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ラーセニ―
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作:ブルー
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2016/04/22
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 HR後、2組の教室に顔を出した。
 教室にはまだたくさんの生徒が残っていた。黒板には来週ある球技大会について予定が書かれていた。
「森下さん、バスケなんだ」
「あなたは?」
「俺はサッカーだよ。バスケットにバスケ部が出場していいの?」
「1チームに1人までならOKなのよ」
「そうなんだ。当日は応援に行くよ」
「うふふっ、活躍できるようにがんばるわね」
「あのさ、この後だけど良かったら――」
「ごめんなさい」
「もしかしてなにか予定があるの? 練習は休みだよね?」
「金山先生にね」
「また?」
「彩色が終わってなくて、それで手伝ってほしいっていわれたの」
「べつに写真で良さそうなのに」
「画のことは私もよくわからないんだけど」
「律儀だなぁ」
「モデルとして責任もあるし、完成するまでは協力するつもりよ」
「美術室?」
「今日は先生のアトリエなの」
「アトリエ?」
「創作に集中できるようにアパートを借りてるらしいの」
「俺も付いて行くよ」
「……あのね、邪魔は入らないようにって言われてるの」
 森下さんは言いにくそうに説明した。
「邪魔なんだ」
「私じゃなくて先生がよ。とにかく終わったら連絡するし平気よ」
 金山のことを警戒している様子はまったくなかった。
 そういうところが素直な森下さんらしいといえば森下さんらしい。
「そろそろ行くわね。じゃあ、また明日ね。小笠原くん」
 森下さんは学生鞄を持って笑顔で教室を出て行った。後には森下さんのいい香りだけが残っていた。

「なんだ、森下は1人で帰ったのか」
「木地本」
 自分のクラスに戻ると木地本が話しかけてきた。
「ケンカでもしたか」
「森下さんが用事があるって先に帰ったんだよ」
「ライバルが多くておまえも大変だな」
「なあ、木地本。金山について何か知ってるか?」
「金山か。気をつけたほうがいいぞ。あいつは手が早いからな」
「手が早い?」
「気に入った女子生徒を画のモデルにして口説いてるらしい。モデルになった女子生徒はみんな金山の手で女にされるんだとよ。あくまで噂だけどな」
「ほんとなのかその話!」
「あくまで噂だっていっただろ。けど、どうしてそんなことを訊くんだ?
 おい、どこに行くんだ? 小笠原っ!」

 教室を飛び出して美術室へ廊下を走っていた。
 美術室では数人の美術部員が果物のデッサンをしていた。
 隣の準備室に繋がっているドアを開けた。誰もいなかった。
 机があって、棚にはぎっしりと美術用具があった。すごい油絵の匂いだ。
 俺は何かないかとそこら中を探した。
「これは……!!」
 棚の影に隠すようにして置かれていたキャンバスを見つけた。それも1枚じゃなく複数だ。
「香坂先輩!! それにこっちは剣道部の風間さん……かすみに波多野までっ!!」
 みんな男子に人気のある女子生徒ばかりだ。
 おっとりとした香坂先輩は片手を胸元に置いた立ちポーズで、家庭的な風間さんはソファーにうつ伏せ、幼なじみのかすみは椅子の背もたれに片手を置いて振り返ったポーズ、男勝りな波多野にいたってはソファーで大開脚して、アソコに自分の指を当てて中を見せているポーズだった。
 共通しているのは全員が一糸纏わぬ全裸であることと、恥ずかしそうな照れ笑いを浮かべていることだった。
(みんな……金山にヌードを描かれていたのか……)
 あまりのショックに言葉を失った。かすみが俺の知らない顔を見せていたことも、波多野が金山みたいな男に全部をさらけ出していたことも、すぐには現実として受け入れることができなかった。
 机の抽斗からは森下さんを隠し撮りした写真が何枚も出てきた。制服姿で歩いてる森下さん、体操服に赤いビブスを着て真剣にバスケをしている森下さん、食堂で大好きな鳥のから揚げを食べている森下さんの写真まであった。
「あいつ、やっぱり初めから森下さんを狙って! 急がないと森下さんが危ない!!」
 俺は大急ぎで準備室を出た。


