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彼女の後悔
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2017/10/25
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クマ紳士
4月12日

ピンポーン! と玄関のチャイムが鳴った。けど、家にお母さんは居ないし、知らない人だったら怖い。

僕は知らないフリをしようとして、またテレビに目を向ける。

「高岡さ〜ん? マサルくん、居ないの〜?」

女の人の声だった。けど、聞いた事ない人の声だ。

僕はさすがに無視は出来ないとリビングのソファーから腰を上げ、玄関へと向かう。

玄関の外からは、また僕を呼ぶ声がした。

僕は、誰なの? と外にいる女の人に声を掛けた。

「あ、良かった。ちゃんとお留守番してたのね。あのね、あなたのお母さんから今日晩ご飯を作って欲しいって頼まれたの。お母さん、今日も遅くなるって」

また遅いんだ、と僕はガッカリして肩を落とす。

けど、お母さんの代わりに晩ご飯を作ってくれる人なんて今までいなかった。

「それでね、家でマサルくんが一人でお留守番してるって言うから、私が代わりに作りましょうか? って言ったの。マサルくん、開けてもらえないかな?」

女の人は、どうやらかなり優しい人みたいだ。

会った事もない僕なんかの為に、お料理をしに来てくれるなんて……。

僕は嬉しくなって、待っててと返事を返した。

チェーンロックとドアノブの鍵を外してあげると、ゆっくりと玄関のドアが開いた。

「あ、良かった。開けてくれて。私、から戻りされるかと心配しちゃった」

両手に買い物袋を下げた赤い髪のお姉ちゃんが、スラリと長い足を伸ばし立っていた。

学校帰りなのか、近所で見た事がある高校生の制服だ。

「改めてご挨拶。私、向坂環。よろしくね、マサルくん」

僕に向日葵のような笑顔を見せてくれるお姉ちゃん。

僕はお姉ちゃんの笑顔に、ドキッと胸を押さえつけられた。

初めてだった。会ったばかりの人にこんな笑顔を向けられたのは。

「高岡マサル、小学五年生。よろしく、お姉ちゃん」

僕の挨拶に、お姉ちゃんはくすくすと笑い出す。

はい、よろしくと僕の頭を撫で始めた。

お姉ちゃんの綺麗な顔が近くにあり、恥ずかしい。

「マサルくん、台所借りるわね」

靴を脱いで、家の中に入るお姉ちゃん。

身を翻した時に、短い赤いスカートがふわりと広がった。

僕はその奥を、つい目で追った。

―――――――――――――――――――

「〜〜〜〜〜♪」

お姉ちゃんは鼻歌を歌いながら、台所でお料理をしている。ぐつぐつと何かを煮込んでいる音が聞こえ、かと思うと軽快な包丁の音が鳴り響く。

お母さんより、もしかしたらお料理が上手かもしれない。

「マサルくん、お姉ちゃんのお料理見てて楽しい?」

お姉ちゃんは僕に背を向けたまま、声を掛けてくる。僕はさっきから、ずっとお姉ちゃんのお料理を見てた。

台所のすぐ側の食事テーブルに腰掛け、ジッと見つめる。

「うん。楽しい」

「マサルくん、面白い子ね」

またお姉ちゃんはくすくすと笑ってる。

気分良く軽快なテンポで、どんどんお料理が出来ていく。

僕はそんなお姉ちゃんの後ろ姿を見て、時々くいっ、くいっと揺れ動くお尻の動きに夢中になっていた。

「お姉ちゃん」

「ん〜〜?」

僕はゆっくり立ち上がり、お姉ちゃんのすぐ後ろまで来た。僕の頭の位置には、ふりふり揺れ動くお姉ちゃんのお尻。

「お姉ちゃんのお尻、可愛いね」

気づけば、お姉ちゃんのお尻をスカートの上から触っていた。

