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スピリットサージ
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2014 / 06 / 27
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経過報告28 ―― 7月29日

 まず書いておく。この報告書は7月31日の深夜に書かれた。

 女子だけで山あいの別荘地に泊まりに行った。7月29日のことだ。これはもともとみんなで計画してた。参加者は、虹野さん・美樹原さん・朝日奈さん・鏡さん・古式さん・清川さん・如月さん・優美ちゃん、と詩織(俺)の9人だった。
 そのログハウスは電車とバスを乗り継いで、林道を1時間ほど歩いた湖のほとりにあった。白樺の林に囲まれていて、風に揺れる木々の音と鳥のさえずりが聞こえるだけのとても静かな場所だった。あたりにはそのログハウス以外民家も一軒もなかった。いまにもそこから野狐が顔をだしそうな雰囲気が最高だった。ログハウスもおんぼろじゃなくてガイドブックのカラーページに載ってそうなペンションふうだった。

「すっごーい。まるで映画に出てくる別荘じゃない」
 到着するなり、ちびTとデニムのミニスカート姿の朝日奈さんは荷物をリビングに放り投げてバスルームや洗面所を見てまわり、駆け足で二階に上ってった。
「こっちこっち、ゆかり。二階も部屋がたくさん。ホテルみたい」
「あらまあ、それはよかったですねえ」
 古式さんはおっとりとした口調で受け答えして、落ち着いた足取りで二階に向かってた。白のブラウスにぶどう色のフレアスカートがとても上品で、彼女が歩くと丁寧に編みこまれた三つ編みが彼女の背中で規則正しく揺れてた。

「へー、プールもあるんだ」って、清川さんが大きな窓のカーテンを開けながら言った。リビングはテレビとアンティーク調の家具類があるだけでさっぱりしてて、暖炉が備え付けてあった。広々としたテラスがあって、けっこうな大きさの温水プールがあった。清川さんは一番元気だった。男の子みたいな野球帽をかぶって、半袖シャツとハーフパンツをはいてた。靴もランニングシューズで、林道では先頭を歩いてみんなを引っ張ってた。
「あとでみんなで泳ごうぜ。指導してやるからよ」
「わー。優美、清川先輩と泳いでみたいです」
 優美ちゃんは明るくバンザイするみたいにはしゃいでた。彼女は苺プリントのシャツにデニムのオーバーオールを着てて、ポニーテールはオレンジ色の大きなリボンで結んでた。
「優美、こんなお城みたいな場所に泊まれるなんて夢みたいです」
 あいかわらずオーバーなんだよ。お城は言いすぎだろって思ってたよ。
「テニスコートもあるみたいよ。あと露天風呂も。まさに至れり尽くせりね」って鏡さんが言った。鏡さんはノースリーブの赤いシャツに黄色のスカーフを首に巻いて、ローライズのジーンズをはいてた。引き締まった腹部や、見せパンがとてもセクシーだった。
「ここなら静かに本が読めそうですね。あとで湖へ散歩に行きませんか」と言ったのは如月さんだった。落ち着いた若草色のサマーセーターにキュロットを着てた。メガネはいつもの黒ぶちメガネだった。私服姿の如月さんは市立図書館の司書みたいに見えた。
「ねえ、湖が見える。空気がすごく美味しい。ムクも連れてきてあげればよかった」
 美樹原さんはテラスに出て、自然の空気を胸いっぱいに吸ってた。白いシャツの上にピンク色のカーディガンを羽織って、ピンクのベレー帽と白いスカートをはいてた。で、もふもふしたアクセサリーのついたニーソックスと。そんな少女チックな格好で山にくるのは美樹原さんぐらいだろう。
 虹野さんだけがぐったりとしてソファーの肘掛に肘をのせて額に押さえて座っていた。朝から口数も少なかった。
「気分悪いの、沙希ちゃん? お薬でも飲む?」
「ううん。平気。ちょっと頭が痛いだけだから。すぐ直ると思う」
「バスでも酔ったの?」
「そんなことないよ……。ねえ、詩織ちゃん……昨日、なにがあったか覚えてる? 気がついたら自分のベッドで眠ってたんだけど」
 どうやら虹野さんは薬の副作用で前日のことを何も覚えてないみたいだった。
 俺は「遊びすぎて途中で眠ったのよ。私が送ってあげたの。なにもなかったから安心して」ってウソをついておいた。あんなこと覚えてないほうが虹野さんのためだ。
「その服、すごく似合ってる」
「ありがとう」
 虹野さんはこっちを見てにっこり笑ってくれてた。空色のパーカーにチェック柄の巻きスカートがマジで似合っていた。靴は新品のスニーカーでさ。そのまま手を引いて花畑にデートへ連れていきたくなるような格好だった。
 ちなみにそのとき着てた詩織の服装は、白のニットシャツに赤のタイトスカートだった。あと黒のニーソックス。頭髪にはお決まりのヘアバンドをしてた。俺は女の子ばっかりの旅行にルンルン気分だったのさ。