「……ここか」
 美術部員に教えて貰った住所にあったのは2階建てのごく普通のアパートだった。1階の表札に金山の名前を見つけた。
 ドアをノックしようとして手を止める。
 部屋の中から声が聞こえてきた。
「あっ、あーーん……せ、先生っ、こんなの聞いてないわ」
 森下さんの声だ。
 とっさにアパートの裏手に回る。窓がわずかに開いているのを見つけた。
 心臓がバクバクと音を立てる。見つからないように中を覗いた。
(も、森下さん!!!!)
 思わず声が出そうになった。8畳ほどの室内、生まれたままの姿でベッドに押し倒されている森下さんがいた。今まさに金山が襲いかかって、抵抗する森下さんの胸を口に含みながら片手で彼女の股間を激しく前後に摩擦していた。
 助けないといけないとわかっているのに、初めて見た森下さんの裸に釘付けになる。半球形のまだ固そうな胸に、くびれた腰つき、ムッチリした太もも。まばゆい肌は全身がなめらかで、椅子には森下さんの、セーラー服・スカート・ブラジャー・パンティー・学生鞄・靴下、すべてが置かれていた。
 森下さんは困惑の表情で片足でベッドを蹴って、右手は金山の肩を押しのけようとしていた。
「や、やめてぇ、先生っ」
「ハアハア、ここまで来てあばれるな」
「いやっ、はなしてぇ」
「おとなしくしろ、この間の続きだ」
「続きって、私そんなつもり」
「僕に裸を見られて興奮してただろ、照れた顔で」
「ち、ちがうっ、誤解よ」
「ウソだな。もうビチョビチョじゃないか」
「っ……これ以上、いじらないで」
 森下さんが言葉に詰まる。全身が汗ばんできた。
「乳首がコリコリしてうまいぞ」
「あ、あんっ、吸っちゃダメぇ」
「前回は邪魔がいたからな」
「あーーん、先生の指がっ」
 森下さんの乳首が金山の唾まみれになり、指先が彼女の大事な場所に埋まっていくのが見えた。
 必死になって首を振って、ポニーテールと黄色いリボンを盛んに揺らす。森下さんのアソコは濃い毛がびっしりと生え、ムワッとした熱気がこっちまで漂うような、ビラビラの形も生々しくて君子(妹)のとはかなり違った。分泌された液体でヌルヌルと光って見えた。
「発育がいい体をしてるだけあって感度がいいな」
「やぁ、はずかしい」
「熱いのがネトネトに指に吸い付いてるよ」
「か、体が勝手にっ」
「同時に親指でクリをいじったらどうなるかな」
「んんっ、はあっ、そこ、感じちゃう……」
 繰り返しクリトリスをいじられ、森下さんの動きがビクンと止まる。
(森下さんの表情が崩れた?)
 ほんの一瞬だが俺は見逃さなかった。顔が赤くなって、眉間を寄せる。
「足が震えてるよ。はじめは頑張って閉じていたのに、いまは開いてきたな」
「はぁはぁ……体がすごく熱いっ……」
「普段はっちゃけてるみたいに素直に感じてみろ、森下。尻の穴もヒクヒクさせろ」
「んんー、お、小笠原くん……」
「ハハッ、こっちは指がだいぶスムーズになってきた」
 金山の言う通り、森下さんの脚がだんだんと開いていた。
 突き立てた中指を使ってグチョグチョと音を立てて出し入れをする。その度に森下さんの奥からいやらしい汁がどんどん溢れていた。
(ハアハア、森下さん、アソコをあんなに濡らすほど感じているのか?? まるでAVみたいだ)
 目の前の光景が信じられなかった。森下さんが襲われていることも感じていることも。

「これだけ濡らせば十分だろう」
 金山は体の位置を変えると、仰向けで寝かせた森下さんの両膝を押さえつけて履いていたスラックスを素早く下げた。勃起したペニスで、濃い毛をかき分けるようにビチョビチョに濡れた割れ目に押し当てる。
「いいな、森下?」
「せんせい……」
 いつも元気な森下さんの瞳が心配そうに揺れる。どう答えればいいのかわからないみたいだった。
「返事がないなら入れるよ」
「まってっ……本気で……?」
「どうした。初めてで怖いのか」
「そ、それもあるけど……」
「僕に任せてごらん。悪いようにはしないよ」
「でも、私……」
「男と二人っきりで裸になる意味がわからない年齢じゃないだろ?」
 終始金山のペースだ。金山は語りかけながら先端を森下さんの入り口に擦りつけ、ヌチャヌチャと音をさせている。ああやって焦らして森下さんの気持ちを揺さぶっているのだろう。
 このままだと森下さんは金山に最後までされてしまうんじゃないかと心配になった。