僕の手のひらに柔らかい感触が広がる。

「こーら、イタズラするなんて悪い子だぞ」

お姉ちゃんは振り返って、僕の手を軽くピシャリと叩いた。

僕は恐る恐る、手を引っ込める。

「お姉ちゃんのお尻、おっきいね」

「普通よ」

お姉ちゃんはそれだけ言うと、また僕に背を向けてお料理を再開し始めた。

僕はまた揺れ始めるお姉ちゃんのお尻に、目が自然と跡を追う。

「そんなに見ちゃダメよ。女の人のお尻を追いかけるのは、もう少し大人になってからにしなさい」

横目でちらっと僕を見たお姉ちゃんが、注意してくる。

僕は、うん……とカラ返事。

お姉ちゃんは僕から離れようと、身体を横にズラした。

どうやら何かを炒めるらしく、フライパンに油を敷く。

「危ないから、近づいちゃダメよ」

お姉ちゃんはそう言いながら、お野菜をフライパンに入れ、一生懸命炒めていく。

でも、僕はお姉ちゃんの言う事を聞かず、フラフラと身体を動かした。

触るのは怒られる、と僕は考えて、お姉ちゃんの下に屈む事にした。

「マサルくん? 大人しくしてる?」

「うん、大丈夫」

僕は屈みながら、お姉ちゃんのスカートの中を覗き込む。

短いスカートだから、僕が屈めば簡単に中を見る事が出来た。

お姉ちゃんは、水玉のシマシマ模様のパンツを履いていた。

綺麗なお姉ちゃんに可愛い下着。僕は思わず、うわぁ……と声を出してしまった。

「マサルくん、どうしたの?」

「ううん、何でもないよ。お姉ちゃん」

僕はお姉ちゃんに見つからないように、けど、この光景を忘れないようにじっくりとお姉ちゃんのパンツを見ていた。

――――――――――――――――――

食卓に色とりどりのお料理が並んでいた。

僕はお姉ちゃんのお片付けが終わるのを待ち、お姉ちゃんが一緒に席に座るのを見てから、元気よく声をあげた。

「いっただきまーす!」

「はい、召し上がれ」

僕が手を合わせて、頂きますすると、お姉ちゃんは本当に嬉しそうな笑顔を向けてくれた。

僕が食事に夢中になり、食べ物を詰め込みすぎていると、こーら、口の中に入れすぎよ?とお皿を取り上げられる。

まるでお母さんみたいなお姉ちゃんだ。

「マサルくん、お味はどうかな?」

「美味しい! お母さんより、美味しいよ!」

僕は思ったままを口にしたのだが、お姉ちゃんはまたくすくす笑い出した。

「褒めすぎよ。おば様のお料理には、まだまだ敵わないわ」

僕は口を動かしながら、そうかな?と考えていた。

「でも嬉しいわ。ありがとう、マサルくん」

横に座っているお姉ちゃんは、ずっとニコニコ笑顔を浮かべていた。

僕は嬉しくて、益々箸を動かし、

「おかわり!」

とご飯茶碗をお姉ちゃんに向ける。

「はいはい、今よそうからね」

お姉ちゃんは、席を立って炊飯器へと向かった。

僕はまた、お姉ちゃんのお尻を目で追う。

「マサルくん」

「な、なに?」

バレたのかなと、口ごもってしまった。

けれどお姉ちゃんはご飯をよそいながら、どこか寂しそうな声を出していた。

「やっぱり寂しい? ほとんど一人でお家にいるって聞いたけど……」

ご飯をよそってくれたお姉ちゃんが、席に戻ってくる。

その顔からは笑顔が消え、同情の色が見えた。

僕に向ける、いつもの大人達の顔だ。

「寂しいけど、我慢しないと……」

僕のお父さんは、もっと小さい頃に交通事故で死んだ。お母さんは、一人で僕を育ててくれようと色々な仕事を夜遅くまで頑張ってくれている。

だから、僕が我慢しないとダメなんだ。

「偉いね、マサルくん。お姉ちゃん、マサルくんの事、大好きになっちゃった」

頭を撫でられる。とても暖かい気持ちになって、胸がぽかぽかした。