「見て見て、食べ物もいっぱい。伊勢海老とか牛肉とか、キャビアにフォアグラにイタリア産のハムでしょ、フランス産のチーズまである」
 いつのまにか朝日奈さんが戻っててキッチンをあさってた。そこには業務用みたいな銀色の冷蔵庫があって、まるでレストランの厨房みたいだった。
「へー。うまそうだな」って、清川さんがそっちを覗きにいってた。「うお。すげえな。一週間分はあるんじゃないのか、これ」
 俺も見たけど豪華な食材の数々が食べきれないぐらいたくさんあった。
「地下室に高そうなワインがわんさか並んでたわよ。1873年とか1922年とか。ねえ、ゆかりー、私たちで好きに食べちゃってもいいのよねえ?」
「はい。そのようにうかがってますよ」
 それを聞いた清川さんが「今夜はパーティーだな」って言った。
「もー、考えるだけでわくわくしてきた。パーティって大好き、あたし。調理はうちのシェフに任せるとして」
 朝日奈さんは食べることばかり考えてるみたいだった。
「私も手伝おうかな。沙希の腕前見て特訓したいしさあ。金持ちって気前がいいよなあ。こんな豪華な別荘に食べ物まで自由に食べていいんだろ」
「ただの金持ちとはスケールがちがうわよ。天下の伊集院財閥よ。たぶん世界中に使いきれないほど別荘があって、休みになるとプライベートジェットで飛び回ってるのよ」
 そうなんだよ、じつは伊集院の別荘に泊まりに来てたんだな、これが。古式さんがたまさかそのことを伊集院に話して、それならうちの別荘を使えばいいって言ったらしい。得意気に金色の前髪をかきあげる伊集院の姿が浮かんでたよ。このときは、あのかっこつけやろう、女子の気を引こうとしやがってって思ってたけどさ……。それより古式さんが伊集院と幼なじみって知らなかった。


 まだ昼過ぎだったので、みんなでテニスをしたり温水プールで泳いだりした。
 詩織(俺)と虹野さんと古式さんと朝日奈さんはテニスウェエアに着替えてテニスをして、清川さんと美樹原さんと鏡さんと優美ちゃんは水着になってプールで泳いでた。如月さんはテラスのガーデンチェアで読書をしてた。虹野さんのテニスルック最高だったな。頭痛も治った様子で、元気にコートを走ってボールを打ち返してた。腕前もなかなかだった。俺は走るたびにチラチラ見える虹野さんの太ももやパンチラばっかり目で追ってた。
「もー、詩織ちゃん、私ばかり見てないでボール打ち返してよー」
「あははは。ごめんなさい。幸せすぎてぼーっとしちゃった」
「へんな詩織ちゃん」
 プールからは清川さんや優美ちゃんのはしゃぐ笑い声が聞こえ、真っ赤なハイレグ水着姿の鏡さんはプールサイドのデッキチェアでサングラスをして優雅にトロピカルドリンクをストローで吸ってた。彼女がいるとたとえ山奥の避暑地でもハワイに見えるから不思議だよね。
 周りは見渡すかぎりの大自然で可愛い女子に囲まれて、ほんとハーレムって感じだった。これで優しく微笑む詩織が隣にいれば完璧なのにって心のどこかで思ってた。自分が詩織なんだからそんなの不可能なんだけどさ。

