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アジュールロー
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2014 / 06 / 27
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「時間はまだいいかな? 今日はこのまま詩織ちゃんとずっと話していたいよ」
 詩織ちゃんは伏し目がちにうなずいていた。最初にあった緊張は消えていたが、新たに別の緊張が生まれているように見えた。それは彼女がこれまで味わったことのない種類の緊張だっただろう。ほのかに赤らんだ表情が教えてくれた。異性の視線を強く意識した女の子の顔をしていた。
 詩織ちゃんような女の子でもそういう顔をするんだと、私はまた新しい発見をしたようで嬉しかった。
「いつもこの時間ぐらいはなにしてるのかな」
「勉強とか、音楽を聴いてます」
「勉強できるんだよね。どういう音楽が好きなの? 人気のアイドルグループとか?」
「そういうのは……あんまり。クラシック音楽が多いです」
「おー、そっち系か。若いのに珍しいね。どの音楽家が好きなのかな。ベートーベン?」
「パッヘルベルのカノンとか、シューベルトとか」
「あー、パッヘルベルのカノンね。それなら知ってるよ。あれはいい曲だねえ、うん。詩織ちゃんのイメージにぴったりの曲だよ」
 詩織ちゃんは、部屋の真ん中で立ったまま髪先を指でいじってはにかんでいた。恋に夢見る少女の恥じらいだった。彼女の中で私に対する警戒がまた緩んだ気がした。容姿に自信のある子ほどプライドをくすぐられる褒め言葉に弱い。それは詩織ちゃんも同じだとわかった。
 私はこのまま褒め続けると、詩織ちゃんももっと大胆な姿を見せてくれるのではないだろうかと密かに思っていた。スカイプは日常とは違う。オンラインチャットではゲーム感覚も手伝って、大人が思っている以上の大胆な姿を見せてくれる少女は少なくない。そうしてそういう女の子は、詩織ちゃんのように男に対して免疫力のないタイプに多い。
 私は詩織ちゃんがまんざらでもなさそうな様子のところを突いて「ねえ、ブラウスのボタンをちょっと外してみてくれるかな」とお願いした。
 詩織ちゃんはやや顔を斜めにして髪先を揺らしていた。でも、ひとつぐらいなら問題ないと思ったらしく、笑顔で一番上のボタンを両手の指で外していた。
「あー、どうせだからあと2、3個」
「えっ。それはちょっと……」
「この通りお願いだからさ。初スカイプの記念にさ、おじさんにだけ色っぽい詩織ちゃんの姿を特別に見せてよ」
 私は画面の中の詩織ちゃんに向かって両手を合わせてお願いした。
 詩織ちゃんは困っている様子だった。ひとつ目のボタンを外した状態で指が止まっていた。
 しばらくして、詩織ちゃんは両手を動かして、2番目と3番目のボタンを外してくれた。
 こちらがドキッとするぐらい色の白い胸元が見えた。わずかに純白のブラジャーのブリッジも。一気に大人っぽさの増した格好になった。
(おおっ! 思ったより胸があるんじゃないのか!?)
 私の目は上品なブラウスの隙間からわずかに覗いた白い肌に釘付けになっていた。カップの切れ端が見えていた。
 詩織ちゃんはますます顔が赤くなっていた。手持ちぶさたそうに右手でヘアバンドの前髪を梳いていた。
「ねえ、何センチあるの?」
 つい勢いで聞いてしまった。
 無言。詩織ちゃんはまるでヘッドセットから私の声が聞こえないみたいに聞き流していた。両手を後ろにして、胸元のはだけたブラウス姿で横を向いていた。
「おじさんに詩織ちゃんのスリーサイズ教えてよ。知りたいな、詩織ちゃんの体の秘密」
「……84・56・85」
 小さな声で詩織ちゃんが答えてくれた。目はあいかわらずこっちを見ていなかった。
「うほっ。すごいな。もう大人だね」
 私は詩織ちゃんのスタイルを褒めちぎりながら、本当は胸はもっとあるんじゃないかと思っていた。88ぐらいはありそうだった。たぶんわざと小さく言ってるのだろうと思った。
「それだけスタイルがいいとさ、ビキニの水着とか似合いそうだね。今年の夏はどこか行く予定とかあるの?」
 彼女は、さあ? という感じで首をかしげていた。その首の曲げ方がすごく年頃の女の子という感じがした。可愛い女の子は男心をくすぐる首の曲げ方をたくさん知っている。
「ちょっと両手を膝に着いて、前屈みになってこっちを見てみようか。耳元の髪を指でかきあげてさ。おじさんと夏の海にデートに行くのをイメージしてごらん」
「なんですか、それ??」
「いやー、完全な個人的趣味なんだけどさ。詩織ちゃんみたいな可愛い子と海に行ったデート気分を味わいと思ってね。すこししてみてくれないかな?」
 詩織ちゃんは苦笑していた。それでも私がどこを見たがっているのか理解したらしく、しかたないという感じで、両手を膝に着いてこっちに体を傾ける前かがみのポーズをしてくれた。愛くるしい瞳でウェブカメラのレンズをきょとんと見つめている。ブラウスの胸元がさらに開いて、想像以上の胸の谷間がバッチリと見えた。若々しい隆起で下を向いている。そのまま指先で耳元の髪をかきあげる仕草をした。
(すごいぞ、これは。永久保存版の映像だろ。あの藤崎詩織ちゃんが前かがみで胸チラをしてくれてる!!)