久しぶりに、人の愛情を向けられた気がする。

お母さんはいつも、僕が寝てる間に帰って来るからだ。

「マサルくん、お姉ちゃんにして欲しいことない? お姉ちゃんに出来る事だったら、何でも言って」

「ホント!?」

僕は嬉しくて、飛び上がりそうだった。

嬉しさのあまり、お姉ちゃんに抱きつく。

「あんっ! コラ、ご飯中は静かに食べなさい。席を立たないの。本当だから。ご飯を食べ終わったら、お願い聞いてあげる」

お姉ちゃんは僕に抱きつかれながら、困ったような顔を見せる。

けれど、引き剥がしたりはしない。

さっきみたいに叩かれもしない、言葉だけの注意だった。

甘えさせてくれるお姉ちゃんが嬉しくて、お姉ちゃんの香りを少しだけ堪能してから、身体を離した。


―――――――――――――――――

「マサルくん、これがマサルくんのお願い事?」

「うん!」

お姉ちゃんの手を引き、連れて来た場所は、僕のお家のお風呂場だった。

さっきお願いした事をもう一度口にする。

「お姉ちゃん、一緒にお風呂に入って!」

僕はさっさと服を脱いだ。乱暴に洗濯カゴに入れ、お姉ちゃんに向き直る。

お姉ちゃんは僕の行動の速さに目を白黒させる。

「マサルくん、小学五年生でしょ? 女の人と一緒にお風呂は、どうかしら?」

お姉ちゃんが困ったような顔で、腰を屈めて目線を合わせてくる。

「お姉ちゃん、さっき何でも言ってって言ったよ」

「うっ」

「お姉ちゃんの出来る事だったら、って」

「ううっ」

お姉ちゃんは、力なく肩を落とした。

少し考える素振りを見せたが、すぐに顔を引き締めた。

「……しょうがないわね。でも、今回だけよ?」

「うん!」

確認してくるお姉ちゃんに、元気いっぱい返事を返した。

お姉ちゃんは深いため息を吐き、服に手を伸ばしたが、その手が途中で止まる。

「マサルくん、あっち向いてて」

「なんでー? 僕だって、お姉ちゃんの目の前で脱いだよ。お姉ちゃんだけ、ズルいよ」

下半身をわざとぶらぶらさせて、お姉ちゃんの前で身体を動かした。

お姉ちゃんは、目が点になり、驚きを隠せないようだ。

でも、よく見るとお姉ちゃんは、僕の股の方……おちんぽをジッと見つめる。

「お姉ちゃん、僕のちんぽ、変?」

「あ、やっ、ち、違うの! 私の知ってる子供のと……その、随分違うのね、と」

慌てて手を振るお姉ちゃんは、少し顔を赤らめていた。

顔はそっぽを向いていたが、チラチラと目だけで僕の方を見る。

「なんか分からないけど、早く脱いでよー。僕寒い」

お姉ちゃんの服を掴んで、グイグイ引っ張れば、お姉ちゃんは慌てて返事を返した。

「わ、分かったから、脱ぐから。だから、あんまりジロジロ見ちゃダメよ?」

僕は、はーい!と返事を返してあげた。

恥ずかしがり屋なお姉ちゃんを、少しでも安心させるためだ。

「もう……返事だけはいいんだから」

ブツブツと小言を言いながら、お姉ちゃんは制服のリボンを取る。

次にボタンを一つずつ外し、制服の前が開いた。ボロンっとお姉ちゃんのおっぱいが飛び出す。

「うわぁ。おっきい! お姉ちゃん、おっぱいおっきいね!」

青い水玉模様の下着に、無理やりおっぱいが詰め込まれているようだ。

お肉が盛り上がり、ぎゅうぎゅう締め付けられている。

「コラ、見ないの!」

お姉ちゃんは不機嫌そうに口を尖らせる。

でも脱ぐのはやめず、服を片側から脱いでいき、白い肩を見せた。

長い髪を持ち上げ、二つにまとめていた髪を解いていく。

制服を丁寧に畳み、お姉ちゃんはお風呂場のカゴの上に置く。

そしてお姉ちゃんは、スカートに手を掛けた。

スカートのフックを取り、スカートが支えを失い、下に落ちる。

