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アジュールロー
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2014 / 06 / 27
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 通信が終わっても私の興奮は冷めなかった。
 冷蔵庫から缶ビールを持ってきてグビグビ飲んでいた。頭の中では恥ずかしそうにセックスフレンドのお願いをする彼女を繰り返し再生していた。もちろん彼女が本気でそんなことを口にするとは思えないが、それでもこれはでかいぞという思惑があった。セックスフレンドという状況を意識し続けることになる。

 私はふとネットで検索をかけた。
 キーワードは【藤崎詩織】【きらめき高校】【マドンナ】だ。どうして昨日しなかったのか自分でも不思議だった。
 思ったより検索結果が並んだ。中にはまったく関係ない内容もあったが、それでも芸能人のようにバカみたいに多いということはない。一般人にしてはかなり多いなというレベルだ。画像のタグを選ぶ。
 いろいろな姿をした詩織ちゃんがブラウザに表示された。そのすべてが私が知らない彼女だった。まだ知り合って二日なのだから当然だが。
 マウスのホイールを使って画面をスクロールさせる。黄色い胸のリボンが特徴的な、セーラー服姿の写真が多かった。街でたまに見かける、きらめき高校の制服だ。夏だと襟と袖口が水色になった半袖の白いセーラー服で、冬服だとやや濃い青色のセーラー服になる。スカートは折り目も綺麗な膝丈のプリーツスカートで、セーラー服と同じ色をしている。
 次に多かったのが体操着姿で、驚いたことに詩織ちゃんの学校はブルマだった。これは私も知らなかった。胸のところにきらめき高校の校章が入った白い体操シャツに、青に近い紺色のブルマ姿の詩織ちゃんの写真がたくさんあった。私はいまどき珍しいなと思った。背筋をしゃんとしてどれも速く走れそうな姿をしていた。
 その次に清純な白のテニスウェア姿があった。部活中の写真だろう。ラケットを持っていた。
 私服姿の写真は数が少なかった。ほんとに数えるぐらいしかなかった。そこからもこれらの写真が本人に無断で、主に校内で撮影された写真ばかりだと想像できた。ここまで有名な女の子だったのかとあらためて感心した。普通の女子高生でここまで画像がアップされているケースは出会ったことがなかった。

 私はその写真のいくつかをクリックした。
 あるサイトで私の指が止まった。そこは『藤崎詩織 裏ファンクラブ』というサイトだった。トップページに、制服姿でおだやかな笑顔をしてこちらに向かって小さく手を振っている詩織ちゃんの写真が使ってあった。赤い髪がやや横になびいていた。場所はたぶんきらめき高校の校庭だろう。後ろに校舎が見えていた。
 彼女のプロフィールが載っていた。

 学校:きらめき高校
 学年:2-×
 年齢:17歳
 部活:テニス部
 身長:158センチ
 スリーサイズ:84(?)・56・85
 誕生日:○月×日
 血液型:△型
 性格:明るくて優しい、純真
 趣味:クラシック鑑賞、ヘアバンド集め
 備考:彼氏なし

 さすがに住所や電話番号などの記載はなかった。バストのところの(?)という表記に私は頬の筋肉が緩む気持ちだった。たぶん同じ学校に通う熱烈なファンの男子が開設したページだろうなと思った。それか非公認ファンクラブによって運営されているかのどちらかだ。詩織ちゃんも勝手にそういうのを作られて困っていると話していた。
 コメントには『きらめき高校が誇るスーパー美少女。容姿も性格も完璧で、まさに男の理想そのままにしたみんなのアイドル』と書いてあった。
 私はまったくその通りだとニヤニヤが止まらなかった。

 写真をクリックした。
 たぶん登校姿なのだろう、冬の制服姿の詩織ちゃんが両手で学生鞄をしっかりと持って前をまっすぐに見て歩いてる写真だった。赤い長い髪が清らかに流れていた。その一枚の写真だけで、詩織ちゃんの清純性と育ちの良さがにじみでていた。ここまで制服が似合う女の子はちょっといないぞと思った。黄色いリボンのセーラー服がとてもよく似合っていた。まさに全校生徒が憧れる伝説の美少女という写り栄えがあった。
 他にも教室の席で、ノートと教科書を開いて右手にシャーペンを持って真剣に勉強している写真があった。先生の質問に対してまっすぐに手を上げているような場面もあった。黒板の前に立って、チョークを摘んで難しい数式の解答を書いている後姿もあった。どれもこれもきらめき高校での詩織ちゃんの日常が見てとれる、ありふれた学校生活の一場面だった。

