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9.こんな悪ガキはいやだ2

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 週末、詩織の家でマセ吉を預かることになった。
 前回のこともあり、話を聞いたなおとは憤りを隠せない。
「断ったはずだろ」
「そうなんだけど、ママが勝手に引き受けちゃったの」
「ったく、ほっとけばいいのに」
「いまさら無理だわ。ご近所さんだし」
 詩織は涼しげな顔で答える。
 問題は、その日は詩織の両親が家にいないことだ。
「ヤバくないか」
「なにが?」
「夜は二人きりになるってことだろ」
「あー、もしかして焼きもち?」
 からかうような口調だ。
「じゃなくてさ。マジメな話」
「相手は子供よ。1日預かるだけだし」
「その油断が危ない。俺も泊まる」
「べつにいいけど」
「詩織もビシッといえよ。いつも甘やかしすぎだろ」
「わかったわ。夕食はなにか美味しい物を作っておくわね」
 なおとの忠告に詩織はおだやかに笑った。

*******

 夕方前、詩織の家のチャイムが鳴った。
「はーい」
 私服姿の詩織は廊下をパタパタと歩く。
 玄関の外には汚れたシャツに短パン姿のマセ吉がいた。虫かごと虫取り網があれば、完全に夏休みの小学生といった恰好だ。
「遊びにきたよ、詩織おねーちゃん」
「いらっしゃい、マセ吉くん。さあ、あがって」
「おじゃましまーす」
 靴を脱ぎっぱなしで家に上がる。
「ワクワクして、昨日はあんまり寝れなかったんだよね」
「あらあら、まるで遠足の前の日みたいね」
「だって、泊まりだろ。ムフフ」
 頭の後ろで両手を組んで、デレデレとした小猿のような顔で鼻の下を伸ばしている。
 6つも年上の詩織を透視するような目つきをしている。
「私の顔になにかついてる?」
「なんでもないよ。今日も美人だね、へへへ」
「小学生なのに褒めるのが上手ね」
「なんかいい匂いがする」
「晩御飯はクリームシチューよ」
「オレの大好物。給食の好きなメニューで三位に入ってる」
「たくさん作ったの。おかわりをしてね」
「たのしみだなー、詩織おねーちゃんの手作り料理。食い終わったらいっしょにお風呂に入ろうよ。このまえみたいに」
「5年生だし一人で入れるでしょ」
「ええー、いいじゃん」
 詩織の腕を引っ張って駄々をこねる。
 前回と同じ手を使って甘える。
「そうは問屋がおろさないぞ」
 後ろで見ていたなおとが割って入った。
「ゲゲェ! なんでおまえがいるんだ!?」
「ずっといただろ」
「存在感が薄すぎて気づかなかった。ストーカーは巣に帰れよ」
「いいことを教えてやる。夜は俺が一晩中監視だ」
「草。冗談は顔だけにしろよ」
「嫌なら俺の家に泊まるか。毛布ぐらい貸してやるぞ」
「こいつ変なウィルスに脳がやられてるんじゃないの」
 マセ吉は助けを求めるように詩織を見上げる。
「ごめんなさい。隣の客間になおととマセ吉くんのお布団を用意してあるわ」
 詩織は苦笑している。
「地獄すぎ。詩織おねーちゃんと同じ部屋だと思ってたのに」
 マセ吉はがっかりと肩を落とした。
 さっきまでのわんぱくな態度がウソのように消えた。
「残念だったな。ガキの悪知恵ぐらいお見通しなんだよ」
「うぜえぇぇ。アクセルとブレーキを踏み間違えた車にひかれて死ねばいいのに」
「やるか? いつでも相手になってやるぞ」
「児童虐待反対」
 なおととマセ吉がいがみ合う。
「二人ともケンカは終わり。なおともなおとよ、小学生相手に本気になったりして」
「大人を舐めてるとこいつのためによくないからな」
「夕食の準備をするからリビングでテレビでも見ててくれる。マセ吉くんは手を洗ってね」
 母親代わりの詩織が二人を注意する。