「キレイだね、お姉ちゃん」

「……変な事言わない」

下着姿のお姉ちゃんが、恥ずかしそうに言葉を吐く。

スカートを綺麗に畳み、オーバーニーソックスをゆっくり脱いでいく。

スラリとした長い足が、とてもとても綺麗だった。

「もう行くから、先に入ってなさい」

上と下の一枚ずつを残し、お姉ちゃんは僕に先に行くよう言って来た。

僕は不満でいっぱいで、声をあげた。

「ズルいよ、お姉ちゃん。なんでそんなに恥ずかしがってるの?」

「別に恥ずかしいわけじゃ……」

お姉ちゃんは、僕に言われて、また考え事だ。

ブツブツと、何かを口にしている。

「だったら早く行こうよ。一緒にお風呂場に入りたいから、僕は待ってたんだよ」

お姉ちゃんに甘えた声を出せば、お姉ちゃんは覚悟を決めたようだ。

「…………」

水玉模様のブラジャーのホックを外し、解放されたおっきなおっぱいが暴れ出す。

ピンク色の綺麗な先っぽがプルプル揺れていた。

そのままお姉ちゃんは、パンツに手をかけ、一気にずり下げる。

柔らかいお尻が形を変え、パンツを脱ぎ終わったお姉ちゃんのお股には薄らと赤いお毛々が生えていた。

僕はお姉ちゃんの体に見蕩れ、言葉を無くす。

「さあ、入りましょうか、マサルくん?」

身体にタオルを巻き付けたお姉ちゃんは、僕の手を引き、浴室へと連れて行ってくれた。

―――――――――――――――――

「お肌ツルツルね、マサルくん」

「そうなのかな?」

僕はお姉ちゃんに頭を洗ってもらった後、背中をゴシゴシと洗ってもらっていた。

お姉ちゃんは鼻歌を歌いながら、僕の背中をしっかり洗おうと隅々までスポンジで擦る。

「お姉ちゃん、ありがとう。でも僕だけ座ってて悪いよ」

僕はお風呂場の椅子に座ってるけど、お姉ちゃんは膝を付いている。

まるで僕がお姉ちゃんより偉いみたいだ。

「ふふ。優しいのね、マサルくん。良いのよ。さっきお願い聞いてあげるって言ったもの。だから、お姉ちゃんが洗ってあげる」

お姉ちゃんの手が時々僕の背中を撫でる。

細くて長い指が、僕の小さな背中を大切そうに撫でてくれるだけで、とっても嬉しい。

「お姉ちゃん、じゃあ前もお願い!」

調子に乗った僕は、お姉ちゃんに向き直る。

気のせいか、僕のおちんぽがいつもより大きい気がする。

ぶらん、ぶらんと揺れ動き、お姉ちゃんの目の前に差し出した。

「あ、どうして……さっきより大きい……?
まさか、私のせい?」

お姉ちゃんは、目を見開いて驚いていた。

明らかに僕のおちんぽを見て、固まった。

「お姉ちゃん?」

呼んでみると、お姉ちゃんは肩をビクつかせ、明らかな動揺を見せた。

軽く咳払いをしてから、僕の身体を見つめる。

「大丈夫よ、お姉ちゃんが洗ってあげる。えと……ソレは、最後ね」

お姉ちゃんは言い淀み、おちんぽとは言わなかった。

僕のおちんぽを見た途端、視線を逸らす。

「じゃあマサルくん、洗うわね」

スポンジにたっぷり泡を付けて、僕の身体を洗い始めるお姉ちゃん。

でも僕は、洗ってくれるお姉ちゃんの身体に夢中だった。

タオルからチラチラ覗くお姉ちゃんのおっぱい。

零れ落ちそうで、ずっしりと重そうなおっぱいが時々たぷんたぷんと揺れ動く。

「マサルくん、どうしたの?」

「何でもないよ、続けてお姉ちゃん」

首の下、胸、お腹とお姉ちゃんは洗って行く。

視点が僕のおちんぽの前になると、見ないように目を背けた。

足から膝に掛けて洗い、足の指の間まで洗ってくれた。

「お姉ちゃん、ありがとう」

「どういたしまして」

お姉ちゃんはニコニコと笑顔を作っていたが、またチラチラ僕のおちんぽに視線を送る。

「お姉ちゃん、そろそろ洗ってよ。僕むずむずして来た」