 次に私は、体育の授業風景を撮影したと思われる写真をクリックした。
 詩織ちゃんが体操着姿の女子に混じって楽しそうにおしゃべりをしている姿があった。下半身に張りつくようなブルマと、そこからスラリと伸びる長い脚が芸術的で美しかった。腰の位置で、他の女子より詩織ちゃんのほうが足が長いのが一目でわかる。ブルマの股間は緩やかに盛り上がっていて、詩織ちゃんの処女性を無言であらわしているようでもあった。私はさっき見たばかりの、ランニングパンツ姿の詩織ちゃんを思い出した。
 グラウンドで元気に腕を伸ばして体を横に倒すストレッチでは、健康的なわき腹がわずかに覗いていた。他にもランニングしている写真、バットを持ってヘルメットをかぶり、バッターボックスに立って女子だけでソフトボールをしている写真もあった。

 部活動の写真を見た。
 白いテニスルックの詩織ちゃんがラケットを持ってレシーブの練習をしていた。
 コートでミニゲームをしている風景では、背後から彼女のスカートの中を狙って撮影している写真があった。小ぶりだが肉付きのいいお尻がヒラヒラのアンダースコートに包まれてまぶしく見えていた。そうしてお決まりの足元のボールを拾う姿の写真。赤い髪がまっすぐに垂れて、プリプリのお尻がスカートの下で見えていた。いちおう意識しているのか、片手で覗かれないように後ろを押さえていた。
 ボールをトスしてサーブを打つ写真では、テニスに青春の汗を流すスポーティーな一面が垣間見えていた。ベンチに座った写真では、額の汗をスポーツタオルでぬぐっていた。

 さらに私は水泳の授業中を撮影したと思われる写真を見た。さすがに監視が厳しかったのか。金網の外から撮影されていた。それでもピンボケの写真は一枚もなかった。写真はどれも肩の露出したスクール水着姿の詩織ちゃんに狙いを定めていた。
 なめらかな凹凸が見て取れる濃紺色のスクール水着に白い水泳帽をかぶり、両膝を抱えて体育座りをした詩織ちゃんが先生の説明を真剣に聞いている写真があった。胸がすごく窮屈そうだった。
 プールサイドで隣の女子と一組になってお互いの背中を伸ばす準備運動をしている写真もあった。そうして水しぶきを上げながらクロールで泳いでいる姿があった。写真はうまく息継ぎの瞬間をとらえていた。
 私がこいつはかなりやるなと思ったのは、泳いだ詩織ちゃんがプールから上がるタイミングを撮影した一枚があることだった。水をたっぷりと吸ったスクール水着が詩織ちゃんの体に張り付き、惜しげもなく彼女の若いボディラインを浮き彫りにしていた。限りなく裸に近い状態といえるかもしれない。そうしてスクール水着の表面は夏の日差しを浴びて、海のように反射している。彼女の体を伝ってしたたる水の流れが、鼻をつく塩素の匂いと熱く焼けたプールサイドのコンクリートを私に思い出させてくれた。私にもこうして一人の少女だけを見続ける時期があったのだと、ふいに懐かしくなった。もっともそのとき、私の周囲に詩織ちゃんほどの美少女などいるはずもなかったが。
 『今日のしおりん』というコーナーには、席についてブラシで赤くて長い髪を梳いている写真が使われていた。おそらく休憩時間なのだろう、無表情に近いややアンニュイな表情をしていた。もしかすると写真を無断で撮られていることに気づいて不機嫌になってしまったのかもしれないと思った。

 次のページには動画ファイルへのリンクがいくつか張ってあった。
 どれも部活や文化祭などでの詩織ちゃんを撮影したたわいのない動画だったが、そのうちの二つに私は目を見張った。