 彼女と同じ学校の男子が見れば飛び上がって奇声を発していたのではないだろうか。私は彼女がこちらを見ているのも忘れて大きな唾を飲み込んでしまった。いそいでズームアップ機能を使って、彼女の胸の谷間をアップする。ブラジャーのブリッジとこぼれそうな胸の谷間があって、そのさきに落ち窪んだみぞおちが見えていた。
「いいよ、詩織ちゃん。最高だよ。そのままもう一個ボタンを外してみようか」
 驚いたことに詩織ちゃんはすんなりともうひとつボタンを外してくれた。私に疑問を投げかけるようにこちらを見つめている。さらにブラウスの胸元が開いて、ブラジャーのカップの横半分が覗いていた。
「う、腕を使って胸を寄せるってのはできるかい?
 おお、すごいよ。ものすごい迫力だね。大きなおっぱいが窮屈そうにくっついてる。おじさん、感動だよ」

 私が褒めちぎれば褒めちぎるほど、詩織ちゃんは男の視線を意識する女の子の顔になっていた。瞳がかなり潤んでくる。唇の閉じ合わさり具合もどことなく緩くなっているような気がした。
「ブラウスをずらしてそっちの肩を見せてごらん。水着だと思えばできるだろ?」
 私は鼻息が荒くなるのを隠してマイクを通して指示をした。
 まるで私の催眠術にはまったように詩織ちゃんブラウスを半分ずらしてツルンとした右肩を露出させた。それと同時にブラジャーのカップに包まれた右胸がほとんど見える。肩に白いブラジャーの紐がかかっていた。詩織ちゃん自身、大人の私が自分の大胆なポーズで喜ぶことに言葉では説明のつかない興奮を感じていたのだろう。ときどき戸惑ったように視線を左右に動かしていた。
「そっちのブラジャーの紐をずらすことはできる? 片方だけなら大丈夫かな?」
 詩織ちゃんは一回自分の胸元を覗き込み位置を確認していた。紐に指を引っかけて、カップが外れないように慎重に肩のカーブに沿ってずらしていた。
 肩紐が腕の横のところまでずれると、カップがわずかに下がって右の乳房が半分見えた。でも、詩織ちゃんはそのことに気づいていないみたいだった。ふたたび両手を膝のところに着いて、子供のような瞳でこっちを見つめるポーズをしてくれた。
(うおお! これはもうブラチラどころか、胸チラだぞ!! 88センチはあるだろ!)
