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彼女の後悔
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2017/10/03
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クマ紳士
「見ろよ、中々の出来だろ? お前のデビュー作だ」

手に取った1枚のDVDを隣の女に見せる。恥かしそうに顔を反らしてはいたが、ちらちらとこちらに視線を送っていた。

「パンツから毛がはみ出て、だらしねえ女が写ってるぜ。毛の処理も出来ないやつがな」

「……っ、それは、アナタが!」

「あん?」

口を開いた女が強気に突っかかって来ようとする。

俺はそんな女を睨み上げ、それだけで、この女は口を噤む。

くく、と笑みが零れた。優越感が心地いい。あの時、俺を魅了し、見下し、俺をそこら辺の石ころ程度にしか見てなかったコイツが……。

「やっ、やめて! もう今日はしないって!?」

「知るかよ」

無理やり唇を奪う。押し倒し、身体中をまさぐる。コイツの匂いが、感触が俺を狂わせた。

力では男にも負けないはずのコイツが、手も足も出ない。

口だけの抵抗。身体はもう、抵抗することを忘れているくせに。


「あっ、あっ、ひゃめてぇ……。もう、ひゃなの……!」

舌をついばみ、口内を犯しながら、女の身体を弄んだ。

自分の顔が歪んで行くのが分かる。

圧倒的な支配感。愉悦。

「私、こんなつもりじゃ……ひがう、ひがうの!」

「何が違う?」

今、どこに自分がいるか分かっているのか?

ラブホだ。学校の制服をコイツにだけ着せて、悪目立ちさせた。

噂はどんどん広まるだろう。

「ん、んぁっ! や、やめて……もう、帰るん……あっ、あっ、や、んんっ!!」

帰る? 今さら? "何回した"と思ってる?

すでに服を剥ぎ取り、衣服など一枚も着ていないのに。ビクン、ビクンと何回身体を跳ねらせた?

「帰るなら、裸で帰れ。服は全部売っといてやる。高く売れるだろうよ」

「……そ、そんな……」

コイツの絶望に歪んでいく顔がたまらない。

ゾクゾク、と背筋に電流が走った。

顔を掴み、引き寄せた。

泣き顔を無様に晒したコイツを、瞳に焼き付ける。


「……選べよ、"向坂"。いつもみたいに、胸をはって、堂々とよ」

胸を、と言いながら力を込めて抓りあげた。

い"ッ!? と向坂は悲鳴を上げかけたが、声を出すのを堪え、虚ろな瞳をこちらに向けた。


「……終わったら、服を返して、ください……」

震え声で懇願してくる向坂に返事を返さず、濡れそぼった使用済みの捌け口に乱暴に叩きつけた。


また向坂は、身体を大きく仰け反らせ、獣のような声を上げる。

感情のまま、赴くままに……犯しつくす。


数ヶ月前は、半ば諦めていた壁。

思い出すだけでも、興奮が収まらない。
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