 夕食のあと、リビングに毛布を持ってきて女子にありがちなパジャマパーティーをすることになった。パジャマパーティーといってもみんながみんなパジャマだったわけじゃなく、実際にパジャマを着てたのは如月さんと虹野さんぐらいだった。清川さんはラフなランニングシャツに短パンだったし、優美ちゃんはTシャツに膝丈のジャージ、美樹原さんは大きなリボンのベビードール(ピンク色)で、古式さんはフリフリの白ネグリジェ、朝日奈さんはラブリーキャミソール、鏡さんにいたっては黒のスリップに網タイツ&ガーターベルトを着てた。下着も黒のTバックで一番目立ってて大人っぽかった。ちなみに詩織(俺)は、純白のスケスケミニスリップにシルクのパンティーを履いてた。女子ばかりのお泊り会ってのもあって、甘ったるい匂いが充満してまるでランジェリーの発表会みたいだった。

 寝転がってだらだら雑談してたけど、話題はごく自然に異性関係の方面へと流れていった。
「サッカー部の先輩に告られたのどうなったのよ」とか「×組の○○さー、一回デートしただけでもう彼氏ヅラするのよ」っていう話題にさ。
 みんなクッションを抱えたりして、うんうん熱心に聞き耳を立ててた。前にも書いたけど、女子ってほんとそういう噂話が大好きなんだよね。これは虹野さんや如月さんのような女の子でさえ例外ではない。
 で、「夕子はどうなのよ?」「魅羅は経験あるでしょ?」とか「フェラってアゴが疲れるのよ」「ムードのない男子って最低よね」「あいつ、顔にかけようとしたのよ。信じられる?」「男の喜ぶゴムのつけかた教えてあげようか?」「優美ちゃんも今のうちにしっかり勉強しといたほうがいいわよ」「いままで何人ぐらいしたの?」「もしかして詩織ちゃんも経験あるの?」っていうおかしな方向になっていった。
 みんな悶々してたんだと思う。あれれって流れで、リビングの中央に裸で大の字に仰向けにさせられて、みんなが詩織の手や足や指や顔やアソコを、顔をくっつけて舌でチロチロ舐めはじめてた。
「詩織ちゃんのお肌って、ほんとうにスベスベですね。あこがれてしまいます」
「あ、あん、だめよ、ゆかりちゃん」
 首を振って、詩織の顔をしかめてた。
 虹野さんが詩織の右手、美樹原さんが詩織の左手、古式さんと如月さんが詩織の右足と左足、優美ちゃんが右胸で清川さんが左胸で、鏡さんが詩織の顔を舐めまくり、朝日奈さんが詩織マンコを指で割り開いてクンニしまくってた。そのときにはみんな服を脱いで裸になり、ネコがミルクをすするみたいな姿勢で床に這いつくばり、手を詩織の体にすべらせて触ったり舌を熱心に動かしてた。
 マジで詩織の体がすべてとろけてしまうかと思った。だって俺の良く知っている女の子全員が口々に「詩織ちゃんってすごく綺麗」「私たちの女王さまね」「女の子から見ても美人で勉強もできてあこがれる」「私も詩織ちゃんみたいになりたい」って言いながら詩織の足の裏まで念入りに唾液をまぶした舌で舐め上げて、愛情たっぷりにキスまでしてくれるんだもん。