*******

 町が寝静まった深夜。
 家々の灯りが消えて、月が雲に隠れる。

 マセ吉はムクリと起き上がった。
 隣の布団では、なおとが大きないびきをかいて寝ている。
 枕元には就寝前にマセ吉が渡して飲んだ空のペットボトルが転がっている。
「アホ面でぐっすり眠ってら」

 客間を出て、すぐ隣にある部屋の前に立つ。
 ドアをそーっと開けた。
「真っ暗でなにも見えないや」
 入り口の横にあるスイッチを入れて照明を半分つけた。
 部屋の様子がぼんやりと浮かび上がる。
 ヘアバンドをはずした詩織がベッドで眠っている。
 ゆっくりとそちらに近づく。タオルケットをめくった。
 白のキャミソールにピンクのパンティーの寝間着姿をしている。
 ためしに肩をトントンと叩いた。
 反応はない。スース―と気持ちよさそうに寝息を立てている。
 馬乗りになって、キャミソールを大きくめくった。
「うまそー」
 優美なバストが静かに上下している。
 小猿のような顔で鼻の穴を広げ、両手でモロに掴んだ。
「ハアハア。大きすぎて掴み切れないや。やっぱ高校生はちがうな」
 小さな手で詩織の乳房をこねくって遊ぶ。
 たしかな弾力。甘い体臭と体温に誘われて顔を埋める。
 根元を搾るようにして、ピンク色の乳首にむしゃぶりついた。
「甘くて美味しい」
 唾液をまぶしてレロレロと転がす。
 乳首がしこりを帯び、チュパチュパと飴玉を転がすようにして吸って指でコリコリと弄った。
「あ、あん……」
 詩織の唇が半分開いた。
 まぶたを閉じたまま眉間にしわを寄せる。
 清楚な顔立ちがほんのりと上気してきた。
「もしかしてエッチな夢を見てる?」
 息がかかる距離で顔を覗き込む。
 引き寄せられるように唇にキスをした。
 舌を入れて口腔を隅々まで味わう。
「ンン……」
「寝てるのに舌を動かしてら」
「ふぅ、んっ……なおと……」
「こっちはどうかな」
 腕を下に動かした。
 パンティー越しに詩織の大事な場所をまさぐる。
「濡れてる濡れてる」
 表面に触れただけですぐにわかる。
 睡眠状態でも詩織の肉体が感じている証拠だ。
 曲げた指を動かすとクチュクチュと音がする。
「ん……んっ、ンー……」
「ハアハア、どんどん濡れてる」
「……だ、だれ? なおとなの??」
 詩織が薄っすらとまぶたを開いた。
 寝ぼけた様子で辺りを見る。
「起きた?」
「マセ吉くん?」
 暗がりにマセ吉の顔を見て、詩織はギョッとした。
 キャミソールがめくれて、胸元が露出していることに気づいた。
「なにをしてるの!? いつのまに私の部屋に??」
「シーー!! 大きな声を出したら隣の部屋に聞こえるよ。アイツが起きてきてもいいの?」
 マセ吉がヒソヒソ声で告げる。
 なおとが朝まで絶対に起きないのを知っているのだ。
「とにかくどいてちょうだい」
「どうして?」
「部屋にだまって入ってきたらダメでしょ」
「詩織おねーちゃんの寝顔を見たくてさ。いっしょに寝ようよ」
「困ったわ。マセ吉くんの布団は隣の部屋に……」
「へへへ、詩織おねーちゃんのマンコ、ぐちょぐちょに濡れてるね。寝てるあいだも感じてたんでしょ」
「っっ!!」
「オレ知ってるよ、女の人は気持ちよくなるとアソコが濡れるんだよね」
「んっ、はぁ。な、なにを……変なことをいわないで」
 否定したが詩織の女の部分が淫らに反応している事実は隠しようがない。
 自分でもびっくりしている。
「ふざけてると……怒るわよ」
「怖い顔してもムダムダ。オレがもっと気持ち良くしてあげるよ」
「あ、あん……ン……だめよ……」
 詩織はとっさに脚を閉じて抵抗したが、子供の手は防ぎきれない。
 隙間をこじ開けるようにパンティーの上をじっくりなぞられて、色っぽい吐息漏れた。
(どうしたの私の体……勝手に感じちゃう)
 いつもより感じやすい自分の体に戸惑っている。
「手がベトベト。気持ちいいって顔に書いてあるよ」
「ち、ちがうわ……」
「素直に認めればいいのに」
「もうやめて……おねがい、マセ吉くん」
「チンコが爆発しそう」
「ちょっと」
