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アジュールロー
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2014 / 06 / 27
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 私が立てた作戦はこうだ。休みの日にあいつをおびき出し、問題を起こしたところで私が出ていって現場を押さえるというものだった。エサは詩織ちゃんのヌードモデルだ。それなら疑われる恐れもないし、確実におびき出せる。証拠も奴自身が撮ることになるので、まさに一石二鳥ならぬ一石三鳥の自信があった。
 当然、詩織ちゃんは「無理です。ヌードモデルなんて私できません。好雄くんと一緒の教室にいるだけでも嫌なのに」と言って私の提案を即座に否定していた。
「他に手がないよ。それにこれなら100%あいつの本性を暴くことが可能だろ」
「そうかもしれないけど……」
「友達を助けるためだよ。心配しなくても撮られた写真や映像データは、あとですべて取り戻せる。もし危なくなっても大きな声で叫べば私がすぐに助けてあげられるしね」
 こういうふうにして最後まで決断をためらっていた詩織ちゃんを説得した。



 当日、私は一旦外で時間をつぶして、再び詩織ちゃんの家に戻った。
 玄関を静かに開ける。すでに早乙女好雄が詩織ちゃんの家に到着して30分は経過していた。
 足音を消して階段を慎重に上がり、詩織ちゃんの部屋のドアが見えるところで息をついた。あのドアを挟んだ場所で詩織ちゃんがヌード撮影されていると思うと急に喉が渇いた。何年ぶりかで足まで震えてきていた。
「そのままこっちを見ててよ。視線はカメラでさ」
「ああ……恥ずかしいわ……好雄くん」
「へへへっ。その緊張してるのがいいよな。すごい綺麗だぜ、詩織ちゃん」
 ドア越しに薄ら笑いとともに軽いノリの声が聞こえた。
 それに聞き取りづらいほど小さい詩織ちゃんの声も。詩織ちゃんの声は、まるで校舎の屋上から話しかけているみたいだった。
 私はその場所にしゃがんで、ポケットから携帯を取り出した。秘密のアプリケーションを起動する。
 打ち合わせ時、詩織ちゃんが席を外した隙に内緒で隠しカメラを仕掛けておいた。部屋での様子を極秘で観察するためだ。彼女には1時間ぐらいで突入すると伝えてあった。

 画面にカーテンを閉め切った部屋の様子が映った。硬い表情で、ベッドの手前に立っている詩織ちゃんの姿があった。
 つるりとした細い肩の曲線、足もとにはきらめき高校の制服と白い下着とソックスが折りたたんで落ちていた。
(ぬおおお!! こいつは!!)
 さらさらと流れる赤い髪。重力に逆らって突き出したバストはおろか、可憐な桜色の乳首に、瑞々しい肌と若い体つきのすべてが見えていた。ちょうど両手を体の前で重ねて、股間を隠すように直立している。
(ハアハア。本当に裸になっている)
 私は熱い血流が沸き立つ思いだった。作戦を成功させるためにもあいつの指示には素直に従うんだよと何度も言っておいた。
 その時の詩織ちゃんは見るからに不満そうな顔をしていたが、今は頬をほんのりと赤く染め上げ恥じらいの表情をしていた。
「やべええ、マジで完璧じゃん。超プロポーションいいよ!」
 ハイテンションに詩織ちゃんを持ち上げてパシャパシャとシャッターを切る。
 その横には三脚にセットされたビデオカメラがあった。フラッシュのたびに、詩織ちゃんの全身がまばゆい輝きで反射する。