「森下のビラビラが僕のに絡みついてるよ」
「あっ、んー、はぁはぁ」
「脚の力を抜けるな? すぐに終わるからな」
 言葉で完全に森下さんの股を開かせる。
 金山がゆっくりと腰を進めた。
「あっ……!! ああっ!! いっ、いたいっ……!!」
 苦痛に顔をしかめる。森下さんは何かを探すように金山の腕を掴んだ。
 余裕の金山は森下さんのアソコをこじ開けて押し広げるように確実に体重をかけている。
 ズブズブと肉をかきわける音が聞こえそうな、ほどなく金山の腰が森下さんの下腹部に密着した。

(ウソだ。こんなことあるわけがない。森下さんが金山を受け入れるなんて)
 好きな娘が他の男に抱かれている現実を目の当たりにしてショックだった。
 両目を閉じた森下さんはのど元を反らして、息も絶え絶えといった様子で呼吸をしていた。まるで体の中心に杭を打たれたみたいだ。
「ハアハア、全部入ったぞ、森下」
「っく……いたいっ、体が裂けそぅ……」
「こっちも活きのいいマンコがギューギューしてる。チンポがとろけそうだよ、フフッ」
「ああっ……ほんとに最後まで……お腹の奥が苦しいわ、せんせいっ」
「落ち着いて、ゆっくり息を吐いてごらん。いい顔だ」
「んっ、はあっ……」
「すこし動くよ」
「まって……まだ苦しいの」
「これぐらい我慢できるだろ。森下の体に僕のオベリスクを刻むんだ」
「あっ、くっ……んんっ!!」
 森下さんが苦悶にポニーテールを振った。すごく辛そうだ。ほんとに体が裂けそうなぐらい痛いのかもしれない。
 見ていて胸が締め付けれる。
 金山はかまわずに腰を前後にストロークさせていた。森下さんと金山が一つに繋がった場所に赤い血のような物がわずかに見えた。
「フゥゥ、さすがバスケで鍛えているだけあって濡れててもかなりキツいな。処女はこうでなくちゃ」
「あっ、あんっ、せ、せんせいっ……」
「意識を集中させてごらん。内側をこねくるのがわかるかい?」
「はぁ、だめぇ、やぁん……お腹の中がひきずられるぅぅ」
「ハァハァ、すごく嬉しいよ。明るくてやんちゃな森下の初物が味わえて」
「ああっ、はぁ……こんなはずじゃ……」
「ほらほら、ビラビラが僕のペニスに巻き込まれて埋まっていく。根元まで繋がってるのを自分の目で見てごらん。陰毛がいっぱいで邪魔だけどね」
「いやぁ、ああっ、ふぅ、はぁ……痛いの、くるしい」
 森下さんの瞳から大粒の涙がこぼれていた。
 金山は緩く腰を送って根元まで彼女のアソコを抉っていた。人気者の森下さんと落として悦に浸っている顔だ。
「お、小笠原くんっ……」
 俺はドキッとした。ここで覗いていることに罪悪感がわいた。
「べつに付き合ってたわけじゃないだろ」
「はぁ、ああっ……んんー、はぁ」
「こうしてマンコの奥を連続で突いたらどうなるかな」
「あーん、んっ、だ、だめよ、せんせいっ」
「奥がキュッとしたぞ、森下。初めてで感じてるのか」
「あんっ、あんっ、あんっ……」
「男に抱かれて、エッチな顔して、森下も女子高生だな」
「ち、ちがうのっ……はあっ、うぅ、ンー」
 ベッドがギシギシと軋む。
 森下さんの胸も前後に揺れる。金山の腕を掴んでいた指先から力が抜けたように見えた。
「あんっ、ああっ、んーー」
「そろそろ痛みは消えたかな」
「はあ、んっ……アア」
「ハァハァ、色っぽい息づかいだ」
「んっ、ああっ、ンーー」
「森下いってみろ、セックスされた正直な気持ちを」
「せんせいっ……あ、あそこが……ンァ」
「ハァハァ、気持ちがいいのか?」
「体がへんなの……あぁ、ンンー」
「その調子だ。もっと僕に森下の声を聞かせてくれ」
 今度は森下さんの膝裏を持ってV字にすると中心に向かって腰を使う。まるでセックスの悦びを教えるような動作だ。
 森下さんが両目を閉じて甘い吐息をもらすようになった。アソコはグチュグチュと粘着質な糸を引いて金山のペニスと完全に馴染んでいる。それが見ていてとてもやらしかった。
「ハアハア、とろけた襞がまとわりついてくる。こいつは開発しがいがあるぞ」
「ああ、ぁん……ンン」
「クッ、そろそろ僕も」
「はぁぁ、はぁぁっ」
「いくぞ、森下! 中に出すからな!」
「んっ、あっ……だ、だめぇっっ!?」
 急に森下さんが息を吹き返した。前髪のかかる眉を下げて動揺する。
 ベッドの軋む音が大きくなり、激しいピストン運動を繰り返して金山の腰が一番奥で止まった。突き刺したままビクビクと小刻みに痙攣をした。
(……まさか森下さんの中に出したのか)
 心臓が凍り付くようなさめざめとした気持ち。
「ンンー―、わたしの中に熱いのが……」
 森下さんは力なく両腕を倒した。
 金山が体を離すと、両足を投げ出すようにしてぐったりとした森下さんのアソコからは白い精液がドロドロと逆流してきた。
「いままで僕が描いてきた女子生徒の中で森下が一番だ」
「はぁはぁ……私……」
「良かっただろ、同年代が相手だとこうはいかないよ」
 勝ち誇るように見下ろす。
 金山は何枚もティッシュを重ねて、森下さんの股間を拭いていた。
 森下さんはまだ体にうまく力が入らない様子で身を任せていた。時折、ビクビクと反応する。
「ビラビラが赤く腫れてる。はじめと形が崩れてるな」
「はぁはぁ……」
「しばらくはまともに歩けないと思うから、バスケの練習は休めよ」
「……まだ私のあそこに物が挟まってるみたい」
「ゆっくりするといいよ。バスケの試合より疲れたかな」
 森下さんは返事をしなかった。
 虚ろな表情で天井を眺め、ベッドに横になったまま肩で息をしていた。
「はぁはぁ……」
「コーヒーでも飲むか? それとも紅茶がいいかな?」
「せ、せんせい……」
「汗もいっぱいかいたな。あとで2人でシャワーを浴びよう」
「……は、はい」
「いい返事だ」
 金山はメガネの真ん中を指で押し上げ森下さんの体を片手でなぞる。胸を軽く触って、乳首を指でいじった。