 私はさっきよりも興奮していた。すでにスラックスはパンパンだった。
「もうどうせだからブラを取っちゃおうか」
 私は興奮を抑えきれずに言ってしまった。
 さすがに詩織ちゃんが固まっていた。それはできませんという意思表示で、さりげなく首を横に振っていた。
「そうか。それは無理だよね、ハハハ」
 乾いた私の笑い声だけがやけにむなしく響いていた。
「じゃーさ、後ろを向いてブラジャーを取ってこっちを向くのはどうかな?」
「でも……そういうのは」
「ここまでしたんだからさ。ついでだよ、ついで。ブラウスを着てるんだから問題ないでしょ。最後のお願い。これでもう無理はいわないから。約束する」
 私は心にもないことを言ってお願いした。こうなったら詩織ちゃんが押しに弱いことを祈るしかなかった。
 詩織ちゃんはやや視線を伏せて、肩を落として大きなため息をついていた。
 困り果てた顔をする。私はもしかして、と期待に胸が躍った。

「ほんとうにこれが最後ですよ」といって、静かに後ろを向いた。ブラウスの中で腕を後ろに回して器用に動かしている。カチッとホックの外れる音がした。そのあいだ私は固唾をのんで見守っていた。
 ブラウスの内側から抜かれた白いブラジャーがベッドの上にたたんで置かれた。
 私は息苦しくなっていた。詩織ちゃんは一回大きな深呼吸をしていた。それからゆっくりと向き直る。ブラウスの前を片手でしっかり閉じて合わせて、恥ずかしそうに視線を足もとに落としていた。上品なブラウスの脹らみには二つの突起物の陰影が浮いていた。
「ボタンを全部外してくれるかな。それでさっきのポーズをしてごらん」
 詩織ちゃんは慎重にブラウスのボタンをすべて外してくれた。女の子らしい腹部がチラリと見えた。左手を膝のところに着いてやや顔を斜めにして、さっきしたような前かがみのポーズをする。右手でしっかりとブラウスの前を掴んだままだった。
「手を放さないと」
「でも……」
「せっかくのポーズが台なしだよ」
 私がお願いすると詩織ちゃんはあきらめたように右手を膝のところに置いていた。音もなくブラウスの前が開いていく。
(これはたまらん。とんでもないセクシーポーズだぞ)
 あまりの嬉しさに私は椅子で卒倒しそうだった。はだけたブラウスのあいだには、柔らかなマシュマロのような両乳房が半分ずつ見えていた。ぷるんぷるんと下向きに揺れている。乳首が見えそうで見えないのがたまらなかった。私は必死でズームアップの機能を最大限にしていた。
「ハアハア、最高だよ、詩織ちゃん。もうちょっと肩を斜めにしてごらん」
 詩織ちゃんはおとなしく肩を斜めにした。ブラウスがずれて、胸元がさらに見える。
 形のいい右胸が丸見えになった。小さな桜色の乳首が恥ずかしそうに揺れていた。
(詩織ちゃん、気づいてないのか? それともわかってしている??)
 画面の中の詩織ちゃんは、右胸が見えているのに気づいていない様子で前かがみのポーズを続けてくれていた。彼女の表情に目立った変化は見られなかった。そのとき右手で耳元の髪をかきあげ仕草をする。胸も一緒に揺れていた。
(!? いまのはわざか?? もしかして詩織ちゃんもその気になったのか??)

 私は軽い混乱状態だった。
 それをたしかめるために私は詩織ちゃんにもう一度後ろを向いてもらうようお願いした。
「これからちょっとしたゲームをしてみようか」
「ゲーム?」
「そう。ゲーム好きでしょ」
「……そこまでは」
「すぐ終わるからさ。協力してね。簡単なYES/NOゲームだよ。私がこれから詩織ちゃんに質問するから、その答えがもしYESならブラウスをちょっとずつ脱いで、NOならブラウスを動かさないってしてもらえるかな? 後ろ向きならどっちにしても背中しか見えないから平気だろ? あー、それとゲーム中は詩織ちゃんからの質問は禁止ね」
 彼女はうなずいていた。当然後ろ向きのままだ。
「まず第一問。詩織ちゃんはインターネットに詳しくない。YESかNOだよ。どっちでもないっていうのはなしだからね」
 詩織ちゃんはすこし考えていた。それからブラウスの胸元を掴んで、ゆっくりと左右に開く動きをした。肩口がわずかに見えていた。
「よしよし、YESだね。まー、パソコンからして初心者だからしかたないかな」
 ヘッドセットをしている詩織ちゃんの反応はなかった。
「第二問。スカイプは、はじめから異性とのライブチャットを期待していた」
 スルリとブラウスがさらに動く。肩が完全に見えていた。私はやっぱりなと思っていた。
「第三問。スカイプにはエッチな大人がいるから気をつけなさいと友達に教えられていた」
 詩織ちゃんはちょっと首をかしげていた。YESでもNOでもないという感じだった。
「どちらでもない場合はYESでね。友達にはなんて言われてたのかな?」
「私には無理とか早すぎるとか……。そういう男の人がいっぱいいるからすごいことになるって。あとチャットをするときは露出のある服を着ると面白いって言われました」
 途中、声が小さくなって聞き取りづらかった。
 どうりで黒のタイトスカートをはいていたのかと納得した。きっと悪い友達にへんなことを吹き込まれたか、からかわれて、つい魔が差してスカイプに接続したのだろう。魔が差すことは誰でもある。たとえ詩織ちゃんのような清楚な女の子でも。そのおかげで私は詩織ちゃんの大胆な姿を拝むことができたわけだ。
「YESだから下げないと。ルールだよ」
 ブラウスが下がって、今度は肩甲骨の辺りが見えていた。まるでミルクを溶かしたようなすべすべの肌をしている。見えそうで見えないうなじが想像力をかきたてる。
「つまり詩織ちゃんは人には言えないような出会いを期待してたわけだね? 友達に、悔しかったらスケベそうな大人と話してエッチな格好ぐらい見せてきなさいよって言われたのかな?」
 詩織ちゃんはYESともNOとも言わなかった。でも、色の白い肩のラインが私に教えてくれた。詩織ちゃんは最初からエッチな出会いを期待してスカイプに接続してきたのだと!