「さすが詩織ちゃんはレベルがダンチだな。他の女子と比べもんになんないよ。おっぱいもでけえ」
「あんまりおだてないで……逃げたいぐらいなのに……」
「マジだって。夕子なんかもう日焼けしまくりだもんな。迫力も鏡さんといい勝負だぜ」
「好雄くん、夕子ちゃんや魅羅ちゃんの裸を見たの?」
「まあね。二人ともバイト代を払うっていったら楽勝で撮らせてくれたぜ。あと古式さんとかさ」
「!! ゆかりちゃんも?」
「そうさ。すごいだろ、へへへっ。おっとりしてるのに胸が大きいだろ。
 ところで詩織ちゃんはどうしてOKしてくれたの? あんなに嫌がってたのにさ」
「それは、その……好雄くんなら私のことをうまく撮影してくれると思って」
「そういうことね。任せてよ。そのへんのカメラマンよりもずっと芸術的に撮ってやらあ。ほらっ、手をどけてよ」
「ちょっと待って」
「どうしたのさ、芸術だよ、芸術。詩織ちゃんも芸術に興味あるでしょ、ハアハア」
「そうだけど……ほんとうにしないとだめなの?」
「へへへっ。なに言ってるのさ。アソコも撮影しないとヌードモデルにならないだろ」
 カメラを構えたまま言っている。
 詩織ちゃんは困った様子で視線を横にする。暗い表情でため息をついていた。ゆっくりと両腕を体の後ろにした。
「うほお! すげえええ!!」
「あんまり見ないで、好雄くん。私、こんなに恥ずかしいのはじめてよ。お願いだから静かにして」
「わかってるわかってる。すげええ-。これが詩織ちゃんのリアルマンコか!! 毛も薄いし、優美のより肉厚がぼってりしてる。モロにバージンのマンコじゃん!! こんな神々しいマンコ見たことないよ」
「やだ……」
「萌えるなー。やっぱバージンが一番だよな。この慎ましい形だけでオカズに使えるよ。そのまま動かないで。サクっと撮影するからさァ、ハアハア」
 ついに禁断の割れ目を解禁した詩織ちゃんを撮影する。
 足もとまで接近して、詩織ちゃんの性器をレンズがくっつきそうな距離で接写していた。
 みるみる詩織ちゃんの顔が真っ赤に染まる。それと一緒に閉じ合わさった肉唇がじっとりと濡れていっているのが画面でわかった。恥ずかしがり屋なピンク色の粘膜がちょっぴり見える。
(ああ、いかん。詩織ちゃんのアソコが濡れだしてる)
 詩織ちゃんは、私が盗み見していることを知らない。突入の時間が来るまで外で待機していると信じているのだ。
 そう考えると私はとたんに心配になった。他人の視線を意識しやすい彼女の性格が裏目にでるのではないかと思った。そうでなくとも最近の詩織ちゃんはかなり感じやすくなってきている

 詩織ちゃんは両腕を腰の後ろで組んで、右側の肩に顔を寄せていた。長い睫毛のまぶたを伏せている。
 奴は奴でいつもと勝手のちがう詩織ちゃんの様子に調子にのったらしく、得意になっていろんなポーズを要求していった。
 片腕を伸ばして逆の手で肘を持って背伸びをする(アイドルが水着を着て海辺で)するようなポーズ、立ったまま体を横に倒して柔軟するポーズ、両手をみぞおちの辺りで重ねて、照れくさそうにはにかんでいる姿など、そのほとんどがアイドルの写真集でよく見られるポージングの連続だった。詩織ちゃんはずっと顔を赤くして、おとなしくあいつの指示に従っていた。