「詩織おねーちゃんの口でしてよ」
「なにをいってるの。するわけないでしょ」
「ええー、いいじゃん。この状態で寝れないよ」
 マセ吉は情けない顔で甘えて詩織の母性本能をくすぐる。
(まいったわ……マセ吉くんがこうなった責任は私にもあるし……)
 責任感の強い詩織は、自分のせいでマセ吉が欲情したのだと考える。
 目の前で困っている子供を放っておくことはできない。
「すっきりしたら、おとなしく隣の部屋で寝るって約束できる?」
「するする! 絶対戻るよ、へへへ」
「……なおとには内緒よ」
 詩織は深いため息をついた。
 いつまでも押し問答を続けるわけにもいかない。
 ベッドに座り直すと、嬉々としてパンツを下ろしたマセ吉のチンポを指で支える。
(小学生なのになおとよりも大きい)
 風呂場で見ていて知ってはいたが、あらためてマセ吉のサイズに驚かされる。
 立派な大人サイズだ。
 詩織は覚悟を決めて先っぽに顔を近づける。
「んっ、ちゅっ……ぴちゃ……レロレロ……」
 耳元の髪を指先でかきあげながら舌を這わせる。
 興奮したマセ吉のチンポがピクピクと反応している。
「ハアハア、興奮する」
「(マセ吉くんのすごく熱いわ……早く終わらせないと、私まで変な気分になっちゃいそう)……ぴちゃ……レロレロ……」
「ハアハア、口で咥えてよ」
「ちょっとまってね……カポっ……ング、んぐぐ……んっ、ふぅ、はむぅ、うう……」
 未体験の大きさに詩織は四苦八苦だ。
 清楚なアイドルフェイスを歪めて、どうにか咥える。
 首を使ってジュポジュポとしゃぶった。
 さらさらの髪が背中で波打つ。
「ヤバい! マジで脳天までとろけるうううう!!!!」
 マセ吉は顔を真っ赤にして大興奮だ。
 両手で詩織の頭部を押さえて、腰を前方に突き出す。
 あこがれの詩織のフェラテクに導かれてあっけなく暴発した。
「うぷっ……むぅ、んっ、くっ……ごくっ、ごくっごくっ(すごい量……息ができないわ)」
 詩織は細い喉を上下に動かし、大量のザーメンをどうにか飲み下す。
 唇からマセ吉のチンポを引き抜くと、ツー―ッと銀色の糸を引いた。
「ハア、ハア……これで満足した?」
 最後の一滴まで飲み切って、詩織は肩で息をする。
 額には薄っすらと汗がにじんでいる。
 量だけでなく味も濃い。いまも喉に絡まっている気がした。
「詩織おねーちゃんってフェラが得意なんだね。びっくりした」
「バカいわないで、早く隣の部屋に戻って寝なさい」
「次は俺が詩織おねーちゃんを気持ち良くしてあげる番だよ」
「話がちがうわ。私はいいわよ」
「学校の先生がいってたよ。親切をしてもらったお礼はちゃんとしないとダメだってさ」
 抱き着いて詩織をベッドに押し倒した。
 一気にパンティーをはぎ取る。
 膝裏を掴んで、左右に開いた。
「ダメよ、マセ吉くん。いいかげんにしなさい」
 両手でマセ吉の頭を押さえ、なんとかして暴走を押しとどめようと抵抗する。
 だが、隣の部屋で寝ているなおとの存在がブレーキとなり本気で叱ることができない。
 もし起きたら、この場面を見られることになるのだ。
「あっ、あんっ!!」
 マセ吉のベロによって大事な場所をなぞられて、詩織はガクンとあご先を反らした。
「感じた?」
「ち、力が抜けちゃう」
「うまいでしょ。学校の女子で鍛えたからさ」
「やめてぇ、いけないわ」
 マセ吉のクンニ攻撃に詩織は顔を赤らめる。
 自然と色っぽい声が漏れて、あわてて片手で口をふさいだ。
「んんーー、あんっ、はぁっ……ああっ」
「詩織おねーちゃんのマンコ、ピンク色だね。奥までヌレヌレ」
「は、はずかしい……」
「指で入り口をほじくって、クリをベロでこねくってあげるね」
「ヒ、ヒィィ!!」
 マセ吉の指先とベロを使った集中攻撃によって、詩織の白い肌が花が咲いたように紅潮する。
 浅くブリッジをして腰を浮かせて、ビクビクと痙攣した。
「はぁはぁ……」
「もしかしてイッた?」
「う、うん……こんなのはじめて……」
 詩織はトローンとした表情を浮かべている。
 余韻にほだされて素直に認めた。
