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2017/10/24
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朝食を済ませると、もう日はすっかり登っていた。

「ん……」
食膳が片付けられ、再び二人きりとなった部屋の中、私はビアンカさんと別れを惜しむように、最後の抱擁を味わっていた。
寄せあった唇の隙間から、切なげなため息が漏れる。

「ん……そろそろ……時間……」
「もう少し……」

「はあ…んっ!」
もう何度繋がり、精を放ったかも分からない股間を彼女に押し付けると、涙目となった彼女の股間からは、物欲しそうな湿り気がじんわりと感じられる。

「ビアンカさん……これで、最後に……」
「もう……しょうがないわね」

彼女は嘆息すると、腰を落として正面にしゃがみこんだ。熱くなったテントを眼前に迎え、妖艶に微笑む。彼女は口だけを使って器用にスボンを剥ぎ取り、続けて下着も下ろす。
下着に引っ掛かっていた肉棒がピョコンと飛び出て、彼女の頬に当たりピタンと音を立てた。

「ウフ……御開帳ね」
彼女はそう言うと、舌舐めずりをしていきり立つ肉棒を右手でシコシコと扱く。
「最後だから、目一杯気持ち良くしてあげるね……」

彼女の言葉に、胸の奥のどこかにチクリとした傷みを覚えた。

彼女は濡れた舌を伸ばし、瞳を熱く輝かせると、亀頭の先端に啄むようなキスをして、裏筋に向かって舐め降りて行く。
やがて彼女の舌が肉袋に達すると、二つの睾丸を貪るように口内で咀嚼する。
私は彼女の頭を両手で押さえ、熱い吐息を繰り返しながら、彼女の成すがままにされていた。
「はむっ、フフ、ひもひいい……?」
彼女は実に嬉しそうに、両手で肉幹を扱き上げ、二つの玉をを咀嚼する。

彼女の練達な技の前に、耐えられる時間はあまり長くないと感じた。
明日からは、きっと別の男のことをこうして……
そんな事を考えていると、喉がカラカラになってくる。彼女を他の男に渡したくない。そう思えた。

「あら、どうしたの?一気に行くわよ?」
感傷的な私の気分とは裏腹に、彼女の舌技は激しさを増していく。
彼女は亀頭から真っ直ぐに肉竿を呑み込むと、そのまま前後に唇を揺すり、喉を鳴らして美味しそうに頬張る。
頬をすぼめ、恍惚とした表情で貪る彼女を見ていると、女陰を犯している時に匹敵するような快感が股間を中心に電流となって走る。
私は夢中になって彼女の頭を両手で掴み、喉奥に向かって激しく腰を叩き付けた。

「う……ふぅっ!ふぅっ!んんんんーん!」
苦しそうでありながらも、懸命に口内の獲物をしゃぶり上げる彼女。そうだ、今はこうして楽しめばいい。男と女一期一会でいいじゃないか。

「うおっ!?く……あああっ!」
「ん……ぶ、んんっ。んぐっ、んぐっ」
やがて、股間に走る電流は全身を駆け巡り、同時に彼女の口内に白い迸りが大量にぶちまけられる。
喉を鳴らして懸命にその白濁液を呑み込む彼女。量が量であったためか、一部は唇からこぼれ落ちて床畳にシミを作り、彼女の小さな鼻には白い鼻提灯が膨らんでいた。

全て出し終えた後、彼女の頭を掴む両手を離してやり、その後は事を終えて放心状態となっていた彼女の顔を、丁寧に拭いてやった。

「ありがとね。ちゃんと拭いてくれて……そんなお客さん、あんまりいなかったから……」
彼女の言葉に、忘れようとしていた胸の奥のトゲが再び現れた。

「ビアンカさん、こんな田舎の村は出て、私と……」

言うべきでなかった言葉が、つい口をついて出てしまった。
彼女の目元に、キラリと光るものが見えた気がした。

「……ありがとね。でもぞめんね。私はこの温泉宿が好きなの。ここで一生を過ごす女なのよ……」
「い、いや、こちらこそごめんなさい。今のは忘れて下さい」

気まずい空気が流れる。
私はそそくさと着替え、チェックアウトの手続きのために番台へと向かった。

番台には昨日と同じように、壮年の男性がどっしりと座っていた。

「おお、お帰りですか?昨日はお楽しみでしたな。ほっほっほっ」
この業界では決まり文句とでも言うべき台詞で出迎える主人。

「ご主人、楽しい時間を有難うございました。ところでこの宿、従業員は募集していませんか?」

自分でも一体何を言っているんだという言葉が、自然と漏れ出していた。だが、あの美しいビアンカさんをこれからも見ていたい。そして、他の男には抱かせたくない。そんな思いが言わせた言葉だった。

「ほっほっ。うちは何時でも人手不足。特に若い男性なら大歓迎ですぞ」
「本当ですか!?」
「うちの仕事は厳しいですぞ。それでも良いなら……じゃが」
「勿論です。宜しくお願いします!」

一年後

「ダンカンさん、この布団はこっちでいいですか?」
「その布団はそっちじゃと言ったじゃろう。それより早く向こうの部屋の清掃を済ませんか」
「わ、すみません!ただ今」

私はこのダンカン温泉宿の住込従業員となっていた。宿屋の主人、ダンカンさんの指導は厳しいが、充実した日々を送っている。
何より素晴らしいのは、時折、夜に人肌寂しくなったと称してビアンカさんが逆夜這いに来てくれる事だ。
これがある限り、この仕事はどれ程大変でも辞められない。そう確信していた。

ある日の事、ダンカンさんと村の外れから薪を運んでいる最中、何故か村外れに鎮座する墓石が目についた。
「ところでダンカンさん、あの村外れにあるお墓って、どこの家のお墓ですか?」
「あー、あれはうちの墓じゃね。君の前働いていた従業員。過労死じゃな。ちょいとばかしビアンカの相手するには精力が足りなかったのう」
「え……それって腹上……!」


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