言いながら、おちんぽの袋の部分を掻く。

痒い気がして、手がつい袋に伸びた。

「やめなさい。掻かないの。赤くなっちゃうから……お姉ちゃんに任せて」

お姉ちゃんに止められたので、後は任せる事にした。

お姉ちゃんは顔を引き締め、僕のお股の前に顔を寄せた。

「おっきい……。まだ小学生なのに、こんな……皮かぶってるけど、まるで大人の人の
アソコみたい……」

またボソボソ呟くお姉ちゃん。

暑いのか、頬が赤く染まっていた。

やがてゆっくりとお姉ちゃんがスポンジの上から、僕のおちんぽを擦る。

竿から袋に交互に擦っていく。

「き、気持ちいいよ、お姉ちゃん」

僕はあまりの気持ち良さに、どんどん腰を突き出してしまう。

「……マサルくん、落ち着いて。お姉ちゃんの顔に、どんどん近づけちゃダメよ」

薄目を開けて見れば、僕のおちんぽがお姉ちゃんの額に当たりそうになっていた。

でも僕は気持ち良すぎて身体を直す事が出来ない。

「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」

自分でもよく分からずに、右手でおちんぽを握る。

竿の部分を刺激すれば、益々気持ち良さが広がった。

「なっ! 何をしてるの! や、やめなさい!」

お姉ちゃんが僕の指を止めようと、おちんぽを握っていた右手を掴む。

お姉ちゃん……。

「……お姉ちゃん、触ってよ」

「な、なに言って……」

左手で僕の手を掴むお姉ちゃんの手をおちんぽに持って行く。

指で包むようにしてから、前後に擦った。

「あっ! だ、ダメよ! こんなの! これ、洗ってない! マサルくん、これ……これ! 違う! 」

お姉ちゃんは口では、色々言いかけていたが、はっきりしない。

僕は構わず、お姉ちゃんの手を使って、おちんぽを擦った。

「ダメ、ダメ! やめなさい! やめなさいって言ってるのが、聞こえないの!?」

ついには顔を真っ赤にしたお姉ちゃんが怒り出した。

でも僕の手は止まらず、ついには、

「な、何か出るよ。お姉ちゃん!」

おちんぽがむずむずして来た。何かがこみ上げてきて、僕はつい、お姉ちゃんの顔へとおちんぽを向ける。

「マサルくん、こっちに向けちゃ――ンンンッ!?」

ビュッ、ビュッ! と僕のおちんぽから白い液体が飛び出た。

何度か飛び出た白い液は、お姉ちゃんの綺麗な顔に降り注ぐ。

「ん、ンンン……。お、終わったの?」

お姉ちゃんの髪の毛は、白いネバネバの液体だらけになっていた。

ねば付いた白い液体は、お姉ちゃんの髪の毛から、目まで垂れていた。

お姉ちゃんの口元にも、僅かに引っかかっている。

「口にまで……これが男の子の射精なの……?」

お姉ちゃんは、白い液体を指で取っていく。

僕はわけが分からずに、お姉ちゃんにごめんなさいとだけ謝った。

――――――――――――――――――

「ごめんなさい、お姉ちゃん」

「もういいから、肩まで浸かりなさい」

湯船に入りながら、何度も謝る僕にお姉ちゃんは呆れたようだ。

僕に背を向けて、何度も何度も頭をシャンプーで洗っている。

僕から出た白い液体を、洗い流したくて仕方ないのだろう。

「マサルくん、あんなにソレを擦ったのは初めてなのよね?」

髪の毛を洗い終わったお姉ちゃんは、今度は身体を洗い始めた。

横からはみ出るおっぱいが、プルンプルン揺れ動く。

「初めて……。お姉ちゃんを見てからかな。段々おちんぽがおっきくなって……頭が真っ白になったんだ」

僕の言葉に、お姉ちゃんはまた考え事をし始めた。

返事をせずに、身体の泡を洗い流した。

「もう大丈夫?」

頭だけ振り返ったお姉ちゃんは、僕を見た。

僕はお姉ちゃんに何度も頷きを返す。