 なおととのエッチでは一度もイッた経験はない。
「すごく感度いいね。おにいちゃんと、どっちが気持ちよかった?」
「……知らない」
「答えられないってことはオレだ。ビチョビチョだし、入れていい?」
 指を盛んに出し入れしながら詩織の反応を見ている。
「ねえ、やめて……マセ吉くん」
「口でしてくれたじゃん。指よりもっと気持ちいいよ」
「無理をいわないで。ダメなものはダメなの」
 快感に押し流されそうになりながら詩織は断固として拒否した。
(もし中に出されたら……確実に妊娠しちゃうわ)
 几帳面な性格で日ごろから基礎体温を記録している。
 周期的にも今日が一番危ない日なのだ。
「もしかしてさー、危険日?」
「う、うん……最近の小学生はそんなことも知ってるのね」
「へへ、いいこと聞いちゃった」
 マセ吉はニヤリとした。
「ねえ、いいでしょ。ちゃんと外に出すから」
「なにをいってるの。いいかげんにしないと――」
 言葉を遮るようにマセ吉は身を乗り出す。
 反り返ったチンポを、詩織のマンコに沿って擦りつけた。
「あん……当たってるわ」
「詩織おねーちゃんのマンコはエッチしたいっていってるよ」
「う、うそよ……勝手に決めないで」
「いいでしょー? ネェェ、いいじゃん。この通り。詩織おねーちゃんのいうことをなんでも聞くからさ。最後のお願い。1回だけ」
「でも……こまったわ」
 マセ吉に懇願されて、声のトーンが弱くなる。
 前髪のかかった眉を斜めに下げて、愛くるしい瞳が揺れる。
「静かにすればおにーちゃんは起きないよ。もし嫌われたら、さみしくて死んじゃうかも」
「そんなに私としたいの……?」
「詩織おねーちゃんのこと大好きだよ。好きで好きでたまらないよ」
 いまにも泣きそうなマセ吉の顔つきに詩織は胸がギュっと締め付けられる。
 子供の純粋な気持ちを傷つけてしまうのではないかと心配になった。 
「……今日だけ、本当にこれで最後よ?」
 詩織は抵抗をあきらめて脚の力を抜いた。
 潤んだ瞳の目元が赤らんでいる。
「やったね!!」
 マセ吉は大喜びだ。
 得意の甘えん坊作戦がまんまと成功した。
「暗くてよく見えないから詩織おねーちゃんが指で開いて」
「もう、わがままね……これでいい?」
 腰の下にクッションを置いて、両手の指先を大事な場所にあてがいニチャリと左右に開いた。
 鮮やかなサーモンピンクの内側までマセ吉の視線に晒す。
「うわー。奥からエッチな汁があふれてる」
「やだ……あんまり見ないで」
「とびきりやらしい言葉で誘ってみてよ。変態みたいに」
「え……」
 詩織は固まる。
 なおとにもしたことのない破廉恥なポーズに内心ドキドキだ。
「処女じゃないでしょ」
「ま、まあ……」
「高校生だし、それぐらい演技できるよね」
 マセ吉がニヤニヤと詩織を見ている。
 小学生とは思えない不遜な態度だ。
 年長の詩織をコントロールしようと命令している。
「詩織のビショビショオマンコに……マセ吉くんの生チンポを入れて、種付けセックスしていいわよ」
 いい終わると、詩織は全身がカーっと熱くなった。
 優等生の自分がどうしてそんなセリフを口にしたのかまるでわからない。
 異様な状況に体温が上がる。
「へへへ、詩織おねーちゃんって、めちゃくちゃエッチなんだね」
 詩織の脚を押さえて、チンポでマンコの入り口に狙いをつける。
 腰を沈めて、ズブズブと挿入した。
「あああっ!! マセ吉くんのが、私の膣に入ってる!!!!」
 自慢のストレートヘアを振り乱して、詩織は後ろにのけぞった。
 まぶたを閉じてビクビクと痙攣する。
 挿入されただけで軽くイッてしまった。
「もうイッたの、詩織おねーちゃん」
「あ、あん……うそ……大きくて太い」
「詩織おねーちゃんの膣、すごく狭くて熱いね。もっとユルユルかと思ってた。チンポが溶けそう」
「ん、はあっ、ふぅ、う、動いちゃだめぇ」
「ハアハア、そんなこといわれても。奥に吸い込まれる」
 すぐさま激しいピストンを開始した。
 小柄なマセ吉が詩織に抱き着くようにして夢中で突きまくる。