「知ってた? そういうのをエロイプって言うんだよ? 女の子がテレビチャットで、見ず知らずの男の人とエッチなことをしてしまうのを。これでひとつ勉強になったでしょ」
 私がヘッドセットに話しかけても詩織ちゃんは黙っていた。
「そうしたら第四問だ。詩織ちゃんは処女ですか?」
 彼女の肩がピクンと反応した。そのまま動きが止まる。私は胃液がせり上がる気持ちで画面の詩織ちゃんを見つめていた。
 2分ぐらいあって、詩織ちゃんの腕が動いた。スルスルと背中の半分のところまでブラウスが下がる。正面から見れば彼女の胸部は丸見えだろう。
 私は詩織ちゃんが処女だと認めた後姿に歓喜の声をあげたかった。
「男の人と付き合ったこともないの?」
 詩織ちゃんが背中を向けたまま小さくうなずく。
 交際経験もない彼女が、いまどんな気持ちで男に背中を見せているのだろうかと想像した。
「第五問です。詩織ちゃんはセックスに興味がありますか?」
 さっきよりも長いあいだ変化がなかった。背中で彼女の息づかいが感じられた。
 背中の半分のところまで脱ぎかけになっていたブラウスが腰のところまで降りたとき、私は生唾を飲み込まずにいられなかった。詩織ちゃんは腕に絡まったブラウスの裾を大事そうに押さえていた。
「そうか、詩織ちゃんもセックスに興味があるんだね。どういうセックスをされたいって思ってるのかな」
 予想していたが返事はなかった。
「高校生なんだからそれが普通だよ。むしろ詩織ちゃんほどの女の子がまだ処女のほうがおかしいぐらいだ。クラスの友達もほとんど経験してるんじゃないの? 大部分の女子高生は年上の男性に抱かれて処女を捨てるって知ってた? 中年男性のほうがセックスも上手いし、女の子の扱いにも慣れてるだろ。そういえばこの前もお願いされて、詩織ちゃんと同じ年の子の処女を奪ってあげたな。終わったあとすごく気持ち良さそうな顔してたよ。詩織ちゃんも早く処女なんか捨てたほうがいいんじゃないの? いまどき高校2年生にもなって処女のままは遅れてると自分でも思うだろ? 大学生ならみんなに笑われちゃうよ」
 私はわざと詩織ちゃんの気持ちを煽るよう話しかけた。スカイプをしているとわかるが意外と処女を捨てたがっている女子高生は多い。それも真面目な子ほど焦りやすいのか、盛んにそういうことを口にしていたりする。きっとかなりのインパクトで彼女の耳に届いただろう。立っている詩織ちゃんの背中が小さく前後に揺れていた。
「最後の質問だよ。もしYESならブラウスを最後まで脱ぐんだ。わかったかい? いくよ?」
 私ははやる気持ちを落ち着かせるように椅子に座りなおした。
「詩織ちゃんは早くセックスを経験して、処女を捨てたいと思っていますか?」
 まるでリアルタイムの映像が静止画に切り替わったのかと思うぐらい固まっていた。チリチリと胃が痛くなってくる。私は何度もモデムの通信ランプが点灯しているのをたしかめていた。画面の中の詩織ちゃんが動くのを待っている時間が永遠に感じられた。
 そうして詩織ちゃんの両腕がまっすぐに下ろされ、腰のラインに残っていたブラウスが足もとに脱げ落ちた。ついにあの藤崎詩織ちゃんを上半身裸にするのに成功した。無防備な背中を見せている。
「もしもだよ、もしも詩織ちゃんがおじさんに抱かれて処女を捨ててもいいと思ってたら、そのままスカートの後ろをめくって可愛いお尻を見せてくれるかな?」
 私は頭がくらみそうだった。体の横に置かれていた両腕の手が黒のタイトスカートの後ろを握りしめる。両手を腰に当てるようなポーズで、ゆっくりとめくりあげた。シンプルな純白のショーツに包まれた、女子高生らしくみっちりと張り詰めたお尻の形があらわになる。
 きらめき高校のマドンナ美少女が私とのセックスに無言でOKサインをくれた瞬間だった。