 ひとつは、体育祭で彼女が同学年の女子と演目のダンスを踊っている動画だった。
 動画は「二年女子による創作ダンスです。父兄のみなさんも一緒に応援をおねがいします」というアナウンスではじまっていた。大勢の観客とテントに囲まれたグラウンドに体操着姿の女子が一斉に散らばっていた。
 その中に赤い髪をポニーテールにまとめて、長い鉢巻をした詩織ちゃんがいた。
 カメラはそちらへとズームアップしていく。アップテンポの曲が鳴って、両手に黄色いポンポンを持って元気よく踊っていた。まず右手のポンポンを青空に掲げて、左手のポンポンを腰に当てる。そこで行進するようにみんなで足踏みして、上げた手を明るく左右に振る。初々しい踊りだった。
 膝と腰をひねって横にずり動くステップをして、体の前でポンポンを叩いた。それを左右で2、3回繰り返す。
「赤組み、GO! GO! FIGHT!」とみんなで掛け声を合わせていた。
 両手を掲げて、片足を高くハイキックをする。もちろんみんな体操シャツにブルマだ。詩織ちゃんも夏の太陽に負けないはじける笑顔で踊っていた。足を上げると体操シャツがめくれてお腹がチラリと見えていた。顔には汗がにじんでいた。
 そうして足を後ろに曲げてジャンプする。
「きらめき Let’s GO! FIGHT!」と、女子の声が響き渡る。
 続いて女の子は地面に座って、片手を後ろについて父兄の観客席のほうに揃えた両足を斜めに上げた格好をする。たぶん創作ダンスに床体操の動きを取り入れたつもりなのだろう。その場にいる詩織ちゃんを含む2年の女子が足をゆっくりと左右に開きだした。
 観客席から「おおー」という歓声があがる。そのまま女の子たちは左手のポンポンで股間を隠したり見せたりする動きをする。詩織ちゃんもちょっと恥ずかしそうに苦笑しながらブルマの股間を観客席の父兄に向かって、ポンポンで隠したり見せたりする動きをしていた。
 私は斬新な振り付けだなと驚いていた。たぶん女子の誰かがふざけて提案したのだろう。
 立ち上がった女の子たちは、今度は後ろを向いて両手のポンポンを腰に当てて、膝をやや落としてちょっと前に流行った腰振りダンスをしていた。どうりでどこかで聞いたことがある曲だとやっと気づいた。
 詩織ちゃんもブルマのお尻を後ろに突き出して、リズムに合わせて軽快にくねらせて踊っていた。まるで男を誘う腰の動きだ。それがいやらしいダンスだと詩織ちゃん自身は知らないのだろう。体操シャツの背中では長い鉢巻の先とポニーテールにした赤い髪が一緒に揺れていた。砂埃のついたブルマには小気味よく盛り上がった、キュートなお尻の形がくっきりと見えていた。張り付いた生地がはちきれそうに伸びている。
 そうして音楽の終わりに近づくとポンポンを鳴らして、その場で回転したりして手足を大きく動かして踊り、最後にみんなで決めポーズをして終わっていた。
 退場の音楽で、体操服の女の子が全員整列して戻って行く姿はなんとなくシュールな感じがした。
 そこでその動画は終わっていた。