(ごめん、森下さん……俺に意気地がないばっかりに……)
 あの日、森下さんが美術室で教えてくれたヘルメスの像。
 ある時、美の女神アプロディーテを見かけたヘルメスは彼女を口説こうとしたがまったく相手にされず、彼女の黄金のサンダルを盗んで困らせ、それを交換条件に使って関係を結んだ。他にもヘルセポネやヘカテーとも男女の仲で、ヘルメスは旅人や商人の守護神であると同時に、泥棒と策略の神さまでもある……。
 そのことを俺は後になって知った。

   ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★   ★

(これで、この学校ともおさらばか……)
 終業式が終わった後の教室で、別れを惜しむクラスメイト達に囲まれていた。
「おまえがいなくなると寂しくなるな」
「木地本。お別れパーティーを開いてくれてありがとうな」
「よせよ。俺は何もしてないさ。みんながしたいっていったからな」
「……居ないな。森下さん」
「おかしいな。式のときはいたはずなのにな」
「そうか……」
「探しに行ってこいよ。これで最後なんだぞ」
「……いいんだよ。森下さんも俺に会いたくないだろうし」
「なにがあったんだ、おまえら? この間まで恋人寸前だったのにさ」
「とにかくこれでいいんだよ」
「おかしな奴だな」
「木地本……ありがとうな」
「ああ、新しい学校に行っても元気でいろよ」
 
(森下さん……今日も金山と会ってるのかな……)
 あれ以来、森下さんとはまともにしゃべっていない。森下さんのヌード画は本当にコンクールに応募したのか気になっていた。応募していたとしても結果が出るのはまだかなり先だろう。
 いまでも思い出すのは森下さんの明るい笑顔だ。放課後の体育館で、鮮やかに3Pシュートを決めた彼女の姿。転校先でもきっと俺は森下さんのことを思い出すだろう。
 こうして俺の青葉台高校最後の日はあっけなく幕を閉じた。
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