 締まりが抜群の肉壺がねっとりと糸を引いて絡みつく。
「あん、はあ……お腹の奥に当たってる」
 詩織はヒィヒィとヨガりながら、どうにかマセ吉のピストンを全身で受け止めている。
 なおととのモノでは届かなかった中心深くを刺激され、声が途切れ途切れになる。
 子宮をゴリゴリ突かれると、足を浮かせて快感に顔を歪める。頭の中が真っ白に染まった。
「あん、感じちゃう!! アソコが気持ちいいいっ!!」
 はしたない声で思わず叫んだ。
 隣の部屋で寝ているなおとの耳まで確実に聞こえていた。
 もはやそんなことも忘れている。
「詩織おねーちゃん、詩織おねーちゃん、詩織おねーちゃん」
「だめぇ……マセ吉くん、はげしすぎる……なにも考えられなくなる」
 汗がにじんで詩織の中でスイッチが入る。
 マセ吉の小さな背中に腕を回してキスをする。
「あんっ、あんっ、あん」と息を紡いで、積極的に舌を動かして絡ませる。
 パンパン、グチュグチュという連続音が詩織の部屋に響き渡る。
 フェラの時と同じく、マセ吉の限界はすぐにやって来た。
「ハアハア、イキそう」
「まって、膣はダメよ! 約束を守って」
 詩織はハッと我に変える。
「無理だよ。止まらない!」
「マセ吉くん1回落ち着いて。今日は本当にダメなの!!」
「ハアハア。詩織おねーちゃんの危険日マンコに中出し!!!」
 詩織が離れられないようしがみつき、小猿のような顔を真っ赤にして盛大に射精をはじめた。
 一番奥まで腰を押し付けて小刻みに震わせる。
 こうなると詩織は逃げようがない。
 詩織の子宮はあっというまにマセ吉のザーメンで埋め尽くされた。
「ハアハア。腰が抜けるぐらい出た」
 すべてを吐き出し終えたマセ吉が満面の笑顔でチンポを引き抜いた。
 栓を失った詩織の膣からドロリとザーメンが逆流して垂れる。
「ううう……外に出すって約束だったのに……赤ちゃんできちゃう」
 セックスの快感も消え去り、妊娠の恐怖に詩織は呆然自失だ。
 ぐったりとしてベッドに仰向けになったまま、両脚を閉じる気力もない。
 中出しされたショックで目の前が真っ暗になった。
(どうしよう……100%妊娠しちゃったわ……)
 理屈ではなく本能で悟る。
 いまも熱い精液が大量にお腹の奥にあるのを感じていた。
「生んでよ、オレの赤ちゃん。そうしたら詩織おねーちゃんはオレのモノでしょ」
「バカなことをいわないで。学校があるのに」
「オレは本気だよ。どっちにしろ浮気セックスがバレたら別れるしかないけどね」
「っっ!!」
 マセ吉はわざと中出ししたことに詩織は気づいた。
 だが、すでに手遅れだ。いまごろ胎内では、活きのいい精子が詩織の卵子めがけて四方八方から突撃している。
「1回中出ししたんだし、次も膣でいいよね」
「……まだするつもりなの」
「あと10回は射精できるよ」
「ウソでしょ。私の体力がもたない」
「へへへ、詩織おねーちゃんが確実に妊娠するまで種付けしてあげるよ」
「そんな……」
「ワンワンポーズしてよ。後ろから入れるからさ」
「たすけて、なおと……」
 あきらめに似た気持ちで、詩織はベッドに四つん這いになった。
 すぐに小柄なマセ吉が背後からズップリと挿入する。
 詩織の腰を掴んでパンパンと小気味よい音を響かせはじめた。
 ・
 ・
 ・
 1時間後、うつ伏せになった詩織の背中にマセ吉が重なってせっせと腰を動かしている。ギシギシとベッドの軋む音がしている。
 ・
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 ・
 2時間後、裸の詩織がマセ吉のチンポを胸に挟んでタユンタユンと扱く。
 ・
 ・
 ・
 4時間後、仰向けになったマセ吉の上に詩織がまたがって一心不乱に腰を前後させる。
 ・
 ・
 ・
 早朝、窓の外が白みはじめる。ベッドでマングリ返しの体勢になった詩織に、マセ吉が種付けプレスでのしかかってキスをしている。
 色白い太腿のところにはマジックで”正の字”がいくつも書いてある。これまで中出しした回数だ。