 もうひとつは、その体育祭での『ドキドキ担ぎ競争』という種目の競技だった。
 それは簡単に説明すると、スタート地点の先にカラーコーンが置いてあって、そこをグルッと回って戻ってきて次の人に交代するという競争だった。普通この場合、スプーンリレーだったり、二人三脚だったり、玉転がしだったりするのだが、なぜかその競技は男女がペアになって力自慢の男子が体重の軽い女子を担いでカラーコーンを回ってくるというリレー形式だった。
 しかも担ぐ格好が問題で、男子が女子をお姫様のように抱っこするのではなく、女子が男子の体に前から抱きつく格好で運ばれるというルールだった。当然、胸と胸は当たるし、股間と股間だって当たることになる。
 スタート地点に立って自分の番が来るのを待っている詩織ちゃんはそんなに緊張しているわけではなさそうだった。歓声をあげてクラスメイトを本気で応援しながら、何度もお尻の砂埃を両手で払って体操シャツの裾を念入りにブルマの中に入れていた。彼女の横顔には白熱する体育祭に心から参加している様子がうかがえた。
 前のペアが戻ってくると少しでも上の順位を目指そうとするように自分から背の高い男子の肩に両腕を回してしがみついていた。見るからに運動以外取りえのなさそうな男子だった。相手の肩にあごを乗せる。
 男子が「もっとしっかり捕まらないと落ちるぜ」とでも言うように、彼女のブルマのお尻を両手で思いっきり抱えていた。詩織ちゃんもずり落ちないように長い足を男子の腰に絡めて足首でロックした。
 そうして動画は、男子にしがみついてグラウンドのコースを運ばれる詩織ちゃんの姿を映していたのだが、これが予想以上に卑猥で、まるで駅弁スタイルで繋がって観客席の前を晒し者になって帰ってくるようなリレーだった。もちろん他の女子も同じように運ばれるのだから詩織ちゃんだけが特別な仕打ちを受けているわけではないが、それでも彼女ような異性に免疫のない女の子には刺激の強い競技だと思った。
 走るたびに体が激しく上下して、詩織ちゃんのブルマの股間に群青色のハーフパンツをはいた男子のもっこり股間が当たっているのが容易に想像できた。体操シャツの胸も密着して潰れている。しかも男子は詩織ちゃんの抱え心地を確かめるようにハート型をしたブルマのお尻に指を食い込ませて下支えていた。
 詩織ちゃんは早く競技を終わるのを祈るように両目をつむっていた。抱えられてコースを走っているうちに体育祭で晒し者状態になっている恥ずかしさもあってか顔が赤くなっていった。
 途中、ずり落ちそうになった詩織ちゃんを抱え直すように男子が立ち止まって「よいしょっ!」と持ち上げていた。あからさまにブルマの股間をハーフパンツの前で突き上げていた。抱えられた状態で、詩織ちゃんが軽く後ろにのけぞる。閉じ合わせた長い睫毛の先が小刻みに震えていた。
 男子が彼女の耳元に何かをボソボソと言うのが映っていた。
 その直後に詩織ちゃんの顔がカーッと赤くなった。たぶんへんなことを言われたのだろう。詩織ちゃんはずり落ちないようにさらにギュッとしがみついていた。そんなふうにしたらもっとブルマの股間が擦れることになるのにと、私はすでに過去に起きた動画であるのを忘れて心配になっていた。
 それから男子はまるで詩織ちゃんが重たいかのようにゆっくりと走ってカラーコーンをターンしていた。へんな格好でしがみついているせいでブルマも微妙にずれてきていた。お尻の面積が振動によってじょじょに増えていた。
 カメラの前にわざわざ立ち止まって、まるで自慢するようにしがみついている詩織ちゃんの股間を下から連続で突き上げていた。
 リレーを盛り上げる歓声に混じって「ほら、もっと掴まれよ」という、その男の声がわずかに収録されていた。
「早くゴールして……」
「けどさ、ずり落ちて順位下がるぜ。他のクラスに負けてもいいのかよ」
 男子は今度は詩織ちゃんの股間をグリグリと刺激するようにお尻を固定してもっこりパンツを押しつけていた。
「やべー、しおりんの体すげえいい匂いがする。チンコたっちった」と言った。
 もちろん男子に抱えられているので詩織ちゃんの顔は見えない。でも、ポニーテールをした後ろ姿の耳が真っ赤に染まっていた。

 ゴールしても詩織ちゃんはしばらくのあいだ疲れた様子で男子の体にしがみついたままになっていた。抱えられていただけのはずなのに肩を静かに上下させていた。
 男子は嬉しそうに彼女の背中を両手でずっと撫でていた。順位はそいつがふざけたせいで詩織ちゃんのクラスが一番ドベに落ちていた。
 そのあとしばらくレースの様子が遠巻きに映っていた。
 ふたたびカメラが、列の後ろのほうで地面にしゃがみ座りになって隣の女の子と楽しそうに談笑している詩織ちゃんに寄ると、なぜか彼女のブルマの真ん中には小さな色の濃い部分が出来て濡れていた。しかも男子の股間を繰り返しぶつけられたせいで、ブルマがかなりの角度で食い込んでいて、割れ目の形がなんとなくわかるようになっていた。
 まさかカメラで撮影されているとは思わないだろう。仲のいい友達らしき女子としゃべる詩織ちゃんはさりげなく片手で股間の食い込みを直そうとしていた。そのときほんのわずかだが、白い生地の端っこが見えていた。