「そっか。お姉ちゃんのせいだから、気にしないでね。初めてだもん、びっくりしたよね」

話しながら、お姉ちゃんはバスタオルを身体に巻く。

ホントはダメだけど、と言いながら僕の反対側に入って来た。

「2人だと、やっぱり狭いわね」

くすくすと笑い出すお姉ちゃん。

もう怒ってないようだ。

ホッと胸を撫で下ろす。

「マサルくん、マサルくんは好きな人いる?」

お姉ちゃんは、お風呂場の天井を見ながら僕に聞いてくる。

僕は少し考えて、

「お母さん……? あ、あとお姉ちゃん!」

答えた僕に、お姉ちゃんは笑顔を向けてくれる。

「好きな人って言うのはね、ずっとずっと、一緒に居たい。この人にずっと好きで居て欲しいって思える人」

お姉ちゃんは、お風呂場の天井を見たまま、よく分からない話をする。

「だから、それってお母さんとお姉ちゃんの事でしょ?」

「ん〜? ちょっと違うかな?」

またくすくすと笑われた。僕の答えは間違っているようだ。

僕が首を捻って考えていると、

「私はね、居るよ。好きな人」

お姉ちゃんのその言葉にドキッとする。

「ずっとずっと好きで。振り向いて欲しくて、好きになって欲しくて……私の全部、あげたい人」

お姉ちゃんは僕を見ていない。その誰かの事を思い出し、うっとりと、目を閉じながら語っていた。

「大好きなの。誰よりも、その子のことが……大好き」

僕はお姉ちゃんの言葉に胸を締め付けられていた。

いきなりお姉ちゃんに、突き飛ばされた気さえする。

「だからね、マサルくんもさっきみたいな事はこれから作る大事な人とだけしなさい」

僕の鼻頭に、お姉ちゃんの人差し指が当てられる。

ちょん、と軽く押されれば、それだけで僕は顔を赤くしてしまう。

「大好きな、その人だけ見てあげるような……素敵な男の子になりなさい」

お姉ちゃんは、僕の頭に手を置いて優しく撫でてくれる。

「ね?」

笑顔で聞いてくるお姉ちゃんに、僕はただゆっくりと頷き返す事しか出来なかった。

―――――――――――――――――

「帰っちゃうの?」

お姉ちゃんはお風呂から上がってすぐ、身支度を始めた。

明日も学校があるし、家で弟さんが待っているらしい。

「マサルくんのお台所でウチのも作ってたから、持って帰るだけだけど……そろそろ帰らないと」

お姉ちゃんの左手に巻かれている腕時計。時間を見れば、夜の8時になろうとしていた。

「それに、そろそろおば様も帰って来ると思うわ。あとはお母さんに甘えなさい」

お姉ちゃんはまた、僕の頭を撫でてくれる。

優しい手が、何度も何度も……。

「お姉ちゃん!」

玄関で外靴に履き替えたお姉ちゃんに抱きつく。

ぎゅーっと僕なりに力を込め、精一杯抱きしめた。

「甘えん坊ね、マサルくんは」

くすくすと笑いながら、お姉ちゃんは僕の頭を撫で髪を梳いてくれる。

「また来るわ。マサルくんがいい子にしてれば、ね」

「絶対だよ! 僕、いい子で待ってるから!」

顔を上げれば優しいお姉ちゃんの顔。

僕に向けられた笑顔は、とてもとても優しく……憧れた。

「ええ。お姉ちゃん、マサルくんが大好きだもの」

大好きと言われる度に、僕はお姉ちゃんの事で頭がいっぱいになる。

離れて行く身体を名残惜しそうに見送る。

「またね、マサルくん。夜更かししないで、きちんと歯を磨いて寝なさい」

手を振ってお別れするお姉ちゃんは、やっぱりお母さんみたいだ。

僕もお姉ちゃんの姿が見えなくなるまで手を振り、玄関を閉めた。

お母さんが帰って来るまで、きっと僕は興奮して眠れないだろうと、家の中に戻って行く。
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