポでハメられてすごく感じてるのっ!! マンコがジンジンして気持ちいいわあ!!」
 可憐なアイドルフェイスを淫らに歪めて、詩織があられもない声で叫んだ。
 好雄のペニスで膣をかき混ぜられ、いやらしい汁が太ももを伝って足元に垂れる。
 フレッシュな肉壺が別の生き物のように好雄のペニスにまとわりついて、嬉しそうにキュッキュッと締まる。
 詩織の本能が貪欲にオスを求めていた。
「ハアハア、すごい締め付け具合。完璧にチンポの味をおぼえたね」
「大好きなの。もっと奥まで突いてぇ」
「ハアハア。エロい顔しちゃって。肉壺もきらめき高校一」
「あっああっ……」
「このまま中出ししてもいい?」
 耳元に囁く。
 今日が危険日だと知ってのことだ。
 いまの詩織なら断らない確信があった。
「はぁはぁ……だ、だしてぇ……詩織の中に」
「妊娠してもいいの? 危険日だよね?」
「あ、あん、はぁ……いいの……詩織に種付けして! おねがい!!」
 感情の振り切れた声で懇願する。
「へへへっ、その言葉まってたよ。俺の手で詩織ちゃんをママにしてあげる!」
 好雄は腰の動きを加速した。
 レオタードの胸を掴んで、力強くえぐるようにしてグリグリとノックした。
 子宮口を刺激して妊娠しやすくしているのだ。
 詩織の潤んだ瞳がトローンとしてくる。
「いくよ、詩織ちゃん」
「アァー、わたし、頭が真っ白になるぅぅ」
「うりゃああ。詩織ちゃんのマンコに本気の中出し!! 孕め孕め!!」
「はあ、ヒィィ! 奥に熱いのが当たってる!! 私、妊娠させられちゃう!!」
 艶のある髪を振り乱し、苦悶の表情を浮かべる。
 美しいY字開脚の姿勢で、詩織は好雄の精子を子宮の一番奥でしっかりと受け止めた。
 

 おわり

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