***********************

「ふわああーー。よく寝た」
 まぶしい日差しになおとが目を覚ました。
 体を伸ばす。
 眠たい目をこすりながらスマホの時間を見る。
 とっくに9時をすぎていた。
「わっ、もうこんな時間。マセ吉がいない??」
 隣の布団が空なのに気づいた。
 部屋を出て階段を降りる。
 台所に詩織の姿を見つけた。
「おはよう、なおと」
 いつもと変わらない様子で挨拶をする。
「ふわああ。まだ眠いよ」
「頭に寝ぐせがついてるわよ」
「なあ、マセ吉の姿がないけど」
「……マセ吉くんなら遊びに行くって、朝早くに帰ったわよ」
「詩織、目の下にクマが出来てるぞ。もしかして眠れなかったのか?」
 詩織が徹夜明けのように疲れた表情をしていることに気づいた。
 全身に疲労感が漂っている。
「う、うん……蒸し暑くて寝苦しかったでしょ」
「クーラーつければよかったのに」
「冷房は体に悪いし」
「首のところ」
「なに?」
「虫に刺されたみたいな痕がある。そっちにも」
 なおとは詩織の首筋に赤く腫れた個所があるのを見つけた。
「部屋に蚊がいたみたい。やになっちゃう」
「ハハ。よっぽどタチの悪い蚊だな」
「そ、そうね……なおとに見せられないような場所までいっぱい吸われちゃった」
「吸われた? 刺されたじゃなくて?」
「ちょっとした言い間違い。すぐに朝食の準備をするわね」
「ゆっくりしたいところだけど、おふくろに用事を頼まれてたのを思い出した。すぐに帰らないと今月の小遣いがピンチだ」
 なおとは急いで玄関を出ていった。
 詩織は憂いを帯びた表情で見送る。

「帰った?」
 裸のマセ吉が階段を降りてくる。
 詩織の部屋で休んでいたのだ。
「俺のいった通り、バレなかったでしょ」
「……なにも気づいてなかったみたい」
「マヌケなヤツ。自分の恋人が小学生の肉オナホになったのも知らずにさ」
「……」
 マセ吉の言葉に詩織は複雑な表情をする。
 心の中で、なおとに謝っていた。
「お邪魔虫もいなくなったし、朝の続きをしようよ」
「そのまえにシャワーで体を洗いたいわ」
「オレもいっしょに入る。ボディーソープで洗ってあげる」
 詩織はぼーっとした表情で着ている服をすべて脱いだ。
 生まれたままの姿になる。
 マセ吉と手を繋いで浴室に入った。

 おわり

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