「ベッドにこっちを向いて座ってよ。手を着いていいからさ。で、足を開いてくれる」
「足をって!?」
「なに? なんか問題でもあるの? もういっぱいすごいの撮ったんだしさ。サービスカットだよ」
 まるで本物のプロカメラマンになったつもりかのような口ぶりだった。
 詩織ちゃんはしぶしぶと、こちら向きでベッドに座った。両手を左右に着いて体をやや傾けた姿勢でゆっくりと膝を開いた。ビデオカメラの目の前に大陰唇がぴったりと閉じ合わさったアソコを晒した。
 うつむいて前髪で表情を隠している、詩織ちゃん。そこは最初の時よりもぐっしょりと濡れて、割れ目の真ん中からベッドシーツまで透明な汁が大量に垂れていた。
「ハアハア、大事件だぞ! みんなのしおりんがマンコを濡らしてる! チェックだ、チェック!!」
 鼻息の荒い声がドア越しに聞こえる。カメラを構えてフラッシュを連発する。
 正面からベッドに座った開脚ポーズをしている詩織ちゃんのヌードを撮影していた。
「目線はこっちだよ。顔を上げてさ」
「ええ……ごめんなさい」
「あれだ、ちょっとキョトンとしてみて。そうそう、その感じ! いつものしおりんだよ」
「……近すぎるわ、好雄くん。こんなの私の気がへんになりそう」
「へへへっ、いい感じじゃん。そのままそっちの手を曲げて、拳を作って口もとに当てるポーズしてみてよ。ぶりっ子っぽくさ。私のヌード映像でいっぱいオナニーしてくださいって言ってよ」
「……私のヌード映像でいっぱいオナニーしてください」
「私は学校のみんなのズリネタです」
「ああ……私は……学校のみんなのズリネタです」
 私は半ば放心状態だった。
 詩織ちゃんはまるで奴のマインドコントロールにはまったみたいだった。これではミイラ取りがミイラになるのではないかと、私は危惧した。
 あいつは持っていたカメラを床に置いて詩織ちゃんの隣に座り、ヘラヘラ笑いながら手を伸ばして彼女の股間を優しく上下に擦りはじめた。
 ニチャニチャといやらしい音がする。
「あっ、あっ、だめよ、好雄くん……私に触らないで、手をどけてっ」
 詩織ちゃんはあわてて奴の手を止めようとした。
 それでもあいつは詩織ちゃんの割れ目を刺激するのをやめようとしなかった。隣に密着して、まるでオナニーの手ほどきをするように陰裂をなぞっていた。
「へへへっ。視線はカメラだよ、詩織ちゃん」
「で、でも……あ、あんっ!」
「すげえビチョビチョだぜ、ここ」
「いやっ……手を……はあ、はあ……撮影だけの約束のはずよ!」
「いいじゃんか。硬いこと抜きでさ。入学した時から詩織ちゃんのことを応援してきたんだぜ」
「ん、あっ……そんなの関係ないわ」
「出た、いつものしおりんが。そのわりにはいい顔してるじゃんか。それに鏡さんや古式さんも俺にこうして触らせてくれたよ」
「うそよ……はあん、ゆかりちゃんにかぎって……信じられないっ」
「マジだって。今度証拠のビデオを見せてあげるよ。夕子のもさ。どうせ詩織ちゃんだってここを男に触らせるのは初めてじゃないんだろ。どっかの大学生にいじられてるのか?」
 詩織ちゃんの目がトロンとしてくる。
 手はあいかわらず奴の腕を払いのけようと置かれていたが、うまく力が入っていないらしく膝を大きく開いたままだった。
 その隙を突くように濡れた割れ目の内側を曲げた指先で粘着質にいじくる。汁をすくって上部に塗りたくり、小さな円を描いていた。
 詩織ちゃんの体がガクリと揺れる。
 たまらず両手を着いて、傾いた体を後ろに支えていた。胸を反って腰をせり動かす。
「だ、だめよ……好雄くん、いけないわ……やめて、はあ、はあ」
「なにがだよ。詩織ちゃんの両親は夕方まで帰ってこないんだろ」
「そ、そうだけど……△△くんに悪いと思わないの」
「ちぇっ。やっぱり詩織ちゃんはあいつのことが好きなんだな」
「はあ、はあ……好雄くんは彼の親友でしょ」
「へへへっ、こんだけの裸が目の前にあるのに友情とか関係あるかよ。それにあいつだって、いまごろ他の女の子とデートを楽しんでるだろ。かわりに俺が詩織ちゃんの相手をしてやるよ。古式さんみたいにさ。すごいんだぜ、ああ見えて。いまじゃ夕子や鏡さんに負けないぐらいかな。そうしたらしおりんも俺の物だってみんなに自慢できる!」
「んんっ、ン……だめよ、むりっ。そうじゃないの。私の話を聞いて」
 首を振って頑なに拒みつつ、詩織ちゃんは時間を気にしているみたいだった。
 奴に股間をいじらせながら濡れた瞳でチラチラと時計を見ていた。私が突入する時間をたしかめている様子だった。
(あいつめ、ついに本性をあらわしたな……それにしても詩織ちゃん、もしかして本気で感じているのか??)
 私の心配をよそに、詩織ちゃんの眉間に刻まれたしわがだんだんと深くなる。息を乱して汗ばんでいた。
 ついに詩織ちゃんの胸に紅茶色をした早乙女好雄の後頭部が重なった。チューチューと吸引する音がする。詩織ちゃんが唇をきつく噛みしめているのが見えた。
(まずいぞ、この状況だといくら詩織ちゃんでも危ないかもしれない)
 おそらく同じ手法で古式ゆかりちゃんや鏡魅羅ちゃんをゲットしてきたのだろう。今度はマドンナの詩織ちゃんがそのターゲットになっている。
「ああ、ほんとにいけないわ……好雄くん、どいて。お願いだから正気にもどって」という詩織ちゃんの声だけがむなしく聞こえた。