 これを読んだ人間は、しらふでそんなことあるわけないだろって思うだろうけど、あったんだな実際に。朝日奈さんが地下室のワインをこっそり持ち出してきてて、フルーツやアイスクリームとかと一緒にそれをチビチビやってるうちにみんなすっかりいい気分になってた。で、いつもみたくふざけた朝日奈さんが「あんたさ、また色っぽくなったじゃない。この夏休みだけでいったい何人の男と寝たのよ」って、詩織のバストを背後から揉みはじめたのさ。
「へんなこときかないで」
「10人? 20人?」
「もう、知らない」
「とぼけてないで教えなさいよー。この下着もあのおじさんに買ってもらったんじゃないの」
 ズバリ当たってた。へんなところで勘が鋭くて困ってしまう。パンチラおじさんは優等生の詩織が制服を脱いだらエッチな下着を着ているっていうのが萌えるらしい。詩織のためならなんでも買ってくれる。
 スケスケスリップの姿で朝日奈さんに胸を揉まれる詩織を、みんなが唖然とした様子で見てた。
「ちょっとさあ、胸大きくなってない? 男に揉まれたせい?」
「ああん!」
 詩織の胸を根元から搾られて、思わずへんな声が出てしまった。朝日奈さんのいうとおり、体が入れ替わって以来詩織の胸は大きくなってきてる。エッチな刺激を受けてきたせいだ。他にもかなりかわってる。体つきとか腰つきとか外見的なことだけど。
「もう感じてるの?」
「ち、ちがうわ」
「えーい、ごまかしても無駄よー。そりゃー」
 という流れで押し倒されてしまった。あとは鏡さん、美樹原さん、優美ちゃんという順番で遊びに加わってきた。

「ほんとでけえなあ。まえは普通ぐらいだったよなあ。魅羅ぐらいあんじゃねえのか」
「私もー、驚いてしまいます」
 清川さんと古式さんがそれぞれ詩織の胸を掴んで持って、乳首を歯でカリカリ噛んだり、チュパチュパ吸ってた。
「だめぇ、二人とも歯をたてないで、っっ……!!」
「藤崎先輩のここ、ヌルヌルです」
「私の指にこんなに。次から次に溢れてきてる」
 優美ちゃんと如月さんが指を這わせ、興味津々といった感じで詩織のマンコを開いたり閉じたりさせて、クチュクチュ上下に擦ってた。
「くあっ、やめてっ、優美ちゃん、未緒ちゃん……へんな気持ちになるっ!!」

「ふふっ、ギブアップはまだ早いわよ、詩織。これなーんだ?」
「!?!?」
 心臓が止まるかと思ったよ。朝日奈さんが両手を腰に当てたポーズで立ってて、その股間には堂々としたチンポが反り返ってた。もちろん偽物だよ。でも、それが虹野さんと美樹原さんの処女を奪ったあれだってのはすぐにわかった。
「詩織の荷物からこんなものが出てくるとはねえ。この夕子さんも驚きよ。いったい何に使うつもりだったのかしら」
 朝日奈さんはニシシって意地悪く笑ってた。
 虹野さんと美樹原さんと優美ちゃんも絶句っていうか固まってた。三人ともそれを使って詩織の手ほどきで大人になった記憶がよみがえってたと思う。もちろん俺もそのつもりで持ってきてた。
「どうやら体に直接聞くしかないようね。魅羅・ゆかり・未緒・望、詩織が逃げないように押さえなさい」
「ちがうの、夕子ちゃん。誤解しないで」
「なにバカいってるの。こんなもの持ってて誤解しないでもあるわけないでしょ。それより、一度してみたかったのよねえ。いつもやられるほうでしょ? いくわよ、詩織。覚悟はいい?」

 ズブン! ってペニスバンドを装着した朝日奈さんのアレが詩織の中に入ってきた。
「んんんーーー!!」
 まさかみんなの前で虹野さんや優美ちゃんにしたことを朝日奈さんにされるとは思ってもみなかったので、顔をしかめて感じてしまった。詩織の両手両足を押さえてた如月さんや古式さんや清川さんも瞳をしばたかせたりして驚いているみたいだった。
「うちの男子どもがこぞってやりたがるわけよね。さすがきらめき高校のスーパーアイドルだわ、あんた」
 朝日奈さんはクネクネとした動きで、ペニスバンドの腰を巧みに振り下ろしてた。ほんと女の子にしては腰の使い方が上手いっていうか、天性の遊びの達人だよ。朝日奈さんが男だったらと思うと末恐ろしい。
「はあはあ、なによ、詩織、その顔。あんた女に犯されて感じてるの? やだ、こっちまでへんな気持ちになってくるじゃない」
「んくっ、ああん、許して、夕子ちゃん」
「心配しなさんな。もっと気持ち良くしてあげる。ねえ、詩織って奥のほうを突かれるのが好き? それとも内側をこすられるのが好き?」
「ああん、はああ、お、おくぅ」
「うふふ。正直ね。いいわよ、女の私が詩織に女の悦びを教えてあげる」
 朝日奈さんが腰をクイクイ動かして、詩織の胸が前後に弾んでた。朝日奈さんの乳首が詩織の乳首に当たって擦れてすごくやばかった。なんかマンコと同時に乳首も責められてるみたいだった。
 すぐに「いくぅぅーー!!」って声を絞ってイッてしまった。

「詩織、超可愛い。女の私でもドキッとしちゃった。誰とレズってたのよ?」
「ハアハア……い、いえない」
「そう。じゃあさー、つぎは魅羅、あんたがやりなさい」
「ええっ!?」
 それで終わりだと思ってたのびっくりした。
「うそでしょ?」っていったけど、ガーターベルトの腰にペニスバンドを装着した鏡さんの眼光には不気味な光りが宿ってた。
 前置きなしで入ってきて、首を斜めにして「んくぅー」って感じてしまった。
「ふふっ、この私が詩織を犯すなんて感動だわ。もう降参なの?」
「やあ、だめぇ、魅羅ちゃんまで」
「いっておくけど、きらめき高校の女王の座を争うライバルとして手加減はしないわよ」
 詩織を見下ろす鏡さんの表情はなぜかうっとりとしていて、どことなく勝ち誇っているように見えた。成長した詩織のバストに鏡さんのデカパイが押し付けられて、ムニュムニュと歪んだり押しつぶされたりしてた。すっごい肉圧だった。鏡さんのピストンは一撃一撃が詩織の腹部に響くみたいに重く、ペニスバンドのチンポが抜けるギリギリまで腰を引いて一気に詩織のマンコにねじ込んでた。
「んんんーー!!」
 覆いかぶさった鏡さんに詩織の首筋をしゃぶられて、またまた顔をしかめてイッってしまった。

「うふふ。詩織ってほんと感じやすいのね。見てるだけでアソコが濡れちゃう。つぎはゆかり、そのつぎは未緒」
「ちょ、ちょっとまって、夕子ちゃん」
 止めたけど無駄だった。みんな女子グループのリーダー格の詩織が、朝日奈さんや鏡さんにレズセックスで犯される姿を見て興奮したみたいだった。そんなふうに古式さん、如月さん、清川さん、って順番にペニスバンドを装着して詩織の中に入ってきた。みんな詩織の中に入ると、はじめて経験した子供みたいに詩織の体にしがみついてしきりに腰を振りたてていた。何かにとり付かれたみたいに本能だけで女の子の腰を使って。詩織が「いくぅぅー」って全身を震わせると、古式さんや如月さんでさえ体の中の膿を出し切ったみたいに脱力しきって「ハアハア」倒れかかってた。

 最後は虹野さんだった。虹野さんは胸と胸を静かに合わせると、潤んだ瞳で詩織をじっと見つめて腰をクネクネと前後に動かしていた。
 はじめは「ごめんなさい、詩織ちゃん。私を許して」って涙ぐんでいたけど、そのうち詩織が自分のピストンで感じる姿を見て興奮したのか、まるで男子みたい何度も何度も腰を連続で叩きつけてくるようになってった。
「詩織ちゃん、気持ちいい? 私のこれ気持ちいい?」
「んんあー、はあ、はあ、ああー、感じるの、沙希ちゃん」
「うれしい、詩織ちゃんが私のチンコで感じてくれてる!」
「沙希ちゃん、おねがい、もっとゆっくりっ」
「だめっ、詩織ちゃんを全部私のものにするのっ!」
 たぶん虹野さんは、恋人の詩織が他の女の子に次々抱かれるのを見てて焼きもちを焼いてたんじゃないだろうか。誰よりも気持ちのこもった腰使いで擬似ペニスを送り込んでた。
「私、詩織ちゃんのお嫁さんになるっ! おねがい、私と結婚して詩織ちゃん!!」
「はあん、んああ、んくー、な、なにをいってるの、沙希ちゃん!?」
「詩織ちゃんは私のこと嫌い? 私、詩織ちゃんのお嫁さん以外考えられない!」
 虹野さんのまなざしは真剣そのものだった。それぐらい詩織のことを本気で好きになってたんだろう。
 すでに周りでは女の子同士でキスをしたり胸を触りあったり、足を広げてアソコとアソコをネチャネチャ擦り合わせたりするのがはじまってた。詩織と虹野さんでレズセックスをする前よりかだ。
「ああーん、ゆかりー、もっと舐めて」って、朝日奈さんと親友の古式さんがシックスナインでお互いの性器を舐めあってた。
 その隣では鏡さんと清川さんが仰け反るように向かい合って、長い脚と脚を交差させるようにして割れ目と割れ目を何回も擦り合わせていた。グチュグチュ粘着質な音がしてた。
「優美、なんだか熱っぽいかも……如月先輩、優美どんどんおかしくなってるの」
「未緒ちゃんの体あったかい。ねえ、ここ気持ちいい?」
「ああ、だめよ、愛ちゃん、優美ちゃん……いけないわ」
 美樹原さんと優美ちゃんの二人は、床に足を開いて座った如月さんの耳や首筋や横顔を両側からチロチロ舐めて、胸を揉んだり乳首をいじったりしてた。困惑し続ける如月さんのメガネがずり落ちそうになった。そうしてじょじょに手を下ろして、二人の手で如月さんのアソコを優しくグチュグチュといわせてた。二人ともしきりに如月さんの膝に割れ目をこすり付けてた。

「好き、好き、好き! 私、詩織ちゃんが好きなの」
「ああん、んんー、はああ」
「男の子になんか詩織ちゃんを渡したくない!」
「さ、沙希ちゃん……私も沙希ちゃんのこと好きっ!」
「ほんと? 信じていい? ずっと一緒よ。卒業しても大人になっても、私、ずっと詩織ちゃんと一緒にいたいっ!!」
 詩織と虹野さんで指を一本一本絡めて手をつないで、うっとりとディープキスをしてた。虹野さんは陶酔しきった表情で、完全に詩織とのラブモードにのめりこんでた。
「いくぅぅー! 私、詩織ちゃんの中でイクの!」って、まるで男が射精するみたいに詩織の中にペニスバンドのチンポをねじ込んで、華奢な女の子の腰つきでビクビクと痙攣してた。
「んああ、私、絶対に詩織ちゃんのこと離さない」ってぐったりとした声で言ってた。

 ほんと男の妄想を現実にしたような幸せな時間だった。一生そのままだったら良かったのに。
 でも、そういう時間はえてして長く続かない。レズモードが盛り上がってペニスバンドを装着した朝日奈さんが鏡さんを犯したり(鏡さんがヒイヒイ言わされてた)、清川さんが古式さんと繋がったり、あの美樹原さんが如月さんと合体したりなんかして、裸の女子同士で抱き合ってもつれてアンアン乱れまくってると、静寂をぶち破るようにドアがバーンって開いた。
 そこには好雄を先頭によく知ってるクラスの男子連中が立ってた。
「お楽しみのところ邪魔してわるいね、詩織ちゃん」って、ビデオカメラをこっちに向けて挨拶代わりに好雄がそういった。


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